これまで誰も体験したことのない、ピアノの新たな世界を創造したい。電子楽器の可能性を追求し続けて35年、カシオの情熱はいま、CELVIANO Grand Hybridとして結実しました。普遍の音楽表現の道具としてあり続けてきたピアノ─ 1700年代までさかのぼるその永い歴史を丹念にひもとき、ピアノづくりの伝統を研究・分析。そこにカシオの革新的な技術をそそぎこむことで、ベルリン、ハンブルク、ウィーンで生まれた、時代を超えて愛される「3つのピアノ」の魅力を1台に集約。その魅力を思いのままに奏でる歓びを実現する、こだわりの「音」と「タッチ」に辿り着いたのです。それは伝統と革新の融合がもたらした、ピアノの新たなる系譜。 触れて、感じて、堪能してください。
特別企画として「冨田ラボ × 原雅明 × 柳樂光隆(本書監修)」ポップス界の名匠と語った、今日のジャズを知るための誌上鼎談。そして、2015年を象徴する一枚、ケンドリック・ラマー「To Pimp A Butterfly」のプロデューサー、テラス・マーティンへの独自取材。ロバート・グラスパーがケンドリック・ラマーの作品について語るインタビューもあり。さらに、今回の「Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN」での来日で一気に注目あつめるであろうスナーキー・パピーとハイエイタス・カイヨーテ。彼らを中心とした新たなムーヴメントを『Next Jazz Funk』として紹介。ほかにも、クラブ・カルチャーとの接点や独自発展するUKジャズ、ラテン・ジャズからクラシック音楽とのクロスオーヴァーまで今後の注目すべきシーンの作品を取り上げているほか、2015年現在の重要作を約200枚をガイド。
シリーズ最新刊、要チェックなガイド本です。
■タイトル:『Jazz The New Chapter 3』
■監修:柳樂光隆
■出版社:シンコーミュージック・エンタテイメント
■発売日:2015年9月10日
■判型:B5 判
■頁数:160 頁(本文のみ)
NYのさまざまなクラブやホールで、ジャズの名プレーヤー、そしてジャズの冒険的なスピリットを持ちながら新たなサウンドを生み出すアーティストやDJが一ヵ月にわたり連夜ライヴを繰り広げる一大イベントとしてNYで2011年にスタートした「Blue Note JAZZ FESTIVAL」。今年で5回目を迎え、すっかりNYの夏の風物詩として定着したこのフェスティバルが、1日限りの野外フェスに形を変えて日本に上陸するのが「Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN」。ジャズというキーワードのもとに、ジャンルを超えて良質な音楽を奏でる面々が集結します。
群馬県桐生市出身、ニューヨーク在住。アメリカ/ヨーロッパを中心に世界中でツアーを行なっている、日本を代表するジャズ・ピアニスト。クラシックの名門・桐朋学園大学音楽学部を経て、米バークリー音楽大学に留学しジャズに転向、首席で卒業。2001年に澤野工房より日本CDデビュー。さらに2003年TVドキュメンタリー「情熱大陸」(MBS系)に出演、その国際的活動が日本でも広く知られるところとなった。2005年にユニバーサルミュージックよりメジャー・デビュー。これまでリリースしたアルバムはすべて国内のあらゆるJAZZチャートで1位を獲得し、第23回日本ゴールドディスク大賞、スイングジャーナル誌ジャズディスク大賞、NISSAN presents JAZZ JAPAN AWARDなど権威ある賞を多数受賞。2012年に初の全国ホールツアーを敢行。2013年、誰もが知るクラシックの名曲を超絶アレンジした『モルト・カンタービレ』をリリース、2度目の全国ホールツアーを成功させ、大きな話題を呼んだ。メジャーデビュー10周年となる今年の夏に最新作『シンコペーション・ハザード』をリリースし、秋には3度目となる全国ホールツアーを敢行する。
そのBar Music中村さん選曲によるコンピレーションAL
『Bar Music × CORE PORT Precious Time for 23:00 Later』が、5/20にリリースとなりました。
この作品は、世界中の良質なサウンドを次々と送り出す素敵なレーベル
CORE PORTの音源の中からセレクト。
テーマは" Precious Time for 23:00 Later"、夜の音楽です。
【Bar Music × CORE PORT特別企画】
Precious Time for 23:00 Later "JAZZ"
ここでは特別企画として中村 智昭(Bar Music)さんと高木洋司(CORE PORT)さんのお二人に
"Precious Time for 23:00 Later"のジャズ編として、
夜11時以降にオススメ、夜に聴きたいジャズナンバーを3曲ずつセレクトしていただきました。
いずれも夜に聴くと色んなストーリーを生み出してくれそうです。
Title : 『Bar Music 2013 Love Spartacus Selection』from Love Light(Enja)
Artist : V.A
LABEL : Musicaanossa Gryps(MNGP-1)
RELEASE : 2013.10.23
「The Lamp Is Low / Carmen Lundy」
今回コンピレイションCD『Bar Music × CORE PORT-Precious Time for 23:00 Later-』に、カーメン・ランディの「Grace」という最高の楽曲を収録することができたが、彼女との出会いはここから。アンディー・ポッター&デヴィット・エリック・ティルマンの2枚のアルバムへの客演・楽曲提供を経て85年にリリースされた処女作で、慈愛に満ちたこの「The Lamp Is Low」は、無敵のグルーヴィー・チューン「Time Is Love」と共にキャリアを代表する名曲。アーティストとして持つイマジネイションとヴォーカリストとして持つ資質が、見事なまでに実を結ぶ。
[収録アルバム]
Title : 『MUSICAANOSSA 3 Sienna Jazz Lounge』from Good Morning Kiss(Justin Time)
Artist : V.A
LABEL : Rip Curl Recordings(RCIP-124)
RELEASE : 2008.12.4
「Anyway? What Did You Think It Was That Needed To Be Loved〜The Police / Mitchel Forman」
01 エミ/トリオセンス
Emi (Bernhard R.Schüler) / triosence
From "One Summer Night " (CORE PORT RPOZ-10003) 2014 [Germany] 02 ティレリー/ベッカ・スティーヴンス・バンド
Tillery (Becca Stevens) / Becca Stevens Band
From "Perfect Animal " (CORE PORT RPOZ-10005) 2014 [U.S.A.] 03 ペドロ&リス/ジェニフェル・ソウザ
Pedro & Lis (Jennifer Souza / Artênius Daniel / Ludmila Fonseca) / Jennifer Souza
From "Impossível Breve " (CORE PORT RPOP-10006) 2013 [Brasil] 04 青い蝶/アカ・セカ・トリオ&ディエゴ・スキッシ・キンテート
Panambí Jovhé (Ramón Ayala)/ Aca Seca Trio + Diego Schissi Quinteto
From "hermanos" (CORE PORT RPOP-10003) 2014 [Argentina] 05 ふたり/ダニエル・ミル
Tous les deux (Daniel Mille / Jean-Christophe Maillard) / Daniel Mille
From "Les heures tranquilles " (SARAVAH / CORE PORT) 1995 [France] 06 ブレリアス・エルマノス/アルマディージョ
Bulerias Hermosas (Nino et Nanasso Baliardo) / Armadillo
From "Armadillo " (SARAVAH / CORE PORT) 1991 [Spain] 07 ノ・ノルチ・ド・ポロ・スル/ナナ・ヴァスコンセロス、ネルソン・アンジェロ、ノヴェリ
No Norte Do Pólo Sul (Nelson Angelo) / Nana Vasconcelos, Nelson Angelo, Novelli
From " Nana Nelson Angelo Novelli " (SARAVAH / CORE PORT) 1974 [Brasil] 08 マフィーンに捧ぐ歌/チック・ストリートマン
Ode To Maffen (Chic Streetman) / Chic Streetman
From "Growing Up " (SARAVAH / CORE PORT) 1975 [U.S.A.] 09 小さな森/ジャック・トリーズ
Le petit bois (Jack Treese) / Jack Treese
From "me and company " (SARAVAH / CORE PORT) 1970s [U.S.A.] 10 ルールケリー/ル・コック
Rourkerie (le coq) / le coq
From "interludes " (SARAVAH / CORE PORT) 2002 [France] 11 ドゥー・ユー・シング/ル・コック
Do Your Thing (Louis Hardin) / le coq
From "Tête de gondole" (SARAVAH / CORE PORT) 2005 [France] 12 良いときも 悪いときも/ジョー・バルビエリ
Nel Bene E Nel Male (Giuseppe Barbieri) / Joe Barbieri
From "Cosmonauta Da Appartmento" (CORE PORT RPOP-10008) 2015 [Italy] 13 シークレット・ハート/ライラ・ビアリ
Secret Heart (Ron Sexsmith) / Laila Biali
From "Live In Concert " (CORE PORT RPOZ-10006) 2014 [Canada] 14 去りゆく恋人/クリスティーン&リアム
So Far Away (Carole King) / Christine Tobin & Liam Noble
From "Tapestry Unravelled " (Christine Tobin) 2010 [Ireland] 15 グレイス/カーメン・ランディ
Grace (Carmen Lundy, Simphiwe Dana) / Carmen Lundy
From "Soul To Soul" (CORE PORT RPOZ-10004) 2014 [U.S.A.] 16 そして今は/ライラ・ビアリ
And So It Goes (Billy Joel) / Laila Biali
From "Tracing Light " (Laila Biali) 2010 [Canada] 17 チルドレンズ・プレイソング/ヒルデ・ヘフテ
Children's Playsong (Bill Evans) / Hilde Hefte
From "memory suite" (CORE PORT RPOZ-10002) 2014 [Norway]
Original From "playsong the music of Bill Evans" (Hot Club Records) 2001 18 カム・サンデイ/ノーマ・ウィンストン
Come Sunday (Duke Ellington) / Norma Winstone
From "London in the Rain" (CORE PORT RPOZ-10001) 2014 [U.K.]
Original From "Like Song, Like Weather" (Enodoc Records) 1998
Bar Music
コアポート──2014年の東京で産声をあげた新たなレーベルの名は、「その核となる揺るぎない音楽性を有したアーティストや作品が集う港とする」という発足理念に由来する。わずかに一年の履歴においてすでにアメリカ、イギリス、フランス、アルゼンチン、ブラジル、イタリア、ドイツ、カナダ、日本から届いた様々なスタイルの良質な音楽を、僕たちリスナーに紹介している。さらにはフランスの吟遊詩人、ピエール・バルーが60年代から現在に至るまで手掛け続けるレーベル、"サラヴァ"の膨大なカタログを有することも、特色の一つである。
「Bar Musicの23時あたりの雰囲気をイメージしたコンピレイションを、コアポートの音源で」という依頼を頂戴したのは、まだ寒さも厳しい折りの、やはり終電を目の前にしたころだっただろうか。これまでDJの現場やUSENの選曲の中で繰り返しプレイしてきたベッカ・スティーヴンス「Tillery」やジェニフェル・ソウザの「Pedro e Lis」、デビュー時からのファンであるヨーロッパ・ピアニズムの至宝、トリオセンスのライヴ盤の存在もすぐに脳裏を過った。カーメン・ランディの「Grace」に至っては、僕のレーベル"ムジカノッサ・グリプス"からリリース予定のBar Music最新コンピレイションにリストアップしたところで、ライセンスの申請をまさにコアポートにお願いするタイミングでもあった。そうしてヒルデ・ヘフテによるビル・エヴァンス「Children's Playsong」の美しいカヴァーへと最終的に着地するような選曲イメージも、すぐに湧き上がったのだった。何より、おそらく多くのコラボレーションのアイデアがある中で、まっ先にBar Musicを指名してくれたことが嬉しかった。
CORE PORT
真夜中、静かに頭が覚醒していく時間がある。リラックスはしているのだが、ただ弛緩しているのではなく、何ものかに導かれながら自分の中にあるノイズが薄まっていく時間。本来の自分など勿論たいしたものではないが、それでもその本来の自分を取り戻していく貴重な時間だ。そんな時間をたびたび渋谷のBar Musicで経験した。この渋谷の一角にあるお店で、店主の中村さんがセレクトして流れる音はひたすら心地良い。上っ面の心地良さであればそれは通り過ぎていくだけだが、その場と時間をひとつの物語にしてしまうような意志ある選曲によってこのBar Musicという森に包まれていくような快感がある。リラックスしながらも絶妙な刺激があり、細胞をゆっくりと揉みほぐし、この時間帯の覚醒を助長してくれる。
【日程予定アーティスト】
Stefano Bollani Piano Solo (4/24)
Flavio Boltro/ Dailo Rea Duo (5/15)
Joe Barbieri Sextet (6/12)
Nicola Conte Jazz Combo (9/11)
Enrico Rava meets Soupstar, Giovanni Guidi/ Gianluca Petrella (10/17)