ARTIST : G.RINA (vocal)
TITLE : 大切な曲
JJazz.Net"THE SONG"では毎回、色々な方に「大切な曲」について語って頂きます。今回は、2005年9月7日『東京(みやこ)のジプシー』をリリースされたG.RINA さん。G.RINA さんの大切な曲とは？JJazz.Net #222"THE PARK"では、「東京のジプシー(メトロポリタンスパゲティーニ)」をご紹介。
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音楽家としてのわたしが、うたの中で身近な誰かに向かって真剣に叫ぶとき、それが遠くの見知らぬ誰かに突き刺さることはなんとおもしろいことでしょうか。
一方リスナーとしてのわたしも、他の音楽家の感情表現を、自分の感情であるかのように錯覚してぞくぞくしたりします。
どんなときも自分にとって大切な音楽は、まことに生身なもののような気がします。
音楽は音楽製造機からできるのではなくて、人間がつくるもので、ある種プライベートであるはずの感情や思考の表現が、遠くに、深くに、届いたり。
そこには、たとえちっぽけかもしれなくても、表現せずにはのっぴきならないような、表現者自身の人生への不器用さや真摯さがあるのかもしれません。
真っ向の感情や願いをぶつけてこられると、聴いている側もなにか受けとらずにはいられないですし、ちょうどこころの同じあたりに穴があいていれば、受けとるというよりしみこんだり、さらにえぐられたりもします。
発する側も受けとる側も真剣勝負ですね。
そういった生身の温度のようなものは、なにもこれみよがしに汗や涙の臭いがするということではなく、シンプルで静かな音楽であっても、勝手に伝わってしまうものじゃないかなと思うのです。
G.RINA
[[[ G.RINA PROFILE ]]]
東京生まれ乙女座のシンガー／ソング・トラックメーカー／DJ。
03年に1stアルバム『サーカスの娘 - A Girl From A Circus-』で歌手デビュー。
翌年、ロブ・スミスや大沢伸一らによるリミックス・アルバム『A Girl From A Circus - Remixes-』、05年には2ndアルバム『漂流上手』を発表。傑出した言語感覚で綴られる詩の世界と、ジャンルや年代、国境を越えたキャッチーかつ豊潤な音世界、真水のように透明で、繊細な歌声――すべてがワン＆オンリーな、自称"音楽郵便屋"。
イギリス人と日本人のクオーター。
DJ SENORINA(セニョリーナ)名義でDJ活動やリミックス業など。
→G.RINA HP
→ANGEL'S EGG HP
[[[ WORKS ]]]
2005年9月7日
DDCA5027
ANGEL'S EGG
[[[ LIVE INFORMATION ]]]
【12月22日(木)】
- 鉄楽 -
出演：G.RINA、鉄鍋、J'Ouvert（ジュヴェ）
場所：宇田川ラヴァーズ・ロック
開演：22:00
詳細：こちら (優待あり)
【12月28日(水)】
出演：G.RINA、鉄鍋
場所：下北沢lete
開演：19:30
詳細：こちら (予約)
【1月14日(土)】
- 第二回 G.RINAお便り実演会 -
場所：下北沢La Cana
開演：夕方より
