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#57 ユキ・アリマサ(p)、佐藤ハチ恭彦(b, sax)

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越智順子

LIVE at SOMETIME / 越智順子
レーベル:VEGA Music Entertainment
リリース:2009年3月6日
製品番号:VGDLWF0007

ARTIST : ユキ・アリマサ(p)、佐藤ハチ恭彦(b,sax)
TITLE : オチジュン


JJazz.Net"SOMEBODY"では毎回、色々な方に「大切な人」について語って頂きます。


昨年惜しくも帰らぬ人となってしまったボーカリスト越智順子さんと共に演奏し、音楽を追究してきたユキ・アリマサさんと佐藤ハチ恭彦さん。
3人での最後のライブ演奏がCD『LIVE at SOMETIME / 越智順子』として2009年3月6日にリリースされます。この音源はJJazz.Netがライブ番組用に企画・録音を行ったもの。サイトでご紹介すると同時にたくさんの越智順子さんファンの方々からCD化のリクエストが寄せられ、今回実現するに至りました。

数々の特別な瞬間を共有してきたお二人に、越智順子さんについて伺いました。



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オチジュンと僕は、友達でした。本人はどう思ってるか知らんけど。そして、音楽という共通点で結ばれていました。昨日より今日の自分、今日より明日の自分のほうが良い音楽をできるようになるためにどうしたらよいか、もがきました。一緒に。まあ、酒飲んで、大笑いしている記憶の方が多いんですけどね。オチジュンと話すと、Happyになるのですよ。今でもね、思い出すと悲しいけど、元気になります。うん。このCDは、オチジュンと僕たちの最後の演奏を記録した物です。残念ながら時間はここで止まってしまいました。
聴いてみてください。最高のオチジュンと僕たちなのです。


佐藤ハチ恭彦




人の目に見えるもの、触れるもの、また頭で考えることは「人」というものの表面にあるほんの一部にしかすぎません。人には全員、自分でさえ気がつかないほどdeepでcoreな部分があります。性格や物の考え方とは全く違う次元で誰かと誰かが引かれ合うという経験のある方は多いと思います。ミュージシャンは常にそういうcoreな部分で音楽を感じ、また共演するミュージシャンとつながります。オチジュンはそういうつながりのできたミュージシャンでした。 coreで感じている音楽は決して陰ることなく、常に新鮮でパワーがあります。
オチジュンのそんなパワーをこのCDで感じていただけたら我々3人これほど嬉しいことはありません!


ユキ・アリマサ


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[[[ 佐藤ハチ恭彦 PROFILE ]]]

1968年11月26日に誕生。群馬県高崎市出身。一日中FMラジオから音楽が流れる家庭に育ち、五歳からのピアノを皮切りに、(幸か不幸か、このおかげで絶対音感を得る)ギター、サックス等様々な楽器と音楽に親しむ。高崎高校在学中は、アルトサックス、ピアノ、エレクトリックベースと、三つの楽器を並行して演奏する。早稲田大学入学を機に、ウッドベースを本格的に弾きはじめ、在学中よりプロとして活動する。'97年には、ダスコ・ゴイコビッチ(tp)のツアーに参加し二枚のCDを録音。その他、デビッド・マシューズ(pf)、エリック・アレキサンダー(ts)、クリス・ポッター(sax)らの海外ミュージシャンとも共演。TOKU(flh、vo)のレギュラーバンドのベーシストとして約5年間活躍。

ユキ・アリマサ(pf)トリオでの活動も5年を超える。

音楽の楽しさ、美しさ、そして『自由』の素晴らしさを伝える事の出来るプレイヤーとして、多方面で高い評価を得ている。

また、サクソフォン奏者としての活動も、密かに続けている...。





[[[ ユキ・アリマサ PROFILE ]]]

デュークエリントン作曲賞を受賞。
1986年卒業後、同校ピアノ科に助教授として8年間勤務。「Yuki Arimasa Trio」のリーダーとしてCD"The Bitter Life of Scarecrow " を96年に制作。作編曲家としてDaniel Smithの率いる Big and Phat Jazz Orchestraに作品提供。彼との Duo Album "Dialogue"にはピアニストとして参加する。リスナーの感性を共鳴させるアリマサの演奏はオーディエンスのみでなく、数多くのジャズボーカリストからの高評があり、Tierny Sutton, Patty Unitis , Florence Yersin,等、国内外のボーカルアルバム制作にピアニスト、作編曲家として参加。在米中はボストンの Regatta Bar,Scullers Jazz Clubを中心に数々のジャズグループと共に演奏活動を続け、タイガー大越、Bobby Durham、Kitter Bettsと共演。1996年7月、アメリカでの14年間の演奏活動に一時休止譜をうち帰国。

現在は自己のトリオ、ソロ活動と共に原朋尚カルテット、トミーキャンベル・セッションバンドのレギュラーピアニストをつとめる。又、赤松敏弘、納浩一、大阪昌彦等多くのミュージシャンと共に活動。アレンジャー/作曲家としても、越智順子CD " Jesse "、"一万人の第九" コンサート、シエナブラスファンタジー他、多くのプロジェクトに作品を提供している。2000年 洗足学園大学ジャズ課にソルフェージュクラスを開設。ピアノ専攻のレッスンを担当している。




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