
オノ・セイゲン (composer, producer)
『COMME des GARCONS』
レーベル:Saidera Records
リリース:2005年04月25日
製品番号:SD1001Hw
ARTIST : オノ・セイゲン (composer, producer)
TITLE : 「ほんものの体験と記憶」があればこそ
JJazz.Net "Something Special" では毎回、色々なゲストの方々に「大切なもの」について語って頂きます。第一回目は作曲家・音楽プロデューサーのオノ・セイゲンさん。レコーディングエンジニアとしてもマイルス・デイビスから渡辺貞夫、坂本龍一まで手掛けるセイゲンさんの「大切なもの」とは?
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僕にとって「大切なもの」は・・・
「ほんものの体験と記憶」です。
音楽でも食べ物でも同じだと思うんですが、CDやiPodにパッケージされた音楽や、レストランのメニューは、それ自体は、言うならばどちらも単なる「情報」「記号」ですよね。
それに対して、ミュージシャンの素晴らしい生演奏をライブハウスで聴くということ、またメニューから選んだ美味しい料理を味わうこと、それはどちらも「体験」です。
推測ではなく、テキストや記号以上のことが脳に記憶として残るんです。
遠い外国でのコンサートだったり、今では聴けない音楽だったりすると「生」で「体験」することが難しかったりします。
素晴らしいレコーディングではそんな音楽に触れることができる、というメリットもあります。
まったく同じでなくともライブの「体験」があれば、その記憶からよりほんものに近い音楽を味わうことが出来ます。
近い将来、インターネットは、CD、MP3などパッケージとしての情報量の限界を超えて高速伝送により、より「生」に近い音質や空間で音楽を「体験」することが可能になります。
非常に「生」に近い追体験ができるメディアになります。
でも、その時にも「ほんものの体験と記憶」があればこそ、だと思います。
オノ・セイゲン
[[[ オノ・セイゲン PROFILE ]]]
オノ・セイゲン: 作曲家、音楽プロデューサー。
いよいよ『コムデギャルソン / オノ・セイゲン』(1988年発表)が、未発表音源、ニューミキシングもくわえて、スーパーオーディオCDとして発表。1993年スイスのモントル−・ジャズ・フェスに出演以来、海外でも活動。モンテカルロ・バレエ団、パパ・タラフマラからテレビCM(2005年4月現在、トヨタ「アルファード」、鹿島「森編」「海編」、サントリー「アペリティフの天使」など継続OA中)まで幅広く楽曲を提供。
録音エンジニアとしてもアート・リンゼイ、ジョン・ゾーンから渡辺貞夫、マイルス・デイビスまで多数のアーティストを手掛ける。 サイデラ・レコード、サイデラ・マスタリング主宰。
→Saidera Paradiso HP
[[[ WORKS ]]]
『COMME des GARCONS / Seigen Ono』
2005年04月25日
SD1001Hw
Saidera Records
名盤「コムデギャルソン/オノ・セイゲン」がリミックス、リマスタリング+未発表音源を加えたスーパーオーディオCD(SACD Multi-ch, Hybrid)で再発売!