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Jan Jelinek (track maker) - 『Personal Rock』

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Jan Jelinek (track maker)


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Personal Rock
 レーベル:disques corde
 リリース:2007年3月24日
 製品番号:DCCD005

ARTIST : Jan Jelinek a.k.a. GRAMM(track maker)
TITLE : Personal Rock


JJazz.Net"VOICES"では毎回、様々なアーティストからの最新メッセージをお届けしています。今回は、2007年3月24日にGRAMM名義でのアルバム『Personal Rock』をリリースされたJan Jelinek(ヤン・イェリネック)さんにお話を伺いました。JJazz.Net #431"THE MARKET"では、この作品から「Legends / Nugroove」をご紹介。


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僕がGRAMM名義で『Personal Rock』を制作したのは、クラブ・ミュージックという厳格なアイディアから抜け出したかったからだ。いま周りを見回してみると、すべてのジャンルで、確立されたものだらけになってしまった。進歩的なアプローチをやろうとするクリエーターはどんどん減ってきている。僕は、そういう状況に対して、どうすべきか答えは持っていない。


いまHanno Leichtmann、Andrew Peklerと共にインプロヴィゼーションのアルバムを制作していて、ソロでもモノ・シンセだけを使ったプロジェクトを始めているところだ。自分が何をやるべきか、それだけは分かっているつもりだ。


Jan Jelinek






[[[  GRAMM a.k.a. Jan Jelinek PROFILE ]]]


GRAMM(グラム)は、ベルリン在住のJan Jelinek(ヤン・イェリネック)の別名義。


ヤンは、フランクフルト近郊ダームシュタットに生まれ、幼少期から音楽に親しみ、やがて様々なレコードを集めるようになっていった。90年代初期にパーティー「Wild Pitch」(PLAYHOUSE/KLANGのハイコとアタが運営)でプレイされていたソウルフルなエレクトロニック・ ミュージックに感銘を受け、自身のコレクションであるダブ、ジャズ、ファンク、ソ ウルのレコードからハウス・ミュージックを作り出す作業に没頭し始めた。


そして、 98年、ファーベン(FARBEN)名義でKLANG ELECTRONIKからデビューを飾った際には、 極度に断片化されたサンプル・ソースを用いたハウス・ミュージック、後にクリック、マイクロ・ハウスと称されることになるスタイルを既に完成させていた。しかし、ハウスという枠だけに留まることに興味はなく、本名名義で01年にscapeからリ リースした初のアルバム『Loop-Finding-Jazz-Records』では、断片化されたジャズ ・サンプルを再構築し、新たなテクスチャーとグルーヴを生み出すことに成功して、 高い評価を受けた。


その後ミュージシャンとのコラボレートに意欲的に取り組み、エクスポージャーズをフィーチャリングした『La Nouvelle Pauvret』、日本のコンピュータ・スープとの『Improvisations & Edits, Tokyo 09.26.2001』、シドニーのジャズ・トリオ、トリオスクとの『1+3+1』などを発表し、サンプリングと生演奏と の接点を探る。最近のJan Jelinek名義での2作品『Kosmischer Pitch』と『Tierbeobachtungen』では、ノイ!やハルモニアなどの70年代のジャーマン・ロック〜エレクトロニック・ミュージックへと遡行するように、ラップトップを通過後のコズミックでインプロヴァイズドされたユニークなミニマル・ミュージックを追求し ている。


scape レーベル HP




[[[ WORKS ]]]


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GRAMM / Personal Rock


2007年3月24日
DCCD005
disques corde






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