青野賢一 (World Of Echo/DJ) - 『聞き流せない、音楽』

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青野賢一 (World Of Echo/DJ)


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1976-2006 - BEAMS 30th Anniversary
 レーベル:BEAMS RECORDS
 リリース:2006年10月20日
 製品番号:BBRC6019

ARTIST : 青野賢一 (World Of Echo/DJ)
TITLE : 聞き流せない、音楽


JJazz.Net"THE SONG"では毎回、色々な方に「大切な曲」について語って頂きます。2006年10月20日にリリースされたコンピレーションアルバム『1976-2006 BEAMS 30TH ANNIVERSARY』。セレクトショップBEAMSから30周年を記念してリリースされました。創業の年、1976年に生まれた曲を、現在のアーティストがカバーしています。今回は、参加アーティストの一人、青野賢一さん(World Of Echo)に語っていただきました。


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こう言うと意外に思われるようですが、わたしは移動中などに音楽を聴きません。最近に始まったことではなく、昔からずっと。
理由は、「聞き流す」ことが出来ないからに他なりません。ながら聞きは、まったく自分に音楽が入っていかないのです。
わたし達が子どもの頃、音楽は外に持ち出すことが出来ませんでした。それが、ウォークマンの登場により持ち歩き可能になったわけですが、どうもピンと来なかった。音楽を聴くと、他がお留守になってしまうようなのです。音に聴き入ってしまう、とでも言いましょうか。


逆説的に言うなら、聴き入ることが出来ないような音楽なら、必要ないということになります。さらりと聞くなら街の雑踏、雨や風の音の方がいい。
そこまで自分を惹き付ける音楽こそが、大切な曲というわけですが、これまで聴いてきた曲(つまり能動的に聴いた曲)はすべて何かしらの影響をわたしに与えてくれています。
自分で選曲する際、また楽曲制作する際、1曲でも、ひとりでも誰かのこころに届くものを表現出来たら。そう思って日々精進しております。


青野賢一


[[[ 青野賢一 PROFILE ]]]


セレクトショップBEAMSが手掛けるレーベルBEAMS RECORDSのディレクターであり、同ショップのバイヤー、そしてまたファッションの分野ではBEAMSのプレスを担当。


'80年代後半よりDJとしてのキャリアをスタート。CAVE、oto、web、Loopなどを経て、現在は目黒CLASKA 1F LOBBY(毎月第1土曜日with山崎真央)、青山骨董通りLA BOHEME "CLASSICO"(毎月第1金曜日with橋本徹)のレジデントDJなどを担当。他にもゲストDJとして全国各地の様々なイヴェントからのオファーを受けている。


また有名メゾンのレセプションパーティーや、フロアショウなどクラブフィールド以外でも活躍。クラブ、ラウンジ双方で自身の世界観を表現出来る数少ない「サウンド スタイリスト」である。近年は、山崎真央とのユニット「World Of Echo」名義で選曲や楽曲制作にも取り組んでいる。その傍ら執筆活動も行ない、雑誌「MEN'S EX」(世界文化社)、インターネットマガジン「フィナム」などにて音楽コラムを連載中。





[[[ WORKS ]]]


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1976-2006 ~BEAMS 30th ANNIVERSARY~ / V.A.
BBRC6019
BEAMS RECORDS
2006年10月20日





[[[ LIVE INFORMATION ]]]


【11月28日(火)】
WAREHOUSE 2nd ANNIVERSARY
『CROWN BEAUTY & GROOVE』@麻布十番"WAREHOUSE"


★毎月第1金曜日「CLASSICO」@青山骨董通り"LA BOHEME"(w/橋本徹)
★毎月第1土曜日@目黒"CLASKA"1F LOBBY(DJ /World Of Echo)
★毎月第2金曜日@外苑前"Sign"
★毎月第3土曜日@外苑前"Office"






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このページは、JJazz.Netが2006年11月 8日 11:30に書いたブログ記事です。

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