浅利史花 (guitar)
福島県福島市出身。5歳頃からクラシックピアノを習う。
中学生の時に、姉と兄の影響でロックに興味を持つ。進学した高校でジャズ研究部に入部。 そこでジャズと出会い、市内のジャズ喫茶『ミンガス』で聴いたグラント・グリーンやジム・ホールの演奏をきっかけにジャズにはまっていく。
2012年に大学進学に伴い上京。在学時より演奏活動を始める。
2015年にはギブソン・ジャズ・ギター・コンテスト決勝進出。2020年にデビューアルバム「Introducin'」(RBW-0018)をリリース。Amazonのジャズ・チャート上位にランクインするなど注目を浴びる。2ndアルバム「Thanks For Emily」(RBW-0026)を4月19日に発売。
Latest Album
Title : 『Thanks For Emily』
Artist : 浅利史花
LABEL : リボーンウッド
NO : RBW0026
RELEASE : 2023.4.19
【SONG LIST】
01. Thanks For Emily
02. How Insensitive
03. Lonely New Year
04. I Thought About You
05. Routine
06. Go To Bed
07. Samba De Ameijoa
08. Polkadots And Moonbeams
09. Blues For Herb
【KKBOX Podcast「My First Jazz」】
JJazz.Netとの連動によるオリジナルコンテンツ。
ジャズ・ミュージシャン本人の音声コメントをお届けしています。 KKBOX Podcast
John Williams のアレンジで、元々は1963年の同タイトルの映画の曲のようです。心地よいワイヤー・ブラシのサウンドとバリトン・サックスの音色がグルーヴを支えます。John Williamsの作品はオーケストラが多いので、ビッグバンド編成の、しかもスウィングの作品はなかなか聴いたことがありませんでした。完璧な3分間ミュージックで心地よい!の一言でしょう。あっという間に聴き終わるのもジャズのこの時代の歌ものの良いところです。
John Williamsのアレンジ。再びビッグバンド編成です。先にも述べたのですがJohn Williamsのビッグバンドアレンジは珍しいのですが、このような曲をアレンジするとどこかフランク・シナトラのアレンジャーとして有名なNelson Riddleの雰囲気も少しある気がします。このトラックはメル・トーメの声の伸びが素晴らしく大歌手らしい歌い方になっています。
John Williamsのアレンジによる、映画音楽かと思わせるイントロから始まりますが、一旦曲に入ると軽快なスウィングワルツでピアノがテンションの強い和音を弾き続けるおもしろいアレンジです。
09. Harlem Nocturne
Richard Hazard編曲。ピアノトリオとストリングスを中心にしたアレンジ。スローなスウィングでこちらも7曲目のような妖艶な雰囲気が漂う一曲になっています。マイナー6やマイナーmaj7といったコードがこのような独特な雰囲気を作り出します。曲の中盤はその雰囲気がガラッと変わりブルースのフィールになる構成でとても珍しいと思います。
前回ご紹介したアルバム『Lady In Love』の中本マリさんの10数年ぶりの新作が6/8に発売されることが決定しました。私・曽根麻央がプロデューサー/アレンジャーを担当し、マリさんの70~80年代の名盤『Lady In Love』『Aphrodite』『Moods Of A Lady』から11曲をセレクト!セルフ・カヴァー・アルバムとなっています。
ツアーもしますのでお近くの会場まで見に来てください!
中本マリ『Muse 1』
6/8発売
Mari Nakamoto - vocal
Mao Sone - piano, fender rhodes, wurlitzer, clavinet, organ, prophet 6, trumpet & harpejji
Yuji Ito - bass
Kan - percussions
それではまた次回。
文:曽根麻央 Mao Soné
Recommend Disc
Title : 『Songs Of New York』
Artist : Mel Torme
LABEL : Atlantic Jazz
発売年 : 1964年
【SONG LIST】
01.Sunday In New York
02.Autumn In New York
03.Lullaby Of Birdland
04.Broadway
05.The Brooklyn Bridge
06.Let Me Off Uptown
07.42nd Street
08.Sidewalks Of New York
09.Harlem Nocturne
10.New York, New York
11.There's A Broken Heart For Every Light On Broadway
12.Manhattan
13.My Time Of Day
Vocal - Mari Nakamoto
Drums - Alex Acuña
Electric Bass - Abraham Laboriel
Electric Guitar - Michael Sembello
Percussion - Steve Forman
Piano, Synthesizer [Mini Moog] - Barry Miles
Guitar - Tim May
Tenor Saxophone - Gary Herbig
Flute - Arthur Hoberman, Gary Herbig, Susan Stockhammer
French Horn - Henry Sigismonti
Harp - Gayle Levant
Percussion - Steve Forman
01. Sing Our Song Together
マツダのCMにもなった曲なのでお耳馴染みの方も多いでしょう。
Barry Milesの書いた美しいバラード曲でアルバムの幕が開けます。マリさんの抜ける歌声で聴く人を魅了します。マリさんの歌はリズムが正確で心地よいのが特徴で、曲のアプローチに対する努力や研究が伺えます。本人がお話しされた時にこれらの曲は全て初演になるのでデモがあったわけでもなく、ただただ譜面と向き合って曲を覚えて歌い方を工夫していったそうです。また録音も当時は一発録りが主流ですのでこのアルバムも例に漏れず「イッセーの」で録っているわけです。ですからマリさんや参加しているスタジオ・ミュージシャンの集中力は想像を絶するものと思います。
Barry Milesのシンセソロも抑揚と歌心があり聞き応えが満点です。
Title : 『LADY IN LOVE』
Artist : 中本マリ
LABEL : JVC
発売年 : 1981年
【SONG LIST】
01.Sing Our Song Together
02.The Lady's In Love
03.You Gave To Me
04.Loved You So Long
05.Benjamin
06.Oops!
07.We're Gonna Make Love Tonight
08.Don't Be Afraid Of Love
09.Is This The End?
【曽根麻央LIVE INFO】
4/20 (thu.) Peter Center Stage supported by Blue Note Tokyo
The Peninsula Tokyo (日比谷)
Member: 曽根麻央 (pf)
・19:00-, 19:50-, 20:40- (各20分)
・東京都千代田区有楽町1-8-1
・ご予約はこちら/Reservations
5/3 (wed.) 高槻城公園芸術文化劇場 南館 太陽ファルマテックホール
Member: 曽根麻央(pf)
【概要】
スウェーデン大使館とスパイス・オブ・ライフが主催する「スウェーデン・ジャズ・ウィーク2023」が本年5月16日(火)から23日(火)にかけ、宝生能楽堂、COTTON CLUB(丸の内)、Body&Soul(渋谷)、Sometime(吉祥寺)、Satin Doll(六本木)、浜離宮朝日ホール、Billboard Live YOKOHAMA、スウェーデン大使館内など東京の各所、および特別企画としてBillboard Live Osaka、熊本県 桜十字ホールやつしろで開催されます。
5月28日 | 日
1st Stage Open 15:00 Start 16:00 / 2nd Stage Open 18:00 Start 19:00
イザベラ・ラングレン with アロージャズ・オーケストラ
料金:Service Area : ¥8,500 / Casual Area : ¥8,000
@Billboard Live Osaka 詳細 (Billboard Live Osaka)
【Isabella Lundgren(ザベラ・ラングレン)】
イザベラ・ラングレンはアルバム「It Had To Be You」でデビュー。このアルバムは日本で2013年4月に 発売され一躍大きな人気を博した。2014年の第2弾アルバム「Somehow Life Got In The Way」でアル バム・オブ・ジ・イヤーを獲得。女性シンガーとしての同賞受賞は39年ぶりの快挙。2015年9月の待望の 新作「イザベラ・シングス・ハロルド・アーレン」の発売を記念し、自身初の日本ツアーを行い大成功を 収めた。2018年はスウェーデンと日本の友好条約締結150周年を記念し、「旅」にまつわる名曲を集めた 最新アルバム「ヒット・ザ・ロード・トゥ・ドリームランド/ Hit The Road To Dreamland」を発売しそ れを記念した来日公演が行われた。
【Ulf Wakenius(ウルフ・ワケーニウス)】
ウルフ・ワケーニウスはギター奏者で、1958年スウェーデンのハルムスタッドに生まれる。現代スウェー デン・ジャズ界で最も国際的な活躍をしているアーティストであり、オスカー・ピーターソンが現代最高 のギター奏者と絶賛したプレイヤーである。
2006年6月に「Cake Walk」2008年1月に「Easy Does It」をリリース。2008年秋にIn The Spirit Of Oscarは来日公演を行い大成功を収めた。