半野喜弘 a.k.a RADIQ (composer)
『Ballads for The Atomic Age』
レーベル:Cirque / ULTRA-VYBE
リリース:2007年7月7日
製品番号:CQCD010
ARTIST : 半野喜弘 a.k.a RADIQ (composer)
TITLE : 一人、日本を遠く離れたスイスで
JJazz.Net"SOMEBODY"では毎回、色々な方に「大切な人」について語って頂きます。今回は、7月7日にRADIQ名義でのアルバム『Ballads for The Atomic Age』をリリースする半野喜弘さんが登場。スイスからのメッセージです。
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気がつけば音楽を生きる糧として10年以上が経った。
住む場所も大阪〜東京〜パリと状況は変わったし、
家族もできた。今はスイスで交響曲を書いている。
僕自身、こんな未来は予測していなかった。
楽しく生きたい...、
そんな事くらいしか考えてなかったのに、不思議なものだ。
10代の終わり頃、最初にできた仲間は、1歳年上のトランペッターだった。
僕の音楽を認めてくれた最初の人、それだけで嬉しかった。
一緒にバンドを始めて、Jazzについて沢山の事を教えてもらった。
いつも一緒で、音楽と女の話しかしなかったけど、
兄以上の存在だったのかも知れない。
滅茶苦茶なプライドと、空っぽの自信だけで僕たちは音楽を創り、
演奏してたような気がする。
そんな彼が病気で亡くなってから7年が経った。
意識が混濁してる病床で、何度も僕の名前を呼んでいた...。
あの声は、一生僕の耳から離れないだろう。
僕の音楽と人生は、僕一人の力では成り立っていない、
彼の人生は僕の中にある。
そして、一緒に時間を過ごした沢山の仲間の音も、
僕の音楽の中で鳴り続けている。
それが、僕にとって救いとなっている。
一人、日本を遠く離れたスイスでそんな事を憶う。
半野喜弘 Yoshihiro HANNO a.k.a RADIQ
[[[ 半野喜弘 PROFILE ]]]
パリ在住。
自身の作品だけでなく、映画音楽作家としてもカンヌ映画祭、ベネチア映画祭などに招待されるなど、幅広い創作活動を世界規模で実践。RADIQ名義のニューアルバム『Ballads for The Atomic Age』が7/7に自身のレーベルCirque.Mavoよりリリースされる。
『Ballads for The Atomic Age / RADIQ』
独自のテクノサウンドを発信するレーベル<op.disc>をDJ/プロデューサーの<田中フミヤと共同運営、2人によるユニット
[[[ WORKS ]]]
2007年7月7日
CQCD010
Cirque / ULTRA-VYBE
[[[ LIVE INFORMATION ]]]
【08月22日(水)】
■■■Yoshihiro HANNO with Synphoniker
場所:Winterthur (スイス)
【08月23日(木)】
■■■RADIQ feat Damiana Terry, Allonymous
場所:Winterthur (スイス)
【10月28日(日)】
■■■RADIQ at M2 club
場所:Seoul (韓国)
【11月09日(金)】
■■■ESTETICISMO - Current 10th annivarsary
場所:ROCKETS & CLUB SAOMAI (大阪/日本)
【11月10日(土)】
■■■Cirque presents Mavo
場所:O-nest (東京/日本)
【11月22日(木)】
■■■DARTRIIX
場所:福岡 (日本)
【11月23日(金)】
■■■DARTRIIX
場所:Mago (名古屋/日本)
【11月30日(金)】
■■■DARTRIIX
場所:Sunsui (大阪/日本)
【12月01日(土)】
■■■DARTRIIX
場所:UNIT (東京/日本)