朝崎郁恵 (唄者)
『はまさき』
レーベル:HIGH CONTRAST
リリース:2007年1月24日
製品番号:HCCD9518
ARTIST : 朝崎郁恵 (唄者)
TITLE : 福島幸義先生
JJazz.Net"SOMEBODY"では毎回、色々な方に「大切な人」について語って頂きます。今回は、シタールのヨシダダイキチさんとのアルバム『はまさき』を1月24日にリリースされた、朝崎郁恵さんに伺いました。
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大切な人は、福島幸義先生です。
その人のおかげで、私は今でも唄が歌えるんです。
大事な方は他にもいらっしゃいますけど、1人と言われたらその方ですね。10代の頃に、師匠に連れられて村々をまわって唄を歌った事は今でも忘れられませんね。
奄美には電気も無い時代だったんですけど、とてもたくさんの方が聞きに来てくれました。今では考えられませんね。普通師匠は歌を教えるときは厳しい、と言われますけど、とても優しい人で、上手に教えてくれました。私は弟子達には教本で教えるんですけど、その時代は口写しでしたね。方言をちゃんと発音することや、間違えても最後まで自分なりに唄うことを教わりました。
今お元気だったら、一緒に唄えるのになあ、唄いたいなあ、と思います。
朝崎郁恵
[[[ 朝崎郁恵 PROFILE ]]]
1935年 奄美大島 加計呂麻島生まれ。
奄美諸島で古くから歌い継がれてきたシマ唄の唄者(ウタシャ)。現在は横浜に在住。ニューヨーク、キューバなどの海外や国立劇場10年連続公演など数々のコンサートは伝説的。
2002年、67歳にして「うたばうたゆん」でメジャーデビュー。NHK「みんなのうた」で唄った「ありがとサンキュー」やCMでシマ唄を披露し話題を呼ぶ。
2005年、3rdアルバム「おぼくり」には「十九の春」と同じルーツを持ち、昭和18年に父・辰恕氏が作った鎮魂歌「嘉義丸のうた」が約60年ぶりに初収録され大反響を呼ぶ。
2006年12月、ピアノとのコラボレートアルバム『シマユムタ』、2007年1月には、シタール奏者ヨシダダイキチとコラボレートアルバム『はまさき』を連続発表。最も古典的で継承者が少ないシマ唄の歌唱法「グイン」を駆使した、心の奥底に語りかけ魂をゆさぶる唄声は涙を誘い、世代を問わず多くの方からの支持が寄せられている。
[[[ WORKS ]]]
2007年1月24日
HCCD9518
HIGH CONTRAST RECORDINGS / VIVID
[[[ LIVE INFORMATION ]]]
【2007年2月13日(火)】
- 月例朝崎郁恵 満月の夜に奄美を唄う -
出演:朝崎郁恵(唄)他
場所:月見ル君想フ (青山)
時間:18:30 / 19:30
料金:¥2,500 / 3,000(+drink)
問合せ:03-5474-8115 (月見ル君想フ)
【2007年2月4日(日)】
- in Store ライブ -
朝崎郁恵×ヨシダダイキチ『はまさき』対象
場所:TOWER RECORDS (新宿)
時間:17:00〜