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"TOUCH OF JAZZ"アルバム - 桑原あい セレクト

青木カレンがナビゲートする番組「TOUCH OF JAZZ」では、毎回ゲストの方に
自身の「TOUCH OF JAZZした作品=ジャズに触れた作品」をご紹介いただいています。


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今回のゲストは注目の若手ピアニスト、桑原あいさん。

独創的でアグレッシブな彼女の演奏スタイルは確かに影響を受けたというこの方を連想させます。


『MUSIC / MICHEL PETRUCCIANI』

「Michel Petrucciani氏の"Music"は、私の今までの音楽人生で最も影響を受けた作品のひとつです。高校1年生の夏、当時Petrucciani氏を知らなかった私に、師匠であるユキ・アリマサ先生は『君は絶対彼を気に入るよ』と言い、まずは"Music"を聴くよう薦めてくれました。

小さな頃から、本当に素晴らしい様々なアーティストさん、ピアニストさんを聴いてきて『すごいなぁ...』と思ったことは数え切れない程ありました。ですが、彼の音楽に触れた瞬間まず思ったことは、『こんな音楽を奏でる人は、どんな人だろう』でした。音を聴いて『会いたい』と思うその感覚が、生まれて初めてだったのです。そして、私の中でその感覚は、当時からものすごく大切なものでした。

それからは、彼の音楽を漁る日々でした。少しでも触れたくて近づきたくて、聴きすぎて、彼の奏でたアドリブも今ではかなり弾けるようになりました。Petruccini氏には、音のすみずみまで、彼特有の意思のようなものがあると思います。テクニックや知識はもちろんですが、伝えたい気持ち、今しかだせない想いが「もうわかったよ」ってくらい、ビシビシ伝わってきます。最高にJAZZだと思う。

今でも彼の音楽から学び、自分がどんなピアニスト、アーティスト、人間になりたいか、いつも道しるべをしてくれます。もう大好き。ありがとう。やっぱりライヴを経験できなかったことが、死ぬほど悔しいなぁ。」桑原あい


■タイトル:『ミュージック』
■アーティスト:ミシェル・ペトルチアーニ

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[収録曲]
■DISC1
1. Looking Up
2. Memories Of Paris
3. My BeBop Tune
4. Brazillian Suite #2
5. Bite
6. Lullaby
7. O Nana Oye
8. Play Me
9. Happy Birthday Mr. K
10. Thinking Of Wayne


【Michel Petrucciani - Looking Up】




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ai kuwabara trio project 最新作 『the Window』


■タイトル:『the Window』
■アーティスト:ai kuwabara trio project
■発売日:2014年4月23日
■レーベル:east works entertainment
■製品番号:ewcd 0195

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[収録曲]

1. Prelude
2. "Into the Future or the Past?"
3. Time window
4. A little weird
5. Innocent reality
6. Empty-window
7. Whether or not
8. Of mist, to envelope something
9. Loveletters
10. Cradle

東京JAZZ、SapporoCityJazzなど大型フェスへの出演、初の海外公演となったアメリカ西海岸ツアーなど激動の1年間を経て大きく成長したトリオプロジェクトのおよそ1年振りとなる3rdアルバム!!! 前作からの今村慎太郎(dr)に加え、あの注目の若手ドラマー石若駿参加!!! 桑原あいの作曲/編曲の才能と、トリオ・プロジェクトのアンサンブルが美しく結実―2012年のデビュー以降、東京ジャズやUSツアーなどさまざまなステージを経験、自らのポテンシャルを磨き続け、ますますスケールの大きな音楽家へと成長してゆく桑原あいが開いた「9つの窓」、そしてそこから見える色とりどりの音のランドスケープはこれからの活躍を期待させるに充分な輝きを放つ。ピアノエフェクトやフェンダーローズ、ハンドクラップやパーカッションも取り入れるなど聴きどころ満載、華のある完成度の高いアルバムに仕上げた。

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(c)Tadashi Yamashita

【桑原あい】(ピアノ)
1991年生まれ。2010年、洗足学園高等学校音楽科ジャズピアノ専攻を卒業。これまでにピアノを蟻正行義、山下葉子、財満和音の各氏に師事。幼少よりヤマハ音楽教室にてエレクトーンと作曲を学ぶ。小学生時代は、ヤマハエレクトーンコンクール全日本大会金賞を含む入賞多数。2004年、雑誌「AERA」に天才エレクトーン少女として掲載される。小椋佳氏主催ミュージカル「アルゴ」エレクトーン奏者を務める。中学生後半よりピアノに転向。高校卒業後、2010年4月にファーストライヴを行い、企画・演出・作曲のすべてを自身で手がけ好評を得る。2011年5月〜8月にかけ、ヤングアメリカンズ・ドイツ公演のピアニストとしてドイツに滞在し演奏活動を行う。2011年10月〜11月は『大泉ワンマンショー』のピアニストとして、全国ツアーに参加。金沢にある21世紀美術館にて行われたクリスマスイベント『ベーゼンドルファーを弾く vol.14』出演。ファッションブランド「mastermind JAPAN」初のオフィシャルCD参加や、Def Techベストアルバム参加など、レコーディングワークも多数行う。2012年5月にすべて自主制作された1stアルバム『from here to there』にボーナストラックを加え、同年11月にeweから改めてリリースし、全国デビューを果たした。翌2013年4月にリリースした2ndアルバム『THE SIXTH SENSE』は、タワーレコードジャズチャート1位を獲得。Japan Times誌2013年上半期ベストアルバム(ジャズ部門)に選出される。2013年、サッポロシティジャズ札幌公演・東京公演共に出演。第12回東京JAZZフェスティバル(東京国際フォーラム・ホールA)出演。自身のトリオプロジェクトを中心に、様々なジャンルの活動を行っている。

ai kuwabara trio project オフィシャルサイト

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