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2011年4月アーカイブ

万波麻希インタビュー ~『Jacob Koller and Maki Mannami / Pilot』:インタビュー / INTERVIEW

お馴染み須永辰緒氏プロデュースのものを含む2枚のソロアルバムをこれまでにリリースしている女性アーティスト、万波麻希。
現在「ジャズ」という音楽の定義やイメージが拡張しているとはいえ、そこに収まらずに、その活動や音楽を通じて、貪欲に自由に自分というものを追い求めています。
4月に発表された約3年ぶりとなる作品は、意外にも、アメリカ人ピアニストとのコラボレーションです。
2人の出会いやアルバムが出来上がるまでのストーリーが非常に面白いのでこちらもチェックしてみてください。
これまでの作品と比べて、スムースで優しく、ジャズ的に聞こえると同時に、随所に持ち前のエッジも散りばめられています。
シンガーソングライターの作品のような静けさ、クラブミュージックなどがもつエッジ、どちらかを求めている人や両方を求めている人、どちらにもおすすめです!



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万波麻希インタビュー

■ ジャズスタンダードの他に、ジョニ・ミッチェルやビョーク、レオナード・コーエンなどシンガーソングライターの楽曲もたくさん取り上げています。選曲はどのようにして進めましたか?

もともと、カバーに興味ないんです。オリジナルがあるのに、なんで人の曲をやるのかな、と。カバーを入れないと売れない、っていう風潮が蔓延してますが、入れても売れない、ってなんでみんな気づかないのかな、とか(笑)。でもカバーやらないとレコード会社が出してもくれない。ということでぶっちゃけイヤイヤやったんですが(笑)、どうせやるなら自分の本当に思い入れのある曲をやろうと思いまして。ジェイコブと、カバー入れないといけないけど何やる? って話してて、彼も、今さらありきたりなジャズスタンダードとかやりたくないよね、って言ってたんです。それで、ポップスとかロックにも目を向けてみて。ジョニ・ミッチェル、ビョーク、レオナード・コーエンの曲は、私が歌詞を心から愛しているから。「Send in the Clown」も歌詞が好きなんですが、これは私が尊敬するスティーヴン・ソンドハイムというミュージカルのソングライターの曲で、高校生の頃から歌っていたのでことさら思い入れが深い。「Naima」はジェイコブと私の個性を活かせる曲だと思っていて、二人でライブで何度も演奏してきたから。付け焼刃にならないよう、念入りに曲を選んだので、結果的にはやってよかったと思います。前作でカバーやった時はアレンジで勝負したい気持ちが強かったけど、今回は曲によってはジェイコブにアレンジを任せたので、歌に集中できたし、人の曲を歌うということでまた得たことも大きかったです。


■ これまでの作品と比べて、よりジャズとポップの要素が強くなった内容だと思います。その理由は?

昔から曲を作る際に「美しいメロディー」という要素は不可欠でしたが、それを敢えてコラージュの一環として扱うようにしていました。あくまでオリジナルの世界観を作ることに要点を置いていたから。最近はストレートな曲がより胸に響くようになったんですが、歳とったんですかね(笑)。20代の頃の自分は精神的にも混沌としていて、それがよく音に表れていたと思う。ポップな要素が強くなったのは、そういう部分をある意味乗り越えたというか、より表現が素直になってきたんだと思います。コアな音作りをしていた頃から、いつかアルバムの最後に一曲、とかでもいいからオーソドックスなフォークソングをピアノと歌だけでやりたいと思って、実は前回のアルバムでも用意してたけど、ボツになった(笑)。だから今回のアルバムは私の中のポップ願望がより前面に出た、という感じでしょうか。ただこれからもポップ路線でいくとかでは決してないです。今回それをある程度出し切ったから、次はまたディープな音作りにも戻りたい。
ジャズに関しては、これも私にとってはコラージュの一環でしかなくて、ジャズアーティストと呼ばれることに最初から違和感を感じてたし、1枚目も2枚目も、私はジャズのアルバムを作ったつもりは全くなかった。将来的にジャズに向き合ったアルバムを一枚作りたいとは思ってて、ジェイコブが日本に活動の拠点を移したことを機に、今作で挑戦することにしました。彼となら私の中にあるヴィジョンを実現できると思ったから。これは決してストレート・ジャズではないけど、私の中ではこれ以上ジャズ寄りになることはないです。これが私にとって、私なりの、最初で最後のジャズアルバムかもしれない。


■ アルバムタイトルについて教えてください。

海外のテレビドラマで、試験的な意味で放映する一話目のことを『パイロット』っていうんですが、私とジェイコブのコラボはまだ始まったばかりで、これから続編をどんどん作りますっていう意味でつけました。


■ 前作から今作発表までの間に、拠点をベルリンやニューヨークへと移していたそうですが、その理由や現地での様子を教えてください。また、その経験が今作に影響を与えていますか?もしそうであれば、どういった形で影響を与えているか教えてください。

話すと長くてここには書ききれませんが、私は大阪で生まれ育ったんですが、大阪は非営利な活動に没頭するコアなアーティストが集う街なんです。東京での音楽活動は勉強になったし感謝もしてるけど、ビジネスライクな音楽シーンに戸惑ったり否定的になることも多かった。いったんゼロに戻さないと私の中でこれ以上何も生まれないと思ったのと、新しい刺激が欲しかったので、3年ほど前に放浪を始めました。ベルリンでは最新のエレクトロ系の音に刺激を受けたり、Jazzanovaに参加してるSebastian Studnitzkyっていうトランペッターとコラボしたり、イベントオーガナイズしたり、DJやったりもした。その間にロンドンに行って、ロイヤルオペラハウスでのライブに出演しました。それからスペインのアンダルシアに飛んでフラメンコに没頭して、ニューヨークではサマーフェスティバルを観まくって、David Lastっていうブルックリンのアーティストとスタジオをシェアして、彼のアルバムに参加したり、日本人の山本祐介さんというビブラフォン奏者に自分の作品の録音を手伝ってもらったり。その後はオーストラリアに飛んで、脱力して帰ってきました。各国それぞれ出会いがあり素晴らしい体験をしたけど、10数年ぶりに訪れたニューヨークは本当にすごかった。東京では洒落たヨーロピアンジャズが流行っているけど、ニューヨークにはジャンルも壁もなくあらゆるジャズが混在していて、ミュージシャンのレベルも当然ながら凄い。ニューヨークの旅が、リベラルなジャズに向き合うという意味で、今回のアルバムの音作りに一番強烈なインスピレーションを与えていると思う。本当に有意義な数年間でした。


■ 今回の相棒、ジェイコブ・コーラーとの制作過程で、印象的なエピソードがあったら教えてください。

彼のあまりの天才っぷりに、オリジナルソングではミュージシャンたちがかなり苦戦してました。曲自体は聴くとスムーズなんですが、楽譜の複雑さとか半端なくて、熟練したミュージシャンたちが初めて楽譜を見る子供みたいにヨチヨチになってた(笑)。ジェイコブの作ったメロディーラインもすごい飛びっぷりで、私はパスコワールの奥さんになった気分でした。しかし彼はとにかく、制作から演奏にいたるまで本当にスキがない。彼と共同作業をしているとき、私は自分が本物の天才と一緒に曲制作をしているんだなあと実感できて、いつも刺激に満ち溢れていたし、本当に気持ちがよかった。それなのに本人は飄々としていて、いい意味で威厳がない(笑)。だからこそ心地よく共同作業ができたんだと思います。お互いが何かアイディアを出すと、そこから次々と別のアイディアが浮かび、驚くほど順調に作業が進みました。これもひとえに素晴らしい相棒のおかげです。


■ 今後の活動や取り組んでみたいことについて教えてください。

今までみたいに何でもかんでもがむしゃらにやるんじゃなくて、これからは本当にやりたい音楽だけをマイペースにやっていきたい。ミュージシャンにとって本当に大変な時代だけど、CDが売れない時だからなおさら、売れ線を狙ってジタバタするのは本当に危険な行為だと思う。前はダウンロードとか完全否定してたけど、これからは古いやり方に固執してたら何も前に進まない時代なんだなと感じています。一時は自主レーベルがどんどん増えていったけど、それが更に細分化されてきて、ミュージシャンの自立が促される時代なんだろうなと思います。
あと音楽とは直接関係ないけど、前々から環境のことには興味があって、自然保護とかエコっていうのを自分なりに個人単位で実践してきたつもりなんですが、そういったことを何か形にできないかなと思っています。今はまだ漠然としていて、個人としてなのか、ミュージシャンとしてなのか、それとも何か団体でやっていくことになるのか分からないけど、自分が勉強してきたことを将来何らかの活動にしていきたい。そういう気持ちが、やっぱり今回の震災や原発の事故ですごく強くなりました。日本は今本当に大変な時ですが、一人一人の意識を変える大きなチャンスだとも思うから。それは音楽界にも言えると思います。氷河期だからこそ、新しい時代に向けて準備していく時なんだと思います。

[Interview:樋口亨]


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■タイトル:『Pilot』
■アーティスト:万波麻希 / Jacob Koller
■発売日:2011年4月6日
■レーベル:P-Vine
■カタログ番号:PCD-4493
■価格:2,000円(税込)




万波麻希 プロフィール】

幼少よりピアノ・声楽・ドラム・舞踊・作詩・作曲に親しむ。大阪芸術大学舞台芸術学科を中退後、ミュージカルの舞台を志し19歳の時に単身でNYへ渡る。現地ではオフ・ブロードウェイの舞台でコーラスダンサーとして出演し、黒人教会ではゴスペルを歌い、キャバレーでジャズシンガーとして出演するなどの経験を経て帰国。
2003年にロンドンのレーベルよりリリースした12インチシングル『Justice and Judgement 正義と審判』が、「次世代のアリス・コルトレーン」「デヴィッド・リンチに捧げるダンスミュージック」と評され、ヨーロッパでのライブツアーを行う。
2006年にP-Vine Recordsより全曲セルフ・プロデュースしたファーストアルバム『Journey of Higher Self Liberation/自己解放の旅』をリリース。「初作にして大物の貫禄を漂わせる稀代の名作」と各メディアより絶賛される。須永辰緒の『夜ジャズ』、Afternoon Teaのレーベルのコンピレーション、ドイツのレーベルのコンピレーションなどに楽曲が収録される。
2008年には須永辰緒プロデュースによるセカンドアルバム『The World of Sense』をリリース。須永辰緒主宰のアナログ・レーベル『Disc Minor』よりEPリリース、Nicola Conteのプロデュース・ワーク集やドイツからのコンピレーションに楽曲が収録され、Giles Petersonの番組でもヘビープレイされる。
2008年末よりベルリンに移住。イベントオーガナイズや、JazzanovaのサポートメンバーであるSebastian Studnitzkyとのコラボレーションなど、精力的に活動。2009年には英国ロイヤルオペラハウスでのライブを成功させる。2010年にはNYへ渡り、ブルックリン在住のアーティストDavid Lastのアルバムにゲスト参加している。
シンガーとしては、菊地成孔クインテット・ライブ・ダブのゲストボーカルや、南博とのデュオ、映画『パビリオン山椒魚』(主演:オダギリジョー/音楽:菊地成孔)の主題歌、映画『アンテナ』(原作:田口ランディ/音楽:赤犬/ベネチア映画祭正式出品作品)のサウンドトラック、Calmのライブでのコーラスシンガー、ファッションブランドTheater Productsの東京コレクションのショーに出演。他にも、eater、DJ MoochyのプロジェクトNXS、Codhead、コンピレーションアルバム『Banana Connection』(Shibaの楽曲)への参加など。
作曲家、プログラマー、アレンジャーとしても、須永辰緒のアルバムやミックスCDに楽曲を提供、BAYAKAのリミックスに参加し、 AmcrewのCM、ファッション・ブランドFRED PERRYのモバイル用CM、ヤマダタツヤとの共作でPlay Station3の「グランツーリスモ5」、BMWのショウルーム、Google、Itokiなど様々な企業にも楽曲を提供するなど。


Jacob Koller プロフィール】

1980年米国アリゾナ州・フェニックス生まれ。
4歳よりピアノを始め、5歳ですでにリサイタルをこなす。
高校に入るまでにはアリゾナ・ヤマハ・ピアノコンクールを含む10以上のクラシックピアノコンクールで優勝。
14歳の時に"作曲"と"即興"への情熱を見いだし、高校のジャズバンドに入部。そこでまたたく間にジャズの才能を開花させ、まもなくフェニックスの至る所でDennis RolandやJesse McGuireなどアリゾナ屈指のジャズミュージシャン達と共演。
全額給与のジャズ奨学金を受け、アリゾナ州立大学へ入学。そこではクラシックピアノをReyna Aschaffenberg、ジャズピアノをChuck Mahronicより習う。
また、Kenny Werner、Fred Hersch、Phil Strange、Uri Caine、Angie Sanchezからはプライベートレッスンを受ける。
マンハッタン即興音楽学校、Henry Mancini研究所、カナダ・バンフ夏季ジャズワークショップへの参加もすべて奨学金を受け参加。
2000年、"Julius Hemphill ジャズ作曲コンクール"で絶賛され、2007年には、アメリカ全土からたった5人のみ選ばれる"Cole Porter Jazz Piano Fellowship"ファイナリストのうちの1人に選ばれる。
Tony Malaby、Terence Blanchard、Mard Dresser、Brian Allen、Kohji Fujika、Coppe、DJ Kensei、Martin Denny、Ricky Woodard、Abe Lagrimas等のアーティストと世界各地でツアー、レコーディング経験がある。
2009年5月に日本へ移住後、ピアノ演奏中にレコード会社の社長にスカウトされ、ソロピアノCDをリリースする。

ゴールデンウィークの最後に、横浜を楽しみながらふらりと、っていうのはいかがでしょうか?

[Text:樋口亨]


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平賀マリカ
『MONA LISA ~Tribute to Nat King Cole~』
アルバム・リリース・ツアー ファイナル

洗練を極めた艶のある歌声で魅了する実力派ヴォーカリスト平賀マリカ。
伝説的シンガー、ナット・キング・コールに捧ぐ至高のトリビュート・アルバム『MONA LISA』リリース・ツアー・ファイナル!

<日時>
2011年5月8日(日)
1st open_4:00pm / showtime_5:30pm
2nd open_7:00pm / showtime_8:30pm

<会場>
モーション・ブルー・ヨコハマ

<料金>
5,000円(税込)

<予約 / お問い合わせ>
モーション・ブルー・ヨコハマ
045-226-1919 (11:00~22:00)

<出演>
平賀マリカ(vo)
太田 剣(sax)
荒武裕一朗(p)
生沼邦夫(b)
力武 誠(ds)
菅野義孝(g)
高瀬龍一(tp)


<平賀マリカ プロフィール>
平賀マリカは、ロマンチックな表現力とハイレベルな歌唱力で日本のジャズ・シーンを代表する実力派ヴォーカリスト。香港で開催された「アジア音楽祭」にて金賞を受賞後プロ・デビュー。以後、N.Y.と東京とを行き来しながら、ライヴ活動を続ける。2006年発表の、エリック・アレキサンダー、ハロルド・メイバーン・トリオとの共演作『Faith』で話題を呼び、翌年には、マンハッタン・ジャズ・クインテットとの共演による『Close to Bacharach』をリリース。ライヴ・ツアーでも大絶賛を浴びる。昨年5月には同じくN.Y.録音による『more Romance』を発表。都会的なアレンジによる温かな"大人のラヴ・ソング集"として好評を博す。フィル・ウッズやケニー・ギャレットなどの巨匠が参加した'08年発表の大作『Batucada~Jazz'n Bossa』はゴールドディスク賞やジャズ・ディスク大賞ボーカル賞を受賞。

PIANO LOVER Vol.8 ゲスト 山中千尋:PIANO LOVER

毎回こだわりのピアニストをお迎えする「PIANO LOVER」
今回の特集/インタビューは、NYを拠点にワールドワイドに活躍するジャズピアニスト山中千尋さん!

山中さんのピアノは情熱的でいて華麗。
そんな演奏と同じく、その人となりもとても魅力的で素敵です。

"ジャズ"であるがままの自分を表現する。
"ジャズ"を通して自分を受け入れる。
音楽をやられている方はもちろんですが、
人生訓とも受け取れるような、目からウロコな話を沢山聞けましたよ。


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番組では"庭に穴を掘っていた"(笑)という、子供の頃の話を聞かせて頂きましたが、
山中さんが今はまっているのは"炭酸水を温めて飲むこと"。
なんでも人肌程度温めた方が水本来の美味しさが分かるそうです。
今も昔も日々探求心を持って生活されているんですね。
常に自分の感覚をもって判断するという事、大事です。


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番組後半では、ヤマハのハイブリッド・ピアノ「AvantGrand N3」を体感頂きました。
本当に驚かれたようです(笑)

「グリッサンドをした時にも全部の音が立ち上がるし、自分の力で伝えた音がそのまま返ってくる。
またペダルも足に振動が伝わってきますね。特に真ん中のソステヌート・ペダルがリアルでびっくり!
ソフト・ペダルもとても早くて綺麗にかかるのでこれは嬉しいですね。
後、気付いたのは、一回音を弾いた後に半分鍵盤を浮かしてまた押すという"アフタータッチ"も再現できる。
はっきり言って生のピアノと一緒。音の減衰も自然でリアルですね。」

詳しくは番組をお聴きください。

山中千尋アルバム『Forever Begins』プレゼント
応募はこちらからどうぞ


Forever Begins


Forever Begins / 山中千尋

リリース:2010年9月22日
ユニバーサルミュージック
製品番号:UCCJ-2083



■LIVE■
2011.5.13
金沢「ル・グランシャリオ」(ホテル日航金沢)
2011.5.19
名古屋「名古屋ブルーノート」
2011.5.20
大阪「ビルボードライブ大阪」
2011.5.22
群馬「太田市新田文化会館エアリスホール」
2011.5.25
東京「ビルボードライブ東京」
2011.5.26
東京「ビルボードライブ東京」

LIVE情報

→山中千尋Official Site

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What's ハイブリッドピアノ?

アコースティックピアノに使用されているピアノアクション機構を搭載し、
電子ピアノのようにデジタル音源をスピーカーから発音するシステムを搭載。
アコースティックピアノと電子ピアノの長所を採用することで、
鍵盤とアクションの連動から生まれるアコースティックピアノに限りなく近いタッチ感を実現し、
素早いトリルや細かい連打はもちろん、力強い表現や繊細な表現まで伝えることが可能。


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生のピアノの演奏感を味わえ、自分がイメージする音を再現できる"AvantGrand"。
ヘッドフォンや音を小さくして演奏することも可能ですし、サイズもコンパクト。
日本の住空間にぴったりのピアノと言えますね。

ピアノがハイブリッドになるということ。


→AvantGrandサイト

東日本大震災復興支援イベント『Rebirth JAG』:ライブ情報 / LIVE INFO

ディープなラインナップです!!


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3月11日に発生した東日本大震災を受けて、表現を通じて人々世界の現実を伝えることを目的に
世界のストリートに様々な現実を発信し支援活動を続けている「JAG Project」の呼びかけにより、
様々なパートナー、サポーター、ボランティアなどのご協力のもと、被災地の特に子供達に焦点を充てた
継続的な緊急支援及び復興支援を行うべく、プロジェクト『Rebirth JAG』が立ち上がりました。
そして、その第一弾イベントの開催が決定いたしました。

東日本大震災復興イベント
Rebirth JAG ~世界のストリートが手を繋いだらそれは大きな力に変わっていく~

<日時>
2011年5月4日(水)
開場:18:00 開演:19:00

<会場>
CAY
東京都港区南青山5-6-23 Spiral/Wacoal Art Center B1F / tel.03-3498-5790

<料金>
3,000円

<出演>
(A to Z)
DJ KRUSH (DJ、サウンドプロデューサー)
Gerald Mitchell (プロデューサー / Los Hermanos、G2G from Detroit)
JUZU a.k.a. MOOCHY (DJ、プロデューサー / NXS、Crosspoint)
Keiko Okumura (パーカッショニスト)
熊谷和徳 (タップダンサー)
and more

その他、当日会場では、当プロジェクトに賛同いただいたクリエイター達の作品展示や物販等も行う予定です。
展示作品に関しては後日、関連ウェブサイト上でオークション販売を行います。
オークションや物販の売上げに関しては、諸経費を除いた収益をすべて支援金として寄付させていただきます。
またイベント当日は会場でも現地子供達への支援物資を受け付けています。
募集物資など詳細はRebirth JAGオフィシャルFacebookページをご参照ください。

<主催>
Rebirth JAG

<協力>
(A to Z to 50音順):
bonobo / CAY / DJ KRUSH / Gerald Mitchell / helpjpn.org /
JUZU a.k.a. MOOCHY /keiko okumura / Kids For The Future /
LIQUIDROOM / TimeOut Café&Diner / VHSMAG / 井口寛 /
エス・ユー・エスコーポレーション / 熊谷和徳 / 澤田純 / ゼロサン
(4/20現在)

<お問合せ>
Rebirth JAG
CAY
tel.03-3498-5790
エス・ユー・エスコーポレーション
tel.03-3381-4072

<Rebirth JAGプロジェクトに関して>
当プロジェクトは、表現に関わる者が中心となりライブや写真展、アートの展覧会、オークションなどを行い、
それによって得た収益金、寄付及び支援物資を、その時々の状況に応じて最善と考える方法で被災地に直接/間接的に届ける、
という事をコンセプトにした緊急支援及び復興支援プロジェクトです。詳しい概要や最新情報は、当プロジェクトFacebookページをご参照ください。
オフィシャルFacebookページ

<イベント収益金に関して>
当プロジェクト(イベント)は複数回の継続的な開催を予定しているため、
入場料売上げより必要最低限の諸経費と会場費(実費)を差し引き、
交通費として30%を参加アーティストとスタッフで均等に割り、残りを寄付金にあてさせていただきます。
イベントに関しての収支詳細や結果報告などは、定期的に「Rebirth JAG」Facebookページ 及び、
各関係メディアにて随時ご報告します。


イベント開催に伴っての第一次支援物資募集に関して

第一次受付期間:5月8日(日) まで

<受付物資>
今回は「子供達」に焦点をあてた支援物資の募集となります。基本的には中学生までを対象とします。
尚、下記の品は原則的にすべて新品/未使用のものに限らせていただきます 。
(但し、ベビーカーなど一部例外もありますので、詳しくは各所にてお問い合わせください)
- 子供用衣類.下着類 (夏服)
- ベビー用品
(粉ミルク/熱冷ましシート/紙おむつ/お尻ふき/ベビーローション/ベビーオイル/ベビーカーなど)
- 文房具、玩具
- その他、現地の子供達が必要とするもの全般

ご質問、お問合せは下記までお願いいたします。
エス・ユー・エスコーポレーション(担当:浅井)
03-3381-4072

<受付場所>
*持込みの場合
支援物資を直接持ち込んでいただいた方には、Time Out Café & Dinerにて使用できる10%割引券を差し上げます。
受付場所:Time Out Café & Diner 東京都渋谷区東3-16-6 LIQUIDROOM2F / Tel.03-5774-0440
受付時間:平日11:30〜23:00 / 土曜13:00~23:30 / 日祝13:00~22:00

*郵送の場合
必ず品名欄に「震災支援物資」と具体的な物資種名をご記載の上、元払いにて5/8必着でお願いいたします。
受付場所:エス・ユー・エス コーポレーション
送付先住所:〒164-0012 東京都中野区本町4-12-4 / Tel.03-3381-4072

皆様から受け付けた支援物資に関しては、その時点で必要な方法や場所をスタッフが判断した上で最善と考える形で届けます。
尚、状況などは定期的に「Rebirth JAG」Facebookページ及び、各関係メディアにて随時ご報告します。


出演者プロフィール

DJ KRUSH
1991年の本格的なソロ活動開始以降、国内外ともに、圧倒的な存在感と ジャンルやフィールドに捕われない幅広い活動で常にクラブ・ミュージックシーンのパイオニア的な存在として、シーンを席巻し続けている。これまでに、8枚のフル・アルバム、2枚のミックス・アルバム、1枚のセルフ・リミックス・アルバムを全世界でリリース。その他にも、ジャンルを越えた様々なアーティストへの楽曲提供やリミックス制作などを行なう。そして2007年、ドキュメンタリー DVD「吸毛常磨 (鼓道/阿吽)」をリリースし、1つの区切りとして自らの活動軌跡を残す。
その計算し尽くされた音の構成と独自の世界観で、国内外で高い注目を集めるDJ KRUSH。特に海外では、クラブシーンのみならず、一般層からも絶大な支持を得ている。これまでに、グラミー・アーティストであるブラック・ソート (THE ROOTS)のソロ・アルバムへの楽曲提供、同じく、ハービー・ハンコックや k.d.ラング といった グラミー・アーティストの楽曲リミックス など、ジャンルを越えた 様々なアーティストと コラボレート。また6th アルバム「漸」のAFIMアワード最優秀賞(米)をはじめとした数々の音楽賞受賞、8thアルバム「寂」のCMJ(全米カレッジラジオ) RPMチャートでの3週連続一位の獲得をはじめとした、数々の主要チャートでのランクイン及び一位の獲得。現在までに全45カ国、276都市、延べ300万人以上のオーディエンスを魅了。地域を越えて、多岐に渡り高い評価を得続ける、日本で唯一のインターナショナル・アーティストとして、今も尚、しっかりと独自の軌跡を残し続けている。そして2011年。いよいよ自身の本格的なソロ活動20周年を迎える。7月29日に決定している20周年イベント(@恵比寿LIQUIDROOM)を皮切りに、久し振りとなるソロ作品のリリースやワールドツアーなど、今も尚進化を続けるDJ KRUSHがいよいよ新しいステージへと歩を進める。

Gerald Mitchell
デトロイト出身、拠点に活動するアーティスト。プロデューサー、DJ、バンドリーダーなど様々な顔を持ちながら、デトロイト・テクノ〜ハウス界のパイオニアとしてシーンに大きな影響を与え続けるレジェンド。Underground Resistance(UR)のInterstellar Fugitivesプロジェクトでの「Soul Saver (UR-044)」やJuan Atkins率いるMetroplexよりM5名義でリリースされた「Celestial Highways」、そしてSoul Cityよりリリースされた初期のハウス作品などを筆頭に、ジェラルドの楽曲群は常にソウルフルな側面を持った唯一無二のものとして評価されてきた。 またUR/DJ Rolandと共に制作メンバーとして参加した「Knights Of The Jaguar」の大ヒットや、URきってのビック・バンド『Galaxy 2 Galaxy』などを経て、現在はこれまでのライブミュージシャンとしての経験を存分に反映させた『Los Hermanos』の活動を自身のメイン・プロジェクトとして、ジャズ、フュージョン、ファンクなどをの要素を兼ね備えた新しいエレクトロニックミュージックの姿を表現。「On Another Level」「Traditions & Concepts」といったアルバムや、Rob Hood「Still Hear」、Kirk Degeorgio 「Germanium」、Underground Resistance「Return of the Dragon」、Motech 「Belly Dancer」のリミックスなど、数々のリリースを重ねて来た。併せて、ソロとしてもこれまでにワールドワイドで活動する様々なアーティスト、DJ、プロデューサー、プログラマー達とのコラボレートを繰り返し、近年もジャズからエレクトロニックミュージックに至るまで数々のリミックス・ワークなどを行っている。
そして、いよいよ2011年春には待望のソロ・アルバムのリリースを予定。今後も革新的なプロデューサーとして目が離せないアーティストの1人だ。3.11の震災発生以降、外国からのアーティストの公演が軒並みキャンセルされる中、早々に来日を決めて現在各地でツアー中の彼の「Rebirth JAG」緊急参戦が大決定!!

JUZU a.k.a. MOOCHY
東京出身。10代からバンドとDJ両方の音楽活動を並行して始める。19才の時に結成したバンド Evilpowersmeの楽曲は、メタリカのジャケット等を手懸け、スケーターの中では著名なイラストレーター、パスヘッドのレーベルからリリースされ、海外でも紹介される。DJとしてはその同時期90年代初頭、今や伝説化したパーティRhythm Freaks (3DJ+2MC+サウンドシステムというセット)のオーガナイズ及びレジデントDJとして一世を風靡する。その頃出廻ったMixテープはクラバーやDJのみならずミュージシャンやジャーナリストからも大きな反響を呼び、その流れからBoredoms等のリミックスを行う事となる。
その後は、巨大なレイブからアンダーグランドなパーティまで 〜 Fuji Rock Festival、Equinox、Life Force等で活躍。海外ではNY、SF,オーストラリア、オーストリア、クロアチア、インド,ハワイ等でDJを行う。90年代の終わりから打ち込みでのトラック・メイクを始め、音源をSound-Channel等様々なレーベルからリリースする。
その一方で楽器演奏をメインとしたバンドNXSのリーダーとしても活動を展開、その楽曲は海外でも評判を呼ぶ。またインドネシア、アフリカ、ブラジルなどの 旅からインスパイアされ、民族音楽と電子音楽の融合を模索。その影響もあり自らの文化的ルーツを探求する為2003年から福岡に移住。
その年キューバに単身乗り込み録音。2005年にはアレンジ、ミックスをすべて独りでこなしたアルバム"Momentos"がOverheatからリリース、2007年7月にハワイ、ベトナム等で録音されたRe-Momentos Introduction をリリース、2008年2月には"Memories"、2009年には Re:Momentos シリーズ完結編 Movement がリリースされた。

keiko okumura
心に響く太鼓の音とリズムを求めてラテン世界に10年、パリのアフリカ世界に10年以上住み、ディープな?人生を音楽と共に生きる。アフリカンボップミュージックのキング、"Papa wemba&viva la musica"のメンバーとして世界を回る。現在は、東京で音楽活動しながら、太鼓を教えている。

熊谷和徳
77年仙台市生まれ。Tap Dancer, Hoofer。15歳でタップをはじめ19歳で渡米。NYU心理学科に通いながら、ブロードウェイのショウ『NOISE/FUNK』の養成学校でプロフェッショナルなトレーニングを受ける。惜しくもVISAの関係で出演は果たせなかったが、同時期グレゴリーハインズに出会い絶賛される。その後NYの地下鉄、ストリートからニッティングファクトリーのようなJAZZ CLUBまで独自の活動を広げ、NYタップフェスに9年連続出演。NYタイムス等にも度々取り上げられ、VILLAGE VOICE紙では『日本のグレゴリーハインズ』と評された。06年、米ダンスマガジンにおいて『観るべきダンサー25人』のうちの一人に選ばれる。
現在ではNYと日本を2大拠点とし、日本では日野皓正、coba、上原ひろみ、金森穣、ハナレグミ、DJクラッシュ等との革命的セッションを提示。ソロ公演では青山円形劇場、シアターコクーン、国際フォーラムを即日SOLD OUTにするタップダンサーとしては異例の動員数をもつ。06年にはMIHARA YASUHIROミラノコレクションの音楽をすべてTAPの音で演出。07年から09年にかけてはタップのルーツであるアフリカセネガル、更にはパリ、ドイツなど活動の幅を広げる。近年はさらに別ジャンルとのコラボにも積極的に進出し、2010年8月には東京フィルとの画期的なコラボ『REVOLUCION』を大成功に導いた。現在は東京に自身のスタジオを持ち、後進の育成KAZ TAP COMPANYとして日本全国でのワークショップを行いTAPの未来を切り開き続け、その独自のタップは唯一無比なアートとしてさらに進化している。

WHISKY MODE Vol.20 ゲスト - i-dep:WHISKY MODE

今回の「WHISKY MODE」ゲストはi-depことナカムラヒロシさん!

アーティストになる前は瓦職人だったそうですが、怪我を境にロンドンへ渡り音楽活動をスタート。
才能は勿論、ピンチをチャンスに変えてしまう所が素晴らしいです。

ナカムラさんいわく「KAWASAKIさんとは同じ歳なのに、僕はなんでこんなに老けているんでしょう(笑)」
とおっしゃっていましたが、ナカムラさんもワイルドでとても素敵ですよ。

今回は、スタジオの明かりもいつもより暗め。節電モードでの「WHISKY MODE」収録となりました。

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Photo by momokoogaki


■今回PICK UPしたウイスキー:ザ・マッカラン・ファインオーク12年■
マッカランの特徴である"シェリー樽原酒"をはじめ、3種類の異なる樽で熟成させた原酒を絶妙なバランスでバッティング。
シェリー樽"由来の華やかさを残しつつ、ライトでスムーズな飲み口です。
また、ハイボールにすると一層華やかさが引き立ちます。

ザ・マッカラン・ファインオーク12年プレゼント:応募はこちらからどうぞ


■i-dep × The MACALLAN FINE OAK12年■
「シャンパンを飲んでるよう!口当たりは女性的で優しいけれど味の深みもちゃんと分かる。
どういうバランスでここにたどり着いたのか確かめてみたいですね(笑)。華やかで深い。」
by ナカムラヒロシ(i-dep)


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Photo by momokoogaki


今回もKAWASAKIさんはメガネ男子。
髪が良い感じで流れてます(笑)

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Photo by momokoogaki


クラブミュージックに出会い、自らもトラックを制作するようになったロンドン時代の話や、
ナカムラさんの音楽に対する思いなど聞かせて頂きました。

震災を受けナカムラさんが感じたこと。そしてその思いを形にした音楽。
僕たちは深呼吸して、前を向いて行かなければいけないのかもしれませんね。
詳しくは番組で。


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Photo by momokoogaki

■ザ・マッカラン・ファインオーク12年の世界観に通じる楽曲■
→「believe / i-dep」
「この曲は"信じることから全てを始めよう"というメッセージを込めた楽曲。
僕が音楽を始めた頃の思いを形にしたもので、ちょうど12年ほどたってのリリースとなりました。
当時と変わらない熟成されたメッセージを聴いて頂ければと思いセレクトしました。」
by ナカムラヒロシ

■今回のテーマ「Feel Somethin'」に合う楽曲■
→「lights in the silence / i-dep」
「震災後、その言葉にならない気持ちを音楽に込め作った新曲です。皆の心に少しづつ光がさしますように。」
by ナカムラヒロシ


POP OUT! WHAT!!!


POP OUT! WHAT!!! / idep

Now On Sale
Aztribe
製品番号:AZT023



i-dep Official Site




■沖野修也セレクション■
→「 Early Summer / 福居良」
→「渡良瀬 / 板橋文夫」
→「May / 吉澤はじめ」

「ウイスキーも香りや味の深みなどを感じながら愉しむものですが、
音楽も色んなことを感じさせてくれます。特にジャズは聴き手の想像力を掻き立ててくれる。」
ということで今回は日本人ジャズピアニストの楽曲をセレクトして頂きました。
言葉はなくとも、どの曲からも日本的なものを感じさせてくれます!

5/6(金)「生音ジャズ2」開催決定

沖野修也 Official Site





【DJ KAWASAKI 待望の3rdアルバム『PARADISE』発売中!】

DJ KAWASAKIの最新モード=ロマンテック・ハウス!
(ロマンティック+テクノ)
叙情的にしてドラマティックなメロディーとデトロイト・テクノの影響を感じさせる
ギャラクティック(銀河的)なサウンドが見事に融合。
今、最も注目を集める女性アーティストCOMA-CHIをゲストに迎えた初の日本語曲、「Paradise」収録!!


PARADISE


PARADISE / DJ KAWASAKI

リリース:2010年9月1日
EMI ミュージック
製品番号:TOCT-26982



☆先行配信第一弾 "Galactic Love"現在配信中!
☆先行配信第二弾 "Paradise feat. COMA-CHI"現在配信中!
☆ESPECIAL RECORDSより、アナログリリース!


DJ KAWASAKI Official Site


【TEAM WHISKY MODE】
PHOTOGRAPHER : MOMOKO OGAKI
WRITTER : YASUO MURAO
NARRATOR : MAKI SUGIMOTO
ARTIST MANAGEMENT : ERI MORI
PROMOTER : TOSHIHIRO ASAI
DIRECTOR : SATOSHI HIROSHIMA

produced by JJazz.Net

「夜ジャズ」ライブレポート届きました!:リスナーの声 / FROM LISTENRS

夜ジャズ女子部ともいえる前回の「夜ジャズ」イベント。

震災後ということで、直前まで開催されるかどうか分からなかったのですが、
こんな時だからこそ、そして、離れたところからでもできることを、という須永さんの意向もあり、
《東北地方太平洋沖地震チャリティーイベント》として開催されました。

バラエティに富んだ内容は「夜ジャズ」ならでは。
私も久しぶりに音楽を身体で感じた、素敵な一夜。
須永さん自身が募金箱を持って回る姿も印象的でしたよー。

そしてJJazz.Netのライブ招待で当選されたリスナーの方より
こんな素敵なメッセージが届きましたのでご紹介させて頂きます。
このメッセージを読んで、私も嬉しくなっちゃいました!


【OCEANUS presents 夜ジャズ】
2011.3.26(土)@渋谷 JZ Brat
出演:【SPECIAL LIVE ACT】
アキコ・グレース・トリオ矢野沙織 with PINK BONGO
【GUEST DJ】
島田奈央子
【DJ】
須永辰緒|DJ Niche|PAO

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地震後ということもあって、折角当選しても、
ちょっと参加することをためらってもいましたが、本当に伺ってよかったです。

PINK BONGOさんははじめて知りましたが、とってもパワフルで、
とっても濃くて(笑)、魅力的な演奏で引き込まれてしまいました。
また、矢野さんのあんな一面を目撃してしまって。
アキコ・グレースさんの演奏にはしっとりと癒されて・・・
女子ジャズ&須永さんのDJに心地よくなり・・

募金をしても何もしていないような無力感があったのですが、
塞ぐ気持ちも吹き飛んだ気がします。
日々、出来ることをやって行くしか無いんだなと。

当選した上に、こんなに気持ちを前向きにして頂けたので、
感謝の気持ちをお伝えしておきたくて、メールしました。
(友人とチケット代金分は募金しました!)

これからもJJazz.Net応援してます!
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Namyとして今できること:ニュース / NEWS

今回の「TOUCH OF JAZZ」(2011.4/6-5/4)に出演頂いたNamyさんが、
"Namyとして今できること"を考え、ドネーション式による楽曲の配信リリースをしました。

何故"ドネーション式"にしたのか、何故"振込決済"にしたのか、
そして何故特設サイトを作り、展開することになったか、そして今できることとは・・・
特設サイトではNamyさんの思いを感じとることができます。


→詳細(「starbow特設サイト」)

namy_starbow_blog.JPG

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音楽活動に携わる身としても、微力ではありますが、インターネットというメディアを通じて、
Namyの楽曲を皆様のもとにお届けし、皆様のお気持ちを義援金という形にして
被災された方々の助けにする「キッカケ」を少しでも創れたらと思っております。
それと同時に、個人的な想いもあり
ミュージシャンへの支援も行いたいと思っています。
潤沢に資金のある一部の音楽ミュージシャンを除き、
日々の音楽活動を自粛せざるをえないミュージシャンが自分の周りにも数多くいます。

今回のデジタルコンテンツの総売上額から、半額を日本赤十字社を通じて寄付します。
残りの半額を今回の楽曲の制作プロジェクトに参加してくれたミュージシャン・
アーティストに配分したいと思います。

Namy
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Namy Special Single
『starbow -PRAY FOR YOU- / Namy』

電気のない夜。
空を見上げたら無数に広がる星の虹。
同じ星空の下、いつどこにいても「心」はつながっている。

Music: Atsushi Asada
Chorus: Yui Hioki
Piano: Kotaro Hiramitsu
Jacket Design: Motoi



starbow - PRAY FOR YOU -


starbow - PRAY FOR YOU - / Namy

リリース:2011年4月5日
BOSCA





→Namy Official Site

4/24(日) La Ronde Okotie vol.3 @ SARAVAH 東京:ライブ情報 / LIVE INFO

東京で最もエッジの効いたアーティストのライブと、
ソリッドなセンスのDJによる選曲が楽しめるジャズイベント「La Ronde Okotie(ラ・ロンド・オコティエ)」。

今回出演するライブアクトは、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールのピアニスト、
そしてリーダーバンドSTEWMAHNのアルバム『Crossmodal』を発表したばかりの林正樹と、
昨年末のオーチャード・ホールで行われた武満徹トリビュートでも圧巻のステージを魅せた薩摩琵琶の西原鶴真、
マイア・バルー バンドでアフリカン・パーカッションを担当する駒澤れお、
そして、ジャズ、ブラジル音楽、ワールドミュージックとあらゆるジャンルで活躍するアンディ・ベヴァンセッションによるセッション!!

はてさて、どうなるのか!!??

[Text:樋口亨]


La Ronde Okotie1.JPG


La Ronde Okotie(ラ・ロンド・オコティエ)vol.3 @ SARAVAH 東京

<日時>
2011年4月24日(日)18:00 オープン 

<料金>
予約:3,500円(+1drink order)
当日:4,000円(+1drink order)

<出演>
ライブ:林正樹×西原鶴真×駒澤れお×アンディ・ベヴァン
DJ:大河内善宏、大塚広子

<会場>
SARAVAH 東京
東京都渋谷区松濤1丁目29-1 渋谷クロスロードビル B1
03-6427-8886

今こそ生音!ブレンドラムス日本復興ライブ!:ライブレポート / LIVE REPORTS

自分ができることを少しずつ
そして、少しずつ前へ
レナード衛藤



「今こそ生音!ブレンドラムス日本復興ライブ!」

<日時>
4月9日(土)
開場14:00 開演15:00(終演18:00予定)

<料金>
自由席(ご来店順に入場)
2,000円+1 drink
必要経費を差し引いた後、全額義捐金として寄付します。

<場所>
スターパインズカフェ

<出演>
レナード衛藤(太鼓)
仙波清彦(ds.)
芳垣安洋(ds.)
SUJI(tap)
RON×II(tap)
つるとかめ [ 木津茂理(唄)、澤田勝秋(津軽三味線)]

<ご予約>
スターパインズカフェ店頭
スターパインズカフェ・オフィシャルサイト

<お問い合わせ>
スターパインズカフェ
0422-23-2251

大島輝之インタビュー ~『The Sounds Fur Klastar Point』:インタビュー / INTERVIEW

大谷能生、植村昌弘とのユニットsim(シム)や、gnom゜(ノーム)など複数の名義で多彩に活動する大島輝之が
4月6日に5年ぶりとなるソロアルバム『The Sounds Fur Klastar Point』をリリースします。

生楽器の演奏による録音素材を細分化して、さまざまな音楽スタイル、響き、サウンドスケープを表現した作品となっています。

ゲストに、相対性理論のやくしまるえつこ、大谷能生、吉田隆一らを迎えながらも、
彼自身の個性が浮かび上がる渾身の最新作です!



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大島輝之インタビュー

■ ソロ作品としては前作『into the black』(ewe)から5年が経っています。今回のアルバム制作に至ったきっかけや経緯を教えてください。

今回は、レーベルの方からお話しをいただいてから内容を考えてのリリースですので、お話しをいただくまではもちろん全く白紙の状態でした。前作into the blackからの関連性も特にありません。お話しをいただいた時、何か面白い事が出来ると思い、そこからコンセプトを立ててみました。

コンセプトのようなものが浮かんだのは、お話しを貰って1ヶ月ほどたってからで、最初から曲があってライブなどでも演奏してからレコーディングする普段やっているsimなどのユニットと違い、制作過程で曲のアイデアを具体化していくという事に決定しました。それと、各楽器をバラバラに録音して、人間では可能なようで不可能なグルーブを作るというのもその時に浮かびました。


■ アルバムタイトルについて教えてください。

クラスターポイントは、集合点のような意味で、「集合の中の一つの点」ではあるのですが、逆に、「その一つ一つの点が意思を持って存在しているものの集合」、という意味に捉えてみると、非常にコンセプトに近いのでこのタイトルにしました。


■ 音が刻まれ、曲全体が点描画のような印象を受けました。刻んだ音で別の風景を再構築する面白みは何ですか?

上記の答えに近いものになってしまいますが、一つの点の集合、一つ一つがうご
めいて、違う形にモーフィングしていくようなものを作りたくて、こういう手法になりました。ドラムはまず、キック、次にスネア、次にハイハット・・・とキット別で録って、ドラムセットという扱いではなく一つの音源が基本ループなんだけど実は徐々に違う表情を見せていき、そして気付いたら違うものに変容している、ということが非常に興味深かったです。
他の楽器、声なども同様で、同じようなことを試していくと、全部の楽器の一つ一つが非常にゆっくりと動く動物の様な感覚に陥るかと思います。
手法は、ポリリズムやカノンが多いのですが、そういった言葉ですまされる陳腐なイメージとは違うものが出来たかなと思います。


■ 相対性理論のやくしまるえつこさんなどゲストが参加しています。人選の理由について教えてください。

やくしまるさんは、以前simが相対性理論のイベントに呼んでもらってからのお付き合いですが、彼女の声は非常に顔がない、というか、無表情というか、そこが魅力的で今回のコンセプトにはぴったりだなと思って、参加していただきました。
ボーカリストって、自分の内面を出すタイプと、内面を出さず単にスタイリッシュに歌う2つのパターンがあると思うのですが、彼女の歌や声はそのどちらでもない、非常にクールな側面があって、僕の音楽にも実は上手く溶け込む事の出来る存在だと思いました。


■ ゲストミュージシャンは曲の全体像を知らないままに録音をしたそうですが、これはどうしてでしょうか?

録音をしつつ作曲しているようなものでしたので、単純に前もって演奏家の方々に資料をきちんと渡せなかったというのが理由の一つですが、次に、曲の全体像を知っていると、何故か無意識に演奏家の方が音に表情を加えるという事があるのですが、今回に関しては、それは逆にいらなかった、という事もあります。
点はあくまで点でいて欲しかったので、一つ一つの点に意思はあるのですが、表情という形ではいらないと思いました。


■ 多数の活動名義をお持ちですが、今後の活動について教えてください。

昨年はこのアルバム制作が主な活動だったのですが、今年から2つのグループを新たに作りました。
1つは「弧回」というグループで、僕が歌を歌っています。
もう一つは「plus3」というグループで、非常にストイックかつ暴力的なグループです。

今年はsimのニュー・アルバムも制作する予定です。
弧回も早くもレコーディングする予定です。

各ユニットそれぞれライブ活動もやっております。
一度ぜひおこしください。よろしくおねがいします。

[Interview:樋口亨]


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■タイトル:『The Sounds Fur Klastar Point』
■アーティスト:大島輝之
■発売日:2011年4月6日
■レーベル:AIRPLANE LABEL
■カタログ番号:AP1043
■価格:2,300円(税込)




大島輝之 プロフィール】

東京のインプロ・音響シーンなどで活動するギタリスト/コンポーザー。
初の正式音源作品はfeepの「The great curve」(2003/mao)。その後自らがリーダーを
務めるsimを結成し、2005年に「sim」(WEATHER/HEADZ)をリリース。2009年には大友良英とのコラボレーション作であるsim + otomo「Monte Alto Estate」(doubt music)を発売し話題を集める。ソロ作では「into the black」(EWE)、gnom°名義で「Enigma Variations」(mao)をリリースしている。

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