青木カレンがナビゲートする番組「TOUCH OF JAZZ」では、毎回ゲストの方に
自身の「TOUCH OF JAZZした作品=ジャズに触れた作品」を紹介いただいています。
今回のゲストは、注目の若手ドラマー、石若駿さん。
番組でもうかがい知ることができますが、幼少の頃からジャズ偏差値が高い!
同世代よりも10~20歳ぐらい年上の人と音楽的な話は合うそうです。
ジャズに触れた1枚として選んでくれたのは小中学生の頃のクリスマスプレゼント!
ティーンエイジだったドラマー、トニー・ウィリアムスの演奏を聴きながら
自分の位置を感じていたのかもしれませんね。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
『E.S.P / Miles Davis』
「小6か中1の頃のクリスマスプレゼントでした。初めてのマイルススタジオ盤との出会いがこの『E.S.P』。自分的に凄く新しく聴こえたジャズでした。一時期、毎日の目覚ましミュージックにもしていたほど。
メンバー一人一人の演奏を細かく聴く楽しみを覚えたのもこのアルバム。ドラマーのトニー・ウィリアムスは当時は18歳くらいでしょうか。12、13歳の僕は、18歳になったらこのトニーくらい叩けるようになりたいなぁと目標にもしていました。いつのまにかどんどん僕も歳を重ねて、現在年下のトニーにまた色んなことを教えてもらっている今日この頃です。
録り音も凄く好きで、奏者みんなが気持ち良く演奏してる気がします。
ちなみに、クリスマスプレゼントは同時に『キリマンジャロの娘』というアルバムも入っていました。マイルスを好きになったきっかけでもあるアルバム達です。」
石若駿
■タイトル:『E.S.P.』
■アーティスト:Miles Davis
■発売年:1965年
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【石若駿】
1992年生まれ、札幌出身。10歳のときに来日中のハービー・ハンコックに見出され、その後15歳にして日野皓正(tp)バンドに抜擢。東京藝術大学付属高校を経て同大学打楽器科へ進学。在学中よりファーストコール・ドラマーとして数々のバンドのレコーディング、ライブに参加。またアニメ「坂道のアポロン」では主人公・千太郎のドラムモーションと演奏を担当。2015年東京ジャズにおいては、沖野修也率いるKyoto Jazz Sextetにて出演し、リチャード・スペイヴン(ds)と披露したツイン・ドラム・ソロがテレビでもOAされ話題となっている。ジャズ演奏の傍ら今年藝大打楽器科を首席で卒業。ジャズ界、クラシック打楽器界、そしてポップス界、誰しもがその後の動向に注目する中、初のフル・リーダー作発表となる。