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【わたしとOMA SOUND】Vol.1 織原良次

【わたしとOMA SOUND】Vol.1
フレットレスベース奏者・織原良次



日本のジャズレジェンド、オマさんこと鈴木勲さんが才能ある若手を発掘、輩出してきた異色のバンド、"OMA SOUND"。ゆかりあるメンバーに「わたしとOMA SOUND」というテーマでコメントを寄せていただきました。


OMASOUND_織原良次.jpg


「鈴木勲という日本ジャズ界が世界に誇るアーティストがやってきたことの重大さをお知らせしたいと思います。オマさんのバンドの出身者はジャンルや世代を超え音楽業界の端々にまで及びます。オマさんと深く関わりあったミュージシャンの一部(あまりにも多い共演者、共同作業者のため、一部、ということにしておきます。)は後にアーティストとして強烈な個性を発していくのです。

オマさんとの共演は自分のスタイルや能力と直面する、ある種逃げ場のない修行の場、ドラゴンボールで言うところの「精神と時の部屋」にいるようなものです。オマさんとの共演によって個性を発酵させられ、後に自分という名のオーブンで焼き上げなくてはなりません。そしてこの'発酵'こそが現在の音楽シーンに欠かすことのできない、そして鈴木勲にしかできない、愛情溢れる荒療治なのです。

私は2005年から約2年間OMASOUNDに在籍しました。この頃OMASOUNDは30日級のツアーを連発していました。短いようで長いこの2年間、オマさんは常に何が自分らしさで何がジャズであるか、25歳だった自分に強烈に訴えかけてきました。そしてこれは年表にある98'のOMASOUND開始から始まったわけではなく、オマさんの誰よりも濃く長いキャリアの中での一環したテーマなのではないか、と思っています。

この'オマさんによる発酵'を自覚しているミュージシャンは少なくないはずです。自分はこれから織原良次を焼き上げなくてはいけません。
オマさん本当に感謝しています。」

フレットレスベース奏者
織原良次


JJazz.NetのSHOPページでは特別番組「鈴木勲 OMA SOUND を語る」の貴重なインタビュー(音声のみ)をパッケージし、販売しています。番組では紹介できなかったエピソードが収録されている他、OMA SOUND年表もセットになっています。

JJazz.Net SHOP


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【織原良次】(フレットレスベース)
2003年に山田里香(vo)、小池龍平(gt,vo a.k.a.bonito、Hands of Creation)とブラジル音楽を独自の解釈で演奏する『Bophana』を結成、2007年メジャーデビュー。同時期ジャズベーシスト鈴木勲『OMAsound』への参加でジャズシーンに頭角を現す。国際交流基金主催事業にて2009年南米(ボリビア、ペルー、ベネズエラ、パラグアイ)ツアー、2010年米モンタレー・ジャズ・フェスティバル、ペルーで演奏。現在、けもの、畠山美由紀、アン・サリー、植田章敬BAND(from岡山)、橋爪亮督Group、林正樹/間を奏でる、太田朱美/Riskfactor、野本晴美トリオ、小松伸之/gravity、松尾由堂/ボナンザ、坪口昌恭/東京ザヴィヌルバッハ人力Special、菊地成孔SingsSlOw、竹内直&ワガンなどに参加、共演。


【今後の予定】
9/3(木)miD
@下北沢apollo
織原良次(fretless bass)
滝野聡(gt)
市野元彦(gt)
本田珠也(ds)

10/7(水)miD
@新宿ピットイン昼の部
織原良次(fretless bass)
滝野聡(gt)
市野元彦(gt)
本田珠也(ds)

年末に関西方面でのベースソロツアーを計画。

織原良次LIVE情報


織原良次 Official Blog
http://orioriori.exblog.jp/

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