音楽を楽しむときに必要なのは耳だけでしょうか?
とあるコンサートに伺った際に、奇跡的に心地良い至福の体験をしました。
優美な旋律と豊かな感情をたたえた音楽、透明感があってまっすぐに音を運んでくる音質、余計な飾り気がなく静かに変化していく映像、そっと包み込むような座席、口に含んだお気に入りの飴、そして偶然隣り合わせた女性から漂う香水。
いわば「聴覚」「視覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」が同時に満たされ、リラックスしているけれどもすごく集中してある種のゾーンに入ったような感覚になり、音楽をより深く堪能できた気がしたのです。
この幸せ体験をどうにか少しだけでもリスナーの皆さんにお裾分けできればいいな~と考えていたところ、ご縁があってインセンス(お香)の専門店「リスン」さんとお話する機会に恵まれました。
「リスン」さんは、数多くの香りからその時の気分などにマッチしたものを選んでくださるお店なのですが、驚いたことにその名前の由来が英語の「listen(聴く)」ということなのです!(詳しくは下記をご覧ください)
そんな繋がりもあって話はトントンと進み、「静けさ」をメインのキーワードとして、番組「sense of "Quiet"」とのコラボレーションが実現しました。
今月から3ヶ月間、音楽や季節の気分にあう香りを毎月ご紹介していただきます。
そしてなんと、毎回ご紹介してくださるインセンスをプレゼントしてくださいます!
まずは「聴覚」と「嗅覚」を同時に満たしてください。
更新は、毎月第2水曜日ですのでお楽しみに。
先日で東日本大震災から2年が経ちました。
変わったことと未だ変わっていないこと。必要なものと不必要なもの。これまでとこれから。
世の中や毎日の暮らし、そして自分自身を見つめなおすためにも「sense of "Quiet"」の音楽と「lisn」の香りで心を鎮めてみるのはいかがでしょうか?
[Text:樋口亨]
はじめまして。インセンス専門店リスンです。
このたび、ご縁があってJJazz.Netさんの番組「sense of "Quiet"」とコラボレーションさせていただくことになりました。
まずは初回なので、簡単な自己紹介をさせてくださいね。
リスンは150種類以上の香りをご提案する香りの専門店です。
京都と青山にあるショップでは、カラフルなスティックインセンスや、サシェをご紹介していて、香りのコンシェルジュたちが、時間や場所、気分に合わせて楽しんでいただける香りをご案内しています。
ところで、音楽を愛する皆さまならピンと来られたかもしれませんが、「リスン」は英語のlisten(聞く)の意味。古来より日本には「香りを聞く」という美しい表現があり、それにあやかったブランドネームです。
音を「聴く」こと、香りを「聞く」こと。
ふたつの感覚的要素が重なった時、なにかミラクルな空間が生まれるような気がしませんか?
音と香りに包まれながら、耳を澄まして目を閉じる。感覚がゆっくりと溶けあい、全身に澄んだ光が射し込んでくる...そんな魅惑的なひとときを、感じていただけるようなインセンスを、これから3ヶ月間ご紹介させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
そして、皆様へのお近づきの印に、5種類の香りが入ったインセンス・アソートメントを毎回プレゼントいたします。
音やリズムを感じさせる香り、また季節の空気感に似合う香り・・・そういった香りのお話もさせていただきます。
プレゼントへの応募は、このページの下にある「応募する」ボタンをクリックするか、「プレゼントページ」からご応募いただけます。
皆さまの、香りについてのエピソードやご感想もぜひお寄せくださいね。
たくさんのご応募お待ちしています!
最初にご紹介するインセンスは、PILE (パイル)。レイヤードグリーンの香りです。
PILE / パイル
香り:レイヤードグリーン
よもぎやパチュリーなど、様々なグリーンを重ねた香り。
キーワード:陽春
この香りを聞くと、平穏な、これ以上ない安堵の景色が思い浮かびます。陽の光と、芽吹きはじめた草のやわらかな匂い。春のこの上なく幸せな香りですね。
また、長い冬を堪えて、春を心待ちにしていたのは人や動物たちだけではないはずです。草や木々や花々、それぞれの生命が晴れ晴れと伸びやかに、春をよろこんで舞い踊るワルツ。楽し気なステップが耳に響いてくる、そんな香りでもあります。
リスンのインセンスにはそれぞれのイメージストーリーがあります。
PILEのイメージストーリーは、、、
~草原のワルツ~
暗い闇の中から顔を出すと
そよ風のささやきが聞こえた。
いっせいに芽生え始めた、春のうたの種。
弾む音符を夢中で追いながら、
赤・白・きいろの花々と踊る草原のワルツ。
ステップを踏み出した足元が
ふわりと宙を舞う。
大きなちょうちょの背中から、
ぐんぐんと大地が遠ざかっていく。
次にご紹介するインセンスは、MIDNIGHT SHOWER(ミッドナイトシャワー)。イランイランとアンバーの香りです。
MIDNIGHT SHOWER / ミッドナイト シャワー
香り:イランイランとアンバー
アンバーをベースに、イランイランなどのフローラルを合わせた静寂な香り。
キーワード:真夜中 / 早春
ワクワクする陽気とうらはらに、春はまた、どこか不安を誘う季節でもありますね。出会いと別れの多い時期でもあり、移ろっていくものに置いてきぼりにされてしまうような、心細さがつきまといます。
そんな春の夜、眠れずにじっと闇を見ている誰かがいれば、このインセンスを贈りましょう。悲しさでなく、切なさでもない、からだを離れた気持ちが、暗闇にふわり浮いている、そんな景色が見える香り。耳元に、囁く小さな声が聞こえたのは、まぼろしではありません。
夢のような、けれど夢ではない体験に、輪郭を与えてくれる香りです。
MIDNIGHT SHOWERのイメージストーリーは、、、
月のない夜、
オルゴールの音にあわせて
黒衣のピエロが手品を始める。
ピエロの手からは時折金平糖がこぼれ落ち、
妖しくキラキラと光る。
その光に吸い込まれそうな気がして、
不安になって目を閉じると現実に戻り、
「はっ」と目が開き夢から覚める。
音楽から香りを、香りから音楽を感じる。
目には見えず、かたちもない。けれど確かに、ひとりひとりの記憶の奥底へ、遠く静かに響き渡る感覚。
そんなひとときに寄り添うインセンスを、これからもご紹介いたします。
リスン青山
今回ご紹介したインセンス「PILE」と「MIDNIGHT SHOWER」を含む
5種類の香りが入ったインセンス・アソートメントを抽選で3名様にプレゼントします!
lisn information |
日本には古くから香りを「聞く」という美しい表現があります。
その【聞く:Listen】の発音記号をロゴマークにした「リスン」。
文化や言葉の違うところでも世界中の多くの人たちが説明や背景を知らなくても
楽しめる香りやデザインで満ちています。
リスン京都
〒600-8411京都市下京区烏丸通四条下ルCOCON
TEL:075-353-6466 FAX:075-353-6467
incense@lisn.co.jp
11:00~20:00 年中無休
リスン青山
〒150-0001渋谷区神宮前5-47-13-202
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aoyama@lisn.co.jp
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