ARTIST : MASA COLLECTIVE (sax)
TITLE : PHAROAH SANDERS / Love is Everywhere
JJazz.Net"THE SONG"では毎回、色々な方に「大切な曲」について語って頂きます。今回は、Sleep Walkerなどでも活躍するMASA COLLECTIVE、中村雅人さんに語っていただきました。
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この曲を聴くたびにいつも今年の初めに亡くなられたピアニストの市川さんの事を思い出す。
ジャムセッションでみんなと合わず追い出された時に、ピアノを弾くのを止めて追いかけて来てこう叫んでくれはった。
『この場所ではお前のやりたい事は出来ひん。今度一緒に何かやろうな。』
生前最後のライブに行った時も、晶と名乗る子が市川さんの音に愛を感じて感激した話をしてくれた。
ライブ後市川さんと二人で京都RAGのステージに寝そべってるとポツッと一言。
『今年はまた一緒に何かやろか』
出会いと別れが同じ言葉。
愛に溢れてずっとみんなを音楽で励まし続けてはったんやな。
「Love is Everywhere」ってそう云う事だと思う。
今回この曲をカバーするにあたり10年来の友人ロブとバレリーそしてhajime yosizawaと納得出来る音をリリースする事が出来ました。
市川さんに貰った胸一杯の愛を力の限り吹いてます。
MASA COLLECTIVE
[[[ MASA COLLECTIVE PROFILE ]]]
Sleep WalkerのSax Player / リーダーである中村雅人のソロ・プロジェクト。
2000年Especial Recordsよりファースト・シングル『Ai-No-Kawa / Resurrection』、
2003年ファースト・アルバム『Sleep Walker』のリリースを経て日本を代表するジャズ・バンドとして不動の地位を築きあげた。
また、海外でもその評価は高く、ロンドン/ジャズ・カフェでの1週間に渡るライブや、オーストリア / クロアチアを始めとした海外ツアーを成功させて来た。
2004年には、Especial Recordsからのセカンド・シングルとなる、Pharoah Sandersをフィーチャーした『The Voyage』と、BembeSegueをフィーチャーした『Into The Sun』をリリース。
Jazzanovaや Patrick ForgeといったJazz系DJのみならず、Danny KrivitやDJ Spinna等,House界の大物からも絶賛されるビッグ・ヒットを記録した。
2006年には待望のセカンド・アルバムのリリースも予定されている。
3月24日に遂に中村雅人のソロ・プロジェクト"Masa Collective"によるシングルがEspecial Recordsからリリース。
Kyoto Jazz MassiveのプロデュースによるPharoah Sandersのカバー作品「Love Is Everywhere」は、Two Banks Of FourのValerie EtienneとRob Gallagherが参加。
既にデモ段階で Jazzanova、King Britt、Phil Asher等の海外DJ達にもプレイされている話題の作品だ。
→Especial Records official HP
→EXTRA FREEDOM official HP
[[[ WORKS ]]]
『Love Is Everywhere / Masa Collective feat. Valerie Etienne & Rob Gallagher 』
2006年3月24日
ESP017
Especial Records
[[[ LIVE INFORMATION ]]]
【4月29日(土)】
SLEEP WALKER@渋谷JZ-Brat