RSS
ARTIST : Bakura (producers)
TITLE : スタイルではないジャズ
JJazz.Net"VOICES"は毎週、最新メッセージをお送りします。今回は2005年8月13日、デビュー・アルバム『Reach The Sky』をリリースされたBakuraさんに語って頂きました。JJazz.Net#178"THE AIRPORT"にて「Thinking About」をご紹介しています。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
私たちのデビュー・アルバム『Reach The Sky』には、ジャズ・ソウル・ブラジリアン・ラテン・ディスコ・ハウスなど、さまざまな音楽の要素が詰まっています。
なかでもジャズに関しては、ミュートトランペットを使ったりとかドラムのライドがフォービートを刻むといった、いわゆる表面的なスタイルに影響を受けているわけではありません。
音楽に対していかにアプローチするか、音楽をどう聴くかといった精神性や、既成の枠組みからはみ出て新しいことに挑戦していくという実験性に影響を受けています。
心を広く持ち、偏見なく様々な音楽に接してきた経験が、ジャンルの垣根を越えた内容のアルバム作りに生かされていると思います。
多くのミュージックラバーに楽しんで頂けたらと思っています。
(インタビューより)
Bakura
[[[ Bakura PROFILE ]]]
Dominic Stanton
Roberto Marin
JCRからのRimaや、Sonar KollektivからのUmod名義を始めとした数多くのプロジェクト、数多くのリミックスを手掛けるウエスト・ロンドンのトップ・プロデューサー"Domu"ことDominic Stantonと、彼の十年来の親友であり、共にDJやプロデュースを行うベーシスト/プロデューサーRoberto Marinからなるプロジェクトが「Bakura」である。
彼等のお気に入りである昔の70年代のSF小説/映画『Star Wars』に登場する惑星の一つを引用して付けられた名前「Bakura」は、彼等にとって、バック・グラウンドである70'sジャズ/フュージョンと、フューチャリスティックでスペイシーなフィーリングを融合させるというコンセプトであり、その響きが日本語やブラジルのフィーリングを感じさせることから名付けられた。
大阪を拠点とし、世界に発信するレーベル「Especial Records」からのリリースの為に立ち上げられたこのプロジェクトは、力強いメロディーライン、ファンキーなベースライン、そして同時にDomuの作り出すビートやアレンジによってなりたち、彼等のベースであるロンドンの最先端のカッティング・エッジなサウンドを取り入れつつ70年代80年代の彼等のバック・グラウンド・ミュージックのエッセンスを取り入れた現在進行形のジャズ/フュージョン/ソウルだ。
本作でもヴォーカル・トラックをメインとしたソウルフル・フュージョン、ブラジリアン、アフロラテン・ビート、ブギー、R&B等の様々な表現方法を使い、アップ・テンポからダウン・テンポに渡り幅広く表現されている。まるで70年代のハービー・ハンコックや、ジョージ・デューク等のアルバムを彷彿とさせるサウンドを現在に継承したヴァラエティに富んだ作品と言えるであろう。
[[[ WORKS ]]]
2005年08月13日
VIA0030
Village Again
