feed markRSS
JJazz.Net Blog Title

"TOUCH OF JAZZ"アルバム - ハクエイ・キム セレクト

番組「TOUCH OF JAZZ」では、毎回ゲストの方に
自身の「TOUCH OF JAZZした作品=ジャズに触れた作品」をご紹介いただいています。


j-0727_img_1[1].jpg


ゲストは、Trisonique(トライソニーク)として新作をリリースしたばかりのピアニスト、ハクエイ・キムさん。

自身の音楽ルーツはプログレということで、今回はTOUCH OF JAZZしたアルバムではなく、
今のハクエイさんのジャズにつながるロック・アルバムを選んで頂きました。

ハクエイさんらしいセレクション!


『Pictures at An Exhibition(展覧会の絵) / エマーソン レイク&パーマー』

「これは1972年のライブアルバムなんですが、僕が中学生の頃、何かの音楽雑誌でたまたま取り上げられていて、近くのレンタルCD屋さんで見かけたので思い出して借りてみたんです。それまでは商業的な要素の強い音楽しか身近にない感じがしていたんだけど、ちょっと変わっているのも知りたいなと思っていた所、この作品は途中でオルガンを破壊する音とかが入っていて兎に角驚いたんです。要はものすごくロックしていたんですね。
中高生の頃っていろんなエネルギーがあるじゃないですか。親や社会に反抗するというか、そういうパワーがあり余っていて、ご多分に漏れず当時は僕もそうだったんです。この作品にはそういう意味で、ロックという形で共感できることが沢山ありましたね。このアルバムを聴いた時は、腰が抜けるというか、立ち上がれなくなるくらいの衝撃でした。」
ハクエイ・キム


tenrankainoe.jpg


■タイトル:『Pictures at An Exhibition(展覧会の絵)』
■アーティスト:エマーソン レイク&パーマー

amazon link


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


Trisonique新作『A Borderless Hour』

trisoniqueJ.jpg

■タイトル:『A Borderless Hour』
■アーティスト:Trisonique
■発売日:2013年7月10日
■レーベル: Area Azzurra
■製品番号:UCCJ-2113

amazon link


[収録曲]
1. イントロ
2. ジャッキー・オン・ザ・ラン
3. パラレル・ブルース
4. クロックワーク・ロック
5. レクイエム
6. ゲートウェイ
7. メソポタミア
8. アンティキテラ・メカニズム
9. オン・ザ・ホライズン
10. モノリス


オーストラリア、日本、韓国などアジアを股に掛けて活躍する新鋭ピアニスト=ハクエイ・キムの自身初となるエレクトリック作! ハクエイがリーダーを務め、杉本智和(b)、大槻KALTA英宣(ds)という実力派ミュージシャンによるトリオ=トライソニーク名義での作品です。全編メロディアスで聴き手の琴線に触れるオリジナル曲。ハクエイ一流の作/編曲能力が存分に発揮された充実の収録内容。本作でハクエイはピアノだけでなく、神奈川工科大学の研究チームが開発した新型の電気鍵盤楽器=ネオヴィコードを使用。クラヴィコードの発音機構を用いつつ、調律の安定性やメンテナンス性、各部の調整機能を有する楽器として開発され、本作での様々な場面で活躍しています。

■参加ミュージシャン
ハクエイ・キム(piano, Neovichord)
杉本智和(bass)
大槻"KALTA"英宣(drums)

All songs written by ハクエイ・キム
All songs arranged by トライソニーク
Produced by トライソニーク

アルバム詳細(UNIVERSAL MUSIC JAPAN)



【ハクエイ・キム】

hakueikimA600.jpg

韓国人の父と日韓ハーフの母のもと、京都市に生まれる。5歳の頃からピアノを始める。高校在学中にエマーソン・レイク・アンド・パーマーなどに影響を受けロック・バンドを始め、94年YAMAHA主催「ティーンズミュージックフェスティバル札幌」において、"ベストキーボーディスト"を受賞。高校卒業後、オーストラリアへ渡り、シドニー大学音楽院(Sydney Conservatorium of Music, the University of Sydney)に入学。在学中はECMレーベル等に作品を発表しているオーストラリアを代表する名ピアニスト、マイク・ノックに4年間師事し、氏の音楽観に多大な影響を受ける。2005年、11年に渡る滞在後帰国。同年5月にDIWよりデビュー・アルバム『Open the Green Door』を発表し、国内のみならず、フランスのジャズ誌『JAZZMAN』で4つ星の高評価を受ける."正真正銘の「新星」がリーダーを務めたファースト・アルバム...豊富なリズムのアイデアや、ダイナミクスと空白をプレイして動きと浮遊 を交替させる身軽さは、ジャッキー・テラソンやスティーヴン・スコットの登場時を思い出させる...。この若者は比類なき才能と、例外的に授けられた音楽の素 質を持ち合わせている"(Alex Dutilh - JAZZMAN誌2005年12月号)2009年にピアノ・トリオ Trisonique(トライソニーク)を杉本智和(b) 、大槻"KALTA"英宣(ds)と共に結成。2010年8月には、「SADAO with Young Lions」の一員としてサックス奏者、渡辺貞夫のツアー・グループに抜擢される。2011年1月、ユニバーサル ミュージック ジャパンの新レーベル「area azzurra(アレア・アズーラ)」の第1弾アーティスト/作品として『トライソニーク』でメジャー・デビューを果たす。タイトル曲はテレビ東京系列全国ネット『美の巨人たち』のエンディング曲に採用された。同盤は国内外で評価を受け5月には"香港サマー・ジャズ・フェスティヴァル"に 出演。2011年12月、自身初となるソロ・ピアノ・アルバム『ブレイク・ジ・アイス』を日本と韓国でリリース。2012年2月にはDVD『ソロ・コンサーツ』をリリースした。ジャズ以外の分野でも精力的に活動の幅を広げ、2011年12月にはクリスタル・ケイのシングル『Superman - Piano ver.』にアレンジとピアノを担当。2012年には日韓合作の映画『道~白磁の人』(高橋伴明監督作品)のエンディング・テーマの作曲と演奏を担当。同映画は日韓両国で公開された。2013年7月10日にトライソニークとして初めてエレクトリック・サウンドを採用した最新作『ボーダレス・アワー』を発表する。

ハクエイ・キム Official Site

アーカイブ