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sense of "Quiet" #51

2016.9.14update
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PROGRAM CONCEPT

時代の静寂と寄り添う音楽たち。
<クワイエット><静かなる音楽>というキーワードで語られはじめた、世界をみつめるもう一つのまなざし、もうひとつの時間へようこそ。
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DETAILS


<<今月のSELECTION>>

番組開始から51回目となる今月の更新分をもって、<sense of quiet>は最終回を迎えることになりました。

これまで番組を支えてくださったリスナーの皆様に感謝の気持ちと再会への希望をこめて、フェスティヴァル<sense of quiet>とその関連イベントのライブ音源から、まとめて放送します。

またいつか、コンサート会場でお会いできることを願って。


M1,2,9 : Andrés Beeuwsaert from "Andrés Beeuwsaert""
現代アルゼンチン屈指のピアニスト/コンポーザー、アンドレス・ベエウサエルトによる昨年11月の東京録音より。 <sense of quiet>をひとつの源流とするピアノ音楽フェスティヴァル<THE PIANO ERA 2015>時の本録音が、2016年10月にCDとしてリリースされることになりました。 アンドレス自身のピアノと歌によるソロ演奏、フルート奏者フアン・パブロ・ディ・レオーネとのデュオ編成、さらに現代ブラジル最高の知性派歌手タチアナ・パーハ、アルメニア/LAジャズシーン注目のピアノ奏者ヴァルダン・オヴセピアンとの奇跡の共演も収録しています。

M3,4 : Quique Sinesi from "Live in sense of quiet guest: Carlos Aguirre"
こちらも現代アルゼンチン屈指のコンポーザーにして、唯一無二のギター奏者、キケ・シネシ。2012年5月に東京・鎌倉にて行われたフェスティヴァル<sense of quiet>時の東京録音より。 盟友カルロス・アギーレ(pf)とのデュオによる、いずれも自身を代表する名曲です。

M5 : Renato Motha & Patricia Lobato from "In Mantra"
東京・鎌倉のみならず、ブラジル・ミナスの地でも開催された<sense of quiet>。その全公演に出演し、ブラジル版の開催に中心的な役割を果たしたミナスのシンガーソングライター・デュオ、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート。 ここに収録した2009年の初来日ツアーを発端として、その後さまざまなイベントや作品の誕生につながりました。

M6,7,8 : André Mehmari from "Tokyo Solo"
現代ブラジル最高峰のピアニスト/作曲家アンドレ・メマーリによる、<THE PIANO ERA>2013年時の録音より。 シューマン、そしてエグベルト・ジスモンチの名曲を、自身の名旋律「Um Anjo Nasce」を間に繋げてみせた、時代と場所を超える快演。


▽Andres Beeuwsaert & Tatiana Parra の2011年のライブステージ
▽Quique Sinesi "Danza Sin Fin" guest: Carlos Aguirre
▽Renato Motha e Patricia Lobato

▽André Mehmari "Lagoa da Conceição"


MUSIC SELECTION

成田佳洋(なりたよしひろ)
レーベルNRT代表プロデューサー。アントニオ・カルロス・ジョビンなどブラジル音楽の名作から、近年はミナスやアルゼンチンの新潮流、新世紀の室内楽作品などを企画制作し、紹介している。東京・鎌倉・ミナスで開催した静かな音楽祭<sense of quiet>、世界と日本のピアニストを招聘するフェスティバル<THE PIANO ERA>主催。