Title : 『Straight Ahead』
Artist : Count Basie
「ジャズに触れた最初の1枚。厳密に言うといつ頃聞いたかというのは定かでありませんが、今回は僕が中学、高校、大学 と、ずっとビッグバンドの部活に参加していた中で、"これが ジャズ なんだ"という風に認知した、最初に出会った ビッグバンドのアルバムを紹介します。
それはカウント・ベイシー楽団の『Straight Ahead』です。基礎中の基礎と言いますか 、ビッグバンドをやってる人であれば誰でも触れるカウント・ベイシー楽団の1968年の作品です。
ベイシーといえば、ファンの中では"オールド・ベイシー"、"ニュー・ベイシー"なんて言われますが、50年代以降のベイシー楽団は、いろんな魅力的なアレンジャーが手がけた楽曲を演奏しています。
このアルバムは、"サミー・ネスティコ"という名作曲家のスコアを演奏しています。とにかくキャッチー。当時僕はまだビバップとかカルテットの作品を全然聴けなくて、そんな中ジャズ作品の中では珍しくキャッチーで、すっと聴くことができたのがこのアルバムでした。いろんな曲が入っていますが、マーシャル・ロイヤルの名演が楽しめる『Lonely Street』の渋いバラードは当時苦手であまり聴けなかったのですが、今聴くとめちゃくちゃいいですね。
いわゆる"ザ・ビッグバンド"みたいなものもあり、"ブルージー"なのもあり、"バラード"あり、"速い曲"あり、と何でもあり"全部のせ"、みたいなアルバムになっていますが、ビッグバンドというものにあんまり触れた事のない方にはここからビッグバンドの魅力にどっぷりはまってもらいたいオススメの1枚です。」
安藤康平

MELRAW(安藤康平)率いる新バンドの1stアルバム!!
KING GNU/millennium paradeなどでも活躍し、ソロプロジェクトMELRAWとしても活動する安藤康平を中心に日本のジャズシーン、ポップスシーンには欠かせない渡辺翔太、古木佳祐、橋本現輝というミュージシャンが集ったスーパーカルテットが待望のデビューアルバムをリリース!
安藤康平(MELRAW)
Sax, Gt, MPCなどを中心に数多くの楽器を操るマルチインストゥルメンタリスト・プロデューサー。
ソロプロジェクト、日本ジャズシーンの最前線で活動する一方でKING GNU、Vaundy、Chara、KIRINJI、TENDREなど数多くのメジャーアーティストの制作、ライブに参加。
KING GNU常田大希が主宰する大型プロジェクト"millennium parade"のメンバーとして、オリコンランキング1位を記録。NHK紅白歌合戦への出演を成功させる。
またKANDYTOWN、唾奇、Shurkn Papなど数多くのHIPHOPアーティストともコラボレーションを実現しており、2023年には日本最大のHIPHOPフェス"POP YOURS"に出演。
またJAZZ回帰プロジェクトとして渡辺翔太、古木佳祐、橋本現輝らと"4Aces"を始動。
ジャンルを跨いでシーンを繋ぐそのサウンドは日本のミュージックシーンになくてはならない存在となりつつある。
【KKBOX Podcast「My First Jazz」】
JJazz.Netとの連動によるオリジナルコンテンツ。
ジャズ・ミュージシャン本人の音声コメントをお届けしています。
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