ARTIST : エコ (piano, vocal)
TITLE : 中島みゆき / 糸
JJazz.Net"THE SONG"では毎回、色々な方に「大切な曲」について語って頂きます。今回はシンガーソングライターのエコさん。ジャズ、ソウル、ボサノヴァなどを軸としたサウンドと個性的な歌詞とのハーモニーが魅力のシンガー、エコさんの「大切な曲」とは?
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歌とは何か。
これは、
人生とは何か。
に匹敵するくらいの哲学的問題です。
人によって違うとも言えるし、答えはひとつしかないとも言えます。
私にとっての歌は、日常のシーンを切り取り、保存、再現して、永久に存続させる記録媒体のようなもので、他人の歌も自分のもののように存続させている場合もあります。
たとえば今の季節、茶畑の側を通ったら、「夏もちーかづーくー はーちじゅうはちやー♪」と歌い、探していたものをふとした拍子に見つけたとき、「探すのをやめたとーきー 見つかることはよくある話で♪」と歌うわけです。
シーンの存続、それから、小さなシーンを楽しくする。
そうだ、歌は人生を楽しくするもの!
そんな中にあって、中島みゆきさんの曲では、哲学書顔負けの内容が、少ない言葉で感動的に語られていることがしばしばあります。哲学詩と言ってもいいのではないでしょうか。
生涯のパートナーと、傷(糸)を持ち寄って布を織り、誰かの傷をかばう。
会うべき傷(糸)に出会えることを、人は仕合わせと呼ぶ。
「糸」で語られることは、こんな胸のすくような定義。
時には目に見えるシーンを。
時には見ることのできない大切な何かを。
歌は閉じこめて私たちに伝え、そして人生を楽しくしてくれます。
生きても生きても分からない何かを、歌は教えてくれて、
それを本当の意味で知るためにまた生きる。
まだ行ったことのないところに導いてくれる「糸」のような歌を、私は胸のすみに置いて、生きています。
エコ
[[[ エコ PROFILE ]]]
2003年にリリースされたカバーコンピレーション『amaranth 〜MULTI COLORED〜』にて大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」をカバー。
また、タワーレコードのレーベル「bounce records」のコンピレーション『FLAVOR IN THE AIR』に参加したことで、注目を浴びている新進気鋭のボサノヴァ系女性シンガー。ジャズ〜ソウルなどボサノヴァに留まらない音楽性と伸びやかで包み込むような歌声が特徴。
2003年6月 1stアルバム『話のつづき』をリリース。
(ウサトリーヌレコード)
2004年3月 2ndアルバム『つながる』をリリース。
(ウサトリーヌレコード)
2004年9月 韓国にて『話のつづき』がリリースされる。
(MUZOO RECORDS)
2003年9月よりTV CM 英会話の「ジオス」の歌&ナレーションを担当。
2004年4月より茨城放送にてレギュラー番組「ecoのはなうたのススメ」でパーソナリティーをつとめる。
→エコ HP
[[[ WORKS ]]]
2004年6月3日
DDCZ1050
ウサトリーヌ・レコード
[[[ LIVE INFORMATION ]]]
【6月18日(土)】
場所:カフェスロウ
住所:〒142-0063 東京都品川区荏原5-7-19 きざくらビル2F
電話:03-3788-0789
【7月1日(金)】
場所:逗子海岸 ビーチクラブ カノン
●チケットぴあ(5月30日から発売)
電話にて発売日等、ご確認の上お買い求め下さい。
ぴあで売り切れていても、海音には残っている場合もあります。
他にもローソンチケットで発売されることもあります。
・チケットぴあ 03-5237-9999
・ローソンチケット 0570-000-403