万波麻希 - 「無限の感覚」

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万波麻希


The World of Sense
リリース:2008年10月3日
製品番号:PCD-18534

ARTIST : 万波麻希
TITLE : 無限の感覚


JJazz.Net"VOICES"では毎回、様々なアーティストからの最新メッセージをお届けしています。今回は、2008年10月3日アルバム『The World of Sense』をリリースされた、万波麻希さんに伺いました。




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皆様こんにちは、万波麻希です。約2年半ぶりに10月3日に私のニューアルバム、「The World of Sense」が発売されることになりました。

ファーストアルバムでは、ほとんどが私自身の打ち込みによるものでしたが、今回はアコースティックなサウンドが軸となっています。しかし一筋縄では行かないのが万波サウンド、練りまくった曲構成と、いろんなところにイタズラを仕掛けてます。

どんな内容かを説明するのが大変なのですが、前作同様見事にジャンルはバラッバラ(笑)、一口にジャズといってもスピリチュアルあり、モダンあり、プログレあり、おまけにフラメンコあり、現代音楽ありの盛りだくさんな内容です。

ゲストも豪華、プロデューサーに須永辰緒さん、ファーストでも参加して頂いた菊地成孔さん、自分からラブレターを書いてコラボが実現したニコラコンテさん、今をときめく若手ジャズミュージシャンでは丈青さん(SOIL&"PIMP"SESSIONS)、平戸祐介さん(quasimode)、 永田雄樹さん(JABBERLOOP)、類家心平さん(菊地成孔 DUB SEXTET)、そしてベルリンエレクトロニカの旗手、AGF。それから初の男性ボーカルとのデュエットも実現、お相手はKSK Aritaさん(Rockamenco)、あ~まだまだ書ききれない。。。

今作では強力なミュージシャンたちが演奏で奇跡を起こし、私はプログラミングで奇跡を起こす、というコンセプトをもとに、スタジオ録音した膨大なデータを全て持ち帰って自宅編集するという暴挙に出たため、前作以上にヒゲが伸びそうなほど過酷な作業に陥るハメに。弦楽8重奏のアレンジにも初挑戦して(これで更にヒゲが伸びた)、入魂の一枚になっています。

さて、アルバムのメッセージについて少し。。。
「The World of Sense」というタイトルには「無限の感覚」という意味があります。人間が生まれ持って授かった能力を失うことなく、最大限に発揮していきたい。音楽という目に見えない、手に触れることも出来ない、抽象的な芸術を創作していく中で、無限の感覚を開ききって表現の頂点に達したい、そんな願いが込められています。
アルバムの中の「Turquoise Blue」という曲に、「あなたが落とした一滴は決して消え去ることなく、小さな川となりやがて世界の流れをも変えていく」という下りがあります。これには、たった一人ぼっちでも自分の意見を主張することを恐れないでほしい、というメッセージが込められています。アートを表現するのもそうだし、環境問題への取り組みや平和運動にしたってそう、今すぐ世界は変わらないかもしれないけど、行動を起こさなければ永遠に変わる事もない。例え世界中の人に無視されたとしても、あなた自身という一番大切な人の心に刻み込まれるはず。あなたが本当に正しいと思って起こした行動は決して無駄にはならないこと、そしてあなたが生まれ持った感覚は無限の可能性を秘めていると信じてほしい。
アルバム全体のメッセージでもあり、私からの永遠のメッセージでもあります。
10月18日には所沢航空記念公園で、ソロ名義では初の野外フェスに出演します。昼下がりの危険なジャズ(笑)を目撃したい人は、是非遊びに来て下さい!

皆様にお会いできるのを楽しみにしています。万波麻希でした♪




[[[ 万波麻希 PROFILE ]]]


幼少よりピアノ、ドラム、舞踊、作詩・作曲、声楽などに親しむ。 大阪芸術大学舞台芸術学科中退後、ミュージカルの舞台を志し19歳でNYに渡る。黒人教会でゴスペルを歌い、オフブロードウェイの舞台でコーラスダンサーを務め、キャバレーでジャズシンガーとして出演。ヴォーカリストとしては、クラブシーンを軸に舞踏や映画音楽などの様々な分野のアーティスト達とコラボレーション作品をリリースしている。スタンダードの歌 ものに加え、ポエトリー・リーディングや、4オクターブの声域にエフェクトを融合したボイス・パフォーマンスなど、様々な角度から声を駆使したアプローチ を展開。 ソロ名義では作詩・作曲、アレンジに加え、ピアノ、プログラミングなど制作をほぼ一人で手掛け、究極の美しいメロディーと混沌のビートを追求。溢れるエモーションを注ぎ込んだスピリチュアルな楽曲を制作。ロンドンよりリリースした12インチが「次世代のアリス・コルトレーン」「デヴィッド・リン チに捧げるダンスミュージック」と評されカルト的な話題を呼ぶ。 そして、2006年3月にP-VINEより1stアルバムをリリースし、好評を得、NATIVE、soil & pimp sessions、quasimode、菊地成孔、須永辰緒、野崎美波、木下ときわ、南博、小林径、松浦俊夫、Shima&Shikou duoらと競演。ちなみに菊地成孔が映画音楽を担当した「パビリオン山椒魚」では主題歌を担当。他、様々なコンピレーション・アルバムへも参加、THEATRE PRODUCTS / KINGLY THEATRE PRODUCTSの東京コレクション2007のショーでは生演奏もするバックモデルとして、類家心平らとともに参加。 他、モーションブルー横浜でのライブや、舞浜イクスピアリ、J:z Bladでのライブなど、JAZZミュージシャンが出演する大型ライブハウスにも出演中。





万波麻希 HP


P-VINE RECORDS





[[[ LIVE INFORMATION ]]]


10/18(土) 所沢航空公園 "Flying Jam Summit"
12/20(土) 舞浜 クラブイクスピアリ




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