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町田良夫/ボリス・ヘーゲンバルト即興ライブ「surround / synergy」@Ftarri水道橋

国内外で活躍するスティールパン奏者/美術家の町田良夫さんがまたまた興味深いライブを行います。

これはドイツから来日する友人、ボリス・ヘーゲンバルトとのDUOで、
新旧の電子音響機器による即興演奏を、4chスピーカーシステムできかせるという実験的な内容。

このライブについて、町田さんご本人にコメントを頂きました。
ミニマルな即興音楽!これかなり面白そうです。


surroundsynergy600.jpg


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「僕のSYNTHIは70年代イギリスのモジュラーシンセで、
ピンクフロイドやイーノなどがアルバム等で使ってきたシンセです。
かなり自由度が高いため、今までカオス的、ノイズ的な使用がほとんどでした。

僕は、このシンセが機能上、(ライヒの反復/位相のような)
リズムボックス的な使い方ができると昔から思っていて、
今年『Music from the SYNTHI』というアルバムをリリースしました。

このアルバムではリズム&ベース的な使い方をしていて、全て即興、無編集のアルバムなのですが、
このシンセの特徴と、ボリスのプロセッシングの共演といったところです。
70年代のシンセなのに、グリッチ的なリズムを作れるんです。

4chにしたのは、音の方向性を明確にして、原音(シンセ)とプロセッシング音をそれぞれわかりやすくする為。

いわゆる実験音楽の即興というと、一定のリズムがなく、変化の幅がとても大きいのが特徴かと思いますが、
今回は、ある程度「一定のリズム」の中で、リズムの即興性を生かした音楽にしようと思っています。

アフリカのミニマルでポリリズムの音楽を、新旧の電子音響機器を使って、
生演奏の電子音響でやるというような感じでしょうか。」

町田良夫

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【surround / synergy】

ドイツから来日のボリス・ヘーゲンバルトを迎え、4chスピーカーシステムを使用し、70年代のアナログ・モジュラーシンセSYNTHIとMax/MSPのサウンドプロセッショングによる相互作用的なエレクトロニック・ビート・インプロヴィゼーションを演奏します。


<日時>
2014年9月28日 (日) 19:30開場/20:00開演

<出演>
ボリス・ヘーゲンバルト (electronics)、町田良夫 (EMS SYNTHI AKS)

<場所>
Ftarri水道橋
(〒113-0033 文京区本郷1-4-11 岡野ビル地下一階)

<料金>
2,000円

<予約・お問い合わせ>
【Ftarri】
03-6240-0884
info@ftarri.com
http://www.ftarri.com

<詳細>
https://www.facebook.com/events/627549554030209/(Facebook イベントHP)




ボリス・ヘーゲンバルト BORIS HEGENBART [Max/MSP, プロセッシング]
http://www.soundblocks.de

ウィーンELAK在学中Max/MSPによる作曲、即興音楽を学ぶ。フレッド・フリス、デヴィッド・グラブスらと自身のコラボ作[3/TAU]をStaubgold, Monotypeよりリリース。transmedialeなど国内外音楽祭に参加。ライブプロセッシングで様々な楽器の演奏家と競演、作品を発表。Werner Dafeldecker (Polwechsel)、Martin Brandlmayr (Radian)、F.S.Blummとのデュオプロジェクトでも活動。


町田良夫 YOSHIO MACHIDA [EMS SYNTHI AKS]
http://www.yoshiomachida.com

音楽家、スティールパン奏者/美術家。多摩美術大学在学中、秋山邦晴に師事、アート/音楽/映像を総合的に学ぶ。山本達久とのduoオハナミを含め、Jazz~電子音響まで幅広く活動。ISEA、Sonar Tokyo、Maerz-musik等国内外の音楽祭に参加。2014年春、フランスBaskaruより70年代のアナログシンセSYNTHI AKSのみを使ったアルバムをリリース。

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