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TOKYO JAZZ MAP#36 - AKETA'S DISK Special

2019.6.26update
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PROGRAM CONCEPT

この番組は、世界に日本のジャズの魅力を発信。毎回ゲストを迎え、今の日本のジャズシーンや世界中で活躍する日本人ジャズミュージシャンに迫ります。ニューリリースやイベント情報、そして東京のジャズスポットも紹介します。

Tokyo Jazz Map is a monthly program presenting a diverse selection of contemporary Japanese jazz artists. Featuring new releases, guest interviews, event information and a monthly Tokyo jazz spot recommendation.

MESSAGE

NAVIGATOR

James Catchpole
アメリカ、ニューヨーク州出身。1997年に初来日。2007年、東京のジャズシーンに関する情報サイト「Tokyo Jazz Site」を立ち上げ、以来、世界中の映画監督やテレビ局などに情報を提供し日本のジャズの魅力を伝え続けている。2013〜2014年には、インターFM「OK Jazz with James Catchpole」のDJを務める。現在は自身のポッドキャスト番組「OK Jazz」を配信する傍ら、The Japan Timesをはじめジャズ関連の執筆活動もしている。

James Catchpole was born in Brooklyn, New York and is a 18+ year resident of Japan. He spends all his free time　wandering the Kanto area looking for jazz cafes, bars, clubs and record stores, which he documents on Tokyo Jazz Site.

For two years he hosted the OK Jazz radio show on InterFM Radio, currently the OK Jazz podcast. He is also co-contributor to the Tokyo Jazz Joints photo project, an ongoing effrot to visually capture and preserve the beauty and unique charm of the old Jazz dives of Japan.


→twitter（Mr. OK Jazz）

GUEST

尾川雄介 / Yusuke Ogawa2001年より中古レコード店 universounds を主宰。その眼識やアーカイヴ力を基に、再発監修、レーベル運営、DJ、ライターなど幅広く活動。＜Deep Jazz Reality＞、＜PROJECT Re:VINYL＞、＜EXTRAVAGANZA!＞といったシリーズを中心に、手掛けた再発やコンピレーションは120タイトルを超える。

共著『和ジャズ・ディスク・ガイド』や『インディペンデント・ブラック・ジャズ・オブ・アメリカ』をはじめとし、ディスク・ガイドや音楽誌、またライナーノーツの執筆多数。日本のディープ・ファンク・シーンを切り拓いた＜SEARCHING＞や、ポスト・レア・グルーヴを模索する＜DEEP ENOUGH＞といったイベントでレジデントDJを務める。これまでに2度、DJとしてフジロックフェスティバルに出演。


Opened the universounds record store in 2001;
DJ, music writer, reissue producer and compiler of the 'Deep Jazz Realty' and 'Project RE: Vinyl' + many other compilations.
Author of 'Disc Guide to Japanese Jazz' and 'Independent Black Jazz in America'.
Co-founder of the 'Searching' and 'Deep Enough' DJ events in Tokyo.

Title : 『J Jazz - deep Modern Jazz From Japan 1969-1984』
Artist : V.A.
LABEL : BBE
NO : BBECCDJ434
RELEASE : 2018.1.24

DETAILS

今回は日本のインディペンデント・ジャズ・レーベル、AKETA'S DISKを特集。
今年7月に尾川雄介監修のシリーズ「DEEP JAZZ REALITY」より名門AKETA'S DISKの初期作品が復刻、ということで監修/解説をした尾川雄介さんをお迎えしました。 ご存知の通り、AKETA'S DISK（アケタズ・ディスク）とは自らミュージシャンとして活躍、東京西荻窪にてライヴハウスを運営する明田川荘之が主宰する東京のインディペンデント・ジャズ・レーベル。
今回は尾川雄介さんに日本語で解説してもらいながらそれら幻の作品をたっぷりご紹介します。
森山威男、古沢良治郎、植松孝夫などのグループで活動したテナー／ソプラノ・サックス奏者、小田切一巳が唯一残した作品や国内外でいま最も注目されている作品のひとつ、ピアニスト、寺下誠がハロルド・ランドを迎えて録音したアルバム、高柳昌行のグループ"アングリー・ウェーヴス"が唯一残した作品など、とにかくレアな音源ばかり。

近年世界中から注目の集まるJapanese Jazz作品の中でも特にコアでディープなAKETA'S DISK（アケタズ・ディスク）の世界をお楽しみください。
レーベルの初期作品はほぼアナログのみのリリースで知られざる名作が数多く存在しています。今回はそれら初期の23作品が復刻。第一弾としてリリースされる12作品中9作品が世界初CD化、手書きのジャケットやハンドメイドの帯などDIY精神溢れる作品はまさに日本のジャズの歴史ともいえます。

【アケタズ・ディスク】
明田川荘之が西荻窪にライヴハウス<アケタの店>をオープンさせたのは1974年2月。以降これまで幾多のミュージシャンが集い、夜な夜なセッションを繰り広げてきた。まさしく日本のジャズ史が積み重なってきた"現場"である。並行してレコード制作レーベル<アケタズ・ディスク>を始めたのが1976年春のこと。<アケタの店>に出演するような、パワフルで人間臭いミュージシャンの作品を制作したい、はたまた天才・アケタの作品を世に出したいと自主制作に乗り出したのである。アナログレコードは1985年までに23タイトルが制作され、その後もCDに切り替えてリリースは続けられている。現場を映したカタログには個性的な作品が多く、厚みもあって壮観だ。ここに唯一のリーダー・アルバムを残した者、後の活躍を予見させるようなファースト・アルバムを残した者、人生最後となるラスト・アルバムを残した者・・・。また、ここでしか実現しなかった貴重な顔合わせも数多い。もちろん音楽性は多岐にわたるが、明田川の思いを映し、全ての作品がパワフルで人間臭い。それこそが、アケタズ・ディスクの最大の魅力である。(尾川雄介)

【宮坂高史/SoulTomato】
【寺下誠 [Makoto Terashita] Meets Harold Land - Takeuma】
【高柳昌行 (Masayuki Takayanagi) & Angry Waves - 850113 3】

TOKYO JAZZ SPOT

TOKYO JAZZ MAP#36 - アケタの店（AKETA NO MISE）

番組では毎回東京周辺のジャズスポットを紹介。今回紹介するのはジャズクラブ、「アケタの店」。

1974年２月オープン、今年45周年を迎えた、いわゆる中央線ジャズの真髄ともいえるお店。フリージャズを中心とする骨太のラインナップが特徴で、現在も石田幹雄さんやスガダイローさん、渋谷毅さんなどが定期的にライブを行っています。キャパは約30席ほどと小さいですが昭和から続く東京のアンダーグランドカルチャーを感じることのできる数少ないお店です。

→アケタの店


＜ADDRESS＞
〒167-0042 東京都杉並区西荻北 3-21-13 吉野ビルB101
3-21-13 Yoshino Bldg B101, Nishi-Ogikubo-Kita,Suginami-ku,Tokyo.JAPAN.
tel: .03-3395-9507

＜DIRECTIONS＞
最寄駅: JR西荻窪駅
北口から徒歩2分
Station: Nishi-Ogikubo Station（JR Chuo Line）
North Exit 2 min.

＜OPEN＞
「昼/DAY」15：00～18：00 ￥1,500～
「夜/NIGHT」20：00～23：00 ￥2,800（＊のみ￥3,000）
「夜中/MID NIGHT」0：00～1：30 ￥1,200
（すべて１drink 付）
※「昼」「夜」「夜中」の表記の無い日は全て「夜」のライブです