ARTIST : レイ ハラカミ (electronic musician)
TITLE : "大切な音楽"になり得るモノは...
JJazz.Net"THE SONG"では毎回、色々な方に「大切な曲」について語って頂きます。2005年5月、実に4年ぶりとなるアルバム『lust』をリリースされたレイハラカミさんの「大切な曲」とは?
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音楽というモノは、メロディーであったり、リズムであったり...と表層的な部分で認識しようとする人も多いとは思いますが、僕にとって『大切な音楽』になり得るモノは、『過ぎ去っていく時間を認識させられてしまう表現』と考えています。
自分にとって至福の音楽が終わった後には、どうにもこうにも「ああ、今体験した時間はもう一生帰ってこないんだな」って思ってしまうわけです。
だから、もう1度体験したくなり、それを繰り返していく毎に、少しずつ確実に自分の記憶に根付いていきつつ、そしてまた、最初に体験した時の気持ちを忘れていく感覚を再認識させられてしまうわけです。そこには『喜び』も『哀しみ』も含まれているのだと思います。色んな気持ちを含めて『刹那』と表現しても良いのかも知れません。
僕は演奏者ではなくて、飽くまで構成者なので、自分で音楽を作る場合でも常に一番最初の聴き手なんです。作りながら聴きつつ、音楽の何が自分をグッと来させているのかを探りつつも、『意味』という帰結点から逃げ続ける日々でございますよ。
レイハラカミ
[[[ レイハラカミ PROFILE ]]]
広島生まれ、京都在住。
98年、『unrest』でデビュー。その独自の清廉さと繊細さが織り成す、例えると水彩画のようなタッチの音楽性が幅広く支持されている。
3rdアルバム『red curb』以降、矢野顕子、UA、ショコラ等のプロデュース、くるり、ナンバーガール、Great3などのリミックスなど、ジャンルを超えた活動を展開する電子音楽家。
→rei harakami blog
→Sublime Records
[[[ WORKS ]]]
2005年5月25日
IDCS1014
Sublime Records
[[[ LIVE INFORMATION ]]]
【7月16日(土)】
出演:rei harakami、キセル、quartz-head talk(藤原大輔)
場所:CLUBBEACH HOUSE KANNON(逗子)
【7月17日(日)】
HMV 15th anniversary presents
- BACK TO THE 90's WORLD TOUR - powered by G-SHOCK
出演: rei harakami、SOIL&"PIMP"SESSIONS、須永辰緒、
沖野修也(KJM)、hobby:tech(kouichi MAKAI (gaterecord/slp)、
takatoshi YATOMI(highbridge) &HIGHBRIDGE CREW
場所:FUKUOKA Blue Note
【7月23日(土)】
- LUha YOUKI OPENING PARTY GREENPLANET -
出演:rei harakami、JINN YAGI
場所:福井Casa
【8月20日(土)】
- RISING SUN ROCK FESTIVAL 2005 in EZO -
場所:石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ