ARTIST : 水谷紹 (東京中低域 / musician)
TITLE : デビッド・ボウイとお茶を飲む日
JJazz.Net"VOICES"は毎週、最新メッセージをお送りします。今回は、東京中低域で活躍中の水谷紹さんです。バリトンサックス10人のバンド「東京中低域」について語って頂きました。
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「バリトンサックス10人のバンドを作ろうなんて思いつくのは東京のヤツだけだ。」
半年前、アーセナルのサポーターで溢れかえるパブの片隅でBBCの名物DJ・アンディー・カーショウからそう言われました。そして日本のメディアではほとんど取り上げられる事のない私達の音楽は、彼や彼の仲間の手によって全世界に紹介される事になりました。
サックスプレイヤーの集団でありながらジャズの文脈上にはいない、日本発の音楽ではあるけれど東洋風ではない、そうしたオリジナルなフォーマットに先入観無く耳を傾けてくれたのが他ならぬロンドンの人達であった事は、ジャズよりもむしろブリティッシュロックを聴いて育った私にとって何より好もしい展開です。
そうしていつかブライアン・フェリーと酒を酌み交しながら『トーキョー・ジョー』について語り合う日が...来るか?
そんな野望を抱きつつもやっぱりまだまだ"知る人ぞ知る"即ち"ほとんど全く知られていない"私達の音楽の入門盤として4曲入りのマキシを作りました。BBCで繰り返し取り上げられている楽曲等に加え、東京青山の小さなバーで演奏したライヴトラックも収録しました。そしてこの中の1曲が同じくBBCのチャーリー・ギレットの編む英国発・全世界発売のコンピレーションアルバムに収録されます。
デビッド・ボウイとお茶を飲む日が...。
水谷紹
[[[ 水谷紹 PROFILE ]]]
友部正人、高野寛、高橋幸宏らのサポートを経てソロデビュー。独学で習得したバリトンサックスを携えて2000年初頭に「東京中低域」を結成。これまでに3枚のアルバムと1枚のシングルを発表。ライブ活動に於いても内外の様々なアーティストとコラボレーションを重ねている。
2004年にはWHACHO(Drums ex.Killing Time)、かわいしのぶ(bass ex.Super Junky Monkey)らと「トリコミ」を結成、ホッピー神山と戸川純をゲストに迎えたシングル及びアルバムはインディーズながらチャートをかけあがった。
曲を書き、詞を書きまた詩を詠み、ティムパニを叩き、ギターを弾き、サックスを吹き、2つのインディーズレーベルの主宰でもありつつ元来はシンガーソングライターなのだが歌う事は滅多にしない。
[[[ WORKS ]]]
2005年5月20日 SCR004
SUPER HYPE MUSIC & HINTS MUSIC PUBLISHING.CO,LTD 真鍮レコード
[[[ LIVE INFORMATION ]]]
【7月21日(木)】
場所:公園通りクラシックス (渋谷)
開場:19:00 / 開演:19:30
料金:前売¥2,800 / 当日¥3,300 (+1drink)
問合せ:03-3464-2701 (公園通りクラシックス)
(東京都渋谷区宇田川町19-5東京山手教会B1F)
※予約センターでも御予約受付中。