JJazz.Net Blog Title

My First Jazz Vol.39-安ヵ川大樹:My First Jazz

Title : 『Sounds Of The Great Bands!』
Artist : Glen Gray And The Casa Loma Orchestra

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「僕の最初のジャズは、Glen Gray And The Casa Loma Orchestra(グレン・グレイ&ザ・カサ・ロマ・オーケストラ)でした。

まだ5歳くらいだったと思いますが、両親のレコードの中で、このレコードが特に好きで、いつも聴いていました。幼稚園児がスウィングジャズばかり聴いているので、両親も気味悪がってました(笑)。
あまりにも好きなので、小一の時、給食の時間に放送委員会の友達にかけてもらった事があります。今思えば、自然に身体が動き出す、アップビートで、ダンサブルなグルーブが、たまらなく好きだったのでしょう。

高校生になって、レッド・ガーランド・トリオのポール・チェンバース、オスカーピーターソン・トリオのレイ・ブラウンを聴いた時に幼少の時に聴いた強烈な深いグルーブを感じました。

今でも、Glen Gray And The Casa Loma Orchestraを聴いた時の昂揚感は何とも甘美な体験として思い出されます。」


安ヵ川大樹

安ヵ川大樹 Official






My First Jazz

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Title : 『Sounds Of The Great Bands!』
Artist : Glen Gray And The Casa Loma Orchestra
LABEL : Capitol Records ‎
発売年 : 1958年



【SONG LIST】
01.Symphony In Riffs
02.Begin The Beguine
03.One O'Clock Jump
04.Contrasts
05.Cherokee
06.Take The "A" Train
07.After Hours
08.Flying Home
09.Song Of India
10.Snowfall
11.Woodchopper's Ball
12.720 In The Books
13.Boogie Woogie On St. Louis Blues
14.String Of Pearls
15.Tenderly
16.Elks' Parade

曽根麻央 Monthly Disc Review2021.06_ Dave Douglas_Charms Of The Night Sky:Monthly Disc Review

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 みなさんこんにちは、曽根麻央です。
いよいよ僕が主演し、音楽を担当した映画「トランペット」の日本での上映が間近に迫りました。米国アカデミー賞公認、ショート・ショート・フィルムフェスティバルはスクリーンで6/18、オンラインでは6/11-21までご覧いただけます。なんとオーディエンス賞にみなさんも投票出来るということで、是非応援よろしくお願いいたします。





無料オンライン視聴▶︎https://www.shortshortsonline.org/videos/int-6-01-trumpet-cm

簡単なメールアドレス登録で見れます。

※オーディエンス賞投票はログイン後同リンクより左上のフェスのロゴをクリック、トップページへ。
「オーディエンス・アワードに投票しよう」へGo!その後登録フォームをクリック!


6/18(金) 15:40 - 17:30 二子玉川ライズiTSCOM STUDIO & HALL
▶︎https://shortshorts.org/2021/ja/int-6/
※無料チケット予約をお願いします。




Title : 『Charms Of The Night Sky』
Artist : Dave Douglas

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【ジャズの多様性を知ることができる美しい作品】


 ジャズは多様な音楽です。一言でジャズと言っても10人いれば10通りの思い描く「ジャズ」のサウンドがあります。なぜならジャズは異文化や自分にはない個性を受け入れ、さらに昇華させることができるからです。これはジャズという音楽の成り立ちがアフリカの音楽とヨーロッパの音楽が結びついたところから始まりました。

デューク・エリントンも「ジャズは様々な方向に沢山の枝を伸ばした木のようなもので、その枝の先は更に多くの細枝(しもと)に分かれています。それぞれの細枝は違う形の葉っぱや、色の違う花々を実らせます。枝は東西南北と様々な方向に向かい、各々の場所でその土地の影響を受けます。」と、この音楽の多様性を提言しています。

エリントンの言葉の締めくくりは「その木の幹に戻り、大地に根を這わした部分を見るとアフリカの土壌にあることがわかり、それはすべての基本でもあるビートです」となっています。このようにアフリカのビートを基盤とする音楽はすべてジャズの親戚とも言えるので、個々がこれこそジャズという枠に入れることは一生かかってもできないのです。


 今回紹介するアルバムは、いわゆる通常のジャズカルテットの編成でもなければ、サウンドも個性的なものです。ただただ美しい音楽で独創的。Dave Douglasという音楽家の異色作。でも根っこの部分はジャズの歴史を継承しているので、これもまたジャズと言えるでしょう。

 『Charms Of The Night Sky』はトランペット、ヴァイオリン、アコーディオン、ベースの4つの楽器のために作編曲された曲をアルバムとして集めたものです。この編成だけでもこのアルバムがかなり変わったものであることが伺えます。室内楽のような雰囲気があり、どこか現代クラシックの感じもしつつヨーロッパの民俗音楽的な香りもします。

ウェイン・ショーターも「ジャズはジャズらしいサウンドを要求されるべき音楽ではない」と言っていますが、まさにその言葉を彷彿とさせるアルバムの一つです。

 何より注目したいのがDave Douglasの作編曲能力の高さです。これだけ風変わりな編成を見事に活用した内容になっていて、ヴァイオリンとトランペットのやり取りは美しいですし、アコーディオンの低音の響の美しさ、和音の面白さまで使いこなしています。是非注目して聴いていただきたいポイントです。

 そしてトランペットの独特な音色にも注目してください。本来この編成だとトランペットの楽器の特性上、この楽器だけ突出しやすいのですが、見事にバランスを取っています。これはDaveの力量があるからとも言えますし、彼のそもそも持つ独特な音色がこの編成にフィットしているとも言えます。

 メンバーを見てみましょう。


Dave Douglas: trumpet
Mark Feldman: violin
Guy Klucevsek: accordion
Greg Cohen: acoustic bass







01. Charms Of The Night Sky
ベースのオスティナート(連続して繰り返されるパターン)の上に、アコーディオンが和音を弾くことで楽曲のカラーが見えてきます。そして、その上にトランペットとヴァイオリンがユニゾンで奏でる主旋律が入ってきて同じオスティナートの上に明るくなったり暗くなったりとカラーが動き始めます。

トランペットとヴァイオリンのユニゾンの音って不思議な魅力があります。このアルバムを象徴するサウンドでとても美しいアンサンブルだと思います。次のセクションはベースの動きも加わりさらなる色合いが見えてきます。その後オスティナートに戻り聴こえて来る「スーッ」という雰囲気のあるサウンドはおそらくトランペットに息を吹き込んでいるのを思いっきりマイクに近づいて集音しているのかと思います。ヴァイオリンソロからベースソロと続きますが、トランペットとアコーディオンがハーモニーパートを伴奏の役割として担っているのがとっても綺麗ですね。それに続くDave Douglasのトランペットソロも見事です。


02. Bal Masque
アコーディオンとトランペットのデュオ。フランス語で「仮面舞踏会」という意味のワルツ。録音としては右側からアコーディオンの左手の伴奏が、左側から右手の鍵盤の演奏が聞こえて来る録りになっています。Daveの持つ独特の音色と歌い方がこの曲の雰囲気を高めています。


03. Sea Change
こちらはゆったりとした明るめのワルツ。こちらもアコーディオンとのデュオ曲。僕はアコーディオンにそこまで詳しくないので正確に何が行われているのか言及できないのですが、こちらの曲はアコーディオンの特性を最大限活かしたものとい思います。中盤より特に左手の低音の響きを最大限に活かしていて、それに加え右手で作り出すハーモニーもとても豊かです。音色もダブルリード(コーラス効果がかかったようにいくつかの楽器で演奏しているかのような響きになるエフェクト)なども駆使していてサウンドもゴージャス。これがデュオかと驚かされます。必聴曲です。


04. Facing West
6+5の11拍子の活発な曲。こちらもアコーディオンとのデュオ曲。Daveのトランペットが絶好調の曲です。このアコーディオン奏者のGuy Klucevsekという方の素晴らしさと凄さも十二分に伝わることでしょう。ニューヨーク出身の現代音楽や即興演奏を行える数少ないアコーディオン奏者として、最も尊敬されているアコーディオン奏者の一人です。リーダーアルバムも相当な枚数を出しているので今後チェックしていきたいなと思います。


05. Dance In Thy Soul (for Charlie Haden)
ヴァイオリンのソロから導入される特徴的な楽曲。このアルバムで最長の尺となっていますが、構成としてはシンプルな主旋律が永遠に繰り返されながら発展していきます。その後アコーディオンとトランペットで主旋律が入り、徐々にアルコ(弓)で奏でられるベースが聴こえてきます。その上で自由にソロをとるヴァイオリン。クラシックだけでなくミドルイースタンのフレーズからも影響を受けているようなラインが聴き取れます。

しばらくルバートが続きますが、先ほどのトランペットとアコーディオンの主旋律がテンポで演奏され始めると徐々にベースが自由に動き出し、さらにヴァイオリンも重なり、トランペットも徐々に自由をえていきます。しかし曲の雰囲気が壊れることはなく誰かがアクティブな時は他が伴奏にいき、また別の人がアクティブになれば伴奏に行ってアンサンブルのバランスが見事に取れた演奏になっています。ジョー・ロヴァーノの言葉を借りれば「Follow and Lead」です。


06. Little One (Hancock)
ハービー・ハンコックの名曲です。それを3拍子でこのアンサンブルの持ち曲のように編曲されています。途中のDave Douglasのソロも素晴らしいです。


MUG SHORTS
ここからの3曲(7-9)は組曲になっていてアコーディオン奏者のGuy Klucevsek作品です。どれも映画のワンシーンのような特徴ある曲ばかりです。


07. Wild Coffee
インパクトのある現代クラシック、もしくは映画音楽のような曲です。トランペットとアコーディオン、ベースの組み合わせです。


08. The Girl With The Rose Hips
ハーマン・ミュート・トランペットとアコーディンの組み合わせが美しい一曲。


09. Decafinata
カップミュートをトランペットで使っていて、古いヨーロッパ・ジャズのようなコミカルな雰囲気の曲。


10. Poveri Fiori
イタリアのオペラ作曲家、フランシスコ・チレアの楽曲。物悲しくもどこかに熱さあるメロディー。やはりこういった楽曲は安直ですがゴッドファーザー感がありますよね。


11. Odyssey
トランペットとアコーディオンのデュオ。このアルバムではアコーディオンってこんなに多彩な楽器なのかと驚かされます。これもそんな一曲。漂う様な雰囲気の曲でゆっくりと時が流れていきます。


12. Twisted
最初5/8+7/8変拍子かと思えば実は軽快なワルツの曲。ベースとアコーディオンで細かいリズムを刻んで音楽を推し進めます。途中ヨーロッパのダンス文化の雰囲気が漂うワルツに突入し、また冒頭の激しい変拍子の様なテーマに戻り曲が終わります。


13. Codetta
とても美しいトランペットソロから導入されます。美しくどこか怪しいメロディーが心に残ります。


それではまた次回。

文:曽根麻央 Mao Soné







6月27日(日)MAO SONÉ - Brightness of the Lives supported by ブルーノート東京

高崎芸術劇場スタジオシアター

出演・曽根麻央(トランペット、ピアノ、キーボード)井上銘(ギター)山本連(ベース)木村紘(ドラムス)

主催・ 高崎芸術劇場(公益財団法人 高崎財団) 協力・BLUE NOTE JAPAN

▶︎詳細




Recommend Disc

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Title : 『Charms Of The Night Sky』
Artist : Dave Douglas
LABEL : Winter & Winter
NO : 1070151
発売年 : 1998年



アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】

01. Charms Of The Night Sky
02. Bal Masqué
03. Sea Change
04. Facing West
05. Dance In Thy Soul
06. Little One
07. Wild Coffee
08. The Girl With the Rose Hips
09. Decafinata
10. Poveri Fiori
11. Odyssey
12. Twisted
13. Codetta



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Reviewer information

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曽根麻央 Mao Soné

曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。

 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。
 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。
2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。

 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。
2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。
同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。
2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。
2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

曽根麻央Official Site

大和田慧 Kei Owada メールインタビュー:インタビュー / INTERVIEW

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やさしくソウルフルな歌声と、深いまなざしを持つ独特の詞の世界で知られるSSWの大和田慧が、新作EP『LIFE』を2021年6月3日 (木)にリリース!

プロデュースは大野雄二 & Lupintic Six、綾戸知恵、モノンクル、Millenium Paradeなどでも知られるマルチキーボーディスト、宮川純。そしてメンバーには、吉田サトシ(g)、伊吹文裕(d)、越智俊介(b)、荒田洸(beat make)、角田隆太(b)といった新世代のジャズミュージシャンが参加。

コロナ禍で生まれたこの新作EPはあらゆる感情を肯定する色とりどりの5曲を収録。
JJazz.Netも注目の1枚です。

そこで今月の新譜紹介番組JJazz.Net「PICK UP」では大和田慧さんのコメントをお送りしています。



【JJazz.Net「PICK UP」】(毎月第1水曜日更新)

https://www.jjazz.net/programs/pick-up/

放送期間:2021年6月2日(17:00)〜2021年7月7日((17:00まで)



この話題の新作やコロナ禍で思うことについて、メールインタビューでもお答えいただきました。
6/29には初の単独公演 at 丸の内Cotton Club 決定しています。


【大和田慧 インタビュー】


■新作EP『LIFE』の楽曲タイプは多岐に渡ります。楽曲制作やそのプロセスについて教えてください。


[大和田慧]
シングルリリースした新曲3曲は、コロナ禍でとことん自分や世界に向き合ったところから書いていきました。
近年のライブや、昨年出したライブ盤の流れから、次作を宮川純くんと制作すると決めていたので、彼と話すなかで「Life」と「Switch」は、いまこういう曲が欲しいよね、という出発点がありました。根幹となる一部のメロディができた段階で純くんに投げて、彼のフィールで弾いてみてもらったり、話し合いながら一緒に作って行きました。それから詞を書いていき、メロも歌詞も納得いくまで何度も書き直しました。とくに「Life」の歌詞は書きたいテーマが大きかったので相当時間がかかり、ようやく書きあげた日の達成感をすごく覚えています。


【大和田慧 - LIFE (Music Video)】



【大和田慧 - Switch (Lyrics Video)】



今回のプロセスの特徴は、全部自宅録音しているところです。ドラムも、スタジオを借りて伊吹くん自身にマイクをたててもらって録音しました。スタジオオーナーさんのご家族、こどもたちに「Life」のコーラスに急遽参加してもらったり、普通のレコーディングスタジオだったら起きなかった嬉しい出来事もありました。コロナによってみんなの宅録スキルがアップして、スタジオの制約がない分、じっくりと作ることができました。私も何度も何度も、とことん歌い直しました。

今回一番化学反応が起きたのは「You will never lose me」でした。一番だけのデモができて、自分は好きだけど暗いだろうか...と思いながら純くんに送ったら、すごくいいじゃん!!と返ってきて、この曲を荒田くんにお願いしてみない?と提案してくれました。荒田くんのトラックメイカーとしての力は素晴らしく、ビートだけでなく、サウンドで全体の世界観を大きく構築してくれました。あまりにも好きな仕上がりになったので、予定じゃなかったのにシングルリリースして、渾身のMVも作ってしまいました。


【大和田慧 - You will never lose me (Music Video)】



初期に純くんの演奏と打ち込みで完成させていた「Seasons」も荒田くんに参加してもらって再構築しました。

「バタフライ・エフェクト」はライブを重ねてきたメンバーでのバンドサウンドですが、私のシンガーソングライターとしてのアコギ弾き語りの良さを大事にしたい、という純くんのディレクションで、ギター主体のアレンジをしてくれました。

我ながら多岐にわたる5曲ですが、EPの曲順に並べた時に、全体のストーリーがつながり、曲の聴こえ方も変わって驚きました。配信でシングルリリースが主体になった時代に、アルバムを作る大きな意味を感じました。


■EP『LIFE』のプロデュースはマルチキーボーディストの宮川純さん。
参加メンバーも吉田サトシ(g)/伊吹文裕(d)/越智俊介(b)/荒田洸(beat make)/角田隆太(b)と、新世代のジャズミュージシャンが脇を固めています。彼らと通ずる部分、共感する部分はどういうところでしょうか?



[大和田慧]
プロデュースしてくれた宮川純くんは、実はすごく歌詞と歌を聴いてくれてる人で、そのうえで、その曲に必要な、大切な音は何かを考えて演奏/アレンジしてくれます。

今回参加してくれてるメンバーはみんなそういうところが通じている気がします。尊敬する、素晴らしい音楽家です。スーパープレイヤーなので、彼らのプレイの凄さだけで惹きつけることが出来る人達なのですが、必要なことをよくわかっていて、歌や楽曲の魅力を最大限に引き出してくれます。抑えるというよりも、調和しながら、でも出るべきところでしっかりと前に出て、それが歌ってる私や聴いてくれる人達の感情を確実に高めてくれます。同じ曲でも、彼らと演奏すると、届けられるものが何倍にもなる、と思ってます。
そして互いに尊敬しあい、この世代の音楽を作っていく意識を持っている人達だと思います。


■EP『LIFE』に収録の「バタフライ・エフェクト」について。
実際の活動にも通ずることかと思いますがこの曲に込めた思いを教えてください。



[大和田慧]
実は3年以上前に書いた曲で、ライブでたまに演奏していましたが、コロナ禍で本当の役目を与えられたような曲でした。きっとこの曲はこの時を待っていたんだと思いました。

バタフライ・エフェクトは、小さな蝶の羽ばたきが連鎖して、地球の裏側で竜巻を起こすといわれる現象です。それくらい世界は響き合っている。今の私達が抱える悔しさも、気付かないうちに、どこかの誰かの救いにつながっているかもしれない。だから何一つ、きっと無駄にはならないし、ひとりひとり自分がこの世界に存在してることを大切に思って欲しい。そんな願いを込めました。

コロナ禍で毎週行ってきたインスタライブでは、この曲を歌うと視聴者のみんながコメントで"青い蝶の絵文字"を飛ばしてくれました。今回EPに収録して、全体のストーリーをつなげてくれています。ライブでみんなと歌える日が楽しみです。


■大和田さんの詞の世界での"別れ"はポジティブなものが多い印象です(例えば「You'll never lose me」)。(恋愛に限らず)一般的には悲しいとされる"別れ"をポジティブに変換できる理由はなぜでしょうか?


[大和田慧]
私は7歳の頃に両親が離婚して、別れというのは人生で不可避なもののような印象がずっとありました。当然悲しい感情もありましたが、彼らの別れはそれぞれが自分らしく生きるための選択であり、始まりのようにもみえました。実際その後そうなっていくのを見ていたし、ありがたかったことに、離婚後も、父はずっと私の父で、母は母であり続けてくれて、私は両親を失わずにいられました。この体験はいつも私の根底にあるような気がします。


■好きなジャズミュージシャンを教えてください。


[大和田慧]
Dianne Reeves、Cassandra Wilson 、Brian Bladeです。
ジャズミュージシャンと共演が多いのに私自身はジャズを勉強したことはなく、ただ一部の好きなものだけ純粋に音楽として聴いてきたのですが、このお三方は大好きで、ライブも何回も行っています。音楽の塊のような人達。豊かで、愛に溢れ、大きくうねる音楽は、魔法使いのようだと毎回感動して、喜びで泣くこともしばしばです。


■コロナ禍が続きます。ミュージシャンとして今思うことを教えてください。


[大和田慧]
去年、仕事やライブがなくなり、人に会えず何ヶ月も人前で歌うことがない状況になったとき、それがこんなにも苦しいと思いませんでした。経済的なことだけでなく、つながりを失ったり、自分の90%が使われてないような、すごく無益な存在に思えて、かなりしんどかった。でも、コロナで仕事や住むところを失った方や、ずっと頑張ってくださってる医療従事者の方、コロナにかかったり大切なひとを失くしたりした方もいるなかで、自分は住むところもあってご飯も食べられている。苦しいと思ってはいけない、と感じてる方も多いんじゃないかと思います。でも、日々のささやかなことであっても「生きてる」と感じることを失うのはやっぱり辛く苦しいのだと思います。心豊かに生きることは、誰もが望んでいいし、誰にでも与えられるべきものなのだ、と改めて感じた1年でした。このメッセージはコロナ禍で噴出した社会の構造問題にもリンクしていると思いました。

ここまで状況が長引いてきて、どんなひとも疲弊していると思います。どうか自分を労ってあげてください。音楽は、その時代を映し、共に生きるものだと感じています。音楽活動もまだ思うようには出来ませんが、今回のEP制作を通して、私自身、とても苦しい時間と、そこから息を吹き返す感覚がありました。一緒に生きましょう、という思いです。


ありがとうございました。


【初の単独公演 at 丸の内Cotton Club 決定】


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【公演名】
大和田慧EP『Life』Release Special Live 〜Our Key Of Life〜

【日時】
2021. 6.29.tue
[1st.show] open 5:00pm / start 6:00pm
[2nd.show] open 7:45pm / start 8:30pm

【メンバー】
大和田慧 (vo,g)
宮川純 (key,music director)
吉田サトシ (g)
越智俊介 (b)
伊吹文裕 (ds)
Haruna (cho)

▼URL
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/kei-owada/index.html





ALBUM情報

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タイトル:『LIFE』
アーティスト:大和田慧
発売日:2021年6月3日



*CDは数量限定で大和田慧ウェブサイト通販、
ライブ会場にて販売。通販 ​予約受付開始!
詳しくはこちら


【SONG LIST】
01. Life
02. バタフライエフェクト
03. Switch
04. Seasons
05. You will never lose me
produced by 宮川純 Jun Miyakawa






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大和田慧 プロフィール

シンガーソングライター、作詞/作曲家。東京出身。
ソウルミュージック、キャロル・キングらに影響を受けた音楽性と、深いまなざしを持つ言葉で、静かにその世界へ引き込んでいく。透明で繊細な歌声はやさしく、ソウルフルに心に触れる。曲ごとに多様なストーリーをみせ、NHKみんなのうた「まどろみ」など、楽曲提供、歌唱も行う。

生まれ育った東京を拠点に活動し、定期的に渡米。NY、LAでライブやレコーディングを行い、2014年にはアポロシアターのアマチュアナイトでTOPDOG(準決勝)まで進出した。

2017年よりボーカリスト/クリエイターとして大沢伸一氏のプロジェクトMONDO GROSSOに参加し、FUJI ROCK '17出演。作詞を担当した「偽りのシンパシー (vocal: アイナ・ジ・エンド)」はTBS系火曜ドラマ「きみが心に棲みついた」挿入歌として好評を得る。

2018年、「NHKみんなのうた」のために書き下ろし、Jon Brionとロサンゼルスでレコーディングした「まどろみ」が同局で2ヶ月間オンエア。2019年、Jon Brion、Shingo Suzuki(Ovall)、Michael Kaneko、小西遼(CRCK/LCKS)らを迎えた3年ぶりのアルバム「シネマティック」リリース。同収録の「Closing Time」は清原翔主演のMVと、テラスハウスでもフィーチャーされ話題となる。

2020年より、キーボーディスト宮川純をプロデュースに迎えた新プロジェクトを開始。コロナ禍に書き上げた賛歌「Life」、WONKの荒田洸を共同プロデュースに迎えた「You will never lose me」、「Switch」を3作連続配信リリース。2021年6月3日にEP「Life」をリリース。

https://www.keiowada.com/


My First Jazz Vol.38-小林香織:My First Jazz

Title : 『An Evening With Herbie Hancock & Chick Corea In Concert 1978』
Artist : Herbie Hancock & Chick Corea

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「高校1年生の3学期にサックスを始め、高校3年生の夏からジャズを勉強し始めた私に、ジャズに詳しい知人がたくさんのアルバムを貸してくださいました。
その中に、当時、右も左もわからない女子高生だった私の胸を鷲掴みにしたアルバムがありました。

チックコリアとハービーハンコック、2人だけで行われたライブアルバム『An Evening With Herbie Hancock & Chick Corea In Concert』です。

即興演奏ゆえの儚さや、スリルに心を奪われ、終始一貫された神秘的で上品な世界の虜に...。
2人の巨匠が奏でる透き通ったピアノの音色は、まるで美しい映画のプロローグを見ているようです。

中でも大好きな「Someday My Prince Will Come」は、雨の降る少し肌寒い、アンニュイなお天気の日に聴きたくなります。

そしてこの曲を聴けば、いつでも高校3年生の夏にタイムスリップできる気がします。」


小林香織

小林香織 Official






My First Jazz

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Title : 『An Evening With Herbie Hancock & Chick Corea In Concert 1978』
Artist : Herbie Hancock & Chick Corea
LABEL : Columbia
発売年 : 1978年



アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】
01.Someday My Prince Will Come
02.Liza
03.Button Up
04.February Moment
05.Maiden Voyage
06.La Fiesta

曽根麻央 Monthly Disc Review2021.05_ Booker Little_Booker Little:Monthly Disc Review

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Title : 『Booker Little』
Artist : Booker Little

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みなさんこんにちは、曽根麻央です。皆様いかがお過ごしでしょうか? 
季節もなんだか暖かく一段と過ごしやすくなり半袖のみで外出する事も増えました。

今回は僕の最も好きなトランペッターの一人、ブッカー・リトルを紹介できることを嬉しく思っています。その前に、以下のコンサートが決まりましたのでお知らせいたします。

MAO SONÉ - Brightness of the Lives supported by BLUE NOTE TOKYO
高崎芸術劇場スタジオシアター
出演・曽根麻央(トランペット、ピアノ、キーボード)井上銘(ギター)山本連(ベース)木村紘(ドラムス)
主催・ 高崎芸術劇場(公益財団法人 高崎財団) 協力・BLUE NOTE JAPAN
▶︎詳細


【馬力と歌心を兼ね備えた天才トランペッター唯一のワンホーンアルバム】


さて今回はブッカー・リトルの「Booker Little」というアルバムについてお話しします。直球すぎるトランペットの演奏と、現代的なテクニックの見事な融合を聴くことができます。豊かな音色と現代的な表現が絶妙なバランスで成り立っています。トランペッター目線ですが本当に見事です。というのもブッカー・リトルはクリフォード・ブラウンの影響をもろに受けた世代で、アルバム中もクリフォードのアーティキュレーションやフレーズが多々みられます。しかしそれは模倣ではなくブッカー・リトルの中で咀嚼され次の時代へ向かって音が放たれている印象を受けます。

ちなみにブッカー・リトルの同い年のトランペッターにフレディー・ハバードがいますが、フレディーの初期の演奏と聴き比べてみても面白いかもしれません。

 ブッカー・リトルはメンフィス・テネシーに1938年に生まれたトランペッターですが1961年には尿毒症で亡くなっている、23年のとても短い人生を歩んだトランペッターです。なので活動時期も非常に短く、彼の録音の多くは1958年から1961年の3年間の間に残されたものが多いです。

 メンフィス・テネシーではフィニアス・ニューボーンJrやジョージ・コールマンといった同郷のミュージシャンたちと腕を磨き、その後シカゴに大学入学のために拠点をシカゴへ移しました。同時期にソニー・ロリンズやマックス・ローチと出会い、クリフォード・ブラウンの後継者としてレコーディングに参加しますが、学生であったために継続的なバンド活動を当時は断念しました。大学卒業後の1958年からは拠点をニューヨークに移し、マックス・ローチのバンドで本格的に活動し始めます。その後3年間凄まじい勢いで活動し、多数のアルバムを残しています。

 この『Booker Little』というアルバムは1960年に録音され、彼の短いキャリアの中では中期のものといってよいでしょう。おそらく僕が確認した限り唯一のワンホーン(サックスなど他のホーン奏者が入っていない)アルバムとなっています。

 メンバーを見てみましょう。



Booker Little - trumpet
Tommy Flanagan (tracks 1, 2, 5, 6), Wynton Kelly (tracks 3 & 4)
Scott LaFaro - bass
Roy Haynes (tracks 1-6)




 トミー・フラナガンが4曲、ウィントン・ケリーが2曲参加しています。そしてブッカー・リトルと同じく61年に25歳で亡くなったベーシスト、スコット・ラファロとの共演も聴くことができます。そしてアルバム全体を通して鉄壁のドラマー、ロイ・ヘインズが見事にサポート。ヘインズのライドシンバルは安定してリズムを繰り出し、スネアは他の演奏の音と音の間を紡いでいきます。

 録音に関しては、今では考えられないのですが、トランペットとピアノを完全に右、ベースとドラムを完全に左に寄せるというステレオでミックスされていて、イヤフォンで聞くと非常に違和感のある作品になっています。これはステレオがまだ新しい技術であったという問題もありますが、そもそもイヤフォンやヘッドフォンなど当時ないわけで、スピーカーから聴くことを想定しているからですね。イヤフォンで聴いて違和感があるからといって聴かないのは勿体無いので「そういうもの」だと思って聴いてみてください。多くのこの時代の素晴らしいジャズのレコーディングがこのようにミックスされています。





01. Opening Statement
 凄まじい勢いと音圧でトランペットのメロディーが聞こえてきたと思ったら、ラファロとヘインズの圧倒的なグルーブが曲を推進させます。どこまでがメロディーかインプロかわからないぐらい美しいラインを作り出すブッカー・リトルのソロ。それだけでなく見事な楽器コントロール。これだけのエネルギーをトランペットで一曲通して演奏するのは至難の技です。


02. Minor Sweet
 最初にヘインズとリトルによるルバート・イントロがあり、それが終わるとすかさず早いスウィングのテーマをリトルが吹き出し、アンサンブルが始まります。まっすぐなトランペットの音が見事に響いています。インプロ部分は特にこの曲はクリフォード・ブラウンの影響が濃くみられますね。とくに早い8分音符を全てタンギングしてフレーズを作っている部分などそっくりです(1:50など)。




03. Bee Tee's Minor Plea
 シンプルなマイナー・ブルースの曲。しかしこちらもテーマが異常に難しいリトル仕様になっています。ピアニストがウィントン・ケリーに変わっています。コンピング(伴奏)の仕方の違いも聴くと面白いと思います。とてもリズミックで明るめの音色になっていませんか? 


04. Life's a Little Blue
 ミディアム・スウィングの曲。これまでの4曲ともそうですが、リトルの楽曲は彼のトランペットの音色を聴かせるのに最適な音域、そして楽曲になっています。実際には通常の奏者には演奏するのに難しいメロディーラインではあるのですが、それをいとも簡単に、しかも凄まじい音圧で吹き切り、そのままそれに準ずるような美しいソロを展開するリトル。本当に素晴らしい奏者です。

それにプラスして、過去のトランペット奏者ができなかったインプロでのインタバリックな展開が特徴的です。つまり音程間の動きが激しい演奏になっています。トランペットは音程間の移動がとても大変な楽器なので、通常ビバップのように早い曲だと「ド」から「レ」の音のように隣り合った音同士を繋げてフレーズを作ることが多いです。しかし、リトルはこの常識を覆し、まるでサックスのようなソロを展開できることを証明した人ではないかなと思います。この音圧と異常なテクニックはソニー・ロリンズ的だなと聴いていて思いました。リトルは学生時代にロリンズからアドヴァイスを受けていたという話も聞いたことがあります。


05. The Grand Valse
 アルバム唯一のワルツ。ピアノがフラナガンに戻り、豊かな音色と安定したハーモニーで音楽全体を支えてくれます。こちらの曲も美しいメロディー、そして圧倒的なインプロはもちろんありますが、リズムセクションのクールな感じと、それに対するリトルの熱量が面白いバランスで存在していて、うまく成り立っています。


06. Who Can I Turn To
 アルバム唯一のスタンダード曲、そしてバラード。リトルの歌心を存分に味わえるテイクです。最後にリマインドしますが、このとき彼は22歳です。音楽史に「もし」は禁物ですが、もしリトルがさらに多くのアルバムに参加できたなら確実に歴史上もっとも重要なジャズトランペッターとしてあげられていたと確信しています。


それではまた次回。

文:曽根麻央 Mao Soné






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【曽根麻央が主演、音楽を担当した映画「トランペット」上映決定!
6月18日(金)についに僕・曽根麻央が主演、音楽を担当した映画「トランペット」が日本初上映決定!
別所哲也さんが代表を務めるShort Shorts Film Festival & Asia 2021というアカデミー賞公認のフィルムフェスティバルでの上映が決定しました。チケットはなんと無料です!

■上映スケジュール: 6/18 FRI 15:40 - 17:30
■上映会場: iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズンライン会場
■インターナショナルプログラム6
第一弾予約期間:5/12(水)14時~5/24(月)第二弾予約期間:5/27(木)14時~

▼URL
https://shortshorts.org/2021/ja/int-6/?fbclid=IwAR1FayTutJ1QUMovwY9Jx-Z-gICsVYwfqIww06DvLb8Mlvt_ljnEBWhQZ3g






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Title : 『Booker Little』
Artist : Booker Little
LABEL : ITime Records
NO : 52011
発売年 : 1960年



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【SONG LIST】

01. Opening Statement
02. Minor Sweet
03. Bee Tee's Minor Plea
04. Life's A Little Blue
05. The Grand Valse
06. Who Can I Turn To




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Reviewer information

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曽根麻央 Mao Soné

曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。

 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。
 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。
2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。

 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。
2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。
同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。
2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。
2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

曽根麻央Official Site

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