ARTIST : 水野正敏 (bass)
TITLE : 「聴く」と「演奏」
JJazz.Net"THE SONG"では毎回、色々な方に「大切な曲」について語って頂きます。JJazz.Net#200"THE PICK UP"では「Naima」をご紹介。水野正敏さんの大切な曲とは?
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カフェでくつろぐ一時、ふと店内に流れるBGMに思わず耳がいく・・
これは音楽家に限らずよくあることです。
このBGMはくつろぎを演出するためのものなんですが、音楽家の音楽家たる所以なのか、BGMのフレーズに対し、ああだこうだと分析してしまう癖があるんですね。
なんとも、素直にくつろげないこの癖は、職業病なのでしょうか。
この癖に代表される音楽家という体質は抜けきれず、「大切な曲は?」と聞かれても、リスナーとして素直に応えられなかったりします。
あえていうなら、くつろぐ時に好んで聴くボサノバでしょうか。
私はジャズを生業としているにも関わらず、聴くのはボサノバだったりするんですね。
「ボサノバはサンバとジャズが融合した音楽」といわれますが、過激な曲は少なく、私にはくつろぐのに最適だったりするのです。
さて、このくつろぐボサノバを演奏するとどうなると思います?
これが面白く、私のくつろぐとは聴きながら風景が浮かぶことで、「ボサノバ=心象風景」という感じです。ところが、演奏するには譜面やメンバーの顔を見なければならない(当たり前ですが)。こうなると「ボサノバ=仕事風景」となり、くつろぐための音楽にならなくなってくるんですね。
私にとっての「聴く」と「演奏」は別物ということでしょう。
水野正敏
[[[ asa PROFILE ]]]
84年上京後、Ponta Boxを経て現在3X3、two haze、fragile、Fazjaz、A.P.J.等で活動中。
10年に一度のリリースという独特なスタイルで活動中の自己のMETHODや、常に新しい試みに挑戦する作曲・プロデュースへの姿勢は余りにも有名。現時点、CD発表した曲は既に100を越え、実践と理論を兼ね備えた数少ないベーシストとして、師事するものにプロミュージシャンが多い。
→水野正敏 HP
→VMEレーベル HP
[[[ WORKS ]]]
『Distortional Theory / Fazjaz.Jp 』
2005年9月28日
VGDBRZ0018
VMEレーベル
[[[ LIVE INFORMATION ]]]
【11月10日(火)】
- 『3X3』CD発売Live -
場所:京都RAG
問合せ:075-241-0446
【11月2日(水)】
- 『3X3』CD発売Live -
場所:大阪ロイヤルホース
問合せ:06-6312-8959
【11月29日(火)】
- 『3X3』CD発売Live -
場所:新宿PitInn
問合せ: 03-3354-2024
【11月30日(水)】
- 『3X3』CD発売Live -
場所:渋谷JZ Brat
問合せ: 03-5728-0168
【11月30日(水)】
- 『ザ・ダブラーズ』発売Live -
場所:高円寺JIROKICHI
問合せ:03-3339-2727
【12月4日(日)】
- 『ザ・ダブラーズ』発売Live -
場所:京都RAG
問合せ:075-241-0446
【12月5日(月)】
- 『ザ・ダブラーズ』発売Live -
場所:六甲MaidenVoyage
問合せ:078-805-0899
【12月6日(火)】
- 『ザ・ダブラーズ』発売Live -
場所:倉敷COOKIEJAR
問合せ:086-430-3173