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「阿部克自 没後10周年記念写真展『ジャズの肖像 ポートレイチャーズ』」

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皆さん、日本人ジャズ・カメラマンの阿部克自(K.Abe)さんはご存知でしょうか?

語弊をおそれず言えば、ジャズシーンで一番有名だった日本人。
1960年代よりアメリカに渡り、ジャズ・ミュージシャンを撮影し続け、写真家、
グラフィック・デザイナーとして活躍されました。

デューク・エリントン、マイルス・デイヴィス、セロニアス・モンク、ジョン・コルトレーンと、当時活躍していたジャズミュージシャンはすべてといっていいほど撮影されており、(あの有名な)Dee Dee BridgewaterやAnn Burtonなど、多数のジャケット作品も手掛けてこられました。

残念ながら2008年にお亡くなりになられたのですが、没後10周年ということで、現在「リコーイメージングスクエア銀座」にて阿部克自さんの写真展「ジャズの肖像 ポートレイチャーズ」が開催中です。
とにかくその作品の多さと見たことのない写真の数々に圧倒されます。

JJazz.Netリスナーの方には是非見てもらいたい写真展!
2/18(日)までと会期が迫っておりますのでお早目にどうぞ。


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【阿部克自 没後10周年記念写真展『ジャズの肖像 ポートレイチャーズ』】

ジャズ・ミュージシャンを撮影し続け、写真家、グラフィック・デザイナー、プロデューサーとしてジャズ・シーンに多大なる貢献を果たした阿部克自。

2005年、日本人として初めてジャズ写真家の最高の栄誉「ミルト・ヒントン・アワード」を受賞。デューク・エリントン、マイルス・デイヴィス、セロニアス・モンク、ジョン・コルトレーン、ディジー・ガレスピー、サラ・ヴォーン、秋吉敏子、カウント・ベイシー、ベニー・グッドマン、ビル・エヴァンス、アート・ブレイキー、チェット・ベイカー、フランク・シナトラなど、多数のミュージシャンと親交が深かった阿部だからこそ撮れた、ミュージシャンが心を許した者のみに見せる素顔の魅力を捉えた貴重なオリジナル・プリントによる写真展です。モノクローム作品約100点をパートI、IIの2回にわたって展示致します。


【会期】
2018年 1月17日(水)~2018年2月18日(日)
11:00~19:00(最終日16:00まで)※入館は閉館時間30分前まで
※写真展最終日(1月14日/2月18日)は16:00で営業終了となります。


【会場】
リコーイメージングスクエア銀座 ギャラリー A.W.P
場所:東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター8F
開館: 11:00~19:00(最終日16:00まで)※入館は閉館時間30分前まで
定休日:火曜日


【入場料金】
利用料: 一回入場・・・510円(税込)  
年間パスポート・・・3,600円(税込)
ペンタックスリコーファミリークラブ会員の方・・・無料


詳細


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阿部克自 (あべかつじ 1929年~2008年)
K.Abe Jazz Pix Bulletin(facebook)

1929年 東京・早稲田生まれ。

1940年に紀元2600年全国児童絵画展で文部大臣賞銀賞を受賞。1945年に海軍兵学校に入校(78期)。この時期に米軍の英語放送を聴き、ジャズの魅力にはまる。その後、1948年に旧制早稲田中学卒業、1951年に旧制早稲田大学卒業。翌1952年にはBOAC(英国海外航空会社:現在のブリティッシュ・エアウェイズの前身会社)に就職。

1953年頃よりレコード・ジャケットのデザインと写真をメインに活動。また、ジャズのDJとしてラジオ番組も持つことになった。1960年初頭からカヴァー・アートの研究のため渡米するようになり、ニューヨークを拠点に活動するようになる。 1986年4月29日のデューク・エリントンの誕生日に合わせて発行されたアメリカの記念切手(22セント)に作品が使用され話題を呼ぶ。2005年には、日本人として初めてジャズ写真家の最高の栄誉「ミルト・ヒントン・アワード」受賞。名実ともに世界的な写真家となる。

2008年9月17日 肺炎のため死去、享年78歳。2009年9月11日、本人の遺言によりNYイースト河に散骨される。

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