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"TOUCH OF JAZZ"アルバム - 岸本 亮(fox capture plan,JABBERLOOP) セレクト

青木カレンがナビゲートする番組「TOUCH OF JAZZ」では、毎回ゲストの方に
自身の「TOUCH OF JAZZした作品=ジャズに触れた作品」をご紹介いただいています。


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今回のゲストは、fox capture planで大活躍中、メルテンこと岸本 亮さん。

fox capture planのアイデアの源はE.S.T.!枠にこだわらないという意味では納得です。岸本さんがおっしゃる通り、ポストロック、エレクトロニカ好きならE.S.T.サウンド絶対はまると思います。まさにTOUCH OF JAZZですね。


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『Seven Days of Falling / Esbjorn Svensson Trio』


「ピアノトリオと言えばキース・ジャレット、ビル・エバンス、ハンク・ジョーンズのようにスタンダード曲を中心に演奏するトリオを元々は好んで聴いていたのですが、このEsbjorn Svensson Trio (以下:EST)を初めて聴いた時はかなりの衝撃を受けました。

いつか自分がリーダーのピアノトリオをやるときは、ESTのようなピアノトリオをやりたいと思ってたのですが、それがfox capture planの結成や音楽性をを決めるきっかけになったと思います。

他の媒体でのオススメ盤を紹介するときにも実はESTの作品を挙げることが多いのですが、いつも2006年作品の『Tuesday Wonderlnd』を紹介してるので、今回は同じくらい好きなこの2003年作品の『Seven Days of Falling』にしました。
先進的なアプローチ、多彩な曲調、緊張感溢れる3人のインタープレイと非のつけようのない内容で、しかも全ての曲がメロディックで1曲1曲の個性が際立った均整の取れたアルバムです。まさに傑作。

ピアニストのエスビョルン・スベンソンは残念ながら既に他界してしまったのですが、ジャズやESTの音楽をこれから聴いてみたい人から、既にジャズは聴いているけど次に何を聴こうか探してる人、ポストロック、エレクトロニカ、ドラムンベース、近年のECM作品等が好きな人には絶対おすすめです。」

岸本 亮


■タイトル:『Seven Days of Falling』
■アーティスト:Esbjorn Svensson Trio
■オリジナル発売年:2003年

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【Esbjörn Svensson Trio (Seven Days Of Falling/Elevation of Love)】




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■タイトル:『BUTTERFLY』
■アーティスト:fox capture plan
■発売日:2015年11月4日
■レーベル:PLAYWRIGHT
■製品番号:PWT-18

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[収録曲]

01. the beginning of ....
02. the last story of the myth
03. Butterfly Effect
04. 混沌と創造の幾何学
05. ..with wind
06. inchoate
07. Plug In Baby
08. Kaleidoscope
09. In the darkness
10. Christmas comes to our place
10. Supersonic


[メンバー]
岸本 亮(Piano・JABBERLOOP)
カワイヒデヒロ(Bass・Immigrant's Bossa Band)
井上 司(Drums・nhhmbase)

進化し続ける現代版ジャズ・ロック!fox capture planが迎えた2015年3部作の最終章。押しも押されぬ最高傑作がここに誕生!!!2015年4月リリース『UNDERGROUND』、7月リリース『COVERMIND』に続き、オリジナル曲中心に構成された待望の4thフル・アルバム『BUTTERFLY』は以前にも増して洗練された楽曲と演奏クオリティの違いを感じさせるだけでなく、彼らの進化が作品とりわけ楽曲単位で如実に表れていることに気付かされる。ノスタルジックな音像が心地よく、そのループが奏でる深淵に耳を傾ければ万華鏡をのぞきこんでいるような音世界に聴く者を誘う...そんな中毒性の高いトラックは健在どころかパワーアップすらしているように感じられる。日本ジャズ史に残る大ヒット作『WALL』収録の「疾走する閃光」の流れを汲むロック・チューン「Supersonic」、ストリングスを大胆にフィーチャリングした本作のリード曲「Butterfly Effect」、本作よりスタートする(?) 2000年代ロックカヴァーシリーズの幕開けとしてMUSEの「Plug In Baby」カヴァー、そしてTBS系ドラマ「ヤメゴク~ヤクザやめてもらいます」の劇中音楽として制作・使用された「In the Darkness」の再アレンジ・録音に加え、菊地成孔氏がソプラノ・サックスで参加した「混沌と創造の幾何学」、これはメンバーたっての希望が実現したfox capture plan史上、歴史的なトラックとなった。さらに過去2作にわたって収録された「the beginning of the myth」の完成型〈the last story of the myth〉やドラムス井上司の初作曲「inchoate」、クリスマスソング「Christmas comes to our place」もファンには胸熱な一曲!




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【岸本 亮】
鍵盤奏者。JABBERLOOP、POLYPLUSのメンバー。fox capture planではリーダーを努める。


【fox capture plan】
現代版ジャズロックをコンセプトに、それぞれ違う個性を持つバンドで活動する3人が集まり2011年結成。ジャズピアノトリオの編成を軸にポストロック、ドラムンベース、ダブステップなどの要素を取り込んだ新感覚な楽曲が特徴。2012年10月、タワーレコード限定ミニアルバム「FLEXIBLE」でデビュー。2013年12月にリリースした2ndアルバム『BRIDGE』が、JAZZ JAPAN AWARD2013アルバムオブザイヤーニュースター部門、CDショップ大賞2014部門賞ジャズ賞の2冠を獲得。 2014年7月、3rdアルバム『WALL』をリリース。iTunesMusicStoreのジャズ部門でソングチャートとアルバムチャート同時に1位を獲得。タワーレコードの年間ジャズチャートで2位を獲得。2015年、アルバム3枚のリリースと年末に恵比寿リキッドルームでのワンマンライブを宣言し、ASICSのCMソングやTBS系ドラマ『ヤメゴク〜ヤクザやめていただきます〜』の劇中音楽を担当するなど勢力的に活動中。2015年4月、ミニアルバムとライブDVDの2枚組『UNDERGROUND』をリリース。2015年7月、全曲90年代洋楽カバーの『COVERMIND』をリリース。2015年11月、2015年三部作完結編にして4thアルバム『BUTTERFLY』をリリース。

fox capture plan Official Site
http://foxcaptureplan.tumblr.com/

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