PROGRAM CONCEPT
オーセンティックなジャズ、そしてダンス・ミュージックを通過した世代が生み出すジャズ、そのどちらのリスナーにもリンクするミュージックプログラム。国も時代も超えた"夜ジャズ"の世界を堪能して下さい。
番組へのメッセージはこちら
この番組はエフエム京都(α-STATION)でもお楽しみ頂けます。
89.4 FM KYOTO 第2土曜日 24:00-25:00
NAVIGATOR
須永辰緒Sunaga t experience =須永辰緒によるソロ・ユニット含むDJ/プロデューサー。 DJプレイでは国内47都道府県を全て踏破。また北欧=日本の音楽交流に尽力、世界各国での海外公演多数。
MIX CDシリーズ『World Standard』は12作を数え、ライフ・ワークとも言うべきジャズ・コンピレーションアルバム 『須永辰緒の夜ジャズ』は20作以上を継続中。国内や海外レーベルのコンパイルCDも多数制作。国内外の多数のリミックスワークに加え自身のソロ・ユニット”Sunaga t experience”としてアルバムは5作を発表。アナログ啓発活動としてヴァイナルのみのリリース・シングルなども続く。多種コンピレーションの 監修やプロデュース・ワークス、海外リミックス作品含め関連する作品は延べ200作を超えた。加えて企業ブランディングや商品開発、音楽や料理などの著作も多数手がける。
Title : 『Suomenlinna』
Artist : Sunaga t experience
LABEL : Playwright
NO : PWT54
RELEASE : 2019.4.24
GUEST
Tony Higgins(トニー・ヒギンズ )
アーティスト・マネージメントやプレス、プロモーションといった仕事をし、音楽業界に参入。UKを代表するジャズDJ、そしてラジオDJとしても知られるジャイルス・ピーターソンの下で数年間働き、彼と一緒に数枚のコンピレーションを監修、マネージメント業務に携わった。Koop Featuring Yukimi Nagano (現Little Dragon)などのバンドやUnited Future Organizationと一緒に仕事をし、松浦俊夫が渡英した際にもサポートした。また、彼はテレビ業界でも仕事をし、イギリス・ジャズの歴史を迫る『Jazz Britania』、1960年代から2010年代までのロック・ミュージックの歴史を壮大に描いた『Seven Ages of Rock』などの、BBEが制作した幾つか重要な音楽ドキュメントリーも手がけ、その時にピンク・フロイド、セックス・ピストルズ/PILのジョン・ライドン、ザ・フーのロジャー・ダルトリー、ルー・リード、メタリカなどの大物ロック・アーティストのインタビューを行う。またグラミー賞を数回受賞した伝説的なカントリー歌手、エミー・ルー・ハリスのロスでのライヴ公演映画をプロデュース。また現在いくつかのレコード・レーベルの顧問役をしており、解説書を執筆したり奥深いアーカイヴ向けの再発作品についてアドバイスを行なっている。
2018年からは共同監修者、そして友人であるマイク・ペデンと共に、UKを代表するディスコ/ジャズ/ファンクを出すレーベル、BBEと組み、1970年代と1980年代の日本のジャズのレア盤を再発。コンピレーションとアーティストのアルバムをリイシューするシリーズを立ち上げる。二人はこれまで3枚のJ Jazzコンピレーションと7枚のアーティスト・アルバムを再発している。
Tony has a background in music/artist/ management, music press, and promotion including working with famous UK jazz DJ/radio presenter Gilles Peterson for several years, doing some jazz compilations and management. Tony worked with bands like Koop featuring Yukimi Nagano, who is now in Little Dragon. During that time, Tony also worked with United Future Organisation and helped Toshio Matsuura when he came to the UK many years ago to DJ. Tony has also worked in TV, producing several important BBC documentaries including 'Jazz Britannia', a history of British jazz, and 'Seven Ages of Rock', a big history of rock music from the 1960s - 2010. Tony has interviewed many artists like Pink Floyd, John Lydon, Roger Daltrey, Lou Reed, Metallica, and others. He produced a live concert film in Los Angeles with multi-Grammy winning legend Emmylou Harris and is a consultant to several specialist record labels, providing sleeve notes and advising on deep archive reissues.
Since 2018, Tony has, together with his co-compiler friend Mike Peden, worked closely with UK disco/jazz//funk label BBE on 'J Jazz', an acclaimed compilation and album reissue series of Japanese jazz rarities from the 70s and 80s. Together, they have issued 3 compilations and 7 reissue albums. All have sold well around the world.Title : J-Jazz Vol.3: Deep Modern Jazz from Japan
Artist : V.A.
LABEL : BBE
NO : BBECCDJ652
RELEASE : 2021.3.3
DETAILS
今回はなんと番組150回目の放送!
2008年の10月からスタート、12年以上続く長寿番組となりました。 これも聴いてくださるリスナーのみなさま、出演いただく関係者、そして番組をサポートしてくださる「西原商会」さんの協力あってのことです。みなさま本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
150回目の今回は"和ジャズ"に焦点を当てたスペシャルな内容。
"夜ジャズ"の世界観の一つでもある、日本のジャズ=和ジャズオンリーで須永さんが選曲。
ゲストに、イギリスのレーベルBBEからリリースされている日本のジャズを集めたコンピレーション・アルバム"J-Jazz "シリーズを監修しているトニー・ヒギンズさんをZOOMでお迎えしました。
日本では10年以上前から"和ジャズ"と称して日本産ジャズが再評価。特に1970年代前後のジャズはまさに日本のジャズ黄金期といえます。
1960年〜1970年代にかけ、多くの日本人がアメリカに渡り、本場のジャズを吸収。日本でも多くのジャズ喫茶やジャズクラブ、レーベルが生まれ、メジャー〜アンダーグラウンド問わず独自に進化、発展していったのはみなさんご存知のところです。
70年に設立された日本のジャズ・レーベル、"スリー・ブラインド・マイス"については以前JJazz.Netでも尾川雄介(universounds)×塙耕記(diskunion) さんによるインタビューを行いました。
→インタビューはこちら。
また数年前に新たに産声をあげたジャズレーベル、"Days of Delight"は、そんな日本のジャズが圧倒的なオリジナリティーをもって覚醒した1970年代のサウンドをリスペクトし、当時の音源にスポットを当てること、そしてそれと同時にこれからの新しいジャズの在り方を追及することがコンセプト。
→Days of Delight
海外でもコレクターを中心に日本のジャズが注目されていますが、その仕掛け人の一人が今回のゲスト、トニーさん。そもそもなぜ日本のジャズに興味を持ったのか?そして日本産ジャズの魅力についてきいています。
そして3月3日にリリースされた『J-Jazz Deep Modern Jazz from Japan』3作目はこれまでで一番ディープな内容。
インディーズ・レーベルの音源から自主製作盤まで(!!)深く掘り下げ、沖縄のジャズやボッサ、ファンクも収録。日本の熱心なジャズリスナーも知らなかったであろうお宝音源を聴くことができます。
"アケタズ・ディスク"からのリリースで知られる河野康弘トリオが86年にリリースした激レアプライヴェート・プレスより。
島根のジャズ・スポット DIG でのライヴ録音を収めた、サックス奏者、寺川秀保によるウェイン・ショーター 「Black Nile」。
今回のVol3は2CD、そしてアナログは3LPとして同時リリースされています。
ここまでディープな日本産ジャズの発掘。頭が下がります。興味持たれた方は是非チェックしてください。
ちなみにBBEからはベーシスト中村新太郎がトランぺッター大野俊三を迎え、1984年NY録音されたアルバム『Evolution』もアナログリリースされています。
この番組、「夜ジャズ.Net」のコンセプトは、オーセンティックなジャズ、そしてダンス・ミュージックを通過した世代が生み出すジャズ、そのどちらにもリンクする音楽を国も時代も超え紹介するというもの。
今回150回を迎えるにあたり改めてこのコンセプトにふさわしい内容になったかと思います。
今後も「夜ジャズ」の世界をご堪能いただけましたら幸いです。
この番組は業務用総合食品卸事業を展開し、
日本の食文化をサポートしている「西原商会」協力のもとお送りしています。
西原商会HP
http://www.nishihara-shokai.co.jp
ARCHIVES
- 01 - Club Jazz
- 02 - Vocalist
- 03 - Vinyl
- 04 - Japanese Jazz Revival
- 05 - Finland Jazz
- 06 - EGO-WRAPPIN'×JAZZ
- 07 - Italy-Japan Jazz Scene
- 08 - Club Culture×Toshio Matsuura
- 09 - akiko × LONDON NITE
- 10 - Shuya Okino × Self Editing
- 11 - Kei Kobayashi × JAZZ DJ MEETING
- 12 - Kouki Hanawa × JAPANESE JAZZ
- 13 - Max Ionata × ITALIAN JAZZ
- 14 - Sunaga t Experience Special Feature
- 15 - A Year-End Party
- 16 - JABBERLOOP × Infinite Jazz
- 17 - FPM × JAZZ
- 18 - Saori Yano × BEBOP
- 19 - Syohei Muto × Punk Spirits
- 20 - Yuji Oono × Lupin Jazz Session
- 21 - Naoko Shimada × Something Jazzy
- 22 - Blu-Swing × Club To Jazz
- 23 - TRI4TH × Til The Debut!
- 24 - Mimori Takafumi × JAZZ JAPAN
- 25 - Chihiro Yamanaka × Jazz United
- 26 - Tsuyoshi Kawakami × Drinking Pals
- 27 - Namaoto Jazz Meeting(Part1)
- 28 - Namaoto Jazz Meeting(Part2)
- 29 - GUEST:なかの綾
- 30 - GUEST:SOFFet
- 31 - GUEST:FPM
- 32 - GUEST : Akiko Grace
- 33 - GUEST :細川克明 (GROOVE編集長)
- 34 - REGGAE INTERPRETATION Kind of Blue
- 35 - GUEST : 加藤紀子
- 36 - GUEST : 原哲夫・和加奈(Venus RECORDS)
- 37 - GUEST : Azumi
- 38 - GUEST : 由紀さおり
- 39 - 夜Jazz Meeting2011-2012
- 40 - CHAMP(YOSUKE TOMINAGA/OIBON/大塚広子)
- 41 - i-dep(ナカムラヒロシ)
- 42 - chihiRo(JiLL-Decoy association)
- 43 - FPMさん家でオーディオを愉しむ
- 44 - MARTER
- 45 - Papik
- 46 - TRI4TH
- 47 - 鈴木良雄
- 48 - クレイジーケンバンド
- 49 - イブラヒム・マーロフ
- 50 - 高澤綾
- 51 - 夜Jazz Meeting2012
- 52 - エリザベス・シェパード
- 53 - 金原千恵子
- 54 - グレゴリー・ポーター
- 55 - 井手麻理子
- 56 - Jukka Eskola Orquesta Bossa特集
- 57 - ソノダバンド
- 58 - 黒田卓也
- 59 - ケイシー・コスタ
- 60 - COLDFEET(Watusi)
- 61 - PE'Z
- 62 - 山本信太郎(元ニューラテンクォーター・オーナー)
- 63 - 夜Jazz Meeting2013
- 64 - Orange Pekoe
- 65 - 吉田類
- 66 - 金原千恵子
- 67 - 須永辰緒RECENT WORKS
- 68 - 中塚武
- 69 - Mark de Clive-Lowe
- 70 - Max Ionata
- 71 - HMV record shop 渋谷
- 72 - なかの綾
- 73 - Nia(ナガシマトモコ)
- 74 - Finland Jazz Special
- 75 - 夜Jazz Meeting2014
- 76 - 中納良恵
- 77 - Becca Stevens
- 78 - スチャダラパー
- 79 - 沖野修也(Kyoto Jazz Sextet)
- 80 - Kan Sano
- 81 - SHANTI
- 82 - New Century Jazz Quintet
- 83 - 山中千尋
- 84 - エミ・マイヤー
- 85 - Barbra Lica
- 86 - Nicola Conte
- 87 - 夜Jazz Meeting2015
- 88 - T字路s
- 89 - 浜田マロン
- 90 - JiLL-Decoy association
- 91 - 中塚武
- 92 - 岸本 亮(fox capture plan)
- 93 - なかの綾
- 94 - akiko
- 95 - Gilles Peterson
- 96 - DAYME AROCENA
- 97 - いとうせいこう
- 98 - Nao Yoshioka
- 99 - 夜ジャズミーティング2016
- 100 - 100th special
- 101 - 中平穂積
- 102 - 小沼ようすけ
- 103 - T字路s
- 104 - Ryu Miho
- 105 - 小田朋美
- 106 - 沖野修也(KYOTO JAZZ SEXTET)
- 107 - NakamuraEmi
- 108 - 藤田淳之介(TRI4TH)
- 109 - 大西順子
- 110 - 三宅純
- 111 - 夜ジャズミーティング2017
- 112 - Jukka Eskola
- 113 - 松浦俊夫
- 114 - Hanah Spring
- 115 - 叶高/叶ありさ(サーカス)
- 116 - Ellie
- 117 - Emily Styler
- 118 - Nicola Conte
- 119 - 中原仁
- 120 - Bob James
- 121 - 関谷友貴/里アンナ(黒船)
- 122 - 平野暁臣(Days of Delightプロデューサー)
- 123 - 夜ジャズミーティング2018
- 124 - 酒井尚子
- 125 - 畠山美由紀
- 126 - 星野みちる
- 127 - Sunaga t Experience『Suomenlinna』特集
- 128 - Afro Begue
- 129 - Shiho
- 130 - ALFA MIST
- 131 - AVOCADO BOYS
- 132 - Jordan Rakei
- 133 - Gilles Peterson
- 134 - 塩田哲嗣
- 135 - 夜ジャズミーティング2019
- 136 - Airi
- 137 - テリー&フランシスコ
- 138 - ウワノソラ
- 139 - Sunaga t Experience 裏ベストMIX
- 140 - 山中千尋
- 141 - なかの綾
- 142 - 里アンナ x 佐々木俊之
- 143 - TRI4TH
- 144 - 西山瞳
- 145 - T字路s
- 146 - 井出靖
- 147 - 夜ジャズミーティング2020
- 148 - Gecko&Tokage Parade
- 149 - 大和田 慧
- 150 - Tony Higgins
- 151 - 中村あゆみ
- 152 - 辻本美博(Calmera)
- 153 - Slowly
- 154 - DJ KAWASAKI
- 155 - 大西順子
- 156 - BADBADNOTGOOD
- 157 - 松田美緒
- 158 - akiko
- 159 - 夜ジャズミーティング2021
- 160 - KYOTO JAZZ MASSIVE
- 161 - 高木里代子
- 162 - 松風鉱一
- 163 - 仲村奈月
- 164 - さらさ
- 165 - ROOT SOUL
- 166 - showmore
- 167 - 宮本典子
- 168 - Hugo Fattoruso
- 169 - Emma-Jean Thackray
- 170 - J.Lamotta すずめ
- 171 - 夜ジャズミーティング2022
- 172 - 後藤雅洋
- 173 - Mark Guiliana
- 174 - 塙 耕記(JUDGMENT! RECORDS)
- 175 - Makaya McCraven
- 176 - 秩父英里
- 177 - 中本マリ
- 178 - Marquis Hill
- 179 - Airi/曽根麻央
- 180 - 大和田慧
- 181 - Sonia
- 182 - 矢野沙織
- 183 - 夜ジャズミーティング2023
- 184 - 関口シンゴ
- 185 - クリヤマコト
- 186 - 平戸祐介
- 187 - 神野美伽
- 188 - Jharis Yokley
- 189 - BLU-SWING
- 190 - 小林香織
- 191 - 栗原 健
- 192 - 原田潤一(Montreux Jazz Festival Japan / ARBAN)