MB=マイケル・ベーコン(兄)
KB=ケビン・ベーコン(弟)

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みなさんこんにちは。今日は来てくれてありがとう。
僕はケビン・ベーコン、ベーコン・ブラザーズの片割れです。東京に来れてうれしいよ。招いてくれてありがとう。
MB>
僕はマイケル・ベーコンです。
ケビンより年上で、ケビンより賢い、彼の兄(笑)。初めて東京に来たんだけど、素敵な所だね。みんな親切にしてくれるし、ファンタスティックだ。今日はどうもありがとう。
Q>
お二人は、今回が初めての来日ということですが、初めて日本のオーディエンスの前で演奏しての感想は?
KB>
日本のオーディエンスはみんな、手拍子したりリズム感がすごくよかったよ。日本についた初日は、時差のせいで夢うつつな感じだったけど、今日はもうなれてきたから、今夜のステージはエンジンもかかって完璧な感じでやれると思うんだ。
バンドをやるっていうことは、僕らふたりで考えたんだ。何か楽しいことをやりたいって。全米各地でライブをしたし、ヨーロッパでも何カ所かで演った。ライブは全部印象に残っているけど、今回の日本でのライブも、一生忘れられないものになると思うよ。
Q>
ケビンさんは、俳優であり、監督であり、ミュージシャンでもある。表現者として三つの顔を持っているけれど、それぞれはあなたにとってどのような意味合いを持っていますか?
KB>
それは三つとも全てが、僕にとって「表現をする」という方法だ。

曲を書く、ということは、俳優の勉強をする前からずっとやっているんだけど、監督というのは、俳優の延長線上にあるものだと言える。曲を書いたり、ストーリーを語ったたりという意味でね。三つの側面は、別々ではないよ。

最もパーソナルでデリケートなのが、曲を書いて人に聞かせるということだ。そういう意味では、音楽というのはすごく危険なことなのかもしれない。
Q>
お互いにとってお互いは、どんなミュージシャンですか?
MB>
マイケルはとても心が暖かくて、本当にロマンティックな音楽を作るあったかいミュージシャンだよ。フォークやクラシックのきちんとしたバックグラウンドがプレイや歌に反映されているのでは。
KB>
お互いにとってベストな関係だよ。僕はケビンの言う通り、ロマンティックだし、音楽の美しさが好き。ケビンはシャープで、生まれながらのパフォーマーだと言えるね。

僕はずっと音楽を作ってはきたけど、自らパフォームをするということは、後から学んだことなんだ。

ショーを見てもらえればわかると思うけど、僕らは本当に違うタイプのミュージシャンなんだよ。