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"TOUCH OF JAZZ"アルバム - MAYA セレクト

青木カレンがナビゲートする番組「TOUCH OF JAZZ」では、毎回ゲストの方に
自身の「TOUCH OF JAZZした作品=ジャズに触れた作品」を紹介いただいています。


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今回のゲストは、ジャズヴォーカリストのMAYAさん。

ブロッサム・ディアリーやこのビヴァリー・ケニーのヴォーカルスタイルは繊細でいて物憂げ。
ジャズへのアプローチは様々、その人の好みにあったジャズというのがありますね。
それこそがまさにTOUCH OF JAZZ。


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『BORN TO BE BLUE / BEVERLY KENNY』


「私が人前で歌を歌い始めた時期にこのアルバムに出会い、彼女のことを知りました。

誰よりも魅力的な声、どことなく漂う哀愁感、翳り、女性の繊細さ、そしてストレートなフレージングなのに聞き手に迫ってくる彼女の唱法に衝撃を受けました。

それまで、私はジャズシンガーというのは、エラ・フィッジェラルドやサラ・ヴォーンのようにスキャットバンバン、野太い声で歌うものだと思っていました。そうでなければジャズシンガーでないと思い、私にとってジャズはある意味近寄り難い世界でした。そんな時にこのアルバムに出会い、いわばその対極にあるともいえる彼女が、誰にも真似出来ない世界観のある歌を歌っていたのです。

特に彼女の、どこか遠くを見つめながら語りかけているような切ないバラードにはすごく感銘を受けました。歌に彼女の人生観が反映・投影されている。だから彼女にまつわる、恋愛関係のもつれで精神を病んでしまったこと、30歳前に若くして亡くなったこと、そういった人生の全てが、歌を通して彼女の一部として感じ取れてしまうのです。

独学でJAZZを歌うようになった私にとって、当時衝撃的な出会いであり、今の私のJazz魂を作ってくれたシンガーでもあります。」

MAYA


■タイトル:『BORN TO BE BLUE』
■アーティスト:BEVERLY KENNY
■オリジナル発売年:1958年

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【Beverly Kenney - Born to Be Blue】




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■タイトル:『jazz a go go』
■アーティスト:MAYA
■発売日:2015年12月2日
■レーベル:THINK! RECORDS
■製品番号:THCD-370

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[収録曲]

01. さよならを教えて
02. シャンゼリゼ
03. 恋心
04. 可愛い花(小さな花)
05. ジャズ・ア・ゴーゴー
06. 枯葉
07. ビューティフル・タンゴ
08. 哀しみのダンス
09. 甘い囁き
10. シェルブールの雨傘
11. バラ色の人生


[メンバー]
MAYA(vo)
松尾明(ds)
遠藤征志(p)
熊坂路得子(acc)
新岡誠(b)
関根彰良(g)
扇谷研人(p,key)
嶌田憲二(b)
高橋康廣(ts、fl)

■プロデュース:松尾明、塙耕記

私は歌の中でドラマを演じる。 いつも自由で気紛れでいたいの。そう、だからジャズソン。 ジャズとシャンソンが今の気分。 -MAYA-




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【MAYA】
JAZZ&LATIN ボーカリスト。 JAZZを基本にジャンル、スタイルにとらわれず9ヶ国語(英語・スペイン語・ポルトガル語・仏語・露語・クレオール語・日本語・イタリア語・中国語)で歌い分けるMAYA独自のオリジナリティ溢れる世界観で、現在までベスト盤含め14作品のCDがリリースされている。2000年"Why Try To Change Me Now?"、2002年"She's Something"とインディーズ レーベルより2枚のアルバムをリリース。コロムビアミュージックエンタテイメントより2004年、アルバム"MAYA"でメジャーデビュー。同作にてSwing Journal選定「ゴールドディスク」受賞。翌2005年にはベスト盤を含めた5thアルバム"Love Potion No.9"にて、第39回Swing Journal選定「ジャズディスク大賞・ボーカル賞(国内部門)」受賞。2006年6thアルバム"Kiss Of Fire"リリース。同年上海ジャズフェスティバルにて初の海外公演をつとめる。2008年Disk Unionに移籍し"MAYA+JAZZ"をリリース。再びSwing Journal選定「ゴールドディスク」受賞。間を置かず、自身初となるX'masアルバム"Have Yourself A Merry Little Christmas"をリリース。2009年ラテンを特集したセルフプロデュース作"マルチニークの女~FANM MATINIK DOU~"をリリース。続いて同年横浜の老舗ライヴハウスBarBarBarのプロデュースによる"Once Upon A Time"がリリースされた。2010年には再びラテンアルバム"You Belong To Me"をリリース。2011年、1st&2ndアルバム復刻発売。2012年最新作はブルースをテーマにした高音質アルバム"Bluesy MAYA in Hi-Fi"をリリース。2014年、夏にDisk Unionからリリースした7枚のアルバムから選りすぐったベスト盤『MAYA Style』をリリース。LIVEではエキゾティックな雰囲気、インパクトのある存在感と歌声が聴衆を魅了する。進化を続けるMAYAは期待、注目を集めるアーティストである。

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