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曽根麻央 Monthly Disc Review2024.03_Jacob Collier : Djesse Vol. 4:Monthly Disc Review

みなさんこんにちは。ジャズ二刀流ことマルチインストゥルメンタリストの曽根麻央です。
今日は、つい先月末にリリースされたばかりのジェイコブ・コリアーの超大作アルバム
『Djesse Vol. 4』をみなさんにご紹介できることが本当に嬉しいです。

私の肌感からして恐らく音楽史においても最高傑作の一つになってしまったのではないかと思っています。本当に興奮を抑えることができません。彼と同じ時代に生きれたこと、その世界観を見ることができたのに感謝しているぐらいです。
ジェイコブ自身もアーティストとして、一人の人間がコントロールできる範囲を大幅に超えて、現時点での最高地点に到達したと感じました。
また、ジャンルや国境を超えた作品としてもかつてない広大なアプローチを展開しています。


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Title : 『Djesse Vol. 4』
Artist : Jacob Collier


Djesseシリーズは今作で4作品目、そして最終作ということらしいですが、私は自身これまでジェイコブのアルバムはノーマークでしたので、この作品が出会いとなりました。もちろんYouTubeなどでこの素晴らしい存在がいることは十分承知していたのですが、「天才すぎる」音楽故に敬遠していた部分があったのかもしれません。
この作品においても素晴らしい15曲と1曲のカバーアレンジを生み出しただけでなく、ボーカリスト、マルチインストゥルメンタリスト、アレンジャー、録音エンジニア、プロデューサー、そしてミックスエンジニアとしての多彩な才能を見せてくれています。

作品の特徴としてはほぼ全ての楽曲にフィチャーリング・アーティストがいて、その一人一人(またはグループ)のキャラクターが最も引き立つ形で曲が書かれています。
その中でも最も特徴的だったのは「Over You」でした。
この曲では、フィーチャーリングアーティストであるChris Martinが歌う場所ではゴスペル、Aespaという人気K-Popユニットが登場する場面ではK-Popらしいサウンドとなっていて、その変化と多様な音楽への理解は常識を超えています。

またプロデューサー、トラックメーカーとしてのジェイコブの実力も見事で、全体を通して最高のMixを体感できると思います。
低音から高音まで全ての場面で整頓されていて、不必要な音が何一つない状態が常にキープされています。
また楽器の音だけでなくレンガが転がる音や、映画の予告編で使われるような音、ガラスの割れる音など、そういったインパクトを拾ってきてはミックスで上手に使っていて、聴き手を飽きさせることがありません。

シンプルに作曲家、ソングライターとしても素晴らしく、名曲となるであろう曲が何曲も量産されています。ジャズのインストで演奏しても良さそうです。



M1. 100,000 Voices
これはOverture的な存在でさまざまな音楽や環境音、そしてAudience Choirなどが混ざり合いここから始まる広大な世界を提示してくれます。



M2. She Put Sunshine
先ほどのM1から続けて登場するこの曲は少しボリュームはダウンするチルなポップソング。最後の1分で誰にも気づかれないように一度半音上に転調し、最後にまるでDJがレコードの回転速度を下げて遅くしたかのような転調をするのが見事なアレンジとなっています。



M3. Little Blue
美しいバラード曲。静けさの中に時折聞こえる低音のエフェクトが美しく、ジェイコブのこういった音色のチョイスのセンスが光る作品です。



M4. WELLLL
少し、QueenやBeatlesを彷彿とさせるハードロックでコーラスが美しい曲。



M5. Cinnamom Crush
特徴的な音色で始まり終始それがバックグラウンドのように曲の後ろで鳴り続ける面白いサウンドの曲。インタビューでは最初の効果音はレンガがぶつかる音をインターネットで見つけてミックスに入れたといっていました。 



M6. Wherever I Go
Wurlitzer という特徴的な電気ピアノの音でスタートするR&B調の曲。ホーンのアレンジが際立つ作品の一つ。 



M7. Summer Rain
見事なバラード曲です。本来であれば禁じ手とも言えるようなハーモニーを重ねていルバ面もあるのですが、それが緊張を高め、この曲から観客を飽きさせない、アテンションを逃さない素晴らしいスパイスになっています。



M8. A Rock Somewhere
こちらはシタールをフィーチャーした珍しい曲。M7から流れが繋がっていて構成も美しいです。



M9. Mi Corazón
ラテンポップ調の曲。コーラスの間をシンセベースが縫ってベースライン構築してるのですが、こういったディテールも聞いていきたい名曲です。



M10. Witness Me
ゴスペルのような雰囲気を纏った曲。ラップのフィーチャリングもあります。



M11. Never Gonna Be Alone
ジョン・メイヤーをギターソロに迎えた作品。



M12. Bridge Water Troubled Water
唯一のカヴァー曲。至上のコーラスアレンジと、低音から高音まで駆使するジェイコブのコーラス隊に乗っかって、にJohn LedgenとTori Kellyという最高の歌声をフィーチャーしています。



M13. Over You
K-popやR&Bといった世界の音楽のニュアンスを取り入れた、新しい形のワールドミュージックです。



M14-15 Box of Stars Pt. 1 & 2
こちらもワールドミュージックのコラージュのような楽曲になっています。M1で使われた音なども登場するのでストーリー性を感じることもできます。ゴスペル、サンバ、モロッコ、キューバ、ロック、ミドルイースト、インド、レゲトン、EDM、クラシカル、ラップなどの音楽がコラージュされています。




M16. World O World
一曲を通してコーラスのみで構成されていて、古典の讃美歌のようで、しかしハーモニーのセンスは常識を覆すもので、それがスパイスとして人間の耳の栄養となることをあらためて証明してくれる曲です。クラシカル的な讃美歌っぽい曲なのかなと思いきや、ゴスペル風の歌い方も登場し、ジェイコブの独特の歌の世界へと聴衆を引き入れます。



それではまた次回。


文:曽根麻央 Mao Soné



Recommend Disc

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Title :『Djesse Vol. 4』
Artist : Jacob Collier
LABEL : DECCA
発売年 : 2024年





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【SONG LIST】

01.100,000 Voices
02.She Put Sunshine
03.Little Blue (feat. Brandi Carlile)
04.WELLLL
05.Cinnamon Crush (feat. Lindsey Lomis)
06.Wherever I Go (feat. Lawrence & Michael McDonald)
07.Summer Rain (feat. Maddison Cunningham & Chris Thile)
08.A Rock Somewhere (feat. Anoushka Shankar & Varijashree Venugopal)
09.Mi Corazón (feat. Camilo)
10.Witness Me (feat. Shawn Mendes, Stormzy & Kirk Franklin)
11.Never Gonna Be Alone (feat. Lizzy McAlpine & John Mayer)
12.Bridge Over Troubled Water (feat. John Legend & Tori Kelly)
13.Over You (feat. aespa & Chris Marin)
14.Box Of Stars Pt. 1 (feat. Kirk Franklin, CHIKA, D Smoke, Sho Madjozi, Yelle & Kanyi Mavi)
15.Box Of Stars Pt. 2 (feat. Metropole Orkest, Suzie Collier, Steve Vai & VOCES8)
16.World O World



曽根麻央『プレイズ・スタンダード』

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トランペット/ピアノの"ジャズ二刀流"として話題の曽根麻央がソロピアノで紡ぐスタンダードソング集が全国発売決定!
往年のジャズの名曲をフレッシュな感性で解釈。
抒情性と気品に彩られた曽根のジャズ・ミュージシャン、ピアニストとしてのアティテュードが表現されている作品に仕上がった。


曽根麻央『プレイズ・スタンダード』


1.Reflections in D
2.Serenade
3.In Your Own Sweet Way
4.The Star-Crossed Lovers
5.Wave
6.Stella by Starlight
7.All The Things You Are
8.Luminous (Piano Solo Ver.)
9.I Loves You, Porgy
10.Lady Luck11.Danny Boy
12.Home (Piano Solo Ver.)
13.Some Other Time
14.Ask Me Now
15.The Days of Wine And Roses
16.What A Wonderful World

Mao Soné (piano, trumpet)


曽根麻央のその他情報はウェブサイトへ

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「Monthly Disc Review」アーカイブ曽根麻央
2020.04『Motherland / Danilo Perez』2020.05『Color Of Soil /タイガー大越』2020.06『Passages / Tom Harrell 』2020.07『Inventions And Dimensions / Herbie Hancock』2020.08『Birth Of The Cool / Miles Davis』2020.09『Chet Baker Sings / Chet Baker』2020.10『SFJAZZ Collective2 / SFJAZZ Collective』2020.11『Money Jungle: Provocative In Blue / Terri Lyne Carrington』2020.12『Three Suites / Duke Ellington』2021.01『Into The Blue / Nicholas Payton』2021.02『Ben And "Sweets" / Ben Webster & "Sweets" Edison』2021.03『Relaxin' With The MilesDavis Quintet / The Miles Davis Quintet 』2021.04『Something More / Buster Williams』2021.05『Booker Little / Booker Little』2021.06『Charms Of The Night Sky / Dave Douglas』2021.07『Play The Blues / Ray Bryant Trio』2021.08『The Sidewinder / Lee Morgan』2021.09『Esta Plena / Miguel Zenón』2021.10『Hub-Tones / Freddie Hubbard』2021.11『Concert By The Sea / Erroll Garner』2021.12『D・N・A Live In Tokyo / 日野皓正』2022.1『The Tony Bennett Bill Evans Album / Tony Bennett / Bill Evans』2022.2『Quiet Kenny / Kenny Dorham』2022.3『Take Five / Dave Brubeck』・2022.4『Old And New Dreams / Old And New Dreams』2022.5『Ella Fitzgerald And Louis Armstrong / Ella And Louis』2022.6『Live from Miami / Nu Deco Ensemble & Aaron Parks』2022.7『Oscar Peterson Trio + One / Oscar Peterson Trio Clark Terry』2022.8『Ugetsu/ Art Blakey & The Jazz Messengers』2022.9『Sun Goddess / Ramsey Lewis』2022.10『Emergence / Roy Hargrove Big Band』2022.11『Speak No Evil / Wayne Shorter』2022.12『The Revival / Cory Henry』2023.1『Complete Communion / Don Cherry』2023.2『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles / Brad Mehldau』2023.3『Without a Net / Wayne Shorter』2023.4『LADY IN LOVE / 中本マリ』2023.5『Songs Of New York / Mel Torme』2023.6『Covers / James Blake』2023.7『Siembra / Willie Colón & Rubén Blades』2023.8『Undercover Live at the Village Vanguard / Kurt Rosenwinkel』2023.09『Toshiko Mariano Quartet / Toshiko Mariano Quartet』2023.10『MAINS / J3PO』2023.11『Knower Forever / Knower』2023.12『Ella Wishes You A Swinging Christmas / Ella Fitzgerald』2024.01『Silence / Charlie Haden with Chet Baker, Enrico Pieranunzi, Billy Higgins』2024.02『Rhapsody in Blue Reimagined / Lara Downes』

Reviewer information

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曽根麻央 Mao Soné

曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。

 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。
 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。
2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。

 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。
2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。
同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。
2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。
2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

曽根麻央Official Site

韓国のサックス奏者"KIM OKI"JAPAN TOUR:ライブ情報 / LIVE INFO

コリアン・ジャズシーンで活躍するサックス奏者「KIM OKI」が、初となるJAPAN TOURを開催!
東京は渋谷WWWを皮切りに、長野上田は映画館、金沢は庭園、京都は能舞台、尾道はお寺、という特別な舞台で5つの都市を旅します。
今回は、チン・スヨン(Piano)、チョン・スミン(Bass)を迎えたトリオ編成での来日。

2020年には "Best Jazz & Crossover Album"を受賞するなど、リリースする作品はどれも評価が高く、彼の虜になるリスナーは日に日に増殖中。
スピリチュアル・ジャズ、モダン・クラシカル、ポスト・アンビエント、ヒップホップ、ソウルまでクロスオーバーしたオルタナティブ・ジャズを、ここ日本、美しく情緒あふれる町とロケーションの中で。
各地のゲストアクトには、角舘健悟、折坂悠太、角銅真実、maya ongaku、Shhhhh、が出演。

また、日本ツアーを記念した日本独占編集のアルバムが配信とレコードで"BAYON PRODUCTION"よりリリース。
リリース情報はこちら!→ https://bayon-p.com/news/2134
こちらも併せてチェックしてください。

 


 


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【KIM OKI SATURN BALLAD TOUR SCHEDULE】


東京公演
日程 : 2024年3月18日(月)
会場 : SHIBUYA WWW https://www-shibuya.jp/access/
出演 :
KIM OKI SATURN BALLAD
Guest Act : maya ongaku / Shhhhh
時間 : 開場 18:00 / 開演 19:00
料金 : 前売 ¥4,800 / 当日 ¥5,300(税込・ドリンク代別途)※オールスタンディング

▼ぴあ先行予約 ※先着
受付期間 : 1月26日(金) ~ 1月31日(水)
ぴあ https://w.pia.jp/t/kosb-japantour/
▼一般発売 ※各プレイガイド
発売日:2月3日(土) 10:00~
・e+ : https://eplus.jp/kim-oki-saturnballad2024/
・ぴあ : 【Pコード:262-776】 https://w.pia.jp/t/kosb-japantour/
・ローソンチケット : 【Lコード:71262】 https://l-tike.com/kimoki/
WWW : 03-5458-7685
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長野・上田公演
日程 : 2024年3月20日(水・祝)
会場 : 上田映劇 (長野県上田市中央2-12-30)
http://www.uedaeigeki.com/
アクセス : 北陸新幹線・しなの鉄道・別所線「上田駅」お城口より徒歩10分
出演 :
KIM OKI SATURN BALLAD
Guest Act : 角銅真実
時間 : 開場 17:00 / 開演 18:00
お席 : 整理番号順入場・自由席
料金 : 前売 ¥4,800 / 当日 ¥5,300

[ご予約&お問い合わせ]
予約受付 : 1月26日(金)19:00~開始
cowandmouse489@gmail.com / 080-3136-2673(カウアンドマウス)
※件名に[Kim Oki Saturn Ballad 上田公演]と明記の上、
お名前(フルネーム)・お電話番号・チケット枚数をご記入いただき、上記メールアドレスにお申し込み下さい。
確認後、ご購入方法などを折り返しご返信致します。
[注意事項]
・開場時間前の会場へのご入場はご遠慮ください。
・当日はフードやドリンクの出店を予定しています。
・イベントの模様を写真・映像撮影等しております。
お客様が写真・映像等に映り込む可能性がございます。予めご了承ください。
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石川・金沢公演
日程 : 2024年3月21日(木)
会場 : 辻家庭園 (石川県金沢市寺町1-8-48)
https://produce.novarese.jp/tsujike-teien/
アクセス : 金沢駅より車で15分
出演 :
KIM OKI SATURN BALLAD
Guest Act : 折坂悠太
時間 : 開場18:00 / 開演 19:00
お席 : 整理番号順入場・自由席
料金 : 前売 ¥4,800 / 当日 ¥5,300(別途ドリンク代800円)

[ご予約&お問い合わせ]
予約受付 : 1月26日(金)19:00~開始
cowandmouse489@gmail.com / 080-3136-2673(カウアンドマウス)
※件名に[Kim Oki Saturn Ballad 金沢公演]と明記の上、
お名前(フルネーム)・お電話番号・チケット枚数をご記入いただき、上記メールアドレスにお申し込み下さい。
確認後、ご購入方法などを折り返しご返信致します。
[注意事項]
・開場時間前の会場へのご入場はご遠慮ください。
・別途ドリンク代800円は当日受付で現金でお支払いください。
・無料駐車場有り。満車の場合は周辺のコインパーキングにお願い致します。
・イベントの模様を写真・映像撮影等しております。お客様が写真・映像等に映り込む可能性がございます。予めご了承ください。
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京都公演
日程 : 2024年3月22日(金)
会場 : 河村能舞台 (京都市上京区烏丸上立売上ル柳図子町320-14)
http://www.omosiro-noh-taiken.kyoto.jp/
アクセス : 地下鉄:烏丸線「今出川」駅2番出口より北へ150m
京都市バス : 201番・203番・59番・51番「烏丸今出川」下車北へ200m
出演 :
KIM OKI SATURN BALLAD
Guest Act : 角舘健悟(YOGEE NEW WAVES)
時間 : 開場 18:00 / 開演 19:00
お席 : 整理番号順入場・自由席
料金 : 前売 ¥4,800 / 当日 ¥5,300

[ご予約&お問い合わせ]
予約受付 : 1月26日(金)19:00~開始
cowandmouse489@gmail.com / 080-3136-2673(カウアンドマウス)
※件名に[Kim Oki Saturn Ballad 京都公演]と明記の上、
お名前(フルネーム)・お電話番号・チケット枚数をご記入いただき、上記メールアドレスにお申し込み下さい。
確認後、ご購入方法などを折り返しご返信致します。
[注意事項]
・開場時間前の会場へのご入場はご遠慮ください。
・お席は座布団席です。後方に少し椅子席もあり。
・土足厳禁。靴は下駄箱に入れてご入場ください。
・イベントの模様を写真・映像撮影等しております。お客様が写真・映像等に映り込む可能性がございます。予めご了承ください。
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尾道公演
日程 : 2024年3月24日(日)
会場 : 浄泉寺 (広島県尾道市西久保町2-2)
https://www.facebook.com/onomichijyousenji/
アクセス:山麓(千光寺山)駅より徒歩10分
出演
KIM OKI SATURN BALLAD
Guest Act : 角舘健悟(YOGEE NEW WAVES)
時間 : 開場16:00 / 開演 17:00
お席 : 整理番号順入場・自由席
料金 : 前売 ¥4,800 / 当日 ¥5,300

[ご予約&お問い合わせ]
予約受付 : 1月26日(金)19:00~開始
cowandmouse489@gmail.com / 080-3136-2673(カウアンドマウス)
※件名に[Kim Oki Saturn Ballad 尾道公演]と明記の上、
お名前(フルネーム)・お電話番号・チケット枚数をご記入いただき、上記メールアドレスにお申し込み下さい。
確認後、ご購入方法などを折り返しご返信致します。
[注意事項]
・開場時間前の会場へのご入場はご遠慮ください。
・お席は座布団席・椅子席となります。
・土足厳禁。靴は下駄箱に入れてご入場ください。
・ドリンクやフードの出店を予定しています。
・イベントの模様を写真・映像撮影等しております。お客様が写真・映像等に映り込む可能性がございます。予めご了承ください。


<主催> BAYON PRODUCTION
<企画/制作> BAYON PRODUCTION / COW AND MOUSE / SHIBUYA WWW


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【KIM OKI】
キム・オキはサックス奏者、作曲家、プロデューサーとして、デビュー作『Cherubim's Wrath (天使の怒り)』(2013) から最新作の 『Love Flower (ラヴフラワー)』(2022) に至るまで20枚を超えるアルバムやEPを発表しており、ジャズを基盤としつつもジャンルに捉 われない幅広い活動で知られ、2020年には韓国大衆音楽賞で「今年の音楽人」に選出されている。現在活動中のリーダーバンドにはキ ム・オキ・サターンバラードとキム・オキ・ファッキングマッドネスがあり、ペク・ヒョンジンのバンド、Bek Hyunjin Cのメンバー としても活動している。Say Sue Me、CHS、イ・ミンフィ、THAMA、Lowdown 30、NST & The Soul Source等、他アーティスト の作品への客演も多数。
Instagram https://qr.paps.jp/NtPcM

My First Jazz Vol.71-井上陽介:My First Jazz

Title : 『Standards, Vol.1』
Artist : Keith Jarrett, Gary Peacock, Jack DeJohnette

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ジャズベーシストの井上陽介です。
僕の初めてのジャズ・アルバムは、Keith Jarrettの『Standards, Vol.1』という1983年録音のピアノトリオ・アルバムです。


この作品を初めて聴いたのは、大学一年生の時。
それまで、中学・高校時代はロックを演奏したり、フュージョン・ブームに巻き込まれたり(笑)していました。
ジャズは遠い存在ではなかったけれど、身近でもなく、、
たまにジャズを聴くとしたら、酒場の音楽や、夜景の見えるレストランのBGMというイメージでした。


このアルバムを初めて聴いたときに感じたものは、そういった類のものとは全く違い
もっと高尚で、クラシックに近いサウンドでありながらも伝統的なジャズの演奏スタイル。
衝撃的でした。


当時は、今のようにインターネットもない時代。
詳しいことは分からずに、ただ目の前で繰り出される音の世界にグッと惹きこまれました。
あっという間に最後まで聴き通して、それから何度も何度も繰り返し聴いた記憶があります。


それが、今の自分の演奏スタイルの根本になっている気もしています。
ジャズが苦手かな?っていう方にもおすすめですね。
最後の曲ではロックのような演奏も繰り広げられているので、Keith Jarrettの多面性というものも楽しめるアルバムだと思います。
是非、聴いてみてください!


井上陽介






My First Jazz

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Title : 『Standards, Vol.1』
Artist : Keith Jarrett, Gary Peacock, Jack DeJohnette
LABEL : ECM Records
発売年 : 1983年



アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】
01.Meaning Of The Blues
02.All The Things You Are
03.It Never Entered My Mind
04.The Masquerade Is Over
05.God Bless The Child




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日本を代表するジャズ・ベーシスト率いるトリオが発表した、初めてのライブ・アルバム。
縦横無尽のインタープレイと観客を笑顔にさせる楽しい雰囲気を凝縮した最強の一枚!



"日本を代表するジャズベーシストが、教鞭をとる国立音楽大学出身の若手実力派プレーヤーと練り上げ、ジャズの王道と革新を織り交ぜたサウンドは、いつも観客の心を鷲掴む。
トリオ結成以降、全国のライブハウスを回り、高い評判という足跡を残してきた。


ライブ録音をするにあたって選んだ場所は、1974年から著名アーティストによる数々の名演を繰り広げてきた東京の老舗ジャズクラブ、Body&Soul。
2021年に現在の渋谷に移転した新しい店内は、シックでおしゃれな空間として存在している。
ライブ・レコーディング中の大声援に包まれ、井上陽介トリオは、さらに一歩先へ向かう = ONE STEP BEYOND










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井上陽介
1964年7月16日、大阪生まれ。大阪音楽大学作曲科卒。91年よりニューヨークを拠点に活動。97年には初リーダーアルバム『スピークアップ』を発表。在米中、ドン・フリードマン、ハンク・ジョーンズなど数々のグループでレコーディングやライブ、ヨーロッパツアーなど国際的に活動する。2004年には活動の拠点を日本に移す。2009年、小曽根真、渡辺香津美などをゲストに迎え6枚目のリーダー作『LIFE』をリリース。2021年9月に武本和大(P)、濱田省吾(Ds)とレコーディングした10枚目のトリオ第二弾『Next Step』をリリース。2022年、Spirit of Chick Corea Bandのツアーでスティーブ・ガッドと共演。なおスイングジャーナル誌の人気投票では2007年度から3年連続1位となるなど常に上位にランクされる。現在、自己のグループを中心に、塩谷哲、大西順子、渡辺香津美のレギュラーメンバーとして活動。その他数々のセッションに参加し国内外で精力的に活動している。またジャズのみならず、佐藤竹善、JUJU、小野リサなどの様々なジャンルのサポートにも参加している。
https://yosukeinouejazz.sakura.ne.jp/




Latest Album

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Title ︓『ONE STEP BEYOND LIVE AT BODY & SOUL』
Artist : 井上陽介
LABEL : ポニーキャニオン
RELEASE : 2024.2.21



アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】
01.Stella By Starlight
02.Day Tripper
03.Colorful Wind
04.One Step Beyond
05.Black Bird
06.What Is This Thing Called Love
07.Dear Daddy
08.Fungii Mama





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【KKBOX Podcast「My First Jazz」】
JJazz.Netとの連動によるオリジナルコンテンツ。
ジャズ・ミュージシャン本人の音声コメントをお届けしています。
KKBOX Podcast


KKBOX
500以上のメジャー・ローカル音楽レーベル様や権利者様と提携し、9,000万曲の楽曲を配信。
なかでも世界最大数を誇るC-POPを取り揃えているアジア大手の音楽聴き放題サービス。
2022年より日本でも音声コンテンツ/ポッドキャストの提供がスタート!


曽根麻央 Monthly Disc Review2024.02_Lara Downes : Rhapsody in Blue Reimagined:Monthly Disc Review

みなさんこんにちは、ジャズ二刀流ことマルチインストゥルメンタリストの曽根麻央です。

今日はみなさんに、ガーシュウィンの初演100年を記念して今年発表された『Rhapsody in Blue Reimagined』というデジタルリリースのアルバムを紹介します。
ジョージ・ガーシュウィンが当時のアメリカ社会を映し出す作品として完成させた「Rhapsody in Blue」。
1924年にポール・ホワイトマン・オーケストラと自身のピアノのためのジャズ協奏曲としてガーシュウィン自身が初演して以来、世界各国で愛されてきた名曲を、100年を記念して、2024年を生きるアーティストたちがどのようにReimagined=再解釈したのか見ていきたいと思います。
聴くだけでまるで世界旅行をしたかのような作品作りに驚くでしょう。

その前に宣伝です。
4月は福岡にソロで二ヶ所伺います!
ソロアルバム『プレイズ・スタンダード』のリリースライブです。
お近くの方はぜひきてください!詳しくはウェブサイトで!


4/12 (Fri) border -live music & drinks- <福岡>
Mao Sone "Plays Standards" CDリリースライブ in 福岡
Artist: Mao Sone (piano & trumpet)
open 18:30 / start 19:30
【料金】
全席自由 4,000円(税込)※当日は+500円(ご飲食代別※要2オーダー制)
【border 電話予約】
TEL: 092-406-8448 <16:00~22:00(月曜定休日)>


4/13 (Sat) 音楽館Twilight<北九州>
Mao Sone "Plays Standards" CDリリースライブ in 北九州
Artist: Mao Sone (piano & trumpet)
18:30 開場|19:00 開演
【チケット】
前売 ¥3,000 | 当日 ¥3,500
【お問い合わせ】
Office ミスマル 080-6467-1115 または 080-5256-6971
【会場】
〒803-0841 福岡県北九州市小倉北区清水2-10-15 2F
TEL: 093-562-2311 (マックスオーディオ小倉店2F)

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Title : 『Rhapsody in Blue Reimagined』
Artist : Lara Downes


ジョージ・ガーシュウィンは言わずと知れたアメリカを代表する偉大な作曲家で、ジャズスタンダードとなった数多くのミュージカル・ソングだけでなく、アメリカ・クラシックの代表的な作品をいくつも残した人です。すでにブロードウェイの人気のミュージカル作家であったガーシュウィンが、世界的な一流作曲家の仲間入りを果たすきっかけとなった作品がこの「Rhapsody in Blue」です。
ガーシュウィン自身が「巨大なるつぼ = アメリカを写す万華鏡のような音楽」と評したこの作品。
1924年に当時オーケストラを率いていて有名なバンドリーダーであったポール・ホワイトマンのジャズ・コンチェルトを書いて欲しいという依頼から始まりました。期限は5週間。ガーシュウィンはそれまでそのような音楽を書いたことがなく最初は困惑しましたが、ラッキーなことにインスピレーションがすぐ降りてきて、ガーシュウィンは2台ピアノのアレンジでこの作品を書きました。そしてファーディ・グローフェというホワイトマンの専属アレンジャーによってあの有名な、みんなが耳にするオーケストラバージョンに仕立て上げられました。


さて今回の『Rhapsody in Blue Reimagined』は、当時の人種や文化のるつぼ=アメリカを投影した「Rhapsody in Blue 」を、初演100年を記念し、改めて2024年を生きるピアニスト Lara Downesと、サックス奏者でありアレンジャーのEdmar Colonが再解釈をしたプロジェクトです。


Lara Downesはアメリカのアフリカ系女性クラシック・ピアニストとして活躍しているだけでなく、社会活動化として女性やアフリカ系の作品に焦点を当てる活動もしています。
今回の作品では流暢なクラシカルなテクニックや表現だけでなく、アフリカ的なリズム、ラテン的な情熱、またアジア的な表現も必要な作品ですので、彼女のさまざまな文化への理解の深さが表れています。インタビューを聞く限りではジャマイカ系の家族の出身だそうです。


Edmar Colonはプエルトリコ出身のジャズ・サックス奏者として世界的に活躍するだけでなく、エスペランザ・スパルディングのグラミー賞受賞作品『12 Little Spells』やテリ・リン・キャリントンのアルバム『Waiting Game』でもオーケストラのアレンジを務めたり、ボストン・ポップスや、DCのナショナル・オーケストラに委嘱作品を提供するなど、作曲家としても幅広く活躍しています。
私、曽根麻央とは実は、16歳の時からの親友で、いまだに月に30-40分は電話をする仲です。お互いの実家に何度も行ったことがあります。数多くのステージも一緒に演奏してきました。


現在私たちは、100年前とは形は違うけれども、さまざまな社会問題の中に生きています。『Rhapsody in Blue Reimagined』ではそんな現在の社会を投影するかのように再構築されました。


1. Rhapsody in Blue





有名なクラリネットのトリルが聴こえるかと思えば、ここではグリッサンドで駆け上がらずに、全く新しいイントロがこのReimaginedの世界に連れて行ってくれます。長3和音が短3度で降りてくる、ジョン・ウィリアムズのような、ウェイン・ショーターのような世界観で幕を開けます。
ガーシュウィンは「Rhapsody in Blue」ではドミナント7コードと短3度で動かすことで独特のブルージーな雰囲気を作り出していますが、7度の音がなくなるだけでとても斬新な響きになります。
>もう一度トリルがあらゆる楽器から聴こえてくると、ようやくみんなが知るイントロが、しかしオープニングの世界観を残すオリジナルのイントロが展開されます。

ピアノが登場してからしばらくは原曲の再現を行いますが、すぐに中東の雰囲気を予感させるモチーフも登場し始めます。
有名なピアノのフレーズでは同時にボンゴが登場し、ラテンアメリカの音楽が少しずつ顔を見せます。その後ゆったりとしたソンのリズムが現れ、ダニーロ・ペレスやダヴィ・サンチェスのような現代のラテンジャズのセクションが登場します。その上でウェイン・ショーターのオーケストラ作品のような細やかなフレーズが登場し始めます。と思うとリズムは急にさっていき、徐々に次の世界へと向かいます。

ピアノの原曲パートをインタルードとしてを挟み、そのあとは中東の世界観へ一気に観客を連れていきます。

そのあともう一度舞台はラテンジャズに戻ります。繰り返されるベースラインとグルーヴが特徴的です。マイケル・ブレッカーの『Wild Angle』を思わせる曲想が聴こえてきます。

その後、アレンジャーであるEdmar Colonのソプラノ・サックスソロに移ります。
彼のソロはウェイン・ショーター的でありながら、音色やフレーズは私とColonの共通の師である、デイヴ・リーブマンを思わせてくれます。彼のソロで一旦曲は第一クライマックスを迎えます。
と同時にキューバのリズムLulabancheが演奏されます。その上で西洋的なマーチのようなリズムが重なり原曲のモチーフが演奏されます。そのモチーフはさらに複雑なハーモニーへ誘導します。原曲の減5度のピアノフレーズも聞こえてきます。原曲のピアノ譜をもとに展開させた見事なアレンジです。さらに原曲にもある短3度の音形も入れつつ音楽を展開します。

そしてまた一つの区切りがくると原曲のピアノソロに入ります。
このト調のピアノソロの部分は、原曲の中でもピアノの聴かせどころなので、そのままというのは原曲ファンとしてもとても嬉しいですね。そのパートもところどころ中東の鼓笛隊が顔を出します。

そしてピアノパートを終えると通常であれば有名なホ調のバラードのテーマですが、なんと中国の1弦ヴァイオリンと琴によって奏でられる大胆なアレンジになっています。
そのあとに続く原曲オーケストラによる、ホ調のメロディーの提示部にも中国のサウンドがプラスされることで、この曲の新たな魅力と世界観を追加してくれています。

その後の原曲中最も難関と言われるピアノのリズミカルなパートは、Edmarの故郷であるプエルトリコ南部のリズムPlenaになっています。そのままPlenaのリズムの上でPlenaのリズムを奏でながら登場するEdmarのソプラノサックスソロがあります。そのモチーフをフルートが引き継ぎ音楽を原曲に引き戻します。そして音楽は一気に最終局面に向かいます。
原曲に忠実にありつつ独自のハーモニーとPlenaやプエルトリコのもう一つのリズム、Bombaのリズムが加わります。
そして、フィナーレでは原曲と、このバージョンのイントロをの再現を見事に合体させ、クライマックスを迎えます。


2. Study in Blue

これはショパンの夜想曲とガーシュウィンのラプソディーを掛け合わせてアレンジしなおしたものでLara DownesとEdmar Colonのデュオとなっています。
ショパンとガーシュウィンが混じり合う繋ぎのぶぶんはまるでモリコーネの映画音楽のようでとても美しいのでぜひ聴いてみてください。


それではまた次回。


文:曽根麻央 Mao Soné



Recommend Disc

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Title :『Rhapsody in Blue Reimagined』
Artist : Lara Downes
LABEL : Pentatone
発売年 : 2024年



【SONG LIST】

01.Rhapsody in Blue (arr. Edmar Colón)
02.Study in Blue (arr. Edmar Colón)
03.Commentary Track



曽根麻央『プレイズ・スタンダード』

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トランペット/ピアノの"ジャズ二刀流"として話題の曽根麻央がソロピアノで紡ぐスタンダードソング集が全国発売決定!
往年のジャズの名曲をフレッシュな感性で解釈。
抒情性と気品に彩られた曽根のジャズ・ミュージシャン、ピアニストとしてのアティテュードが表現されている作品に仕上がった。


曽根麻央『プレイズ・スタンダード』


1.Reflections in D
2.Serenade
3.In Your Own Sweet Way
4.The Star-Crossed Lovers
5.Wave
6.Stella by Starlight
7.All The Things You Are
8.Luminous (Piano Solo Ver.)
9.I Loves You, Porgy
10.Lady Luck11.Danny Boy
12.Home (Piano Solo Ver.)
13.Some Other Time
14.Ask Me Now
15.The Days of Wine And Roses
16.What A Wonderful World

Mao Soné (piano, trumpet)


曽根麻央のその他情報はウェブサイトへ

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「Monthly Disc Review」アーカイブ曽根麻央
2020.04『Motherland / Danilo Perez』2020.05『Color Of Soil /タイガー大越』2020.06『Passages / Tom Harrell 』2020.07『Inventions And Dimensions / Herbie Hancock』2020.08『Birth Of The Cool / Miles Davis』2020.09『Chet Baker Sings / Chet Baker』2020.10『SFJAZZ Collective2 / SFJAZZ Collective』2020.11『Money Jungle: Provocative In Blue / Terri Lyne Carrington』2020.12『Three Suites / Duke Ellington』2021.01『Into The Blue / Nicholas Payton』2021.02『Ben And "Sweets" / Ben Webster & "Sweets" Edison』2021.03『Relaxin' With The MilesDavis Quintet / The Miles Davis Quintet 』2021.04『Something More / Buster Williams』2021.05『Booker Little / Booker Little』2021.06『Charms Of The Night Sky / Dave Douglas』2021.07『Play The Blues / Ray Bryant Trio』2021.08『The Sidewinder / Lee Morgan』2021.09『Esta Plena / Miguel Zenón』2021.10『Hub-Tones / Freddie Hubbard』2021.11『Concert By The Sea / Erroll Garner』2021.12『D・N・A Live In Tokyo / 日野皓正』2022.1『The Tony Bennett Bill Evans Album / Tony Bennett / Bill Evans』2022.2『Quiet Kenny / Kenny Dorham』2022.3『Take Five / Dave Brubeck』・2022.4『Old And New Dreams / Old And New Dreams』2022.5『Ella Fitzgerald And Louis Armstrong / Ella And Louis』2022.6『Live from Miami / Nu Deco Ensemble & Aaron Parks』2022.7『Oscar Peterson Trio + One / Oscar Peterson Trio Clark Terry』2022.8『Ugetsu/ Art Blakey & The Jazz Messengers』2022.9『Sun Goddess / Ramsey Lewis』2022.10『Emergence / Roy Hargrove Big Band』2022.11『Speak No Evil / Wayne Shorter』2022.12『The Revival / Cory Henry』2023.1『Complete Communion / Don Cherry』2023.2『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles / Brad Mehldau』2023.3『Without a Net / Wayne Shorter』2023.4『LADY IN LOVE / 中本マリ』2023.5『Songs Of New York / Mel Torme』2023.6『Covers / James Blake』2023.7『Siembra / Willie Colón & Rubén Blades』2023.8『Undercover Live at the Village Vanguard / Kurt Rosenwinkel』2023.09『Toshiko Mariano Quartet / Toshiko Mariano Quartet』2023.10『MAINS / J3PO』2023.11『Knower Forever / Knower』2023.12『Ella Wishes You A Swinging Christmas / Ella Fitzgerald』2024.01『Silence / Charlie Haden with Chet Baker, Enrico Pieranunzi, Billy Higgins』

Reviewer information

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曽根麻央 Mao Soné

曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。

 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。
 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。
2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。

 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。
2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。
同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。
2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。
2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

曽根麻央Official Site

秋元順子・寺井尚子スペシャル セッション2024年3月10日@日本橋三井ホール:ライブ情報 / LIVE INFO

58歳でメジャーデビュー、2008年に発表した「愛のままで...」は日本レコード大賞優秀作品賞を受賞。
同年には紅白歌合戦に61歳で初出場という経歴を持ち
現在はジャズやハワイアン、民謡まで幅広くライブ活動を行う秋元順子が
日本のジャズバイオリン界のパイオニア、寺井尚子とのスペシャルライブを日本橋三井ホールにて開催。

クリヤ・マコト、納 浩一、荒山 諒という日本を代表するミュージシャンが演奏を固め、華やかなステージを繰り広げます!

卓越した二人のアーティストによる夢の共演。ぜひ足をお運びください!



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【秋元順子・寺井尚子スペシャル セッション】


ヴァイオリニスト 寺井尚子とボーカリスト 秋元順子が初セッション!
演奏を固めるのは、ピアニスト クリヤ・マコト
ベーシスト 納 浩一 ドラムス 荒山 諒 最高のセッションがここに誕生!


【日時】
2024年3月10日(日)
開場14:00 / 開演15:00


【出演】
寺井尚子(vln) 
秋元順子(vo) 
クリヤ・マコト(pf) 
納浩一(bs) 
荒山 諒(ds)


【場所】
日本橋三井ホール 
東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 5F
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅直結


【チケット】
SS席7,500円(中通前) S席6,500円(中通後) 当日別途ドリンク代600円
※税込 全席指定 電子チケット併用 購入上限1名8枚


電話受付 03-3263-6612(平日11〜17時)
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/akimoterai2024/
イープラス:https://eplus.jp/akimoterai2024/
ローチケ:https://l-tike.com/akimoterai2024/
CNプレイガイド:https://www.cnplayguide.com/akimoterai2024/


fav先行 1月19日 金曜10:00〜1月26日 金曜17:00
FC先行 1月19日 金曜10:00〜1月26日 金曜17:00
PG先行 1月29日 月曜10:00〜2月4日 日曜17:00
一般発売日 2月9日 金曜10:00〜3月7日 木曜17:00


【配信】
3,000円 アーカイブなし


【問い合わせ】
03-3263-6612(平日11〜17時)


■主催:株式会社エフ・エー・ブイ

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