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吉田慶子インタビュー[インタビュアー黒沢綾]

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10/22にカエターノ・ヴェローゾ集『カエターノと私』をリリースする、
ボサノヴァ、サンバ・カンソン歌手の吉田慶子さん。

10月放送の番組「PICK UP」(2014年10月1日~2014年11月5日)では、
そんな吉田慶子さんとのインタビューをご紹介しています。

http://www.jjazz.net/programs/pick-up/index.php
「PICK UP」」10月度 (配信期間:2014年10月1日~2014年11月5日)

番組内で紹介しきれなかったインタビューをこちらにまとめました。
番組と共にお楽しみ下さい!
  [Interview:黒沢綾]


吉田慶子 インタビュー


■ブラジルには何度か訪れているのですか?


[吉田慶子]
2回ですね。当時ポルトガル語を日本にいるブラジル人のご夫婦に習っていて、たまたま一時帰国する機会に「一緒にどう?」って言われて・・・。なかなかないチャンスだから「行く!!」って。


■現地で音楽に触れる機会は?セッションとかあるんですか?


[吉田慶子]
サンパウロに行ったんですけど、そこでは私が求めていた古い音楽はほとんどなくて。ボサノヴァにしろサンバ・カンソンにしろ。。。
ただその当時はそうだったけれど、今はちょっと変わってきているんじゃないかと。私が行った時も、ちょうどテレビドラマの主題歌にジョビンの「コルコバード」が流れたりして。つまりリバイバルですよね。ブラジル国内でも見直されている時期がありましたね。


■古き良きものを、ということですね。


[吉田慶子]
世界中の人が愛している音楽だということを、現地の人もわかってらっしゃって。もう一度大事にし始めたんじゃないかと。


■じゃあきっと今行ったら、昔よりは聴ける機会が増えているかもしれないですね。


[吉田慶子]
特にリオなどはそうだと思います。


■アルバムのお話ではないのですが、、、JJazz.Netのショップページで「吉田慶子&笹子重治ライブ@新世界」の音源が人気のコンテンツになっています。この時のライブの印象を教えていただけますか?


[吉田慶子]
このライブは、、、ちょうど大きな地震があったあとで。私自身も住む場所が変わったりしてバタバタしている時期で、歌を歌う状況では正直あまりなくって、本当はすこし引きこもってたんですよね。


■その気持ち、とってもわかります。はい。


[吉田慶子]
ライブも、実は決める前はあまり出来そうにもないなぁ、って。。。
でもある時、ギターの笹子さんに「そんないつまでも引きこもって....吉田さんだって食べてかなきゃでしょ!」って。関西のお母さんみたいな言い方で。。。その感じに思わず和んでしまって。
それでちょっと元気になって、「やろう!」って。。。なので、やはり他とは違う思いがありますよね。
実際、久しぶりに二人で演奏して、すべてを忘れたというか。歌っている瞬間は、しんどいことや普段のこと、みーんな飛んでいって。とても幸せな時間でしたね。いいなぁ、と実感して。だからその時の気持ちは忘れてないですね。
ただ、声を聞くとダークなんです。だから声は正直だなあ、と。


■なるほど。残ってるんですね。


[吉田慶子]
でも、それはそれでいいんじゃないかなって。"その時" のものだから。


■そうですよね。いやぁ、なんだかじんわりとしてしまいました。。。




■話は変わりますが、プロフィールやブログを拝見すると好きなものが沢山ありますよね。パンダ、お相撲、落語、猫ちゃん、、、最近特にハマっているのは?


[吉田慶子]
みんな好きなんですけど、お相撲・・・かな。見に行ったりして。


■お相撲のプリクラ撮ったりしていましたよね?(笑)


[吉田慶子]
ミーハーですよね(笑)もともとテレビではよく見ていて、東京にきてから「観に行けるんだ...」と気づいてしまって。あとは目当ての力士のことを色々と調べるのも好きです。


■追っかけですね(笑)


[吉田慶子]
(笑)好きになると、知りたくなって、調べているうちにますます好きになるんです。


■今、イチオシの力士は?


[吉田慶子]
私としては、日本の方もモンゴルの方も「みんながんばってほしい!」って。その中でも最近はモンゴルからきている逸ノ城ですかね。若くて、大きくて。199kgもあるんですよ。岩のようなんです。


■岩!(笑)


[吉田慶子]
戦った力士が必ず言う言葉が「重い!!」(笑)って。そのくらい動かないんですよ。取り組みもほんの数歩で勝っちゃうの。その彼が最近の大注目。あとは、照ノ富士。朝青龍以来のヒール役になってくれるんじゃないかと。いい子ちゃんではない良さがあって。やんちゃな感じがいいな、と睨んでます(笑)


■(笑)チェックしてみます!楽しいお話をありがとうございました!

[Interview:黒沢綾]


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【吉田慶子CD発売記念ライヴ】


<日時>
2014年11月7日(金)
OPEN 18:30/START 19:30

<出演>
吉田慶子 (ヴォーカル、ギター)、黒木千波留 (ピアノ)、増根哲也 (ベース)

<場所>
東京・渋谷「サラヴァ東京」
http://www.l-amusee.com/saravah/
〒150-0046
東京都渋谷区松濤1丁目29-1 クロスロードビル B1

<料金>
予約3,800円/当日4,300円(1ドリンク付)

<予約・詳細>
サラヴァ東京
http://l-amusee.com/saravah/schedule/log/20141107.php(サラヴァ東京)


『ニューアルバム『カエターノと私』2014年10月22日発売』

■タイトル:『カエターノと私』
■アーティスト:吉田慶子
■発売日:2014年10月22日
■レーベル:COREPORT
■製品番号:RPOL10001

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アマゾン詳細ページへ


ブラジル音楽の財産を慈しみ、ささやくような声でその魅力を伝えるボサノヴァ~サンバ・カンソン歌手の吉田慶子による待望の最新録音作。今回はカエターノ・ヴェローゾの膨大なレパートリーから厳選した美しい10曲を歌う。メンバーは黒木千波留(p,)、増根哲也(b)、そして自身の歌とギターによるシンプルな編成。繊細かつエモーショナルなアレンジでカエターノの曲の良さが吉田慶子の音楽として表現される、ひたすら美しい1枚。選曲もカエターノの長いキャリアの中から厳選。これらカエターノが歌った名曲たちを、自身のウィスパー・ヴォイスと丁寧なサウンドで新しく甦らせる手腕は、世界的にも希少なカエターノ集ということも加わり、今後もエバーグリーンなアルバムとして存在し続けること間違いなしの傑作盤。

吉田慶子 (ヴォーカル、ギター)
黒木千波留 (ピアノ)
増根哲也 (ベース)

[収録曲]

01. ペカード(罪)
02. トリーリョス・ウルバーノス (アーバン・トレイル)
03. ドミンゴ
04. マドゥルガーダ・イ・アモール (夜更けの愛)
05. ミケランジェロ・アントニオーニ
06. リンデーザ (うつくしいおまえ)
07. ブランキーニャ(白の少女)
08. ヴァルサ・ヂ・ウマ・シダーヂ (ある町のワルツ)
09. アルゲン・カンタンド (誰かが歌ってる)
10. シン、フォイ・ヴォセ (そう、あなただった)


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吉田慶子

ブラジル音楽、特にボサノヴァに魅せられ1998年より東北のライブハウスを中心に歌い始める。繊細でいて深みのある歌声はまるでボサノヴァそのものと同化したかのような神秘性すら感じさせる。レパートリーはボサノヴァだけでなく古いサンバ・カンソンにまで及びブラジル音楽の財産を慈しむ姿勢がそのままサウンドに表われている稀有な存在のアーティスト。2000年にブラジルに滞在、BWANA TRIOのドラマーTataのもとでブラジル音楽を学ぶ。 翌年、滞在中にTataと録音したファーストアルバム「愛しいひと」を発表。ブラジル・ディスク大賞邦人第4位入賞。2003年からはふくしまFM「一枚の写真から」のパーソナリティとしても活躍した。 2005年に同番組と連動した2nd『一枚の写真からライブコレクションvol.1』をリリース(ゲスト:ショーロ・クラブ、長谷川きよし)、大きな反響を呼び2006年にはvol.2発売(ゲスト:ショーロ・クラブ、パトリック・ヌジェ)。以降も『コモ・ア・プランタ~ひそやかなボサノヴァ』(2007年)、『パレードのあとで~ナラ・レオンを歌う』(2009年)をリリース。自主制作盤では『サンバ・カンソン』(2007)、『soneto』(2013)を黒木千波留とのデュオでリリース。作家の北村薫が自身の小説にモデルとして登場させるなど、ジャンルを越えてファンが多い。

吉田慶子 サイト

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『黒沢綾NEW ALBUM』

■タイトル:『Twill』
■アーティスト:黒沢綾
■発売日:2013年11月1日
■レーベル: HARU Records
■製品番号:HARU017

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[収録曲]

1.Aurora アウロラ
2.Circle ONE
3.月が赤く染まるとき
4.紫陽花の転たね
5.うさぎ
6.沙羅
7.月とワルツ
8.DRAMA
9.傘ひとつから

(黒沢綾コメント)
胸をはって、私のこれからを照らしてくれる作品に仕上がりました。一発録りの緊張感も、ひらめきも、ファインプレイも、"生きた音楽"としてこの一枚に収める事ができたように思います。純粋に楽しみ、自分でさえも知らない自分を見つけてもらえたら、嬉しいです。

この商品はSound Bright Online Shopにて購入できます


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黒沢綾 (Singer,Piano) プロフィール

音楽教室を営む母をもち、4歳よりピアノ、エレクトーン、中学では吹奏楽、高校では声楽、と、幼少期より音楽三昧の日々を送る。尚美学園大学JAZZ&POPSコースの一期生として自然な流れでジャズに傾倒しながら、在学中にジャズシンガーとしてキャリアをスタート。2004年、同コースを首席で卒業。友人の結婚をきっかけに日本語曲の創作を始め、以降はピアノ弾き語りにシフト。
2009年、ピアニスト Hakuei Kimとの共同プロデュースによる、1st Album「うららか」をリリース。繊細な心模様を詰めこんだ良作となった。制作中に最愛の母を亡くし大きなターニングポイントを迎えるも、母譲りの澄んだ声質と幅広い音楽体験を活かした楽曲制作に力を注ぐ。現在は自身のトリオ、タップダンサーkurikoとのユニット「うたっぷす」、弦楽四重奏とのコラボ、ライブの原点であるジャズシンガーとしての活動のほか、CM歌唱やコーラスなど、声を活かし幅広く活動中。
2013年11月、2nd Album「Twill」をリリース。より有機的で奔放な表現世界と、圧倒的な完成度で注目を集める。
現在、インターネットラジオ・ステーションJJazz.Netの番組ナビゲーターをつとめる。

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