石原江里子 (vo, p, comp) - 『スタンダードの魅力』

ARTIST : 石原江里子 (vocal, piano, compose)
TITLE : スタンダードの魅力

JJazz.Net"VOICES"では毎回、様々なアーティストからの最新メッセージをお届けしています。今回は、2007年02月07日に第4作目のアルバム『Love Standards』をリリースされたシンガー/ピアニスト、石原江里子さん。イギリスでの暮らしや、ジャズのスタンダードについてお話を伺いました。

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こんにちは。
石原江里子です。

私は普段ロンドンで生活をしているのですが、こちらに生活の基盤を置くことが出来てから、もうかれこれ10年になります。もともとは、留学のためにこちらに来たのですが、色々な音楽仲間に出会っていくうちに、この街に魅力を感じ(私の3枚目のアルバム『This Crazy Town』を聞いて頂くとわかって頂けるかも)、一度帰国もしましたが、再渡英し今では、すっかり居座っている状態です。

さて、2月7日に私の４枚目のアルバム『Love Standars』が日本で出る予定になっています。ファンの皆様からリクエストいただきました４曲の新しい録音と、今までリリースしました3枚のアルバムの中から、それぞれ3、4曲ピック・アップしたベスト盤になっています。本人から言わせてもらうと、ベスト盤を出すのはまだまだ早いと思っているので(笑)、そう呼ぶのには、正直言ってどうかと思いますが、アルバム・タイトル『Love Standars』として皆様にお送り出来ればと思っています。

私はとにかく、スタンダードが好き。色々なスタンダードに出会えば出会うほど、その世界のおもしろさに日々気付くのです。スタンダードの歌詞の多くは、シンプルですが、説得力とストーリーに満ち溢れていて、コード進行がそれをさらに盛り上げているところがすごい。それから同じ曲でも、人それぞれによって、自由に演奏することが出来る要素がある可能性と柔軟性も備えた奥深いものだと、私は思うのです。今後もずっと、この世界を追及していきたいと思っています。 『Love Standars』には皆様のおなじみの曲がたくさん入っていて、それらを自分なりにアレンジしてみました。是非楽しんでお聴き頂ければと思います。

石原江里子






[[[ 石原江里子 PROFILE ]]]

ロンドン在住のヴォーカル、ピアニスト、コンポーザー。

4歳でピアノを始め、国立音楽大学ピアノ科卒業。高校時代からジャズを聴き始め、大学在住中にジャズのプレイも自分なりにスタート。作曲への好奇心と、それまで独学で勉強していたジャズを基礎から学ぶために渡英し、名門ギルドホール音楽院大学院ジャズ科に留学。ジャズを勉強しながら、ロンドンで活躍する多くのミュージシャンと出会う。同校卒業後、ひとまず日本に帰国するも「どうしてもイギリスに戻って、ジャズの勉強を続けたい」という思いが強くなって、猛反対をする両親を説得して、1997年に再渡英。「私にはジャズしかない！」と、寝食を忘れてジャズに打ち込む。それと同時に、プロのミュージシャンとして、ロンドンを拠点に著名なジャズ・ミュージシャンやシンガーと共演を重ねてきた。

1999年、自身のグループを結成し、ロイヤルフェスティヴァル・ホイヤー、606クラブ、ピザ・オン・ザ・パーク、ヴォルテックスをはじめとする著名なジャズ・クラブにレギュラー出演、ラジオや数々の雑誌、イブニング・スタンダードなどの新聞にも取り上げられている。

2001年、11曲入りの自主制作CDをリリース。2002年から帰国の際に、青山のBody & Soul、六本木アルフィー、目黒ブルースアレイなどに自ら売りこみ、ライヴを行い注目を集める。そして2004年2月18日『ア・サウザンド・ウインズ』(PCCY-30067)で日本国内デビューを果たす。

2004年8〜9月にかけて初めての名古屋、大阪のライブハウスに出演。どちらも入店が出来ないくらいの大盛況！2004年10月からTBS系「ブロードキャスター」のオープニング＆エンディング・テーマに大抜擢される。2004年11月にはセカンド･アルバム『月に願いを』の制作スタート。2005年1月19日にリリース。約半年で10,000枚以上の大ヒットとなる。

2005年、12月2日には韓国「ホアム・ホール」で超満員の800人の観客を集め、日本人のジャズ･アーティストで初公演では異例の大成功を収めた。

2006年3月15日3rdアルバム『This Crazy Town』を日欧同時発売。

→石原江里子




[[[ WORKS ]]]

『Love Standards / 石原江里子』

2007年02月07日
PCCY30114
PONY CANYON / After Beat

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