ARTIST : 白崎彩子 (piano)
TITLE : Musically Yours：音楽を通してあなたへ心を込めて
JJazz.Net"VOICES"は毎回、最新メッセージをお送りします。今回は、白崎彩子さん、2005年6月22日にリリースされる最新アルバム『Musically Yours』について語って頂きました。
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デビューアルバム『EXISTENCE』の発売から約2年ぶりに新作をリリースする運びとなりました。今作はNY在住の若手最強のドラマー、高橋信之介さん、やはりNYで活躍中のオーストラリア出身ベーシスト、マット・クローシーさんとのタイトで瑞々しいコラボレーションがお楽しみ頂けると思います。
レコーディングを意識した演奏というよりは、日頃やり慣れている曲を気負うことなく演奏したいと思いました。その結果、ピアニスト達が残した素晴らしい作品を中心に、オリジナル3曲、スタンダード3曲という構成に至りました。今作はストレード・アヘッド・スイングに加え、ジャズの題材にファンク、ラテン、ボサノバ、変拍子など、多様なビートを取り入れています。
ジャズは難しくて、と躊躇される方も多いと思いますが、堅苦しく考えず、聴いていて美しいメロディー、フレーズだな、とか体が自然と動き出す、とか何だか難しい事はわからないけどかっこいいな、そんなことをこのアルバムから少しでも感じとって頂ければ本望です。
「瞬間芸術＝即興」の醍醐味をこれからもあらゆる場面で感じながら演奏していきたいと思っています。今後自分の演奏がどのように変化、進化していくかわかりませんが、今の白崎彩子の音を一人でも多くの皆さんとシェアできたら幸せです。
白崎彩子
[[[ 白崎彩子 PROFILE ]]]
東京芸術大学ピアノ科、マンハッタン音楽院ジャズピアノ科修士課程卒業。5歳よりクラシック、10歳よりジャズ愛好家の父のガイダンスでジャズピアノを始める。11〜14歳までジャズピアニストとして活動し、大学卒業後再びジャズに目覚め、都内のライブハウスを中心に本格的に活動開始。
14歳で第3回浅草ジャズコンテスト優勝を始め、第1回ハイネケン・ジャズ・コンペティション準優勝(1995) 、Great American Jazz Piano Competition第3位(2004) 、Mary Lou Williams Women In Jazz Piano Competiton入賞(2005)、等数々の賞を受賞。
1997年よりNYに拠点を移し、現在はNYを中心に自己のトリオの他、様々なユニットで活躍中。2003年8月、ルイス・ナッシュをドラマーに迎えた待望のデビューアルバム『EXISTENCE』をリリース。2003年〜2004年、自己のトリオで3度のNYブルーノート出演を果たす。
繊細且つ奔放なタッチとフレーズは多くのリスナーを魅了してやまない。2005年8月下旬より『Musically Yours』発売記念ジャパンツアーが予定されている。
[[[ WORKS ]]]
2005年6月22日
WNCJ2148
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