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JJazz.Net Blog Title

THE PIANO ERA 2024 開催

JJazz.Netでも度々ご紹介してきた"THE PIANO ERA(ザ・ピアノエラ)" 


今聴くべき、世界の 「ピアノ音楽の現在」にフォーカスし
多様に発展する世界のピアノ音楽の"今"を体感。
ピアニストの音から滲み出る音楽性、個性、生まれ育った文化までもを感じることができる
世界でも類を見ないコンセプトと内容で、毎回注目を集めるピアノの祭典となっています。


2013年より隔年開催。
第6回目となる今年は、アメリカ(北米)、アルゼンチン(南米)、トルコ(中東)、エストニア (欧州)、そして日本から創造性溢れる音楽家が集います。
初来日のアーティスト3組を含む全員が、ピアノエラ初出演。


世界のピアノ音楽の現在と未来に出会う二日間。
THE PIANO ERAでしか味わえない、純度の高い音楽があります。
ぜひ、ご期待ください。


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【THE PIANO ERA 2024】

世界のピアノ音楽の現在と未来に出会う二日間。
ジャンルレスに世界の"今"のピアノ音楽を集めた世界でも類を見ない画期的フェスティバル、
アメリカ(北米)、アルゼンチン(南米)、トルコ(中東)、エストニア(欧州)、日本から
個性豊かで独創的なピアノ音楽家を集め6回目の開催。


【日時】

2024年11月23日(土祝)・11月24日(日)
15:45開場 16:30開演(両日とも)


【出演】

❚ 11月23日(土祝) day1
バルモレイ [Balmorhea / USA]
ハナキフ [Hanakiv / Estonia]
原 摩利彦 feat. 坂本美雨 [Japan]


❚ 11月24日(日)day2
カルロス・アギーレ [Carlos Aguirre / Argentina]
ビュシュラ・カイクチャ [Busra Kayikci / Türkiye]
江﨑文武 [Japan]


【場所】
めぐろパーシモンホール 大ホール
東京都目黒区八雲1-1-1
https://www.persimmon.or.jp/


【料金】
■指定席単日券:8,800円
■自由席単日券:8,300円
■指定席2日通し券:16,800円
■自由席親子券(単日券):13,800円(大人1名+同伴中学生以下1名ご入場できます。)
■車イス席(指定席):8,800円
※未就学児入場不可
※自由席エリアは当日発表
※自由席親子券は大人1名+中学生以下1名ご入場できます。入場時にお子様同伴の確認をさせていただきます席は自由席エリアです。


【プレイガイド】
一般発売日:8月31日(土)10:00
■LivePocket
https://t.livepocket.jp/t/pianoera2024
■めぐろパーシモンホールチケットセンター
https://www.persimmon.or.jp/
03-5701-2904 (10:00-19:00)
※めぐろパーシモンチケットセンターは9月5日10時から販売開始。
単日券(指定席・自由席・親子券)のみ取扱。


【問合せ】
ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00-19:00)
ノーヴァスアクシス 03-6310-9553


THE PIANO ERA 2024 オフィシャルHP
http://www.thepianoera.com


-Artists-

Day1 | 11.23(sat)


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バルモレイ [Balmorhea / USA]  https://balmorheamusic.com

「私たちの音楽を日本に届けることは、長年の夢でした。バルモレイが結成されて 20 年近く経ち、
ついにこの夢は現実のものとなります。11 月に開催されるザ・ピアノエラで、
特別な機会に皆さんにお会いできることをこれ以上ないほど楽しみにしています。
すぐにお会いしましょう!」  Rob and Michael, Balmorhea

2006年にRob LoweとMichael Mullerで結成。バンド名Balmorheaはテキサスの地名から付けられ、
「アンビエント・アメリカーナとコンテンポラリー・クラシックの見事な融合」と評されるように
、500人弱のテキサス西部の豊かな自然と生活から彼らの音楽は大きな影響を受けている。
室内楽とフィールド・レコーディング、カントリーやフォークとアンビエントやドローンが混じり合う
自然主義的な音楽はピアノが常に中心にあり、友人であるニルス・フラームの音楽とも通じ合う世界。
ギターとピアノをインフォーマルでありながら意図的に重ね、「鮮やかな風景や静かな牧歌的な風景を
イメージさせる」(NPR)。独特の広々としたミニマリズムは、クラシック音楽の伝統や実験的な
アコースティック・フォークとの比較をしながらも、「ゆっくりと燃えるようなアンビエントな
アメリカーナの魅力を持つ」(The New Yorker誌)開放的な感覚を掴んでいる。
2021年にドイツ・グラモフォンと契約。最新作はサム・ゲンデルも参加した傑作『Pendant World』。

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ハナキフ [Hanakiv / Estonia]  https://hanakiv.com

エストニア出身、現在はロンドンを拠点に活動するピアニスト/サウンド・アーティスト/作曲家。
クラシカルで情感溢れる旋律とグランド/アップライト/プリペアド・ピアノやアナログ・シンセを
ベースにエレクトロニカの要素を取り入れて構築されたその音楽は、
同郷の偉人アルヴォ・ペルトを始め、ハウシュカ、ティム・ヘッカー、エイフェックス・ツイン、
ビョーク『ヴェスパタイン』らの影響と、故郷エストニアの聖歌や伝統音楽、
美しい海辺や森といった彼女のルーツを反映する唯一無二の音世界。
2023年、Gondwana Recordsからデビューアルバム『Goodbyes』をリリース。
刺激的な大都市と自然豊かな小さな国という対照的な2つの場所を行き来しながら、
電子音響やサウンド・エンジニアリングを学び身につけた録音手法を駆使した音響と
美しいメロディーと電子音がエモーショナルに融合する唯一無二の音世界を創りあげた。

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原 摩利彦 feat. 坂本美雨 [Japan]  (Vl.:須原杏・銘苅麻野, Vla.:角谷奈緒子)

「約 1 年前より坂本美雨さんと一緒に作曲や演奏を始め、
音楽に限らず、世界で今起こっていることから日々の小さなことまで話し合い、共有を続けてきました。
継続的なコラボレーションの中で、動き続ける私たちの音楽を、
信頼している弦楽奏者 ( 須原杏、銘苅麻野、角谷奈緒子 ) とともにお届けします。
ー 原 摩利彦


原摩利彦.jpg

原 摩利彦 https://www.marihikohara.com

京都大学教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科修士課程中退。 静けさの中の強さを軸にピアノを中心とした室内楽やフィールドレコーディング、 電子音を用いた音響作品を制作する。2020年にアルバム『PASSION』をリリースし、 その後2021年に『ALL PEOPLE IS NICE』をデジタルリリース。 アーティストグループ「ダムタイプ」へ参加。野田秀樹作・演出の舞台『正三角関係』 『兎、波を走る』『フェイクスピア』『Q』等、ダミアン・ジャレx名和晃平のダンス作品 『VESSEL』、森山未來x中野信子xエラ・ホチルドの舞台作品『Formula』、田中泯x名和晃平の舞台作品『彼岸より』、彫刻家名和晃平のインスタレーション作品、 JUNYA WATANABE COMME des GARÇONSのショー音楽、 東京2020オリンピック開会式追悼パート(森山未來出演)、映画『流浪の月』(監督:李相日 出演:広瀬すず・松坂桃李)、映画『ロストケア』(監督:前田哲 出演:松山ケンイチ・長澤まさみ)、 NHKドラマ『幸運なひと』(出演:生田斗真・多部未華子)、NHKドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(出演:草なぎ剛)、 NHK『日曜美術館』新テーマソング(坂本美雨と共作)、Apple Japan や Netflix のCM など 多岐にわたって音楽を手がけている。 2024年9月に世界遺産を舞台としたコンサート「音舞台」にて音楽監督を務め、出演も予定している。 令和3年度京都府文化賞奨励賞受賞。Marihiko Hara&Polar M として 2023 年フジロック・フェスティバルへ出演。


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坂本美雨 https://www.miuskmt.com

1980年、音楽一家に生まれ、東京とNYで育つ。
1997年、「Ryuichi Sakamoto feat. Sister M」名義で歌手デビュー。音楽活動に加え、 ラジオテレビ司会、ナレーション、執筆、演劇など表現の幅を広げている。 2011年よりTOKYOFM/JFN系全国ネット『坂本美雨のディアフレンズ』のパーソナリティを担当。 2024年4月よりNHK Eテレ「日曜美術館」司会に就任。 愛猫家として知られ、著書に「ネコの吸い方」がある。自身のSNSでも愛猫"サバ美"や娘との暮らしを 綴っている。
2021年、アルバム「birds fly」をリリース。「東京2020パラリンピック」開会式で パラ楽団のボーカルとして「いきる | LIVE」を歌唱。2022年、活動25周年を迎え、記念シングル 「かぞくのうた」、娘との日々を綴ったエッセイ「ただ、一緒に生きている」(光文社)を上梓。 2023年12月に韓国(ソウル)でワンマンライブを開催した。 最新作はEP『あなたがだれのこどもであろうと』 。


Day2 | 11.24(sun)


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カルロス・アギーレ [Carlos Aguirre / Argentina]  

現代アルゼンチン音楽を代表する孤高の存在にして生ける伝説。
ネオ・フォルクローレ・シーンの精神的な支柱として、厚い信頼と幅広い支持を得る
コンポーザー/ピアニスト/シンガーそして詩人。
1965年、アルゼンチンのエントレ・リオス州の小さな村、セギーに生まれ、同州の州都パラナの郊外、
パラナ河のほとりに住み、大自然のなかで創作活動を続ける。
「カルロス・アギーレ・グルーポ」名義での作品は、一つひとつ手描きの水彩画を封入するなど
強い美意識とこだわりを感じさせ、もはや音楽を超えたアート作品の域に達している。
日本でも一部の音楽ファンから熱烈な支持を得ていたが、CDがほとんど輸入されず、
インターネット等で得られる彼についての情報も乏しかったため、知る人ぞ知る伝説的な存在だった。
2010年夏、初来日を果たし全ての公演がソールドアウトとなるなどその人気に一気に火がついた。
今回ソロ名義のツアーとしては、実に7年振りの来日。
彼の音楽に込められているのは、自身の住むエントレ・リオス州だけでなく、
アルゼンチンそして南米全体で進む環境破壊への憂慮、そして先住民族(インディオ)が
汎南米的に残した文化的・音楽的な遺産を背景にした、自身の故郷に伝わる伝統音楽を残し、
継承したいという思い、そして「音楽は人と人をつなぐもの」という彼の信念から発せられる、
深い愛のメッセージ。美しい旋律と滋味深い歌声が聴衆をやさしく包み込むステージ。

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ビュシュラ・カイクチャ [Busra Kayikci / Türkiye]  https://www.busrakayikci.com

ピアニスト・建築家。イスタンブール生まれ。9歳からピアノ、バレエ、美術を学び、
大学でインテリア建築と環境デザインを学ぶ。「建築を学んだことでアートに対する新しい視点が
得られた」というカイクチャは、ジョン・ケージやマイケル・ナイマンらの影響を受け
2019年頃から音楽創作活動を本格化させる。シングル「Doğum(トルコ語で「誕生」)」を
自主リリースし、続いてスケッチを描くように作られた9曲のミニマルなピアノソロ曲を集めた
アルバム「Eskizler(トルコ語で「スケッチ」)」をリリースした。
その後、様々なアイデンティティ、文化、宗教を持つ人々が住んでいたイスタンブール・ガラタ地区に
あるファッションブランドのショールームからインスピレーションを得た「Kuledibi No. 1」を発表、
ニューヨーク・シアター・バレエとのコラボレーション、そしてニルス・フラームが提唱している
Piano Dayのコンピレーションにも曲が収録されるなどし急速に認知度を上げていった。
現在はワーナー・クラシックスと契約、2023年にアルバム『Places』を発表した。
「私はいつもピアノで作曲します」とカイクチャは言います。「そして、曲が完成して
初めて書き留めます。」『Places』の曲も個々のアイデアをすぐに書き留めることはせず
翌朝何を思い出すかを待ちました。「頭の中に何が残っているかによって、曲の続き方が決まります。」
「ある意味で、作曲家として私は場所をデザインし、聴衆はその中を歩き回り、
その建築物の中で動き回ります。歌を聴くとき、私たちは空間から空間へ、
そして時々時間へと旅するのだと私は信じています。メロディーが深く心に響くとき、
心と魂でその場所を体験することができます。」 

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江﨑文武 [Japan]  https://ayatake.co

音楽家。1992年、福岡市生まれ。
4歳からピアノを、7歳から作曲を学ぶ。東京藝術大学音楽学部卒業。東京大学大学院修士課程修了。
WONKでキーボードを務めるほか、King Gnu, Vaundy、米津玄師等、
数多くのアーティスト作品にレコーディング、プロデュースで参加。
映画『ホムンクルス』(2021)、テレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻~服部金太郎物語~』の
劇伴音楽も手掛けるほか、音楽レーベルの主宰、芸術教育への参加など、
様々な領域を自由に横断しながら活動を続ける。 

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