Takasitar (シタール) - 『Jantar Night』

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Takasitar (シタール)


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Jantar Night
 レーベル:Khazana-records
 リリース:2007年1月14日
 製品番号:KZND0001

ARTIST : Takasitar (シタール)
TITLE : Jantar Night


JJazz.Net"VOICES"は毎回、最新メッセージをお送りします。今回は、2007年1月14日に
新作『Jantar Night』をリリースされるシタール奏者Takasitarさんに語っていただきました。


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ノモシュカール!!


はじめまして。シタール奏者のTakasitar(タカシタール)です。
この度、発売された初のソロ・アルバム、
『Jantar Night(ジャンタル・ナイト)』について紹介させてください。


ご存知のかたも多いと思いますが、「シタール」はインドの弦楽器です。
私は、この「シタール」や、西洋の音楽とは異なる進化を遂げた
「インドの古典音楽」を学ぶために、数年、インドに滞在していました。
このアルバムは、今まで自分が学んできたインド音楽の要素やムードを、
自分なりのポップな形に変換してみようという試み、の結果だと自負しています。


このアルバムの着想を得たのは、ジャイプールという街にある、
18世紀に天文学オタクの王様が建てた、ヘンテコな形の天文観測器群
『ジャンタル・マンタル』という場所でした。
ある日の暑い午後、レッスンの帰りに、その観測器の日陰で、
数世紀前の夜に耳を澄ましたことが、本作を創るきっかけでした。


制作は、コルカタという街で出会った
Maya.M.Moeranと共同プロデュースのもと、
Keiku、西都まりこ達の女性ボーカルをフィーチャーし、
インドに滞在中、拾い集めていた街の声を散りばめたり、
自分でプログラミングしたトラックの上で、シタールを弾いています。
Asa-chang & 巡礼の超絶タブラ奏者U-zhaanの参加するユニット
『Salmon cooks U-zhaan』によるリミックスも収録しています。
気が付くと、製作中、いつもインドの地を想っていた心は、
次第に、インドを超えて、どこでもない何処かに向っていました。


余談ですが、今年、2007年は日印交流年です。
より多くの人が、インドの音楽や文化に
興味を持ってもらえる年になるといいな、と思っています。
情報の半端さ故に、ステレオタイプなイメージを持たれやすいインドの
音楽が、その懐の深さを垣間見せる瞬間が多々あることを願って。


ノモシュカール!!


Takasitar


[[[ Takasitar PROFILE ]]]


1976年埼玉県生まれ。
幼少より、ピアノ、ギター、パーカッションを演奏。
大学時代にシタールに出会い、渡印。インド古典音楽を学び始める。
シタールを中村仁氏に師事した後、再び渡印。
2001年より、コルカタにてシタールをモニラル・ナグ氏に師事。
2004年より、ドゥルパッドをワスィフッディン・ダーガル氏に師事。
インド古典音楽の探究、演奏の傍ら、2004年、偶々訪れた南インドで
Think Tank」のリーダーK-bombに遭遇したことをきっかけに、
様々なジャンルのセッションやレコーディングに参加。
2006年には、ビル・ラズウェル、カーシュ・カーレイらが参加した
GOMA da Digeridooの『Soul of Rite』や
Killer-Bong『MOSCOW DUB』等に参加。


また同年、自身のレーベル「Khazana Records」を立ち上げる。





[[[ WORKS ]]]


Takasitar HP
Khazana-records HP


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Jantar Night / Takasitar


2007年1月14日
KZND0001
Khazana-records



[[[ LIVE INFORMATION ]]]


【2月11日(日)】
- Takasitar & Sugee -
出演:Takasitar(sitar)、Sugee(NXS/voice & per)
場所:Hun Lahun(吉祥寺)
問合せ:0422-48-7796(Hun Lahun)






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このページは、JJazz.Netが2007年1月10日 16:05に書いたブログ記事です。

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