ARTIST : 羽仁知治 (piano)
TITLE : My All
JJazz.Net"THE SONG"では毎回、色々な方に「大切な曲」について語って頂きます。今回は、2006年10月25日、アルバム『My All』をリリースされる羽仁知治さんに、大切な曲について語っていただきました。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
自分にとって大切な曲、う〜ん、この質問をされて思わず考え込んでしまった。1曲に絞る事が難しいのはそれぞれ意味の違う大切な曲が複数あるような気がするからだ。でもどれか一曲あげるなら、そう考えると音楽家になるきっかけとなった最初に影響を受けたもの、そうなってくるからやっかいだ。
5歳からピアノを習い始めたのでクラシックのピアノ教育を受けていたけれど、自宅にあったバード・バカラックやビートルズの譜面を弾いては悦に入っていた。その頃テレビでたまたま見たオスカー・ピーターソンの演奏を見て衝撃を受け、ジャズという言葉も知らずにその不思議でなんとも魅力的な音を出してみたいとピアノとジャレていた小学生の頃の自分を思い出す。
そして中学1年生のある日曜日にデパートの靴売り場で流れていた曲に僕の耳、というか心が釘付けになってしまった。
店長らしきひとに「今流れている曲は誰の演奏ですか?」 と尋ねると「ビル・エバンスのPortrait In Jazzですよ」と教えてくれた。そしてその足でレコード屋に行き生まれて初めて買ったレコード、その中の一曲を聴きながらおぼろげながらに「ジャズを弾けるようになりたいな・・」と思った。
あえてあげるならばビル・エバンスの『Portrait In Jazz』の一曲目、「Come Rain or Come Shine」が大切な一曲になるのかな。
羽仁知治
[[[ 羽仁知治 PROFILE ]]]
羽仁 知治(はに ともはる) 東京生まれ。
ピアニスト。自由学園幼児生活団(5歳)よりピアノを始める。
自由学園初等部(小学校)時代にテレビで見たジャズピアニスト・オスカーピータソンの演奏に触発されてジャズピアノに興味を持ち自由学園男子部高等科卒業後プロとしての活動を開始。
ジョージ大塚、金井英人、植松孝夫、などのグループのピアニストとして都内ライブハウス、コンサート等で演奏活動を経験。
作曲、レコーディングアレンジ、ピアニスト、キーボーディスト、プロデューサーとして活動。加藤登紀子、田中健、つのだひろ、など幅広いジャンルの音楽家とコンサート、レコーディングにおける演奏、テレビ、ラジオの音楽番組出演など多数経験している。
また、毎年恒例の大阪、名古屋、福岡の3都市にある「ブルーノート」での上田正樹ライブにもレギュラーメンバーとして出演している。
最近では2005年1月にアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが設計し国の重要文化財に指定された自由学園明日館で3回目となる羽仁知治コンサートを行い、これを期にJazzのテイストがありながらFUNKYなサウンドのオリジナル曲をメインとした「No More Jazz 音楽会」の活動を開始する。
→羽仁知治 HP
[[[ WORKS ]]]
2006年10月25日
RKCJ2027
Roving Spirits
[[[ LIVE INFORMATION ]]]
【2006年10月5日(木)】
羽治知治トリオ
出演:羽仁知治(p)、Chris Silverstein(b)、Scott Latham(ds)
場所:モーションブルー・ヨコハマ
横浜市中区新港一丁目1番2号横浜赤レンガ倉庫2号館3F
開演:18:30 / 20:30 (開場17:00)
料金:¥3,150(税込)
問合せ:045-226-1919
【11月7日(火)】
羽治知治トリオ
出演:羽仁知治(p)、Chris Silverstein(b)、Scott Latham(ds)
場所:原宿TRIBECA(トライベッカ)
東京都渋谷区神宮前6-28-6 b6ビル B1F
問合せ:03-5766-0055
【11月27日(月)】
羽治知治トリオ
出演:羽仁知治(p)、コモブチ キイチロウ(b)、Scott Latham(ds)
場所:吉祥寺 sometime
武蔵野市吉祥寺本町1-11-31 B1F
問合せ:0422-21-6336