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My First Jazz Vol.86-寺久保伶矢:My First Jazz

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Title : 『The Quintet』
Artist : V.S.O.P.


皆さん初めまして。音楽家・トランぺッターの寺久保伶矢です。
My First Jazz、今回皆さんにご紹介するアルバムは、V.S.O.P.クインテットの『The Quintet』です。
僕が11歳か12歳の頃、、小学6年生の時に出会ったアルバムです。
もともと僕は Freddie Hubbard が大好きで、その関連の作品をたくさん探していた時に出会いました。


このアルバムを最初に聴いた時の感動は今でも忘れません。
一曲目が始まって一分足らずで、なぜかわからないですが急に涙が出たのを覚えています。
今もなお、その時の感情を大切にしています。


音楽を聴いて涙を流す、、、感動的なイントロがあるわけでもなく、悲しい曲でもなく、
一曲目からめちゃくちゃかっこいいんです。かっこよくて、迫力のあまり涙を流した経験はこの時が初めてです。


僕は今年の5/14にファーストアルバムをリリースしたのですが
そういった自分の作品や自分のライブなどで、その時の感動を届けられるような演奏が自分の中の一つの目標でもあります。


アルバムの中で一番聴いてほしいのは、一番最後に収録されている Freddie Hubbard の曲「Byrdlike」です。
めちゃくちゃテンポが速いんです。今まで聴いたことがないくらい速くて、、小学生の頃に沢山練習しました。
そんな思い出のアルバムです。


寺久保伶矢



My First Jazz

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Title : 『The Quintet』
Artist : V.S.O.P.
LABEL : Columbia
RELEASE : 1977年



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【SONG LIST】
01.One Of A Kind
02.Third Plane
03.Jessica
04.Lawra
05.Darts
06.Dolores
07.Little Waltz
08.Byrdlike




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大注目の音楽家/トランペッター、寺久保伶矢が放つ新世代プロジェクト、待望の1stアルバム!!

"Reiya The P.A.V.E."待望の1stアルバム !!さらさ、NAGAN SEVER、寺久保エレナが参加!しなやかでエモーショナルなトーン、躍動するグルーヴ、そして自身のヴォーカルフィーチャーした表現が、新たな音楽の可能性を切り拓く。リードシングル「Fly me / I Can?t Help It」では"NAGAN SERVER"を迎え、流れるようなビートとともに、寺久保のトランペットが自由自在に響き渡る。シンガーソングライター"さらさ"を迎えた「光の果実」では、まどろむ朝の光のような優しくも力強い輝きを放つメロディとともにトランペットがそっと寄り添う。"Amenami"では、NYで活躍するアルトサックス奏者であり、従姉でもある寺久保エレナ がゲスト参加。アルトサックスとトランペットが交錯し、深みのある対話を生み出している。唯一無二のサウンドが生み出す、ジャズの新境地。伝統を受け継ぎながら、未来へと羽ばたく音楽がここにある。






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寺久保伶矢 
2001年8月4日生まれ、北海道出身の音楽家。トランペッターとしての活動のほかに、作曲家、ヴォーカリスト、プロデューサーなど活動は多岐に渡る。
寺久保伶矢率いる"幻日と奇抜な新時代"を体現する同世代プロジェクト「Reiya The P.A.V.E.」では歌とトランペットを担当。2025年5月14日に1st album 「Reiya The P.A.V.E.」をリリース。自己の活動の他に、O-PNG(HOME)と結成されたテクノユニット「Block Corporation」や、NAGAN SERVER、TAIHEI(Suchmos / 賽)、松浦千昇(賽 / SHAG)、Junya(D.A.N.)とのクルー「N.S. DANCEMBLE」、ヨルシカなどのサポートメンバーとしての活動などシーン選ばず精力的に活躍の幅を広げている。
Java Jazz Festival 2019、Fuji Rock Festival 2023、Montreux Jazz Festival Japan 2024出演などに出演。2025年8月30日(土)に表参道WALL&WALLにて1st Album Release ONEMAN LIVEの開催が決定。
https://reiya-terakubo.com/



Latest Album

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Title : 『REIYA THE P.A.V.E.』
Artist : 寺久保伶矢
LABEL : Octave
RELEASE : 2025年5月14日

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【SONG LIST】
01.Anticipation
02.In this freedom
03.光の果実 (feat. さらさ)
04.MN's dilemma
05.AMENAMI (feat. 寺久保エレナ)
06.Fly me / I can't help it (feat, NAGAN SERVER)
07.Lucky Cookie (Jam ver.)
08.Birth (Live short ver.)






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曽根麻央 Monthly Disc Review2025.05_Louis Armstrong: Hot Five & Hot Seven:Monthly Disc Review

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Title : Hot Five & Hot Seven
Artist : Louis Armstrong



皆さんこんにちは、曽根麻央です。
今日はこれまであまり取り上げてこなかった、ジャズの最も歴史的な録音の一つについてお話ししたいと思います。


この時代、まだ「アルバム」という形で楽曲をまとめて発表する文化はほとんどなく、基本的にシングル(SP盤)として一曲ずつリリースされていました。今回はその中から、ジャズの歴史において極めて重要な7曲を厳選してご紹介します。


Louis Armstrong - Hot Five / Hot Seven


ジャズ史上最も偉大な存在のひとり、ルイ・アームストロング。
1925年から1928年頃に録音された、彼の初期キャリアを代表する録音セッションが「Hot Five(ホット・ファイブ)」および「Hot Seven(ホット・セブン)」です。


Hot Fiveは文字通り5人編成で、アームストロングのコルネット(のちにトランペット)に、クラリネット、トロンボーン、バンジョー、ピアノという構成。
後のHot Sevenでは、これにチューバやドラムスが加わり、より厚みのあるアンサンブルになっています。
ピアノには、アール・ハインズ(Earl Hines)が後期セッションで参加しており、その革新的な演奏スタイルはジャズ・ピアノの未来を切り拓きました。
それ以前のジャズ(特にニューオリンズ・スタイル)では、管楽器が同時に集団即興(コレクティブ・インプロヴィゼーション)を行うスタイルが主流で、いわゆる「ソロ」はほとんど存在していませんでした。
しかしHot Fiveでは、アームストロングが明確なソリストとしてフィーチャーされ、トロンボーンやクラリネットは伴奏的な役割に回るなど、モダン・ジャズに通じる「ソロ重視」の形式が初めて明確に表現されるようになります。これは、ジャズ即興演奏の概念を大きく進化させた革命的な出来事でした。


Cornet Chop Suey

3管編成ながら、クラリネットとトロンボーンはほぼバッキングに回り、アームストロングのコルネット・ソロが際立ちます。ピアノも、当時主流だったストライド奏法(左手がベース音と和音を交互に演奏するスタイル)を見事に披露し、アンサンブル全体にリズムと推進力を与えています。


Heebie Jeebies

アームストロングがスキャット唱法を録音で初めて披露したとされる伝説的なトラックです。
録音中に歌詞カードが落ちたため即興でスキャットに切り替えた、という逸話が有名ですが、近年ではこのエピソードには演出の可能性も指摘されています。とはいえ、スキャット・ボーカルを世に広めた記念碑的録音であることは間違いありません。


Muskrat Ramble

この曲はトロンボーンやクラリネットのソロも大きくフィーチャーされ、アンサンブル全体の高い即興能力が際立ちます。
それぞれのミュージシャンが順番にフィーチャーされる構成は、後のジャズ・コンボのスタイルにも強い影響を与えました。


Gut Bucket Blues

初期の録音で、ブルース形式に基づいたシンプルな構成。
ピアノはストライド奏法の影響が色濃く、バンジョーとともにリズムを支えています。ブギウギ的要素はここではまだ少ないものの、当時のスタイルをよく反映しています。


Potato Head Blues

アームストロングのソロが、単なるアルペジオにとどまらず経過音を多用し、滑らかで歌うようなラインを構築しています。
中間部のブレイク(バンドが止まり、ソロだけが残る)では彼のリズム感と創造性が際立ち、即興演奏の可能性を大きく押し広げた名演です。


Struttin'With Some Barbecue

作曲はアームストロングの妻であり、ピアニストのリル・ハーディン・アームストロング。
トランペットの早いパッセージと高音域のクリアな演奏が光る、技術と音楽性の融合が見られる楽曲です。


West End Blues

こちらは「Hot Seven」名義で録音された名曲で、ジャズ史を代表する一曲。
冒頭のトランペット・カデンツァはあまりにも有名で、現在でも世界中のトランペッターが練習する定番のフレーズです。
また、トロンボーン、クラリネット、ピアノそれぞれのソロも魅力的で、まさにモダンジャズの原型とも言える作品です。


録音技術についての逸話
当時の録音ではマイクは1本のみ使用されるのが一般的で、音量バランスは演奏者の立ち位置で調整していました。
アームストロングの音量が大きすぎて、部屋の外から吹かざるを得なかったという逸話も残っていますが、これには多少の誇張があるかもしれません。とはいえ、彼の存在感と音色の力強さを象徴するエピソードです。


この時代のアームストロングの録音は、後のジャズの基礎となるソロ表現、即興の自由さ、アンサンブルの構造を切り拓いたものであり、今日に至るまで多くのミュージシャンに影響を与え続けています。
今回ご紹介した7曲も、ぜひ注意深く聴いてみてください。何度聴いても新たな発見があるはずです。


文:曽根麻央 Mao Soné



Recommend Disc

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Title :『Hot Five & Hot Seven』
Artist : Louis Armstrong
LABEL : MCA Records



【SONG LIST】

01. Cornet Shop Suey
02. Heebie Jeebies
03. Georgia Grind
04. Muskrat Ramble
05. King Of The Zulus
06. Snag It
07. Wild Man Blues
08. Potato Head Blues
09. Weary Blues
10. Gully Low Blues
11. Struttin' With Some Barbecue
12. Hotter Than That

※数あるHot Five & Hot Seven 録音の一部作品として紹介




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「Monthly Disc Review」アーカイブ曽根麻央
2020.04『Motherland / Danilo Perez』2020.05『Color Of Soil /タイガー大越』2020.06『Passages / Tom Harrell 』2020.07『Inventions And Dimensions / Herbie Hancock』2020.08『Birth Of The Cool / Miles Davis』2020.09『Chet Baker Sings / Chet Baker』2020.10『SFJAZZ Collective2 / SFJAZZ Collective』2020.11『Money Jungle: Provocative In Blue / Terri Lyne Carrington』2020.12『Three Suites / Duke Ellington』2021.01『Into The Blue / Nicholas Payton』2021.02『Ben And "Sweets" / Ben Webster & "Sweets" Edison』2021.03『Relaxin' With The MilesDavis Quintet / The Miles Davis Quintet 』2021.04『Something More / Buster Williams』2021.05『Booker Little / Booker Little』2021.06『Charms Of The Night Sky / Dave Douglas』2021.07『Play The Blues / Ray Bryant Trio』2021.08『The Sidewinder / Lee Morgan』2021.09『Esta Plena / Miguel Zenón』2021.10『Hub-Tones / Freddie Hubbard』2021.11『Concert By The Sea / Erroll Garner』2021.12『D・N・A Live In Tokyo / 日野皓正』2022.1『The Tony Bennett Bill Evans Album / Tony Bennett / Bill Evans』2022.2『Quiet Kenny / Kenny Dorham』2022.3『Take Five / Dave Brubeck』・2022.4『Old And New Dreams / Old And New Dreams』2022.5『Ella Fitzgerald And Louis Armstrong / Ella And Louis』2022.6『Live from Miami / Nu Deco Ensemble & Aaron Parks』2022.7『Oscar Peterson Trio + One / Oscar Peterson Trio Clark Terry』2022.8『Ugetsu/ Art Blakey & The Jazz Messengers』2022.9『Sun Goddess / Ramsey Lewis』2022.10『Emergence / Roy Hargrove Big Band』2022.11『Speak No Evil / Wayne Shorter』2022.12『The Revival / Cory Henry』2023.1『Complete Communion / Don Cherry』2023.2『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles / Brad Mehldau』2023.3『Without a Net / Wayne Shorter』2023.4『LADY IN LOVE / 中本マリ』2023.5『Songs Of New York / Mel Torme』2023.6『Covers / James Blake』2023.7『Siembra / Willie Colón & Rubén Blades』2023.8『Undercover Live at the Village Vanguard / Kurt Rosenwinkel』2023.09『Toshiko Mariano Quartet / Toshiko Mariano Quartet』2023.10『MAINS / J3PO』2023.11『Knower Forever / Knower』2023.12『Ella Wishes You A Swinging Christmas / Ella Fitzgerald』2024.01『Silence / Charlie Haden with Chet Baker, Enrico Pieranunzi, Billy Higgins』2024.02『Rhapsody in Blue Reimagined / Lara Downes』2024.03『Djesse Vol. 4 / Jacob Collier』2024.04『Voyager / Moonchild』2024.05『Evidence with Don Cherry / Steve Lacy』2024.06『Quietude / Eliane Elias』2024.07『Alone Together / Lee Konitz, Brad Mehldau, Charlie Haden』2024.08『The Rough Dancer And The Cyclical Night (Tango Apasionado) / Astor Piazzolla』2024.09『Potro De Rabia Y Miel / Camarón De La Isla』2024.10『Calle 54 / Various』2024.11『Trumpets Of Michel-ange / Ibrahim Maalouf』2024.12『Sings for Only the Lonely / Frank Sinatra』2025.01『Hero Worship / Hal Crook』2025.02『Undercurrent / Kenny Drew』2025.03『Live In Toronto 1952 / Lennie Tristano Quintet』2025.04『Antidote / Chick Corea & The Spanish Heart Band』



Reviewer information

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曽根麻央 Mao Soné

曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。

 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。
 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。
2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。

 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。
2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。
同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。
2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。
2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

曽根麻央Official Site

守屋純子オーケストラ「Moving Onward」Release Live at COTTON CLUB:ニュース / NEWS

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ジャズの分野で最も権威のある米国セロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で優勝を果たすなど、輝かしい実績を持つピアニスト/作・編曲家の守屋純子。
今年で結成27周年を迎える日本ジャズ界屈指のアンサンブル、守屋純子オーケストラが
新作『Moving Onward』をリリース!
7曲のオリジナルと、定番スタンダード「Moon River」「Embraceable You」、クラシックに題材をとった「Golliwog's Cakewalk」から成る、バラエティーに富んだ11曲を収録。
Michel Petruccianiに捧げた「Michel」、"令和のThe Sidewinder"とも言える「Soulful,Mr.Morgan」、三浦按針の人生をジャズで描写した「Anjin,the Pilot」と、"tribute" をテーマとした意欲的な作品です。

そして発売日の6/25には、丸の内コットンクラブにてリリースライブを行います!
17人のトップミュージシャンたちの個性が一斉に炸裂し、躍動する。現在進行形ビッグ・バンド・ジャズをどうぞご堪能ください。


 
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守屋純子オーケストラ Moving Onward Release Live at COTTON CLUB


【日時】
2025年6月25日(水)
[1st.show] open 4:00pm / start 5:00pm
[2nd.show] open 7:00pm / start 8:00pm


【出演】
守屋純子 (p,arranger)
安カ川大樹 (b)
加納樹麻 (ds)
岡部洋一 (per)
近藤和彦 (sax)
緑川英徳 (sax)
岡崎正典 (sax)
吉本章紘 (sax)
Andy Wulf (sax)
Joe Motter (tp)
奥村晶 (tp)
Mike Zachernuk (tp)
岡崎好朗 (tp)
佐野聡 (tb)
東條あづさ (tb)
駒野逸美 (tb)
山城純子 (tb)


【場所】
丸の内 COTTON CLUB
(東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA 2F)


【料金】
[全席指定] ¥7,000


【ご予約・問合せ】
丸の内 COTTON CLUB ご予約フォーム


【主催】守屋純子オーケストラ
【助成】公益財団法人東京都歴史文化財団 
    アーツカウンシル東京「東京ライブ・ステージ応援助成」


NEW RELEASE

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Title : 『Moving Onward』
Artist : Junko Moriya Orchestra
LABEL : Spiral
RELEASE : 2025年6月25日


【SONG LIST】 曲順は6/9に決定
Moon River 
Anjin, the Pilot 
The New Step  
Moving Onward 
Golliwog's Cakewalk 
Embraceable You  
Future & Hope 
Michel  
Soulful Mr. Morgan  
For Kyoko  
Blues For Hayabusa2


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【守屋純子】 ピアニスト、作・編曲家
早稲田大学ハイソサエティーオーケストラでジャズを始め、ニューヨークのマンハッタン音楽院修士課程修了。アメリカ・ヨーロッパ各地で演奏活動を行う。
2000年より、"守屋純子オーケストラ"が芸術文化振興基金の助成対象事業となり、毎年定期公演を行っている。2004年、自己のカルテットでインド公演。
2005年に CD"Points Of Departure"が、第18回ミュージック・ペンクラブ賞を受賞する。同年9月、ジャズでは最も権威のあるセロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で、東洋人としてまた女性として初優勝の栄誉に輝き、ワシントンのケネディーセンターでの授賞式に招聘されて受賞曲を演奏し、日米で話題を呼ぶ。
2008年 9月、米"モンタレージャズフェスティバル"に自己のカルテットで出演、その後、サンフランシスコ・ロサンゼルスでも公演を行う。2008・09年フランス・ツアー。2014-16年、毎年オーストラリア・パースにてビッグバンド指導。2014年より2019年まで、7回にわたり、ロシア・サンクトペテルブルク、ウラジオストクで公演。
これまでに9枚のリーダーCD(内6枚はビッグバンド作品)を発表。2018年7月、安土桃山時代の画伯<長谷川等伯>を題材としたジャズ組曲を収録した最新ビッグバンド作<Art In Motion>を発表する。
教育活動にも熱心で、 "山野ビッグバンドコンテスト""浅草ジャズコンテスト""ヤマハエレクトーンコンクール"等の審査員や、全国の小中高生のためのビッグバンドの指導、講演なども行なっている。2013年以降は、米国・モンタレー、オーストラリア・パースなど、海外でも学生を指導している。昭和音楽大学・尚美学園大学非常勤講師。早稲田大学エクステンションセンター講師。
守屋純子オフィシャル・サイト

My First Jazz Vol.85-Takeshi Kurihara:My First Jazz

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Title : 『Soul Station』
Artist : Hank Mobley


サックス奏者、コンポーザーの栗原 健です。
はじめてのジャズアルバムという言葉を聞いて真っ先に思い浮かんだのが、Hank Mobleyの『Soul Station』です。
僕は高校生の頃に同級生とロカビリーやリズム&ブルースのバンドをやりたくてバンドを始めました。ライブでは髪型をリーゼントにして踊りながらサックスを吹く、そんな遊び方が演奏のスタートでした。
サックスをやっていくうちに、ジャズにも興味を持つようになり、音色を意識し始めたときに出会ったのがこのアルバムでした。


この Hank Mobleyの『Soul Station』には、気持ちがざわつくような「If I Should Lose You」、なんて優しくあたたかくも儚い気持ちにさせられる「Remember」などが入っています。
曲や演奏もめちゃくちゃかっこいいのですが、何といってもサックスの音色!これにやられました。柔らかくふわっとした音に纏っている・・・触れるような部分があって、その表面は少しチリチリとザラついていて・・そして音の核にはしっかり芯があって。
当時18.19歳ほどだったと思いますが、これまでに聴いてきたサックスの音色とは全く違っていて、なんていい音なんだろうとやられてしまったんです。


このアルバムでは他にも、美しいハーモニーの中をずっと疾走していくような「This I Dig Of You」や、マイナーブルースの「Dig Dis」。全部いいんですよね。
メンバーも素晴らしく、1960年当時の最強メンバーともいえる、ピアノは Wynton Kelly、ベースは Paul Chambers、ドラムは Art Blakey が参加しています。
テナーサックスの Hank Mobleyが、このスーパースター達を率いて皆とてもいい演奏をするんです。


それから、ジャケットのアートワークがかっこいい! Hank Mobleyが着ている似たようなセーターを探したり、サックスを片手で掲げ上げたりしていましたね(笑)。いい思い出です。
こんな名盤に出会えたことが、僕のサックスとの距離や角度を変えてくれました。皆さんにこのアルバムを紹介できることはとても嬉しいです。聴いてみてください。


Takeshi Kurihara



My First Jazz

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Title : 『Soul Station』
Artist : Hank Mobley
LABEL : Blue Note
RELEASE : 1960年



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【SONG LIST】
01.Remember
02.This I Dig Of You
03.Dig Dis
04.Split Feelin's
05.Soul Station
06.If I Should Lose You




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新たな音の風景を描いたTakeshi Kuriharaの新作「KLAMAUK」が配信リリース!

Takeshi Kuriharaソロアルバムの2作目。作曲、演奏、録音、ミキシング、カバーアートに至るまで全て本人が手がけている。
ただそこにある、置き物のような音楽をテーマに制作した今回のアルバム。前作 『In The Mirror』ではSaxとエフェクターでサウンドを探求していたが、本作ではSax本来の音色を大切にしている。
アルバム中、唯一のコラボ曲である"Little Ghost (feat. Ayana)"は、現在ロンドンで活躍中のシンガー・Ayana/彩菜をフィーチャリングした美しい楽曲。世界のいたるところに棲む精霊のようなものを感じる、あたたかさがある楽曲に仕上がっている。






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Takeshi Kurihara / 栗原 健 (Saxophone, Machines) 
中学生の頃、50年代の黒人音楽やロカビリーに憧れて土手でサックスを吹き始める。即興と電子楽器を組み合わせたSOLOの他、SOIL&"PIMP"SESSIONS, KYOTO JAZZ SEXTET, 清春などに参加し国内外で演奏。太くアーシーな音色が好評を博している。Saxophoneと機械で新たな音像を探求中。
2025/2/26 2nd ソロアルバム "KLAMAUK" をリリース。
https://linktr.ee/takeshikurihara



Latest Album

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Title : 『KLAMAUK』
Artist : Takeshi Kurihara
LABEL : FRIENDSHIP.
RELEASE : 2025年2月26日


【SONG LIST】
01.Second Harvest
02.NIKO
03.KLAMAUK
04.Pathos
05.Gate
06.Yellow Flowers
07.Running Light
08.Fluff
09.Now Loading
10.morning notes
11.Little Ghost (feat. Ayana)
12.Light and Shadow





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曽根麻央 Monthly Disc Review2025.04_Chick Corea : Antidote :Monthly Disc Review

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Title : 『Antidote』
Artist : Chick Corea & The Spanish Heart Band


皆さんこんにちは。曽根麻央です。
今日はChick Coreaの2019年の作品、『Antidote』を紹介したいなと思います。
Chick Coreaはピアニストとしての活躍がフィーチャーされますが、「スペイン」などの代表曲が世界中で愛されているように作曲家としての功績も大きく、この作品『Antidote』ではその両サイドの彼のアーティスト性が見事にキャプチャーされています。
またこの作品はChick Coreaの以前よりの有名曲「Armando's Rhumba」もリメイクされていて、昔からのChick Coreaファンも嬉しい作品になっています。しかもフラメンコ奏者Paco de Lucíaの1990年のアルバムでもChick Coreが参加している「Zyryab」という曲もも新たなアレンジで演奏されていて胸熱なアルバムになっています。

このアルバムは全体を通してラテン音楽、フラメンコ音楽など多国籍なグルーヴを演奏しています。ベーシストCarlitos Del Puerto とドラマーMarcus Gilmore が中心となり、このヴァラエティ豊かなグルーヴを牽引しています。彼らが中心となって編成されたChick Coreaの8人編成ラテン・バンドは『The Spanish Heart Band』と名付けられていて、

Chick Corea - piano, keyboards, synthesizers
Carlitos Del Puerto - bass guitar
Marcus Gilmore - drums

のリズムセクションを中心に、Paco de Lucíaのバンドメンバーでもあった

Jorge Pardo - flute, saxophone
Niño Josele - guitar

がラテンとフラメンコのリズムをよりオーガニックなものに昇華して、

Michael Rodriguez - trumpet
Steve Davis - trombone

という現代のジャズシーンの最高峰のホーンセクションがインプロソロでも大活躍し、

Nino De Los Reyes - flamenco tap dance

がフラメンコのテイストをさらに与えてくれています。
さらにそこにRuben Bladesなどのゲストが参加していて、とても豪華な編成のアルバムです。
Ruben Bladesは日本では『プレデター2』に出演した俳優として知られていますが、実は素晴らしいシンガーソングライターで歌手でもあります。以前の記事でRubenのリーダー作品も紹介しています。
https://www.jjazz.net/jjazznet_blog/2023/07/-monthly-disc-review20237-willie-colon-ruben-blades-siembra.php

全体として特筆すべきはChick Coreaのピアノのタッチやソロのアイディアはもちろんですが、現在最高峰のドラマーMarcus Gilmore の色々な種類のリズムに対する理解の深さ、そしてグルーヴ、ドラムの音色の美しさが挙げられます。

タイトルソング「Antidote」は、Ruben BladesとChick Coreaの共作で、サルサの楽曲としての要素があるだけでなく、そこにChick Coreaの和音やホーンセクションのアレンジセンス、またフラメンコ・ルンバのテイストが加わり、このグループの方向性を示した一曲になています。


「Duende」は1982年のアルバム『Touchstone』からの再アレンジです。元のアレンジでは3分ほどの短いコンポジションですが、こちらではかなり拡大解釈され、3菅編成の美しさを聴くことが出来ます。Michael RodriguezとSteve Davis の二人の名手のソロがフィーチャーされています。


「The Yellow Nimbus, Pt. 1」はフラメンコのBuleríasというリズムが大枠になっているChick Coreaのオリジナル曲です。


それに続く「The Yellow Nimbus, Pt. 2」はフラメンコ・ルンバが基板になっている曲で、組曲になっています。


「My Spanish Heart」は1976年のChick Coreaの有名な代表作のアルバムタイトルで、オリジナルでは1分程度の短いピアノ曲ですが、このバージョンでは拡大解釈され、歌詞もついています。Ruben Bladesが歌っています。


「Armando's Rhumba」同じく1976年の『My Spanish Heart』に収録された20小節の有名な曲ですが、今回のアレンジではダイナミックなイントロイントロやシャウトコーラス、ホーンセクションのバックグラウンドがが追加されたりしていて、ファン必聴の一曲になっています。
メンバー全員をフィーチャーしていて、ジャム曲のような立ち位置になっています。


「Zyryab」は1990年のPaco de Lucíaのアルバムの代表曲ですが、Chick Coreaも参加していることで知られています。この『Antidote』ではChick Coreaが新しいセクションを追加し、より壮大な曲へと進化を遂げています。おそらくこのアルバムのハイライト的な曲だと思います。


「Pas de Deux」はストラヴィンスキーのコンポジションをChick CoreaとCarlitos Del Puerto のデュオで演奏していて、その次の曲の「Admiration」のイントロとして演奏されています。


「Admiration」はゆっくりなクンビア(コロンビアのリズム)とフラメンコ・ルンバが混ざったようなグルーヴの曲です。


ぜひこのアルバムを聴いてチック・コリアが思い描いたワールドミュージックを体感してみてください!

文:曽根麻央 Mao Soné



Recommend Disc

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Title :『Antidote』
Artist : Chick Corea & The Spanish Heart Band
LABEL : Concord Jazz
発売年 : 2019年



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【SONG LIST】

01. Antidote
02. Duende
03. The Yellow Nimbus - Part 1
04. The Yellow Nimbus - Part 2
05. Prelude to My Spanish Heart
06. My Spanish Heart
07. Armando's Rhumba
08. Desafinado
09. Zyryab
10. Pas De Deux
11. Admiration




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「Monthly Disc Review」アーカイブ曽根麻央
2020.04『Motherland / Danilo Perez』2020.05『Color Of Soil /タイガー大越』2020.06『Passages / Tom Harrell 』2020.07『Inventions And Dimensions / Herbie Hancock』2020.08『Birth Of The Cool / Miles Davis』2020.09『Chet Baker Sings / Chet Baker』2020.10『SFJAZZ Collective2 / SFJAZZ Collective』2020.11『Money Jungle: Provocative In Blue / Terri Lyne Carrington』2020.12『Three Suites / Duke Ellington』2021.01『Into The Blue / Nicholas Payton』2021.02『Ben And "Sweets" / Ben Webster & "Sweets" Edison』2021.03『Relaxin' With The MilesDavis Quintet / The Miles Davis Quintet 』2021.04『Something More / Buster Williams』2021.05『Booker Little / Booker Little』2021.06『Charms Of The Night Sky / Dave Douglas』2021.07『Play The Blues / Ray Bryant Trio』2021.08『The Sidewinder / Lee Morgan』2021.09『Esta Plena / Miguel Zenón』2021.10『Hub-Tones / Freddie Hubbard』2021.11『Concert By The Sea / Erroll Garner』2021.12『D・N・A Live In Tokyo / 日野皓正』2022.1『The Tony Bennett Bill Evans Album / Tony Bennett / Bill Evans』2022.2『Quiet Kenny / Kenny Dorham』2022.3『Take Five / Dave Brubeck』・2022.4『Old And New Dreams / Old And New Dreams』2022.5『Ella Fitzgerald And Louis Armstrong / Ella And Louis』2022.6『Live from Miami / Nu Deco Ensemble & Aaron Parks』2022.7『Oscar Peterson Trio + One / Oscar Peterson Trio Clark Terry』2022.8『Ugetsu/ Art Blakey & The Jazz Messengers』2022.9『Sun Goddess / Ramsey Lewis』2022.10『Emergence / Roy Hargrove Big Band』2022.11『Speak No Evil / Wayne Shorter』2022.12『The Revival / Cory Henry』2023.1『Complete Communion / Don Cherry』2023.2『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles / Brad Mehldau』2023.3『Without a Net / Wayne Shorter』2023.4『LADY IN LOVE / 中本マリ』2023.5『Songs Of New York / Mel Torme』2023.6『Covers / James Blake』2023.7『Siembra / Willie Colón & Rubén Blades』2023.8『Undercover Live at the Village Vanguard / Kurt Rosenwinkel』2023.09『Toshiko Mariano Quartet / Toshiko Mariano Quartet』2023.10『MAINS / J3PO』2023.11『Knower Forever / Knower』2023.12『Ella Wishes You A Swinging Christmas / Ella Fitzgerald』2024.01『Silence / Charlie Haden with Chet Baker, Enrico Pieranunzi, Billy Higgins』2024.02『Rhapsody in Blue Reimagined / Lara Downes』2024.03『Djesse Vol. 4 / Jacob Collier』2024.04『Voyager / Moonchild』2024.05『Evidence with Don Cherry / Steve Lacy』2024.06『Quietude / Eliane Elias』2024.07『Alone Together / Lee Konitz, Brad Mehldau, Charlie Haden』2024.08『The Rough Dancer And The Cyclical Night (Tango Apasionado) / Astor Piazzolla』2024.09『Potro De Rabia Y Miel / Camarón De La Isla』2024.10『Calle 54 / Various』2024.11『Trumpets Of Michel-ange / Ibrahim Maalouf』2024.12『Sings for Only the Lonely / Frank Sinatra』2025.01『Hero Worship / Hal Crook』2025.02『Undercurrent / Kenny Drew』2025.02『Live In Toronto 1952 / Lennie Tristano Quintet』



Reviewer information

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曽根麻央 Mao Soné

曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。

 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。
 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。
2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。

 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。
2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。
同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。
2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。
2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

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