Title : 『Bright Size Life』
Artist : Pat Metheny
ギタリスト・作曲家の、Taka Nawashiroです。
僕が選ぶ、初めてのジャズアルバムは、Pat Methenyの『Bright Size Life』です。
このアルバムに出会ったのはジャズを初めて間もない頃で、18歳の頃です。
ジャズを演奏したいという思いを持って色んなジャズのアルバムを聴き漁っている時に
通っていた大学の先輩から
"きっとナワシロくんだったら普通のジャズギターよりも少しモダンなジャズギターが好きだろう"
と、このアルバムを薦めてくれました。
僕はもともと高校生の頃、ロックやファンク、メタルなど少しアグレッシブな音楽を演奏していました。
そんなこともあり、このPat Methenyのアルバムのサウンド感。。ベースがJaco Pastoriusのエレベで、Pat Methenyの音も当時にしてはモダンで新しいサウンド。
僕が思い描いていた古典的なジャズのサウンドと、現代的なフュージョンやロックサウンドのちょうど真ん中にあるような音に聞こえました。
その後、様々なジャズギターサウンドに惹かれていく入り口となったアルバムです。
ジャズギターに馴染みがない方たち、ジャズ以外のジャンルが好きなギタリストにとって、きっとこのアルバムはジャズの入門として、初めて聴くアルバムとして、親しみやすいのではと思います。
かっこいいアルバムですので、ぜひ聴いていただきたいです。
Taka Nawashiro
日本ジャズ・シーンで最注目のギタリスト
多彩なミュージシャン参加のセカンド・アルバム
ニューヨークと東京、2つの場所で活動してきたことによって生まれたミュージシャンたちとの繋がりを集大成することをコンセプトに、ニューヨークで2種のバンドでベーシック録音したのち、東京で石若駿や馬場智章などを迎えオーヴァーダブをして完成。
曲ごとに多彩なカラーを持ちつつ、アルバム全体を通してさまざまなストーリーを想起させるドラマチックな仕上がり。
石川紅奈、松村瑠璃が参加したヴォーカル・トラックも2曲収録。
アルバム・タイトル『Lifescape (人生の景色)』は、誰もがそれぞれの人生というストーリーを生きていることを、アルバムを通して感じてほしいという願いを込めて付けられました。
Taka Nawashiro
ギタリスト、作曲家。埼玉県所沢市出身。15歳でギターを始め、次第にプロの音楽家を志す。
2017年にニュースクール大学へ入学。在学中には学生代表バンドに選抜され、毎年ニューオリンズにて開催されるJazz Education Network(ジャズ教育ネットワーク)のイベントにてパフォーマンス。 2020年のニュースクール大学卒業時に、John Coltrane Awardを受賞。同年12月にはニューヨーク録音の初リーダー作『What We Do Now』をリリース。
現在は東京を拠点に、リーダー・プロジェストの他、石川紅奈や石若駿など数多くのミュージシャンのプロジェクト参加している。
2024年9月、ユニバーサルミュージックよりセカンド・アルバム『Lifescape』をリリース。
ギターを矢萩秀明、スティーヴ・カーディナス、ヨタム・シルバースタイン、作曲をベン・アリソン、リンダ・オーに師事。
https://takahironawashiro0.wixsite.com/website/
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