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akiko インタビュー

今年5月に開催したイベントにも出演頂いた、JJazz.Netではお馴染みのジャズ・ボーカリスト、akiko。

8月29日には、スカフレイムスの大川毅氏をプロデューサーに招いた新作『黒い瞳 / Dark Eyes』をリリース。

ニューオリンズ録音第2弾ということで、前作の延長線上なものかと思いきや、そこは大川さん!
彼女らしさがちゃんとありつつも、新たな一面を掘り起こす(!!)
飾り気のない歌声とビンテージ感あふれるサウンドは、時間や場所も超越した、独特の世界観を醸し出しております。

現在このアルバムを引っさげてツアー中。これは観ないと!

そんなakikoさんに新作についてお伺いしました。


[JJazz.Net 岡村誠樹]


akiko インタビュー

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■ スカフレイムスの大川毅さんをプロデューサーに迎えた新作。お願いしようと思われた理由は?

このところセルフプロデュースが続いていたので、久しぶりに歌うことだけに集中したいなという思いがありました。大川毅さんはSPでDJをするほど音にこだわりを持った人。彼の音楽センスと耳を、とても信頼しています。




■ 今回のアルバムのテーマについて、また意識された事教えて下さい。

大川さんがプロデューサーとして言っていたことは「飾らない、素の歌」で、「暗いアルバム」ということも言っていました。なぜ「暗い」のかというと、傷ついた人の心を救うのは頑張ろうとか前向きなメッセージよりも、ただ悲しみに寄り添い、共鳴する歌であるから、というようなことも言っていました。

私はとにかく、歌にどれだけの「気」を込められるかということに集中しました。あきらめず、すべてに全力投球。集中力の限界に挑むこと。歌の力を信じること。




■ 今作でも日本語詞で何曲か歌われています。敢えてとりあげている理由とは?

デビューしてからずっと日本語で歌う事に抵抗があって、自信もなかったのですが、前作『Swingy Swingy』から意欲的に取り組んでいます。特にここ数年、日本語の響きや世界観を伝えたいと思うようになりました。日本語で歌う事はやはり、日本人の音楽のアイデンティティーだと思うからです。

江利チエミさんや美空ひばりさんの説得力のある日本語のように、まだうまく使いこなせないし美しく発音することも難しいですが、自己流でもいいので、とにかくやってみようと思って始めました。今後ももっと勉強していきたいです。




■ 南米の香りや昭和の雰囲気も感じさせるアルバムの世界観。akikoさんの新たな一面をみた気がしましたが、ご自身でも新たな発見ありましたか?

日本語の歌詞は私ではなく大川さんが書きました。言い回しや使っている言葉が少し古めかしい雰囲気ですよね。選曲にしてもアルバム全体の雰囲気にしても、私1人で作ったらこういうアルバムは出来なかったと思います。かといって出来上がった作品は「自分じゃないみたい!」というわけではなく、ちゃんと「自分らしい」歌になっているから不思議。




■ ビートルズカバー~スウィング・ジャズの世界。題材はそれぞれでもakikoさんらしさはちゃんと感じる。akikoさんが常に意識していることがあれば教えて下さい。

あまり意識してないかな。直感的に感じることかも。例えばすごく素敵な服があって、ブランドのルックブックに載っているようにそのまま着るのは無理でも、コーディネイトやアレンジを変えて着こなせると思えば、自分なりに楽しむし、どう頑張ってもうまく着こなせる自信がなければ着ない。自分の着たい服のイメージが具体的ではっきりしていれば、探すより作ったほうが早いこともある。そんな感じかな。




■ 新作を引っさげてのツアーが始まっています。どのような内容か教えて下さい。

最新作『黒い瞳 / Dark Eyes』からはもちろん、新旧アルバムから秋にピッタリのジャズナンバーを選りすぐってお届けします。特にビルボードライブ大阪/東京はチャイチーシスターズも一緒なので、前作『Swingy Swingy』からもやる予定です。




■ 今後の活動や取り組んでみたいことについて教えてください。

秋には自分でデザインした帽子や服がそれぞれ、override、ADIEU TRISTESSEといったブランドとのコラボレーションアイテムとして発売予定です。

ファッションだけではなく、今年から他アーティストのプロデュース業も始めたので、来年以降も少しずつ取り組んでいければと思っています。




■ 最後に、以前出演頂いたJJazz.Netのイベント「TOUCH OF JAZZ」の時にお聴きするのを忘れていたので教えて下さい。akikoさんが「TOUCH OF JAZZ=ジャズに触れた」作品とは?

10代の頃、遊びに行っていたロカビリーナイトでかかる『Just A Gigolo』が入っているこのレコードが欲しくて、新宿のVYNIL(レコード屋)に買いに行きました。ルイ・プリマを「ジャズの人」という認識で聴いていたわけではないですが、彼らから学んだジャズのスタンダードナンバーはたくさんあります。映画(『HEY BOY, HEY GIRL』)も何度も見ました。だから私にとってのジャズは難しい顔をして聴くものではなく、あくまでもダンスミュージックであるのだと思います。


【Just A Gigolo / Louis Prima AL『Wildest』収録】




『Wildest / Louis Prima』

Wildest


Wildest / Louis Prima

Blue Note Records
製品番号:38696





















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『黒い瞳 / Dark Eyes / akiko』

黒い瞳 / Dark Eyes


黒い瞳 / Dark Eyes / akiko

リリース:2012年8月29日
ユニバーサル ミュージック
製品番号:POCS-1065

プロデューサーは、「ダウン・ビート・ルーラー」を主催するジャパニーズ・スカ・シーンの草分け的存在スカ・フレイムスの大川毅氏。バンドは、ダーティ・ダズン・ブラス・バンドのスーザフォン奏者カーク・ジョセフなど、ニューオリンズ在住の地元ミュージシャン。前作に引き続き、チャイチーシスターズも2曲でコーラス参加。「Dark Eyes(黒い瞳)」、「Bei Mir Bist DU Shoen(素敵なあなた)」など、懐かしのスタンダード・ナンバーが満載。前作とはひと味違う、日本語での歌唱も聴きドコロ! 






【 akiko 】http://akiko-jazz.com/

2001年、ユニバーサル ミュージック グループ傘下の名門ジャズ・レーベル、ヴァーヴ・レコードより初の日本人女性シンガーとして契約。フランスの名プロデューサー、アンリ・ルノーのプロデュースのもとパリにてレコーディング。同年6月、アルバム『ガール・トーク』で華々しくデビューを果たす。その後もジャズというジャンルに捕われず、アルバム毎に違ったスタイルを次々と提案していく様が注目を集める。過去作品ではプロデューサーとして、 Swing Out Sister(UK)、須永辰緒、小西康陽(ex:Pizzicato Five)、福富幸宏、ブッゲ・ヴェッセルトフト(JAZZLAND)等を迎えている。レコーディングもパリ、ロンドン、ニューヨーク、リオデジャネイロ、オスロと世界各地に渡り、アート・リンゼイ、re:jazz、吉澤はじめ、Studio Apartment、quasimode等、コラボレーションや客演も多い。2009年には、10代の頃から通っていたロック・イベント「ロンドン・ナイト」へのトリビュートとして、大貫憲章をスーパーバイザーに迎え、兼ねてからの念願だったロック・アルバム『HIT PARADE-LONDON NIGHTトリビュート-』を発表。また、ソングライティングやアレンジ、ジャケットのアートディレクションに至るまで、セルフ・プロデュースもこなす。テーマ毎に自身が選曲したコンピレイションCDも数枚発表し、毎回好評を博している。その音楽のみならず、ライフスタイルやファッションなど、発信する全てに注目を集めるヴォーカリストのひとり。




【黒い瞳/Dark Eyes Release Tour】

akiko_event600.jpg

■9/27(木)福岡
日航ホテル福岡 1Fメインバー「夜間飛行]

akiko(vo) 柴田敏孝(pf)
・SHOW TIME 20:00~20:40 /21:20~22:00 /22:40~23:20
・ミュージックチャージ ¥1,800-
・ご予約・お問い合わせ TEL 092-482-1168


■9/29(土)下関
BILLIE

akiko(vo) 柴田敏孝(pf) Yuki(b) 白石次郎(g)
・開場 17:30 開演 19:00
・料金 LIVE:\6,000 LIVE+DINNER:\7,50
・ご予約・お問い合わせ Jazz Club BILLIE
TEL:(083)263-6555  info@billie.jp


■10/23(火)大阪
Billboard Live Osaka

akiko(vo) 柴田敏孝(p) 島田剛(b) 安藤正則(ds)
Chai-Chii Sister 紗理(vo) 優日(vo)
・1st 開場 17:30 開演 18:30 / 2nd 開場 20:30 開演 21:30
・予約受付開始 BBL会員:8/17(金) 一般:8/24(金)
・料金 "サービス¥6,900 / カジュアル¥5,400 (カジュアルのみ1DRINK付)
・ご予約・お問い合わせ 06-6342-7722
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=8230&shop=2


■10/25(木)東京
Billboard Live Tokyo

akiko(vo) 柴田敏孝(p) 島田剛(b) 安藤正則(ds)
Chai-Chii Sister 紗理(vo) 優日(vo)
・1st 開場 17:30 開演 18:30 / 2nd 開場 20:45 開演 21:30
・予約受付開始 BBL会員:8/17(金) 一般:8/24(金)
・料金 "サービス¥6,800 / カジュアル¥4,800 (カジュアルのみ1DRINK付)
・ご予約・お問い合わせ 03-3405-1133
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=8229&shop=1


■10/26(金)名古屋
NAGOYA Blue Note

akiko(vo) 柴田敏孝(p) 島田剛(b) 安藤正則(ds)
・1st 開場 17:30 開演 18:30 / 2nd 開場 20:30 開演 21:15
・予約受付開始 9月4日一般予約受付開始(メンバーズ先行は8月28日11:00~)
・ミュージックチャージ ¥6,800
・ご予約・お問い合わせ 052-961-6311
http://www.nagoya-bluenote.com/schedule/201210.html#1026


■10/27(土)金沢
もっきりや

akiko(vo) 柴田敏孝(pf)
・open:19:00 / start:19:30
・ミュージックチャージ 前売り¥4,500- / 当日¥5,000-
・ご予約・お問い合わせ
もっきりや Phone & fax 076-231-0096 mokkiriya@spacelan.ne.jp


■10/28(日)富山
総曲輪かふぇ 橙

akiko(vo)柴田敏孝(p)
・1st 開場 17:00 開演 17:30 / 2nd 開場 19:30 開演 20:00(完全入替性)
・Ticket 一般 ¥4,500(各セット)(当日¥500増 / 税込 / 入場時1drink¥500別途)
・一般発売日 9/7(金)
・チケットプレイガイド 総曲輪かふぇ 橙 / ローソンチケット / チケットぴあ /
オレンジ・ヴォイス・ファクトリー www.oravo.net〔実施の4営業日前で終了/10月23日(火)〕
・お問い合わせ 株式会社オレンジ・ヴォイス・ファクトリー 076-411-6121 info@oravo.net


■11/1(木)高松
SPEAK LOW

akiko(vo) 泉川貴広(p) 笹井克彦(b) Gulliver柳 (ds)
・ open 19:00 / start 19:30
・前売り¥4,500- / 当日¥5,000- (別途1drink¥500-)
・お問い合わせ SPEAL LOW : 087-837-0777(定休日 : 水曜日)
香川県高松市塩上町3丁目20-11Field of Soul 1F


■11/2(金)岡山
城下公会堂

akiko(vo) 泉川貴広(p) 笹井克彦(b) Gulliver柳 (ds)
・ open 19:30 / start 20:00
・前売り¥4,500- / 当日¥5,000- (別途1drink¥500-)
・チケット取扱店 城下公会堂
・TEL予約・問合せ 086-234-5260 (城下公会堂) / メール予約 info@saudade-ent.com


■11/3(土)広島
SPEAK LOW

akiko(vo) 泉川貴広(p) 笹井克彦(b) Gulliver柳 (ds)
・ open 18:00 / start 19:00
・ミュージックチャージ¥6,500-
・ご予約、お問合せ SPEAK LOW TEL082-545-3960 / インターネット予約はこちらから


黒い瞳/Dark Eyes Release Tour詳細

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