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"TOUCH OF JAZZ"アルバム - 大坂昌彦 セレクト

青木カレンがナビゲートする番組「TOUCH OF JAZZ」では、毎回ゲストの方に
自身の「TOUCH OF JAZZした作品=ジャズに触れた作品」をご紹介いただいています。


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今回のゲストはジャズ・ドラマーの大坂昌彦さん。

大坂さんがTOUCH OF JAZZした作品は名盤と言われるこのアルバム。
コメントにもあるように、メンバーやアレンジ等、名盤に相応しい1枚なんだなと改めて感じました。


『SOMETHIN' ELSE / CANNONBALL ADDERLEY』

「マイルスデイビス楽団なんだけど名義はキャノンボール・アダレイになっているこのアルバム。当時FMを聴いていたら1曲目の「枯葉」が流れて、そのあまりのかっこよさに衝撃を受けました。ジャズを知ったかぶって聴いていた頃にこの演奏を聴いてやっぱりジャズはこれじゃん!と思った1枚。マイルスのあまりのどす黒さというか(笑)ブラックぶりにやっぱり"何か"がまるっきり違うなと思わされましたね。

あと音階的な話をすると、この曲のアレンジはモードなんですよね。ドリアンモードっていうんだけど普通のマイナースケールとはちょっと違う。そのドリアンの6の音を強調したベースのオスティナート・ラインっていうのが凄く僕に影響を与えましたね。

ちなみにドラマーはアート・ブレイキー。彼のイメージはジャズ・メッセンジャーズの派手なドラミングだと思うんですが、この作品ではものすごく落ち着いていて、最初聴いた時はアート・ブレイキーだと全然思わなかった。ちゃんとこういう仕事ができる人なんだなと驚きました。まさにものすごくスイングするサイドメンっていう感じで。そういうことも影響を受けましたね、やっぱりスイングしないとだめなんだなと。」大坂昌彦


■タイトル:『サムシン・エルス』
■アーティスト:キャノンボール・アダレイ

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[収録曲]
1. 枯葉
2. ラヴ・フォー・セール
3. サムシン・エルス
4. ワン・フォー・ダディー・オー
5. ダンシング・イン・ザ・ダーク
6. バングーン (ボーナス・トラック)
7. 枯葉 (別テイク) (世界初登場トラック) (ボーナス・トラック)


【Cannonball Adderley - Autumn Leaves】




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ジャズ・ドラマー大坂昌彦率いる、片倉真由子(p)、井上陽介(b)によるトリオの1stアルバム

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■タイトル:『Jazz Cinema Paradise』
■アーティスト:東京キネマジャズ・トリオ
■発売日:2014年7月2日
■レーベル:キングレコード
■製品番号:KICJ673

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[収録曲]

01. 危険な関係のブルース (『危険な関係』(Les Liaisons Dangereuses) 1959年)
02. シャレード (『シャレード』(Charade) 1963年)
03. いつの頃からか (『パリの恋人』(Funny Face) 1957年)
04. ニュー・シネマ・パラダイス 愛のテーマ (『ニュー・シネマ・パラダイス』1988年)
05. キラー・ジョー (『ターミナル』(Terminal) 2004年)
06. セプテンバー・ソング (『旅愁』(September Affair) 1950年)
07. ロミオとジュリエット (『ロミオとジュリエット』(Romeo and Juliet) 1968年)
08. ラブ・レターズ (『ラブ・レター』(Love Letters) 1945年)
09. おもいでの夏 (『おもいでの夏』(Summer of`42) 1970年)
10. オルフェのサンバ (『黒いオルフェ』(Orfeu Negro) 1960年)

日本を代表するジャズ・ミュージシャン、大坂昌彦(Dr)が新たに結成した国内最強ピアノ・トリオ"東京キネマジャズ・トリオ"が、一切の編集なし・2ch同時録音(ネイティブDSD5.6MHz)を敢行! ミッシェル・ルグランを始め、名作映画の世界でおなじみのジャズのスタンダード・ナンバーを至高の音質で収録。

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【大坂昌彦】(ドラム)
1966年9月28日秋田県生まれ。1986年奨学金を獲得し、バークリー音楽大学に留学。在学中にデルフィーヨ・マルサリスのバンドに在籍し全米各地のジャズフェスに出演。NYでの活動後、1990年に帰国。大坂昌彦・原朋直クインテットを結成。アルバム6枚をリリース。うち2枚がスイングジャーナル誌でゴールドディスクに選定される。一方、日米混合バンド、ジャズネットワークスでもアルバム4枚をリリース。自己のアルバムも7枚リリースしており3枚目の「Walkin' Down Lexington」はスイングジャーナル誌で制作企画賞を受賞する。4枚目のアルバム「Cross Fade」収録時にはMBS放送でドキュメンタリー番組を制作、放送される。2002年EQを結成。 2004年、同グループでEQで「 東京ジャズ」に出演。同年、上海ジャズにも出演。2008年に7年ぶりとなるリーダーアルバム「Hommage」を発表。本作でコラボレートした自動車メーカーAUDIのイベント「music meets art」に2008、2009年と出演。2010年に「Funky 7」をリリース。2011年にはScene of Jazzで台中ジャズに出演。2012年に単独リーダーアルバム8枚目となる「assemblage」を発表。100枚をこえるジャズのアルバムに参加している。現在はEQを始め、the Most 、Scene of Jazz、サムライ・ビバップ・トリオ、F.E.J.E.、trio vintage、守屋純子オーケストラ等のレギュラーグループで精力的に活動しており、スイングジャーナル誌読者投票ドラム部門では1995年より16年間一位に選出され続けた。1997年より洗足学園音楽大学の非常勤講師を務め、2012年客員教授に就任。


大坂昌彦 オフィシャルサイト→http://www.masahiko-osaka.com/index.htm
大坂昌彦 twitter→https://twitter.com/masahiko_osaka

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