feed markRSS
JJazz.Net Blog Title

2012年9月アーカイブ

KENDRAKA feat. Miya and Benedict:ライブ情報 / LIVE INFO

JJazz.Netのブログで「Miya's London Diary」や「Miya presents Connecting People」を連載して、すっかりお馴染みのフルート奏者Miyaさん。

ロンドンでの出会いで衝撃を受けた即興音楽集団「London Improvisers Orchestra」の東京版、「The Tokyo Improvisers Orchestra」を立ち上げるなど、その活動の焦点が絞られてきています。

そんな彼女が今度は、コンテンポラリー・インディアン・ジャズユニットと共演します!

世界ツアーの一環で、日本でもライブが行われるそうなのでお知らせします。
お見逃しなく!

KENDRAKA feat. Miya and Benedict


KENDRAKA feat. Miya and Benedict

インドを拠点に活動する、Bass・作曲担当のMainakをリーダーとしたコンテンポラリー・インディアン・ジャズユニットKENDRAKAが初来日します。KENDRAKAはインド全域はもとより、スイス、スロヴェニア、マレーシア、クロアチアなど、国際的に活動を展開しています。2012~13年、日本からフルート奏者のMiya、そしてイギリスからビオラ奏者のBenedictTaylorをゲストに迎え、インド、マレーシア、日本、スイスにて世界ツアーを行います。インド、イギリス、オーストラリア、日本と異異なる背景を持つ音楽家が「1000年の歴史を持つインド⾳楽を舞台に、現代の感覚をどう反映させるか」を試みるこのツアーは、ロードムービーとして、旅の全行行程(リハーサル、本番からプライベートな光景まで)が撮影されます。また、インドの地方、ローカルのローカルを旅し、学校の子供達のためのパフォーマンスをすると同時に、都市の著名なライブスポットでもパフォーマンスします。全編にわたって撮影された模様は、DVD/アルバムとして2013年1月に発売されます。

日本国内のツアーでは、ジャズ・即興のフルーティストとして最先端で活躍するMiyaがKENDRAKAを日本のジャズファンに初めてご紹介します。ライブは「新宿Pit Inn」をはじめ、「横浜エアジン」といった、日本のジャズ文化が息づく老舗ライブスポットで行われます。また新進気鋭の隠れ家的ライブ・スポットとして熱い注目を集めている「喫茶茶会記」では、現在Miyaがロンドンに学び東京にオーケストラを立ちあげるなどして活性化に取り組んでいる「即興演奏」にクローズアップし、即興演奏家であるBenedictとのライブを⾏行い、それにKENDRAKAも参加します。
詳しくは上のフライヤーをご参照下さい。

かつてはギタリストのジョン・マクラフリンが、インドのミュージシャンらと「シャクティ」を結成し時代を先行しました。その血潮が今日のKENDRAKAの音楽の中にも脈々と流れています。今回の日本でのライブで、彼らが日本で呼吸して演奏し、またMiyaとBenedictがリードする即興ライブにKENDRAKAが参加することで、彼らに日本の空気感を音楽に反映発展させ、新たな創作的エナジーとして持ち帰ってもらいます。今回のツアーは音楽の歴史にとって意義深いものになるでしょう。

KENDRAKA feat. Miya and Benedict に関するお問い合わせは、チームカノンまで、お願い致します。
Team Can On team.can-on@miya‒music.com 03‒6804-6675

KENDRAKA feat. Miya and Benedict

and so on -metacompany presents-:ライブ情報 / LIVE INFO

ワールドミュージックを中心に、ディープからポップまで、世界や日本の面白音楽を紹介している「メタカンパニー」。
JJazz.Net番組「AIRPORT」では、ほぼ毎月何かしら紹介させていただいています。

その「メタカンパニー」が主催するライブイベントが "and so on"。
早いもので、4回目の開催が決定です!


and so on -metacompany presents-

音が化けるか、音に化かされるか。

歪、異色の輪から垣間見える音化学会!

とにかく難しい関連性よりも音の感触やアーティスト各々の性質や志向を最重要視して、組み合わせることで、
未知なる化学反応を魅せてくれることに期待する企画。
休日の遊園地的ザッハトルテと、真夜中の遊園地的福原まり。
果たしてどんなメリーゴーランドに乗せてくれるやら。


<日時>
2012年11月7日(水)
開場:18:00 開演:19:30

<料金>
前売り:3,000円+ドリンク
当日:3,500円+ドリンク

<出演>
ザッハトルテ×福原まり
DJ :武末亮(Noahlewis' Mahlon Taits)

<会場>
西麻布 音楽実験室新世界
〒106-0031
港区西麻布1-8-4 三保硝子B1
(最寄り駅:日比谷線六本木駅2番出口)
TEL:03-5772-6767

<企画>
メタカンパニー
03-5273-2821

<予約>
andsoon@metacompany.jp


<プロフィール>
武末亮
武末亮

Noahlewis' Mahlon Taits (Guitar)。
7年振りの新譜、Noahlewis' Mahlon Taits "Gift From Noahlewis' Mahlon Taits"(LP)」(em records)と、メンバー経営の中古レコード店、ノアルイズ・レコードもあわせてよろしくお願いします。

コメント
日本の秋は最高ですね。
まりさんにあうのは、ちょーひさしぶりです。
ザッハトルテさんにあうのは、はじめてです。
よろしくお願いします。


福原まり
福原まり

福原まり(piano,voice,Computer)
越川歩 (violin)
Whacho(perc)
フルヤン(toys)
VJ: 米田春香

桐朋音大卒。SHI-SHONEN,Real Fishのメンバーとしてデビュー。その後FishermenTitTot等バンド活動と平行に、ソロ活動を続け、1997年ファーストソロアルバム「OCTAVE」リリース。その他数多くのCM、映画音楽、楽曲プロデュースを手掛ける他、様々なアーティストへの楽曲提供やレコーディング参加、ライブサポートなど幅広く活動している。流麗なピアノのタッチと甘味な映像を喚起させる、美しい風景画のような彼女の音楽。そのクラシックの素養を反映した音楽性で知られる一方、サンプラー、シンセ等を使ったプロダクションにも早くから親しんできた。古いものと新しいもの、双方に対する審美眼とフェアな眼差しをもった天性のアーティスト。
http://marifukuhara.com/

コメント
声を掛けて頂いてとても嬉しいです。
出逢わせてもらえる喜び。
いつの間にか知っていた音、
音を出すのは初めてだけど知り合いだった人、
遠いようで近い、近いけど似て非なるもの、
みんなみんなひっくり返して急接近、
それはそれは楽しい夜会になる予定です。


ザッハトルテ
ザッハトルテ

ザッハトルテプロフィール
都丸智栄(アコーディオン)
ウエッコ(ギター)
ヨース毛(チェロ)

2002年結成のアコースティック・トリオ。京都在住。

京都で毎月開催している「月例お食事ライブさらさ西陣」をはじめ、各地のカフェでの生音ライブや、ライブハウスなどを回るライブツアーを開催。また、'04年にフランスのアコーディオンフェスティバル「ルグランスフレ」に参加。国内では「SUMMER SONIC08」「ap bankfes'09 koti market live」に参加している。

ライブ演奏以外では「アヒルのワルツ」インストバージョンの演奏をはじめ、ETVの番組「おかあさんといっしょ」からの「だんご三兄弟」以来のヒットとなった'10年9月の歌「ドコノコノキノコ」の作曲・編曲・演奏・コーラスを担当した。また、同番組の'09年のクリスマス特番では、番組史上初の外部ゲストとして出演を果たす。

現在迄に自主制作及びメジャー合わせ6枚のCDをリリース。'11年1月にリリースされた待望のライブアルバム「Accostic Live&Dinner at TOOTH TOOTH」は枚数限定販売をしたが8ヶ月で完売。

年間100本を超える、様々な場所でのライブ演奏で鍛えられたパフォーマンス、カフェライブで育んだ緩やかな間いは、音楽のジャンル、パフォーマンスのジャンルや枠を飛び越え、幅広い世代の人達を楽しませてくれている。
http://www.zahatorte.com/

コメント
いろんな音がちりぢりに散らばっては動き出すような、素敵なライブになるような気
がします。
ときには目を閉じて聴いてみれば、目前から出てくる音たちにこころ踊らされること
でしょう。
福原まりさんと初めての共演、今からとても楽しみです!

Tobias Preisig 「In Transit 」 Tour in Japan 2012:ライブ情報 / LIVE INFO

ワールドミュージックを中心に、幅広いジャンルのアーティストを世界中から迎え、
独自の切り口で音楽や文化を、東京・青山から発信し続けるCAY。

そのCAYの27周年(!!)を記念して、
若手ジャズ・ヴァイオリニスト、トラビス・プライシクの初来日公演を行います。

"アストル・ピアソラの情熱的かつ異種混合な音楽と
キース・ジャレットのヨーロピアン・カルテットで聞かれる音の調和を思い出させる"という触れ込み通り、
今後のヨーロッパジャズ界をけん引するであろうといわれる彼の初来日公演。

耳が早いジャズリスナーはこの機会をお見逃しなく。

Tobias_Preisig_In_Transit_by_Jikta_Hanzlova600.jpg

【イベント概要】
ヨーロピアンジャズの若く新しいムーブメントの中心的存在、ジャズ・ヴァイオリニスト、トビアス・プライシクの初来日公演。彼の音楽は、アストル・ピアソラの情熱的かつ異種混合な音楽とキース・ジャレットのヨーロピアン・カルテットで聞かれる音の調和を思い出させる。ヴァイオリンでいかにジャズを奏でるのか­?タンゴでもなく、グラッペリでもない、オリジナルの音。トビアスは今も果敢に模索をつづける。「インディ・ポップやオルタナティブ・ロック、エクスペリメンタルな音楽を聴いて育ってきた僕らは、ジャズを過去の芸術の形式ととらえる一部のインテリだけの音楽から解放したいと思っている。 本来のジャズがそうだった様に、僕は今の若者たちが楽しめるジャズを演奏したい。」

In Transit -- 内面の通過点
知らない町を旅する時
絶え間なく姿が変わるもの

【CAY 27周年記念 Tobias Preisig 「In Transit 」 Tour in Japan 2012】

■日時:2012年10月6日(土)Open 18:30 / Start 20:00
■出演:トビアス・プライシク(Vln)
   ステファン・アェビー (P)
   アンドレ・プセ (B)
   ミヒィ・シュトゥルツ (D)
special guest dancer:Hideto Heshiki (平敷秀人)

■会場:CAY(スパイラルB1F) 〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23
■料金:前売 ¥4,000 当日 ¥4,500
■席種:自由席または立見
■チケットのお取扱い:≪プレイガイド≫ ローソンチケット[Lコード 77564]
ご予約:≪電話予約≫ CAY TEL:03-3498-5790
    ≪メール予約≫ こちらのフォームからお申し込みください。
■お問い合わせ先:CAY TEL: 03-3498-5790

公演詳細


CAYホームページ


【Tobias Preisig Quartett - Transforming】




【TOBIAS PREISIG (トビアス・プライシク)】http://www.tobiaspreisig.com/2012/news

1981年生まれ。スイス・チューリッヒ出身のジャズ・ヴァイオリニスト。NYのニュースクール、チューリッヒ音楽院等で学ぶ。2008年モントルージャズフェスティバル、クインシー・ジョーンズ75thアニバーサリーでソロ出演、絶賛を受ける。キューリ・ジャズフェスティバル、上海ジャズフェスティバル他、数々のジャズフェスティバルに出演。ジョージ・グルンツ、デイビッド・リーブマンを始め、テクノ・バンド Yelloのディーター・マイヤーと共演など、ジャズ以外の分野でも幅広く活動。

akiko インタビュー:インタビュー / INTERVIEW

今年5月に開催したイベントにも出演頂いた、JJazz.Netではお馴染みのジャズ・ボーカリスト、akiko。

8月29日には、スカフレイムスの大川毅氏をプロデューサーに招いた新作『黒い瞳 / Dark Eyes』をリリース。

ニューオリンズ録音第2弾ということで、前作の延長線上なものかと思いきや、そこは大川さん!
彼女らしさがちゃんとありつつも、新たな一面を掘り起こす(!!)
飾り気のない歌声とビンテージ感あふれるサウンドは、時間や場所も超越した、独特の世界観を醸し出しております。

現在このアルバムを引っさげてツアー中。これは観ないと!

そんなakikoさんに新作についてお伺いしました。


[JJazz.Net 岡村誠樹]


akiko インタビュー

akiko_A400.jpg

■ スカフレイムスの大川毅さんをプロデューサーに迎えた新作。お願いしようと思われた理由は?

このところセルフプロデュースが続いていたので、久しぶりに歌うことだけに集中したいなという思いがありました。大川毅さんはSPでDJをするほど音にこだわりを持った人。彼の音楽センスと耳を、とても信頼しています。




■ 今回のアルバムのテーマについて、また意識された事教えて下さい。

大川さんがプロデューサーとして言っていたことは「飾らない、素の歌」で、「暗いアルバム」ということも言っていました。なぜ「暗い」のかというと、傷ついた人の心を救うのは頑張ろうとか前向きなメッセージよりも、ただ悲しみに寄り添い、共鳴する歌であるから、というようなことも言っていました。

私はとにかく、歌にどれだけの「気」を込められるかということに集中しました。あきらめず、すべてに全力投球。集中力の限界に挑むこと。歌の力を信じること。




■ 今作でも日本語詞で何曲か歌われています。敢えてとりあげている理由とは?

デビューしてからずっと日本語で歌う事に抵抗があって、自信もなかったのですが、前作『Swingy Swingy』から意欲的に取り組んでいます。特にここ数年、日本語の響きや世界観を伝えたいと思うようになりました。日本語で歌う事はやはり、日本人の音楽のアイデンティティーだと思うからです。

江利チエミさんや美空ひばりさんの説得力のある日本語のように、まだうまく使いこなせないし美しく発音することも難しいですが、自己流でもいいので、とにかくやってみようと思って始めました。今後ももっと勉強していきたいです。




■ 南米の香りや昭和の雰囲気も感じさせるアルバムの世界観。akikoさんの新たな一面をみた気がしましたが、ご自身でも新たな発見ありましたか?

日本語の歌詞は私ではなく大川さんが書きました。言い回しや使っている言葉が少し古めかしい雰囲気ですよね。選曲にしてもアルバム全体の雰囲気にしても、私1人で作ったらこういうアルバムは出来なかったと思います。かといって出来上がった作品は「自分じゃないみたい!」というわけではなく、ちゃんと「自分らしい」歌になっているから不思議。




■ ビートルズカバー~スウィング・ジャズの世界。題材はそれぞれでもakikoさんらしさはちゃんと感じる。akikoさんが常に意識していることがあれば教えて下さい。

あまり意識してないかな。直感的に感じることかも。例えばすごく素敵な服があって、ブランドのルックブックに載っているようにそのまま着るのは無理でも、コーディネイトやアレンジを変えて着こなせると思えば、自分なりに楽しむし、どう頑張ってもうまく着こなせる自信がなければ着ない。自分の着たい服のイメージが具体的ではっきりしていれば、探すより作ったほうが早いこともある。そんな感じかな。




■ 新作を引っさげてのツアーが始まっています。どのような内容か教えて下さい。

最新作『黒い瞳 / Dark Eyes』からはもちろん、新旧アルバムから秋にピッタリのジャズナンバーを選りすぐってお届けします。特にビルボードライブ大阪/東京はチャイチーシスターズも一緒なので、前作『Swingy Swingy』からもやる予定です。




■ 今後の活動や取り組んでみたいことについて教えてください。

秋には自分でデザインした帽子や服がそれぞれ、override、ADIEU TRISTESSEといったブランドとのコラボレーションアイテムとして発売予定です。

ファッションだけではなく、今年から他アーティストのプロデュース業も始めたので、来年以降も少しずつ取り組んでいければと思っています。




■ 最後に、以前出演頂いたJJazz.Netのイベント「TOUCH OF JAZZ」の時にお聴きするのを忘れていたので教えて下さい。akikoさんが「TOUCH OF JAZZ=ジャズに触れた」作品とは?

10代の頃、遊びに行っていたロカビリーナイトでかかる『Just A Gigolo』が入っているこのレコードが欲しくて、新宿のVYNIL(レコード屋)に買いに行きました。ルイ・プリマを「ジャズの人」という認識で聴いていたわけではないですが、彼らから学んだジャズのスタンダードナンバーはたくさんあります。映画(『HEY BOY, HEY GIRL』)も何度も見ました。だから私にとってのジャズは難しい顔をして聴くものではなく、あくまでもダンスミュージックであるのだと思います。


【Just A Gigolo / Louis Prima AL『Wildest』収録】




『Wildest / Louis Prima』

Wildest


Wildest / Louis Prima

Blue Note Records
製品番号:38696





















□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


『黒い瞳 / Dark Eyes / akiko』

黒い瞳 / Dark Eyes


黒い瞳 / Dark Eyes / akiko

リリース:2012年8月29日
ユニバーサル ミュージック
製品番号:POCS-1065

プロデューサーは、「ダウン・ビート・ルーラー」を主催するジャパニーズ・スカ・シーンの草分け的存在スカ・フレイムスの大川毅氏。バンドは、ダーティ・ダズン・ブラス・バンドのスーザフォン奏者カーク・ジョセフなど、ニューオリンズ在住の地元ミュージシャン。前作に引き続き、チャイチーシスターズも2曲でコーラス参加。「Dark Eyes(黒い瞳)」、「Bei Mir Bist DU Shoen(素敵なあなた)」など、懐かしのスタンダード・ナンバーが満載。前作とはひと味違う、日本語での歌唱も聴きドコロ! 






【 akiko 】http://akiko-jazz.com/

2001年、ユニバーサル ミュージック グループ傘下の名門ジャズ・レーベル、ヴァーヴ・レコードより初の日本人女性シンガーとして契約。フランスの名プロデューサー、アンリ・ルノーのプロデュースのもとパリにてレコーディング。同年6月、アルバム『ガール・トーク』で華々しくデビューを果たす。その後もジャズというジャンルに捕われず、アルバム毎に違ったスタイルを次々と提案していく様が注目を集める。過去作品ではプロデューサーとして、 Swing Out Sister(UK)、須永辰緒、小西康陽(ex:Pizzicato Five)、福富幸宏、ブッゲ・ヴェッセルトフト(JAZZLAND)等を迎えている。レコーディングもパリ、ロンドン、ニューヨーク、リオデジャネイロ、オスロと世界各地に渡り、アート・リンゼイ、re:jazz、吉澤はじめ、Studio Apartment、quasimode等、コラボレーションや客演も多い。2009年には、10代の頃から通っていたロック・イベント「ロンドン・ナイト」へのトリビュートとして、大貫憲章をスーパーバイザーに迎え、兼ねてからの念願だったロック・アルバム『HIT PARADE-LONDON NIGHTトリビュート-』を発表。また、ソングライティングやアレンジ、ジャケットのアートディレクションに至るまで、セルフ・プロデュースもこなす。テーマ毎に自身が選曲したコンピレイションCDも数枚発表し、毎回好評を博している。その音楽のみならず、ライフスタイルやファッションなど、発信する全てに注目を集めるヴォーカリストのひとり。




【黒い瞳/Dark Eyes Release Tour】

akiko_event600.jpg

■9/27(木)福岡
日航ホテル福岡 1Fメインバー「夜間飛行]

akiko(vo) 柴田敏孝(pf)
・SHOW TIME 20:00~20:40 /21:20~22:00 /22:40~23:20
・ミュージックチャージ ¥1,800-
・ご予約・お問い合わせ TEL 092-482-1168


■9/29(土)下関
BILLIE

akiko(vo) 柴田敏孝(pf) Yuki(b) 白石次郎(g)
・開場 17:30 開演 19:00
・料金 LIVE:\6,000 LIVE+DINNER:\7,50
・ご予約・お問い合わせ Jazz Club BILLIE
TEL:(083)263-6555  info@billie.jp


■10/23(火)大阪
Billboard Live Osaka

akiko(vo) 柴田敏孝(p) 島田剛(b) 安藤正則(ds)
Chai-Chii Sister 紗理(vo) 優日(vo)
・1st 開場 17:30 開演 18:30 / 2nd 開場 20:30 開演 21:30
・予約受付開始 BBL会員:8/17(金) 一般:8/24(金)
・料金 "サービス¥6,900 / カジュアル¥5,400 (カジュアルのみ1DRINK付)
・ご予約・お問い合わせ 06-6342-7722
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=8230&shop=2


■10/25(木)東京
Billboard Live Tokyo

akiko(vo) 柴田敏孝(p) 島田剛(b) 安藤正則(ds)
Chai-Chii Sister 紗理(vo) 優日(vo)
・1st 開場 17:30 開演 18:30 / 2nd 開場 20:45 開演 21:30
・予約受付開始 BBL会員:8/17(金) 一般:8/24(金)
・料金 "サービス¥6,800 / カジュアル¥4,800 (カジュアルのみ1DRINK付)
・ご予約・お問い合わせ 03-3405-1133
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=8229&shop=1


■10/26(金)名古屋
NAGOYA Blue Note

akiko(vo) 柴田敏孝(p) 島田剛(b) 安藤正則(ds)
・1st 開場 17:30 開演 18:30 / 2nd 開場 20:30 開演 21:15
・予約受付開始 9月4日一般予約受付開始(メンバーズ先行は8月28日11:00~)
・ミュージックチャージ ¥6,800
・ご予約・お問い合わせ 052-961-6311
http://www.nagoya-bluenote.com/schedule/201210.html#1026


■10/27(土)金沢
もっきりや

akiko(vo) 柴田敏孝(pf)
・open:19:00 / start:19:30
・ミュージックチャージ 前売り¥4,500- / 当日¥5,000-
・ご予約・お問い合わせ
もっきりや Phone & fax 076-231-0096 mokkiriya@spacelan.ne.jp


■10/28(日)富山
総曲輪かふぇ 橙

akiko(vo)柴田敏孝(p)
・1st 開場 17:00 開演 17:30 / 2nd 開場 19:30 開演 20:00(完全入替性)
・Ticket 一般 ¥4,500(各セット)(当日¥500増 / 税込 / 入場時1drink¥500別途)
・一般発売日 9/7(金)
・チケットプレイガイド 総曲輪かふぇ 橙 / ローソンチケット / チケットぴあ /
オレンジ・ヴォイス・ファクトリー www.oravo.net〔実施の4営業日前で終了/10月23日(火)〕
・お問い合わせ 株式会社オレンジ・ヴォイス・ファクトリー 076-411-6121 info@oravo.net


■11/1(木)高松
SPEAK LOW

akiko(vo) 泉川貴広(p) 笹井克彦(b) Gulliver柳 (ds)
・ open 19:00 / start 19:30
・前売り¥4,500- / 当日¥5,000- (別途1drink¥500-)
・お問い合わせ SPEAL LOW : 087-837-0777(定休日 : 水曜日)
香川県高松市塩上町3丁目20-11Field of Soul 1F


■11/2(金)岡山
城下公会堂

akiko(vo) 泉川貴広(p) 笹井克彦(b) Gulliver柳 (ds)
・ open 19:30 / start 20:00
・前売り¥4,500- / 当日¥5,000- (別途1drink¥500-)
・チケット取扱店 城下公会堂
・TEL予約・問合せ 086-234-5260 (城下公会堂) / メール予約 info@saudade-ent.com


■11/3(土)広島
SPEAK LOW

akiko(vo) 泉川貴広(p) 笹井克彦(b) Gulliver柳 (ds)
・ open 18:00 / start 19:00
・ミュージックチャージ¥6,500-
・ご予約、お問合せ SPEAK LOW TEL082-545-3960 / インターネット予約はこちらから


黒い瞳/Dark Eyes Release Tour詳細

WHISKY MODE Vol.37ゲスト - Kaoru Inoue:WHISKY MODE

今回の「WHISKY MODE」は二人の"カオル"!!
Chari Chariとしても知られる、DJ/プロデューサーの井上薫さんがゲスト。

今までになく(!?)大人の雰囲気。
KAWASAKIさんが男惚れするのも納得です。かっこいー!

wm_kaoruinoue1.jpg
Photo by daisuke ishizaka


■今回PICK UPしたウイスキー:ザ・マッカラン ファインオーク12年■

スコットランドの名門「ザ・マッカラン蒸溜所」がおくるマッカランの新シリーズ!
マッカランの特徴である"シェリー樽原酒"をはじめ、3種類の異なる樽で熟成させた原酒を絶妙なバランスでバッティング。シェリー樽"由来の華やかさを残しつつ、ライトでスムーズな飲み口です。また、ハイボールにすると一層華やかさが引き立ちます。

ザ・マッカラン ファインオーク12年プレゼント:応募はこちらからどうぞ


■Kaoru Inoue × ザ・マッカラン ファインオーク12年■
「素晴らしいです。樽で熟成された深みもあり、絶妙なバランスですね。」by 井上薫

今回もザ・マッカラン ファインオークの「アトマイザー」で華やかさと香りを演出。
より一層お洒落な感じです。


wm_kaoruinoue2.jpg
Photo by daisuke ishizaka

wm_kaoruinoue3.jpg
Photo by daisuke ishizaka


9/12に新作『A Missing Myth』をリリースされた井上薫さん。
3.11の震災やそれ以降の自身の体験や想いを消化しつつ作り上げたというこの作品は、
パーソナルだけれども普遍的なメッセージが詰まった、非常にコンセプチュアルな内容です。
そしてサウンドは、ディープなクラブ・ミュージック!


ちなみに、この新作のジャケットは、闇夜に佇む"フクロウ"がモチーフ。
実は、渋谷のThe ROOMにも"フクロウ"にまつわる信じがたいエピソードがあるんです(!!)
詳しくは番組をお聴きください。

wm_kaoruinoue4.jpg
Photo by daisuke ishizaka

今回のテーマは「CHANGING SCENE」(=違う景色)ということで、
「ウイスキー」や「クラブ・ミュージック」に共通する、身体で感じる感覚についても語って頂きました。
音楽に対する井上薫さんの熱い想い、流石です。


この新作に続き、小島大介さんとのユニット、Aurora Acousticも始動!
10月24日には、ニューアルバムとベスト盤が同時リリース。

Aurora Acoustic

そして来年にはなんとChari Chari名義でも活動されるとか(!!)
楽しみです~。

9月29日開催のThe Beetle presents Tokyo Crossover / Jazz Festival 2012にも出演!
井上薫さんのDJプレイ、是非体感してください。


番組では皆さんから頂いたメッセージやリクエストもご紹介しています。

リクエストが採用された方にはゲストのサイン入りボトルをプレゼント!
メッセージ&リクエストお待ちしております~。

ちなみにKAWASAKIさん"さみしがり屋さん"らしいですよ(笑)
その理由はメッセージコーナーをチェック。


wm_kaoruinoue5.jpg
Photo by daisuke ishizaka


リクエスト頂いた方の中から抽選で、
次回ご紹介する「響12年」とゲストのサイン入り写真をセットにしてプレゼント。
応募はこちらからどうぞ

wm_kaoruinoue6.jpg
Photo by daisuke ishizaka



【ザ・マッカラン ファインオーク12年の世界観に通じる楽曲】
→「Malam / Kaoru Inoue」
「この曲はインドネシア語で"夜"という意味で、新しいアルバムの2曲目に入っています。ガムランの音源を使っていて、夜への導入のような意味合いで作った楽曲。夜の帳が降りる時に、このザ・マッカラン ファインオーク12年を傾けながら聴きたい、そんな1曲です」by 井上薫


【今回のテーマ「Changinbg Scene」に合う楽曲】
→「Force / Kaoru Inoue」
「新作の中盤に入っているのですが、まさしくアルバム全体のシーンを変える、バネみたいな楽曲です」by 井上薫


『A Missing Myth / Kaoru Inoue』

A Missing Myth


A Missing Myth / Kaoru Inoue

リリース:2012年9月12日
SEEDS AND GROUND
製品番号:SAGCD-027

世界中の民族音楽のエキゾチックな香り、温かなアンビエンス、覚醒的でサイケデリックなエレクトリック・サウンドを、進(深)化するダンスミュージック・グルーヴに集約!コレ迄のchari chari やAurora Acoustic でのアプローチをも内包した、Kaoru Inoue の集大成ともいえる 2年振りとなるコンセプト・アルバム『A Missing Myth』が遂にリリース!! 






Kaoru Inoue Official Site


9/29(土)開催「TCJF2012」に井上薫、DJ KAWASAKI出演!

tcjf2012.jpg

The Beetle presents Tokyo Crossover / Jazz Festival 2012

世界基準にこだわる国内唯一のクラブ・ジャズ&クロスオーバー・ミュージックの祭典"Tokyo Crossover/Jazz Festival " 9度目の開催決定!今年もスピリチュアル・ジャズ、クラブ・ジャズ、クロスオーバー・ミュージック、ヒップ・ホップ、ハウス、ディスコ、レア・グルーヴといったソウルフルでピースフルな音楽群の中から旬のアーティストが結集。世代と時代と国境とジャンルの全てを越えて、過去と未来を現在に繋ぐ都市型音楽フェスティバルの深化と盛跳は必見!!

<日時>
2012 年9 月29 日(土曜日)
Open 17:30 (Main Floor 18:00) / Start:18:00
Close: 24:00

<会場>
The Garden Hall (恵比寿)

<出演(予定)>
LIVE
Carlos Garnett (Panama) feat.Bembe
Mountain Mocha Kilimanjaro

DJ(Main Floor)
Jürgen von. Knoblauch (JAZZANOVA) [Germany]
井上薫 (Seeds And Ground)
DJ MITSU THE BEATS (GAGLE /Jazzy Sport)
DJ KAWASAKI feat. N'Dea Davenport [USA]
TSUYOSHI SATO (BLACK EDITION)

DJ(Lounge Floor)
KYOTO JAZZ MASSIVE(沖野修也 & 沖野好修)
黒田大介 (Kickin')
RYUHEI THE MAN (universounds / The Man's World Productions)
CHAMP / BRISA / YUKARI BB (Juno Records)
and more

<アクセス>
http://www.tokyocrossoverjazzfestival.jp/2012/access.html

<料金>
前売り:スタンディング 4,500円 / 指定席付チケット(限定120席) 5,500円
当 日:5,000円

<前売りチケット>
チケットぴあ  (Pコード:176-323)
ローソンチケット(Lコード:75027)
イープラス
The Roomキャッシャー TEL : 03-3461-7167

<詳細>
The Beetle presents Tokyo Crossover / Jazz Festival 2012 Official Site


■quasimodeセレクション■

quasimode_new_A.jpg

quasimodeのメンバーが入れ替わりで登場。
毎回テーマに沿った選曲でウイスキーの似合うシーンを演出してくれます。
今回の担当はベース、須長さん。


→「Love Means Everything / TOUCH OF CLASS」
→「 Let It Go / JAZZANOVA」
→「Time is Love feat.carmen lundy / quasimode」

今回のテーマ「CHANGING SCENE」にちなみ、
夏から秋へ移り変わる雰囲気をイメージして楽曲をセレクトしてくれました。

涼しくなり始めるこの時期にハイボールというのも雰囲気あります。
ウイスキー片手にミュージック・トリップ、お楽しみ下さい~。


【quasimodeニューアルバム 10月3日発売決定!】

Soul Cookin'


Soul Cookin' / quasimode

リリース:2012年10月3日
EMI ミュージック
製品番号:TOCT-29063

クオシモードの通算6枚目となるオリジナル・アルバム。今回のキーワードは"ソウル・ミーツ・ジャズ"。従来のクオシモードのスタイル"踊れるジャズ"をベースに新しい基軸となるエッセンスを取り入れた意欲作。先に発売されたシングル『Summer Madness feat. 横山剣(クレイジーケンバンド)』でも感じられるソウルフルなサウンドを筆頭に、クールな曲から陽気な曲まで沢山のクオシモード・サウンドが詰まった、バンドとして新たな成長を感じられる1枚。





【quasimodeライブ情報】
→quasimode LIVE SCHEDULE詳細

quasimode Official Site




【DJ KAWASAKI 脱貴公子宣言!本領発揮のブラック・ディスコ ミックス!7月25日発売】

Magic


MAGIC ~A COLLECTION OF BLACK DISCO CLASSICS mixed by DJ KAWASAKI

リリース:2012年7月25日
EMI ミュージック
製品番号:TOCP64413

『BLACK & GOLD』をリリースしたDJ KAWASAKIが自らのフェイバリットを旧音源の中から厳選し、ハウスやテクノを通過した感性で聴けるDISCO/DANCE CLASSICSを再評価。今年20周年を迎え、通算70万人の動員を誇る渋谷のクラブ改めタマリバ、THE ROOMの人気パーティーをタイトルに冠し、その来場者からも絶大な人気を誇る楽曲が目白押し。 DISCO/DANCE CLASSICSの名曲+DJ KAWASAKIがカバーした楽曲のオリジナルに加え、DJ KAWASAKIの未発表新曲を収録!




【DJ KAWASAKI 4thアルバム『BLACK & GOLD』】

BLACK & GOLD


BLACK & GOLD / DJ KAWASAKI

リリース:2012年3月14日
EMI ミュージック
製品番号:TOCT28046

DJ KAWASAKIの最新アルバムは、チャカ・カーン、ダイアナ・ロスの名曲を含む極上DISCOカバー集!ヴォーカリストも超豪華。YOUTUBEで500万人が目撃した韓国人シンガーヨヒ、ブラン・ニュー・ヘヴィーズのエンディア・ ダヴェンポートら豪華ゲストが参加。又、日本語DISCOの最高峰「吉田美奈子『TOWN』」のカバーに加え、DJ KAWASAKIの新曲『LET THE MUSIC PLAY』も収録。ジャケット・イラストは江口寿史が担当。話題満載の全11曲!!

詳しくはこちら


【『MAGIC ~A COLLECTION OF BLACK DISCO CLASSICS mixed by DJ KAWASAKI』リリース・ツアー】

9/22(土・祝) 大分@FREEDOM
11/24(土) 高崎@CANOES BAR TAKASAKI and more!
*他都市日程は、OFFICIAL HPにて随時お知らせ致します。

☆DJ KAWASAKI 未発表曲、
"YOU PUT THE MUSIC IN ME feat.N'DEA DAVENPORT(Radio Edit)"
2012.07.18(水) iTunes先行配信!


■The Beetle presents Tokyo Crossover / Jazz Festival 2012 開催決定!!■
詳細はこちら


DJ KAWASAKI Official Site


【TEAM WHISKY MODE】
PHOTOGRAPHER : DAISUKE ISHIZAKA
NARRATOR : MAKI SUGIMOTO
ARTIST MANAGEMENT : ERI MORI
PROMOTER : TOSHIHIRO ASAI
DIRECTOR : SATOSHI HIROSHIMA

produced by JJazz.Net

ジョン・ケージ・ショック・シリーズ リリース記念トークイヴェント:ライブ情報 / LIVE INFO

今年が生誕100年であり、没後20年。そして、初来日ツアーから50年という節目すぎる、音楽家ジョン・ケージ。
数々のイベントやリリースが企画されていますが、9月の「PICK UP」でもご紹介している『ジョン・ケージ・ショック』は、その名のとおり衝撃です!
そのリリースを記念して、トークイベントが開催されます。
「活字に出来ない話がいっぱい出るはず。」とのことなので、ぜひチェックしてみてください!


ジョン・ケージ・ショック・シリーズ(CD) リリース記念トークイヴェント


ジョン・ケージ・ショック・シリーズ(CD) リリース記念トークイヴェント

今年、生誕100周年を迎えたジョン・ケージを巡るイヴェントが各地で行われています。
この度、"ジョン・ケージ・ショック・シリーズ(CD)"を共同でリリースされた東京のOMEGA POINT 井部治氏と、大阪のEM RECORDS 江村幸紀氏をお迎えして、改めてジョン・ケージの魅力と、隠されたエピソードなどを貴重な音源とともに語り合っていただきます。

<日時>
9月26日(水)19時開演(18時半開場) 終了20時半

<入場料>1,000円

<定員>
30名(要予約)

<場所>
MEDIA SHOP(京都・三条)http://www.media-shop.co.jp/
京都市中京区河原町三条下る一筋目東入る大黒町44 VOXビル1F

<出演>
井部治(OMEGA POINT) / 江村幸紀(EM RECORDS)

<お問合せ>
mediashop@media-shop.co.jp
(お名前・電話番号を記入し送付して下さい)

<詳細>
http://www.media-shop.co.jp/

LOW END THEORY JAPAN [Fall 2012 Edition]:ライブ情報 / LIVE INFO

今年に入って3月、6月とすでに2度開催され、大盛り上がりを見せている「LOW END THEORY JAPAN」 。
秋の陣も開催です。
今回は、大阪公演やプレイヴェントも開催するようですよ!
ビートフリークは、必ずチェックのラインナップです。

LOW END THEORY JAPAN  [Fall 2012 Edition]

LOW END THEORY JAPAN [Fall 2012 Edition]

"LOW END THEORY JAPAN [Fall 2012 Edition]"が9月に東京、大阪で開催!!! 今回のLOW END THEORY JAPANもヤバいです。何と言っても、Brainfeederから待望のファースト・フル・アルバムをリリース直後のガスランプ・キラーがやって来ます! 欠かすことのできないレジデントMCのノーキャンドゥも新曲をひっさげての来日。さらには、Stones Throwに認められたLOW END THEORYの新世代ジョンウェインが同行する、最高にスリリングなラインナップ!

<日時>
2012 年9 月28 日(金曜日)
開場/開演:23:00

<会場>
UNIT

<出演>
- Live&DJ:
THE GASLAMP KILLER
NOCANDO
JONWAYNE

- Beat Invitational:
GROOVEMAN SPOT
三浦康嗣(□□□)
鎮座ドープネス
DAISUKE TANABE
MABANUA (laptop set)
DJ DUCT
SAUCE 81
みみみ
NOTUV
SUBMERSE

THE GASLAMP KILLER
JONWAYNE

DJ:
DJ KENSEI
GROOVEMAN SPOT
HAIR STYLISTICS
DJ SAGARAXX
RLP
SUBMERSE

VJ:
DBKN
浮舌大輔

<アクセス>
http://www.unit-tokyo.com/map/

<料金>
前売:3,500 円
当日:4,000 円
※20歳未満の方のご入場はお断り致します。(要写真付き身分証)

<前売りチケット>
チケットぴあ0570-02-9999 [P]179-408
ローソン[L]79544
e+
[代官山]
UNIT
[渋谷]
disk union 渋谷 CLUB MUSIC SHOP
TECHNIQUE
[原宿]
BEAMS RECORDS
[下北沢]
DISC SHOP ZERO
disk union 下北沢 CLUB MUSIC SHOP
JET SET TOKYO
[新宿]
disk union 新宿 CLUB MUSIC SHOP
[吉祥寺]
disk union 吉祥寺店
Jar-Beat Record
[学芸大学]
Jazzy Sport Music Shop Tokyo

<詳細>
UNIT(03-5459-8630) www.unit-tokyo.com
corde inc. corde.co.jp
Official Site: lowendtheory.jp
Twitter: Alpha Pup Japan twitter.com/alphapup_jp
Facebook: www.facebook.com/events/336157489805551


Beat Invitationalについて
<ビート・インヴィテーショナル>は、ビートメイカー/プロデューサーにス ポット当ててきたLAのLOW END THEORYの人気企画。6月のWWW公演で好評を博 し、今回UNITでも日本人アーティストを多数交えて開催される。

- Beat Invitationalに出演する個性豊かな面々......

GROOVEMAN SPOT
世界が注目する新鋭ビートメイカー/プロデューサー。MC U-Zipplain とのユ ニット Enbull のDJ & トラックメイカーであり、JazzySportの最重要選手。こ れまでに4枚のソロアルバムをリリースし国内外のDJ達にも高く評価されており 海外でのDJingもここ数年増え続けている。待望の4thアルバム「PARADOX」を完 成させ、10/17にリリースする。

三浦康嗣(□□□)
□□□(クチロロ)主宰。スカイツリー合唱団主宰。作詞、作曲、編曲、プロ デュース、演奏、歌唱、プログラミング、エディット、音響エンジニアリング、 舞台演出・・・等々を一人でこなし、多角的に創作に関わる総合作家。

鎮座ドープネス
1981年生まれ。東京・調布生まれ国立育ち。KOCHITOLA HAGURETIC EMCEE`S&GROUND RIDDIM所属ヒップホップ、ブルース、レゲエなど様々な音楽が ミックスされたカメレオンのような音楽性と、フロウや韻における際立った独創 性、ブルージーかつフリーキーな唄心をあわせ持つ異才MC/ヴォーカリスト。圧 倒的なスキルと表現力によるフリースタイル・パフォーマンスが、16万回を超え るYou tube clipなどを通じて話題を呼び、熱烈なコアファンを増殖させている みたいです。あれもshimasuこれもshimasu。

DAISUKE TANABE
様々な音を独自の視点で解釈/分解/再構築し作り上げられるその世界観は国内 外の音楽ファンやクリエーター達に熱く支持されている。リミックス/コラボ レーション、 自身の音源リリースやSonar Sound Tokyo, Sonar Barcelona, Tauron Nowa Muzyka (Poland)等国内外でのライブ活動の他、ファッションショ ウやパフォーマンスアートへの楽曲提供等、積極的に活動の場を広げ、今後も更 なる活躍が期待される。

MABANUA (laptop set)
ドラマー/ビートメーカー/シンガーという他に類を見ないスタイルが話題の日 本人クリエイター。全ての楽器を自ら演奏し、それらの音をドラマーならではの フィジカルなビートセンスでサンプリングし再構築、Hip-Hopのフィルターを通 しながらもジャンルに捉われない音創りが世界中から絶賛される。バンドOvall としても活動、Budamunkと共にGREEN BUTTER、U-zhaanと共にU-zhaan×mabanua、 さらにGAGLE×Ovall名義でアルバムを制作するなど積極的なコラボワークも展開。

DJ DUCT
一台のターンテーブルとフットペダル、サンプラー、エフェクターに攻撃的なス クラッチを駆使し展開する、 その全くユニークなライブ・スタイルでトー キョー・アンダーグラウンドを席巻する孤高の無頼派。 閃きと経験によって矢 継ぎ早に再構築される音像群、そして、それらを自在に操る圧倒的な構成力で魅 せる 「ワン・ターンテーブリスト」こと、DJ DUCTの世界をご堪能あれ。

SAUCE 81
Red Bull Music Academy 2008に招待され、Metamorphose や Sonar Sound Tokyo などの国内フェスにも出演。世界中にリスナーを持つポッドキャスト、 cosmopolyphonic radio を主催し、同番組から派生したコンピ "COSMOPOLYPHONIC" を監修。日・米・英・独のコンピに楽曲提供し、 TOKiMONSTA、Julien Dyne、LOGIC SYSTEM などのリミックスも行ってきた。ファ ンクネスに基づく、グルーヴのモダニズムに挑戦し続けている。

みみみ
とっても横好き下手えもんは、うんこ3個分の推進力では、あんな夢もこんな夢 も、とってもかなえられないものだ。

NOTUV
1989生まれ。2004年からサンプリングを主体とした製作を開始し、Low End Theory等LAを中心としたミュージックシーンに影響を受けて経年変化。現在は ジャンルに拘らず時代や文化毎の空気感を咀嚼し、自分に合った表現方法 で昇 華している。 昨年3月には日本のオンライン・レーベル「分解系records」より アルバム「oO0o8o」をフリーで配布。

SUBMERSE
イギリス、チェシャー出身のSubmerseは超個人的な影響を独自のセンスで消化し 2step、ビートミュージック、 アンビエント、 ヒップホップ そして ドラムン ベースを縦横無尽に横断するユニークなスタイルを持つDJ/プロデューサーとし て知られている。過去にはR&Sの姉妹レーベル、 Apollo RecordsやMed Schoolか ら作品がリリースされており7月にはProject Mooncircleから"Tears EP"をリ リースしたばかりである。

+THE GASLAMP KILLERとJONWAYNEも参加!


メインフロアを共に作り上げるDJはLOW END THEORY JAPANのレジデントとも言えるこの人
DJ KENSEI
DJの可能性を追求するDJとしてのレンジの広さもさることながらHIP HOP DJとし て80年代後半から主に90年代にかけてその時代のDOPEなSOUNDをリアルタイムで 数多くのCLUBの現場でプレイしてきたDJとして知られている。DADDY KEVによる INDOPEPSYCHICのリマスタリングも話題を呼んだ。


SALOONのDJにもユニークな面々が参加。こちらも見逃せない
HAIR STYLISTICS
小説やペインティング、映画批評でも知られる中原昌也の音楽ユニット。リリー ス作品多数あり。ヴィンテージのサンプラーやシンセサイザーなどハードウェア を基本にしたライヴの出音の良さも魅力の一つ。前回のBeat Invitationalでも 会場を沸かせた。

DJ SAGARAXX
1990年代後半からDJを始める。山仁との1MC×1DJのライブアクトとしても活動を 展開し、2007年からはDJ Kenseiとのプロジェクト、Coffee& Cigarettes Bandと して楽曲 の制作やライヴ・セッションにも関わっている。

RLP
日本製次世代型ビートメイカーRLP。ネットを駆使した活動により徐々にその頭 角を現し、2010年に1st AlbumをOilworksよりリリース。その後も国内外多数の コンピレーションへの楽曲提供やリミックスを手がける。ライブアクトとしては Onra、Africa Hitech、Dorian Concept等多数のアーティストと共演し、国内で のBrainfeederやLow End Theory等の重要パーティーにも出演。



============================================================
『LOW END THEORY JAPAN on 2.5D feat. JONWAYNE, NOCANDO』

2012.9.27(木)
会場:渋谷PARCOパート1 6階 2.5D
出演:
JONWAYNE
NOCANDO
MABANUA
DJ SAGARAXX
SUBMERSE

MORE INFO
http://2-5-d.jp/

============================================================
"LOW END THEORY JAPAN [Fall 2012 Edition]"大阪公演

2012.9.29(土)
at TRIANGLE (大阪・アメリカ村)
START 19:00 FINISH 1:00

Live&DJ:
THE GASLAMP KILLER
NOCANDO
JONWAYNE (Stones Throw)

LIVE:
aSymMedley (ALTZMUSICA)

DJs:
KAZUMA (phenoma / mo'wave)
Dj Tell (Buddha Smog)
MONK-α (MONO ADAPTER)

VJ:
Colo GraPhonic(COSMIC LAB / BetaLand)

Another Floor:
DNT (F.O.L / POWWOW)
PWU (halptribe)
QUESTA (beats gourmet band)
MASH (ROOTDAWN RECORD)
DJ A-KILLER ( XLARGE)
&
more !!!

SOUND:KABAMIX
DECO:G-LIGHT(COSMIC LAB)

============================================================

今年の「東京JAZZ」に初出演、
さらにはそのオープニング・ソング<iTunes Storeで9/18(火)までの期間限定で無料配信>を手掛けるなど、
ジャズ・フィールドでの活躍も目ざましいJiLL-Decoy association!!

結成10周年を迎えた今年は、そのアニバーサリー・イヤーを記念し、JiLL-Decoy associationの頭文字である
J/D/A(Jazz/Dance Music/Acoustic)をコンセプトにしたアルバム3作を連続リリース中。

10/10には"Dance Music"をテーマにした第三弾アルバム『DECADE』をリリース!
いわゆるクラブジャズ・バンドと数多く共演するなど、これまでも"Dance Music"というキーワードはあったにせよ、
ここまで焦点を当てたものはなかったハズ!

アルバムのリリースに先駆け、現在iTunes Storeでは、限定先行シングルとして『DECADE e.p.』が配信中です。

ジルデコの代表曲が、気鋭のDJ/プロデューサー/クリエーター達によってダンス・ミュージックに生まれ変わる!
踊れるジルデコ、楽しみです。


[Text:岡村誠樹]


jill-deco_DECADE_ap_main600.jpg

『DECADE e.p. / JiLL-Decoy association』

<ダンスミュージック>をテーマに<踊れるジルデコ>を目指した結成10周年記念アルバム『DECADE』から、iTunes Store限定配信・先行シングルとして『DECADE e.p.』をリリース!アルバムから2曲と、ここでしか聴けないそのインスト・トラックを収録。
ジルデコの代表曲を気鋭のDJ/プロデューサー/クリエーター達の協力のもとでリアレンジやビート・エディットすることにより、まさにダンスミュージックといえる楽曲に生まれ変わらせることに成功。また、同じく協力のもと歌を全て英詞に変え再レコーディングすることにより、ヴォーカルchihiRoの存在感を埋めることなく、よりダンスミュージックの機能性を上げており、さらにはワールドワイドな活動も予感させる程の楽曲レベルに昇華させている!



DECADE e.p.


DECADE e.p. / JiLL-Decoy association

JiLL-Decoy association
iTunes Store 限定配信・先行EP
『 DECADE e.p. 』
9月5日(水)発売
EP単位¥450 / 各曲¥200

収録曲 :
1. too much! (English-Rework)
2. no name collection (English-Rework)
3. too much! (Rework-Instrumental)
4. no name collection (Rework-Instrumental)


DECADE - EP - JiLL-Decoy association


【JiLL-Decoy association プロフィール】(通称:ジルデコ)

02年結成。chihiRo(Vo) kubota(G) towada(Drs)の3人が生み出すJAZZ/FUNK/R&Bをベースにしたオリジナリティあふれる楽曲と、高い演奏力によりジャム・セッションのように毎回進化していくライブ・パフォーマンスが中毒者を増やしていく。
07年4月、待望の1stアルバム『ジルデコ』を発表し、高い評価を得た。08年7月に2ndアルバム『ジルデコ2』を発表。その翌年からは、ジャズクラブで催すプレミア・ライブ「ジルデコ・ラウンジ」と、ライブハウスで繰り広げるイベント・ライブ「ジルデコ・フェスタ」という2つ方向性のレギュラー・ライブをスタートし、より一層ライブ・アーティストとして可能性を広げていく。
10年2月、クラブジャズ・シーンを代表するミュージシャンが多数参加し話題となった3rdアルバム『ジルデコⅢ』を発表し、渋谷HMVの邦楽インディーズ・チャートで3週に渡り1位を獲得。アルバム・リリースの間に配信したiTunesやamazon限定ミニアルバムはいずれもJAZZチャートで1位を獲得。そして、何と前作アルバムから8ヶ月という短い期間で4thアルバム『ジルデコ4 ~ugly beauty~』を発表。2年連続で行った渋谷クアトロでのワンマンLIVEも満員御礼で大成功に収めた。
そして今年2012年は、ジルデコ結成10周年というアニバーサリー・イヤー。それに相応しく、記念アルバムを3作リリースし、さらにはビルボードライブ東京でのスペシャル・ライブは2回まわし全席完売、そして、出演を決めた国内最大ジャズフェス「東京ジャズ2012」のジルデコのチケットも完売など、今その勢いは留まることを知らない。


JiLL-Decoy association オフィシャル・サイト

田中邦和 & 林正樹 インタビュー ~『田中邦和 & 林正樹 / Double Torus』:インタビュー / INTERVIEW

『ダブル・トーラス』

 
メガネのような、ドーナツが2つくっついたような形。(こちらを参考
そしてそれは、9月12日に発売される、サキソフォニスト・田中邦和と、ピアニスト・林正樹によるデュオのアルバムタイトルでもある。
 
2012年1月に門仲天井ホールで公開録音されたこの作品には、時には緊密に、時には緩やかに対話する二人の様子が収められている。
バッハやエリントン、パーカー、モンクなどの楽曲の世界を、自在に伸び縮みさせて表現している。
 

二人に、アルバムについてなど、ほぼ同じ質問をメールで投げかけてみました。

 

田中邦和 & 林正樹

 

田中邦和 & 林正樹 インタビュー

 

田中邦和

■選曲はどういうふうに決まっていきましたか? 

共演するようになって、デュオを重ねていくうちにお互いに出し合った曲です。結果的に、曲の構造やサウンドの響きを細部まで大事にする曲がそろった感があります。唯一オリジナルの「ダブルトーラス」は、リハーサルの直前に林君が「この二人でやる、あたかも即興でやったかのような曲」を思いつき、さっと書き上げてくれたものです。
 
 

■音楽以外では、お二人でどのような話をされますか? 

あまり意識しないのでよくわからないところです。先日二人で短いツアーをしたのですが、ほぼ現地集合、現地解散、移動もばらばらだったという、さりげない感じでした。あ、でも仲悪いわけではないと思いますよ。
 
 

■自分の楽器と相手の楽器の魅力をそれぞれ教えて下さい。 

サックスは音が自在にまげられるというか、音色も含めてそういった自由さがあります。ピアノは、オーケストラですよね。ただし、林君がギタリストでもドラマーでも本質は変わらないと思います。楽器よりヒトありきです。林君のピアノは他の人と違うのです。解像度がダントツで、独創的なアイデアの宝庫です。
 
 

■アルバム収録曲の中から、相手のベストプレイを教えて下さい。

あの日の記録ですから、一曲にしぼるのは難しいですが、好きなのは「item6」でしょうか。いろんなシーンの変化が見事です。
 
 
 

林正樹

■二人で演奏するようになった経緯、このアルバムを録音するようになった経緯は? 

この二人は一緒に演奏したら絶対にいいはず!と、2007年の冬に、プロデューサーの徳永氏が共演の機会を設けてくれたんです。案の定、その予感は的中し、その後、都内を中心に定期的に二人でライブを行う様になりました。共演を重ねる度、この2人でしか表現できないJAZZの形がより鮮明になり、今が記録に残す良い時期なのではないかと。僕らの産みの親である徳永氏プロデュースの下、今回のレコーディングが実現しました。何を隠そう徳永氏は、現在大学で数学を教えている准教授でありながら、邦和さんとは大学時代の同級生でもある方なのです。門仲天井ホールでの公開レコーディングは、それならではの程よい緊張感があり、よりいい演奏に繋がったのではないかと思ってます。
 
 

■音楽以外では、お二人でどのような話をされますか? 

眼鏡の話しや、美味しいものの話しでしょうか。二人の共通点の一つに眼鏡へのこだわりがあって、それは今回のアルバムタイトル「ダブルトーラス」に隠された意味の一つにもなっています。でも話はやはり音楽の話が中心ですよ。
 
 

■自分の楽器と相手の楽器の魅力をそれぞれ教えて下さい。 

ピアノの出方次第で、ハーモニー、リズムの土台をしっかりと構築する状態、或はそれを敢えて壊して不安定にするスリリングな状態まで、かなり振れ幅を持って自由にコントロールできるところが、このようなデュオ編成におけるピアノの魅力だと思います。サックスが単音を歌い上げる表現力は、ピアノがどう頑張ってもできない表現ばかりでジェラシーですね。特に邦和さんの人柄から醸し出される、甘く暖かい低音の音色が好きです。
 
 

■アルバム収録曲の中から、相手のベストプレイを教えて下さい。 

敢えて一つというなら「Morning Glory」でしょうか。この曲と「Silence」は僕が邦和さんとのDUOを形に残すなら絶対に収録したいなと思っていました。古き良き時代のジャズをバックボーンに持ちながらも新しい世界に向かって行く邦和さんの大きく暖かな心を感じます。
 
[Interview:樋口亨]
 
 
 
Double Torus
 
■タイトル:『Double Torus』
■アーティスト:田中邦和 & 林正樹
■レーベル:AIRPLANE LABEL
■型番:APX1009
■発売日:2012年9月12日
■価格:2,625円(税込)
 

amazon link

 

田中邦和 & 林正樹

田中邦和(右) & 林正樹(左)

 

田中邦和  http://www.kuni-kuni.net/

1966年生まれ。
大学在学中にジャズ研究会に所属、以後サックスを独学にて習得する。
卒業後5年間の会社員生活を送るが、そののちミュージシャンへと転身。現在に至る。
甘く豊かなサウンドと、ジャズからポップス、クラブミュージックまでの幅広いジャンルで培ったスタイルが持ち味である。
現在は沖祐市(東京スカパラダイスオーケストラのキーボーディスト)とのバンド「sembello」(映画「新・仁義無き戦い~謀殺」サウンドトラック。オリジナルアルバム「sembellogy」。スタンダード・ムード音楽バンド「ブラックベルベッツ」、バリトンサックス11人によるアンサンブル「東京中低域」、「梵鉾」で活動の他、ライブ、コンサート、レコーディングなど精力的におこなっている。
これまでの共演者は、林田健司、ボズ・スキャッグス、Losalios、ラブサイケデリコ、クラムボン、森雪之丞、堂島孝平、(以上ポップス)、山下洋輔、森山威男、クリヤマコト、ジョージ・ガゾーン、エリック・アレキサンダー、エイブラハム・バートン(以上ジャズ)、fantastic plastic machine、ジョー・クラウゼル、coldfeet、( 以上DJ、club music)、等多数。
 
 

林正樹  http://www.c-a-s-net.co.jp/masaki/

1978年東京生まれ。
5才よりピアノを始め、中学入学後ポピュラー音楽に目覚め、独学で音楽理論の勉強を始める。
その後、佐藤允彦、大徳俊幸、国府弘子らに師事し、ピアノ、作曲、編曲などを学ぶ。
97年12月に、民謡歌手の伊藤多喜雄のバンドで南米ツアー、国内ツアーに参加し、プロ活動を始める。
現在は自作曲を中心に演奏するソロピアノでの活動や、自己のカルテット「STEWMAHN」、さがゆきとの「KOKOPELLI」の他に「West/Rock/Woods」「Salle Gaveau」「菊地成孔&ペペ・トルメントアスカラール」「クアトロシエントス」ピアノトリオ「宴」「エリック宮城 EM Band」「SPICK & SPIN」「Archaic」など多数のバンドに在籍中。
2008年にオリジナル曲を集めたピアノソロアルバム『Flight for the 21st』を発売。
2009年NHK「ドキュメント20min」のテーマ音楽を担当。
2011年3月に「林正樹STEWMAHN」の1stアルバム『Crossmodal』をリリース。

 

i8u "Surface Tension" TOUR(町田良夫 出演!):ライブ情報 / LIVE INFO

ATAK、LINE、 Room40などなど、数多くの電子音楽レーベルから作品を発表し続けている、カナダはモントリオールのサウンドアーティストi8u(a.k.a. France Jobin)がついに初来日!

共演者も豪華な面々です。
9月の「PICK UP」でご紹介している、ぶっ飛び&心地良くて頭からはなれない、スティールパン即興演奏を披露する、町田良夫も出演しますので、ピンときた方はぜひ!
 
i8u "Surface Tension" TOUR
 

i8u "Surface Tension" TOUR

ATAK、LINE、 Room40などなど、数多くの電子音楽レーベルから作品を発表し続けている、カナダはモントリオールのサウンドアーティストi8u(a.k.a. France Jobin)がついに初来日!昨年秋にmurmur recordsよりリリースした傑作"Surface Tension"を引提げて、東京・大阪とツアーを決行!六本木Super Deluxeにて、何とKeiichiro Shibuya(ATAK)との共演が実現!その他の出演者も、9月に当レーベルよりリリースを控えている横川理彦と細野晴臣も絶賛したスティールパン奏者、町田良夫(Amorfon)。12kよりリリースしたアルバムは全てソールドアウト、日本が誇る女性電子音楽家SawakoとspekkやSamadhi soundからのリリースやDavid Sylvianの作品への参加も記憶に新しい中村としまる。Taylor DeupreeのEPへの参加も話題となったYuki Aidaとドローン界の奇才Hakobune、数々のオーケストラを率い、教育の分野でも多くの功績を上げている飯島淳が共演。どれもこの機会を逃したら、二度と聴く事の出来ない異色の組み合わせ!2012年晩夏に、是非現代電子音楽の現在を体感してください。

 
<日時>
2012年9月14日(金)19:00 open / 19:30 start
 
<会場>
スーパーデラックス、六本木
 
<出演>
i8u × Keiichiro Shibuya、sawako × 中村としまる、
横川理彦 × 町田良夫、Jun Iijima × hakobune × yuki aida
 
<料金>
予約 3500円 / 当日4000円 (ドリンク別)
 
<詳細>
murmur records

 

Binocular(Makiko Hirabayashi / Flemming Agerskov) Japan Tour 2012:ライブ情報 / LIVE INFO

今年もコペンハーゲンのジャズフェスティバルに参加されたピアニストの南博さんから、
「この秋、知り合いのコペンハーゲンのバンドと日本で一緒にLIVEをするんです」と教えて頂いたのがこちら。

コペンハーゲンを拠点にヨーロッパで活躍するピアニスト、平林牧子と、デンマークのフリューゲル・ホルン&トランペット奏者のフレミング・アゲルスコフによるDUO、"ビノキュラー"(双眼鏡)。

今回の来日公演では、ゲストにイタリア人アコーディオン奏者、フランチェスコ・カリも参加します。

そんなビノキュラーの平林牧子さんからメッセージが届きました。
Binocularの音楽そして今回の日本公演について。

[JJazz.Net 岡村誠樹]

pressebillede 2 Binocular by Stephen Freiheit L600.jpg


【平林牧子(Binocular)メッセージ】

今回来日するビノキュラ-というバンドは、デンマ-クのトランペッタ-、Flemming Agerskovと私が始めたユニットです。

2006年ころから自己のバンドとしては主にピアノトリオで活動してきたのですが、ハーモニ-やアレンジメント、フォ-ムなどに制限されない音楽にも挑戦してみたいという気持ちがあって、実験的に始めたものです。Flemmingは、知り合ってもう20年以上経ちますが、他のバンドで共演したこともあり、彼がとてもオ-プンであること、ハ-モニ-に関しても、トナリティ-のあるものからないものまで幅広い知識を持っていることを知っていたので、週一度会ってはいろいろなアイディアを試したり、音楽について話したりということを続けました。2009年の冬だったと思います。

アイディアというのはたとえば5度のインタ-ヴァルだけを使って即興するとかいったコンセプトであったり、ひとつのメロディ-、リズムであったり、ビジュアルなイメ-ジであったりするのですが、なるべく始めのうちは楽譜にしないようにしていました。
2010年に二人ともデンマ-クのArts Councilから奨学金を得たので、私の昔からの夢であったオスロのレインボ-・スタジオで録音をしようという話になったのです。Flemmingは自己のアルバムをレインボ-で録音した経験があったので、あの有名なJan Erik Kongshaugに連絡を取ってくれて、トントン拍子で話が進み、12月の末に録音が決まりました。

さらに音色にバラエティ-が欲しかったので、クラシックからジャズまで、作曲家、アレンジャ-としても活躍しているアコ-ディオン奏者、Francesco Caliに声をかけました。彼はイタリア人で、Flemmingの北欧のムードと対象的な部分もあって、音楽的にも表情が豊かになったと思います。
クリスマス・ラッシュで、パスポ-トを忘れたFlemmingが空港に間に合わず、フライトに乗り損ねるというハプニングがありましたが、どうにか22日の朝みんなでレインボ-・スタジオの素晴らしい空間に立つことができました。ドラムやベ-スがないだけに、それぞれの楽器の音そのものがものをいう音楽なので、レインボ-・スタジオで録音する経験ができたのはとても大きかったと思います。

演奏を重ねるうちにだんだんとまたフォ-ム、アレンジメントといったものが自然にできてくるのですが、プロジェクトを始めたときのアイディアを忘れずに、常に無限な可能性があるんだという気持ちで演奏をすることを心がけています。

10月13日にTokyo TUCでダブル・コンサ-トを行う、南博GO THEREの南さんとは、実はバ-クリ-に同じ時にいたのですが、重なった時期が短かったせいもああって、知り合ったのはそのかなり後で、彼がデンマ-クに来るようになったころからです。彼がバンドを組んで一緒にやっているデンマ-クのミュ-ジシャン達とも知り合いであったり一緒に仕事をしたりしているので、自然とお互いにコンタクトをとってコンサ-トを聞きに行ったりするようになりました。最近は彼の本を読ませていただいて、私の人生とかなり重なった部分があることに驚いています。彼は、とても個性的なピアニストで、デンマ-クでもかなり革新的なことをやっているミュ-ジシャンたちと組んでやっています。ダブル・コンサ-トのあとはセッションをすることになっているのですが、彼のバンドのメンバ-もみな素晴らしいミュ-ジシャンが揃っているので、とても楽しみです。


【Binocular(From Denmark) Japan Tour 2012】

ジャズ・オ-ディオ・ディスク大賞金賞で旋風を巻き起こした平林牧子。フレミング・アゲルスコフとの華麗なるプロジェクト、Binocularで再来日!幽玄なるフリューゲル・ホーンが柔らかな空気を彩り艶のあるアコーディオンがアクセントを加える。そして音楽全体を支えるのは平林牧子の静謐で精細なピアノ。新たな地平を開く北欧アーティスト達の詩的な世界をご堪能あれ!


<日時>
2012年10月10日(水) モーション・ブルー・ヨコハマ
045-226-1919 http://www.motionblue.co.jp/

2012年10月11日(木) 門司港ホテル イベントホール・スパーツィオ
093-332-2589 http://www3.ocn.ne.jp/~smokin/

2012年10月13日(土) Tokyo TUC
平林牧子/Binocular & 南博/Go There! スペシャル・ダブル・コンサート
03-3866-8393 http://www.tokyotuc.com/

2012年10月14日(日) 新宿PIT INN
03-3354-2024 http://www.pit-inn.com/



『Binocular / Binocular』
Binocular


Binocular / Binocular

Now On Sale
Stunt Records
製品番号:STUCD11092

コペンハーゲンを中心にヨーロッパで活躍するマキコ・ヒラバヤシが、デンマーク・ジャズの雄"Stunt Records"から発売するアルバム第2弾!その音色に抜群の定評があるデンマークのフリューゲル・ホルン&トランペット奏者、フレミング・アゲルスコフとの「Binocular(双眼鏡)」と題された双頭リーダー・アルバム。アゲルスコフは独自に日本の美学と文化を学んできた日本通でもあり、今年の春に行われたデンマークのアーティストによる日本支援チャリティー・コンサートにも、平林牧子とともに参加。録音はオスロの名スタジオ、レインボー・スタジオ。美しいジャケットからも連想されるような透き通る高音質録音もGood。


pressebillede 1 BonocularA_600 by Stephen Freiheit L.jpg

【Binocular(Makiko Hirabayashi / Flemming Agerskov)】


コペンハ-ゲンを拠点にヨ-ロッパで活躍するピアニスト、マキコ・ヒラバヤシ(平林牧子)と、その音色に抜群の定評があるデンマ-クのトランペット、フリュ-ゲル・ホルン奏者、フレミング・アゲルスコフによるデュオ プロジェクト。ゲスト・ミュ-ジシャンとして、イタリア人アコ-ディオン奏者、フランチェスコ・カリが参加している。バンド名と同じくBinocular(双眼鏡)と題されたアルバムが、2011年にデンマ-ク・ジャズの雄 Stunt Recordsよりリリ-スされ、曲のオリジナリティ-、詩的でで幽玄な世界、シンプルでありながら、型にはまらない、自由な演奏などが高く評価されている。アルバムは、オスロ、レインボ-・スタジオにおいて、数々のECM名盤を製作しているJan Erik Kongshaugによって録音され、繊細な北欧のトランペットの響き、陰影豊かで奥行きの深いピアノ、そしてメランコリックでファンタジックなアコ-ディオンのプレイを見事に捉えている。


■マキコ・ヒラバヤシ (ピアノ)
東京に生まれ(1966)、4歳からピアノを始める。中学から5年間香港で過ごし、多種の文化に触れながら育つ。20歳で奨学金を得てバ-クリ-音楽大学に進み、インプロヴィゼ-ション、ジャズハ-モニ-などを勉強する。卒業後1990年にデンマ-ク・コペンハ-ゲンに拠点を移し、ジャズピアニスト、作曲家としての活動を始める。クァルテット、シスタ-ズのメンバ-として、1995年ヨ-ロッパジャズコンテスト(ベルギ-)で、ベストアレンジメント賞、パブリックアワ-ドを受賞し、総合3位。2006年、自己のトリオ(マリリン・マズ-ル(dr)、クラウス・ホウマン(b))による初のリ-ダ-作がドイツの名門ジャズレ-ベル、エンヤからリリ-スされる。2作目、ハイド・アンド・シ-クが、2009年度 "ジャズ批評"誌ジャズ・オ-ディオ・ディスク大賞とジャズ・メロディ-大賞でダブル金賞受賞。トリオのほか、クインテット"Grey To Blue"、デュオ "ビノキュラ-"などのプロジェクトを手がける。自己のトリオで、デンマ-ク、スウェ-デン、ドイツ、オ-ストリア、ルクセンブルグ、日本をツア-、サイドマンとして、スペイン、ブラジル、南アフリカ、ベルギ-、ノル-ウェイ、オランダ、ラトビア共和国などで演奏した経験を持つ。


■フレミング・アゲルスコフ (トランペット/フリュ-ゲル・ホルン)
デンマ-ク、ホステブロ-に生まれる(1963)。ユスク・コンサ-バトリ-でトランペットを勉強した後、1年間日本、京都に住み、日本文学、音楽に興味を持つ。1991年、デンマ-クにおけるトランペッタ-のコンペティションで1位。Martin France,Julian Arguelles を含む自己コンボで、1999年にFace To Faceを発表。2001年にグル-プ、Takuanのメンバ-としてデンマ-クのグラミ-賞を受賞。100枚以上のアルバムに参加し、Eliane Elias,Egberto Gismonti,Jon Balke,Marc Johnson,Ian Ballamy,Marilyn Mazur,Josefine Cronholm,Lee Konitz,Ray Charles,Bob Brookmeyer,CVJoergensen,Fredrik Lundin などと共演した経験を持つ。


■フランチェスコ・カリ (アコ-ディオン)
イタリア、キャタニアに生まれる(1966)。キャタニア、V.Bellini コンサ-バトリ-で、ピアノ、作曲の勉強をした後、2000年以来コペンハ-ベンに拠点を移し、アコ-ディオン奏者、ピアニスト、作曲家、アレンジャ-として活動する。2000年、Pépinières Européennes pour Jeunes Artistes 優勝。2003年、International Choral Composer's Competitionで第3位。自己バンド、キャタニア・クインテットでアルバム2作を発表(1999,2008)するほか、サイドマンとして、Band Au Neon,Jakob Fischer Quartet, Torben Westergaards Oktober,Cathrine Legardh Quintet など、数々のグル-プに参加。2005年に、国連 Human Rights Day のために、讃美歌を作曲。2007年にDanish National Chamber Orchestraのために作曲、ピアニストとしてコンサ-トにも出演。

芳垣安洋 インタビュー:インタビュー / INTERVIEW

ROVOや第一期DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENなどフェスを賑わすバンドや、UAや原田郁子といった個性的なシンガーのバックバンドでも引っ張りだこのドラマー、芳垣安洋。

彼は、それら以外にも、自身で幾つかのバンドを率いて活発に活動している。

例えば、ヴィンセント・アトミクス、エマージェンシー、パーカッションアンサンブルのオルケスタ・ナッジナッジ、そして、今一番熱い活動を見せている「オルケスタ・リブレ」。

「オルケスタ・リブレ」始動のきっかけが、ピットインでのライブということもあって、番組「PIT INN」にゲストとして芳垣さんをお迎えしました。

芳垣さんの音楽ルーツやスタンダードについて、音質へのこだわりなどなど、番組でご紹介しきれないほどの内容でしたので、ここでご紹介します。

お楽しみあれ!

 

芳垣安洋 インタビュー(with 鈴木寛路 [PIT INN]、樋口亨 [JJazz.Net])

 

オルケスタ・リブレ

Orquesta Libre(オルケスタ・リブレ)


ジャズも含め、自分が洋楽の虜になった、そのルーツにある曲がスタンダード

鈴木:芳垣さんに初めてピットインにご出演いただいたのは、ピットインが前の場所にあった頃の、梅津和時さんの3デイズにアルタード・ステイツとして呼ばれたというのでしたよね。

芳垣:そうですね。まだその頃はみんな関西在住でした。

鈴木:芳垣さんはご自身のバンドも含め、非常に沢山のバンドで演奏されていますが、今日ご紹介するオルケスタ・リブレの他に、パーカッションアンサンブルのオルケスタ・ナッジナッジ、ヴィンセント・アトミクス、エマージェンシー。そして、芳垣さんのバンドというわけではないですけども、ROVOでの活動も盛んですね。あとは、ピットインでも毎年6月に4デイズをやっていただいて。オルケスタ・リブレの始まりもその4デイズからですよね。

芳垣:そうですね。去年の4デイズがきっかけでできたバンドですね。

鈴木:それ以前もリブレっぽいことってあったじゃないですか。たとえばホーン・セクション・バンドのようなものだったり。

芳垣:そうですね。僕がトロンボーンの青木タイセイに声をかけて始めた彼のブラスバンドもちょっと似たとこがありますね。そのバンドは彼のリーダーシップに委ねています。他には、ピアニストの田中信正と一緒に、管楽器を何人か入れてっていうセッションを、ここしばらくは年に1、2回やったりしていますね。

樋口:4デイズがオルケスタ・リブレのきっかけというのは、4デイズのうちの1日がリブレと同じ編成だったということですか?

芳垣:そうですね。今のメンバー全員が揃っていたんですよ。

鈴木:ただ、「オルケスタ・リブレ」という名前にはしていませんでしたよね?

芳垣:その時はねぇ、、、、いや、最終的にしたんだよ。

樋口:じゃあもう、その時のバンドのアルバムが今回発売されたという感じなんですね。

芳垣:ただその時は、今ほど密にライブを続けるっていうつもりではなくて。やってみて非常に楽しかったので、というところから続いていますね。あと、その時の映像とか音源を見たコペンハーゲン・ジャズフェスティバルのオーガナイザーが、今年の夏に出演しないかと誘ってくれたんですよ。それで、行きたいな、というところから、バンドを継続する、アルバムを作る、っていう流れになりましたね。

鈴木:今回の作品は、3枚同時発売ですね。

樋口:7月4日にレーベルのイーストワークスから発売された、柳原陽一郎さんと、おおはた雄一さんの歌が入ったボーカルアルバム2枚組の『うたのかたち~UTA NO KA・TA・TI』。そして、インストの『Can't Help Falling In Love~好きにならずにいられない』ですね。

鈴木:選曲とかが、いわゆるもう昔からの芳垣さんぽくて。芳垣さんは「plays standard」っていうの結構やるんですけど、そのスタンダードが芳垣さん流で。ジャズ・スタンダードだけっていうわけでは全くなくて、ジャンルを超えて芳垣さんが好きなスタンダード。今回の作品も選曲が実に芳垣さんっぽいなーという。

芳垣:(笑)

鈴木:いい意味でね。いつもいい曲を選曲して。独特のアレンジで。青木タイセイさんと鈴木正人さんのアレンジがこれまた良くて。どの曲も本当に素晴らしいんですよね。

樋口:ジミヘンとか入ってますよね

鈴木:やってますよねえ。まったくジミヘンじゃないような(笑)

芳垣:(笑)しばらくなんだっけこの曲って感じですよね。

樋口:ジャズスタンダードだけじゃなくて、ポップスやもロックといった馴染みのある曲が結構並んでますね。

芳垣:そうですね。僕が洋楽を聴き始めた当初に、好きだった曲なんですよ。

樋口:そうなんですね!

芳垣:だから本当に、さっき鈴木さんがおっしゃってくれたように、僕流のスタンダードというか。ジャズも含め、自分が洋楽の虜になった、そのルーツにある曲っていうのをやりたいなという気持ちで集めた曲ですね。

 


日本語でちゃんと詞を作れる男の歌い手、というのがひとつのキーワード

鈴木:あと、『うたのかたち~UTA NO KA・TA・TI』で柳原陽一郎さんが歌っている方の盤でちょっと感じたことは、芳垣さんってよく高良久美子さんとかと一緒にミュージカルの音楽もやられているじゃないですか。その影響をすごい感じました。

芳垣:それはありますね。

鈴木:ミュージカルのような、いろいろな風景が浮かんでくるような感じがしますね。

芳垣:3年前になるのかな。宮本亜門さんが演出された「三文オペラ」というベルトルト・ブレヒトの作品で音楽を演奏することになって。その音楽をクルト・ワイルという方が作っているんですが、彼の作品はジャズのスタンダードになっている曲も何曲かあるんですけど、「三文オペラ」での音楽はそういうものだけじゃなくて、本当にいろんなかたちの面白い曲があるんですよ。実際に演奏することによってその魅力に取り憑かれましたね。で、アルバムに入っている「ジゴロのバラード」という曲は、普段あんまりいろんな人が演る曲じゃないんですけど、ちょっと本当に独特な、不思議な魅力をもった曲で、柳原陽一郎にはピッタリじゃないかなぁと。

鈴木:ピッタリですよね。

芳垣:ちょっと訳詞しない?みたいなところから持ちかけて。

鈴木:訳詞もいいですよね。本当にどの曲も、訳詞も素晴らしくて。楽しいです。

樋口:聴いて内容が入ってきますね。

芳垣:どうせなら日本語でやりたいな、っていうのがあって。なので、日本語で詞をつくる力がちゃんとある歌い手に歌って欲しいって思いました。で、僕の場合はしかも、男の歌い手が非常に好きなので。

鈴木:確かに多いですね。

樋口:それは何故なんですか?

芳垣:何故ですかね。ひとつは多分、すごくやっぱりロックという存在はあるような気がしますね。60年代後半、70年代前半のバンド全盛時代の音楽に僕自身が惹きこまれた。みんな男じゃないですか、あの当時の歌い手は。

鈴木:確かに。

芳垣:ビートルズだって、ストーンズだってそうでしょ。ツェッペリンにしたって、、、みんな男じゃないですか。

樋口:そうですね。

芳垣:なんですかね。やっぱり歌と一緒にやるなら男がいい。で、日本語で詞をつくることがちゃんと出来る人。こんなこと言っちゃったらあれなんですけど、今のポップスによくあるような、私小説的な、なんか、自分はこうだ、自分はこうだ、っていうのが多いじゃないですか。そうじゃない意味での、本当に詞をちゃんと作れる人。で、男の歌っていうのが、まあひとつのキーワードだったんですね。ふたり(柳原陽一郎とおおはた雄一)を選んだ。

鈴木:ほんと絶妙なチョイスですよね。また2枚組のそれぞれの色が違うわけですよ。

樋口:カラーが出ていますね。バックのメンバーはみんな同じですもんね。

芳垣:もしかしたら1枚のアルバムに入れられるかな、とも思ったんですけど、やっぱりそれしないほうが。昔みたいにレコードだったら、裏表でかけ換えられるから、いいんですけど、CDはそういうわけにはいかないじゃないですか。

樋口:そうですね。

芳垣:やっぱりこれは分けないとダメだなあって。

 


音が馴染んでいる感じとか空気感とか、ちょっとした距離感を感じ取れるレコーディング方法

鈴木:インスト・アルバムの『Can't Help Falling In Love~好きにならずにいられない』ですが、タイトル曲の「Can't Help Falling In Love」はプレスリーのヒット曲ですね。後半に向けてどんどん盛り上がっていくアレンジですが、芳垣さんは結構こういうアレンジが好きですね。

芳垣:そうですね。静かに始まって、、

鈴木:ヴィンセント・アトミクスの頃からもう。(笑) これはサンタナに繋がるんじゃないか、みたいなね。(笑) 静かに始まって、、、最後ぐぉあーーーーって(笑)盛り上がるところがね。

芳垣:ルーツがそういうところですからね。

鈴木:これがまた、かっこいいんすよ。はまるんです。

芳垣:これはねえ、レディオヘッドのスタジオライブ・レコーディングの番組を見てるときに、6/8拍子でだんだん盛り上がっていくような曲があって、それを聴いているうちにプレスリーの曲をこんな風にアレンジできるんじゃないか、って思ったんですよ。具体的には、ハチロクというよりも、もうちょっと大きな3拍子から段々段々盛り上がっていって、(リズムが)細かくなっていってさらに盛り上がってくみたいにしたいなと。で、(青木)タイセイに相談してアレンジしてもらったんですけど、最初の僕のイメージと違ったので、何回かやりとりをしながら作っていきました。ちょっとずつライブでやってみてテコ入れをしながら作った曲ですね。

鈴木:今回の作品の録音方法が、マルチトラックでそれぞれの楽器を録って、それぞれを調整するというやり方ではないんですよね。

芳垣:マルチはマルチなんですよ。でも、例えば、ドラムはドラムの部屋に入って、ベースはベースの部屋に入ってというふうに、お互いの音が被らないようにして録って、ちょっと間違えたところは後で直せるよ、みたいな今の録り方ではないんです。今回は、マイクはもちろんそれぞれ皆のところに立ててあるんですけど、全員が同じ部屋に入ってステージのように並んで録っています。

樋口:ということは、お互いの音がひとつのマイクに被って入ってしまうんですね。

芳垣:被りまくっていますから、失敗するとそのテイクはおじゃん、という感じです。

鈴木:ああ、、、、

芳垣:しかも全員ヘッドフォンをせずに、、、

樋口:ええーーー!!

芳垣:モニターも出さずに、生音で(それぞれの楽器の)バランスを取りながら録音したんですよ。歌い手が入った時も同じで。

鈴木:ええーーー!!

芳垣:さすがにその歌い手がむこう向いて歌うと声が聞こえないので、バンドと真向かいに向かい合ってこっち向いて歌ってもらって。結果として、ボーカルマイクは楽器とは反対側向いてるんで、歌の人の被りは少ないんですけど。そういう状態で録りました。

樋口:おもしろいですね!

鈴木:あのまとまり感、一体感、っていうのはそこですかね?

芳垣:音が馴染んでいる感じとか空気感とか、ちょっとした距離感っていうのは、たぶんそういうレコーディングだったからだと思います。実はね、僕の学生時代からの知り合いが兵庫県の西宮北口でやってるジャズ喫茶があって、そこにパラゴン(JBLのスピーカー)が置いてあるんですよ。このアルバムを持っていって、そこで結構大きい音量でかけて聴いたんですけど、すっごい立体的に聞こえて。皆の座っている位置、ドラムがどこにいるとか、歌がどこにいるとかっていう立ち位置がすごい分かるんですよ。

樋口:聴いてみたい!


芳垣:昔のジャズのアルバムもそうじゃないですか。位置関係がよくわかる。なんかこう、前後ろの感じがすごくよくわかるじゃないですか。そういうのって、それぞれを別々に録って、例えばドラムは左から右へハイハットから始まってバーっと並べちゃって、ピアノも同じように低い音から高い音へ左から右にステレオで全部広げちゃうというような今の普通のレコーディング方法じゃなくて、同じ部屋で録ったりだとか、音が馴染むようなレコーディング方法の方が、逆によくわかるのかな、って感じがしますよね。例えばドラムは塊でこっち側にいて、ピアノここにいて・・・サックスが真ん中にいて、歌はここから拾うとか、その定位がちゃんと分かるような。あと、不思議な事に、モノラルのレコーディングも、距離感がわかったりするじゃないですか。左右とか無いはずなのになんでこんなわかるんだろうって。

鈴木:モノラルの話が出たんで、ビートルズのボックスの話をしたいんですけど。僕は、ステレオのボックスセットを買ったわけですよ。普通のファンだから。(笑)芳垣さんはモノのボックスを買ったわけですよ。で、その話をしてたら、芳垣さんが「モノ・ボックス聴いたことある?いいってもんじゃないよ、半端ないよ。」って言うんですよ。で、僕のステレオ・ボックスをお貸しして、モノ・ボックスをお借りして聴いたんですよ。そしたらもー、びっくりしましたね!音が全然いいし、バランスも違うし、ちょっとね、衝撃でしたね。

芳垣:あれはびっくりしましたね。ステレオじゃないのに余計に定位がわかるっていうか。スピード感とかね、すごくあるし。

鈴木:芳垣さんとのこのビートルズ・ボックスの件があったから、今回のアルバムの録り方だとかが面白いなと思ったんですよ。何でもかんでも最新のやり方でやればいいというわけではないなと。音の良さ、いい意味の良さ、っていうのは音楽の良さにプラスになることだから、やっぱり皆んな、もう一回真剣に色々考えなきゃいけないんじゃないのかなーって思いますよね。

芳垣:そうですね。あとね、時々行く札幌のジャズ喫茶で(オルケスタ・リブレの)アルバムをかけてもらったんですよ。そうするとね、音がちょっとぼやける。そのジャズ喫茶はいつもレコードをかけるんです。だから、アンプとかいろんなもののチューニングがレコード用になってるんですよ。そうするとCDの音がやっぱりちょっとぼやける。

樋口:面白いですね~。

芳垣:だから、レコードはレコードでやっぱり違う音なんだなって。あのパンチ力はレコードだからであって。その時に、アメリカのウエストコーストでやってたチャーリー・ヘイデンのカルテットのアルバムがレコードでかかってたんですよ。そしたら、ビリー・ヒギンズのシンバル・レガートとかが、すっごいもうゴーーって押してくるんですよ。チャーリーヘイデンの音も。

樋口:飛び出てきこえるみたいな。


芳垣:うわー、このシステムで聴いたらきっといいだろうなって、(オルケスタ・リブレ)のアルバムをかけてもらったら、皆の音がすっごくよく聞こえてくるんですよ。ただ、あのパンチがちょっと無い感じで。レコードはレコードでやっぱりひとつの音があるんだなっていうのをすごく思いましたね。だから、そういう所で聴いてくれる人に、アナログ盤を出したいんですよね。

鈴木:ヨーロッパの人ってたまにアナログ盤作って持ってきますよね。

芳垣:そうですね。ヨーロッパってもう、配信のシステムがすごく盛んになってきてるんで、配信で出しておいて、特別なものはレコードを作る。っていう感覚になってる。

樋口:個人的にはそれは嬉しいなあ。

芳垣:でね、面白いのは、結構ちゃんとしたプレス工場っていうのが各国にあるんですよ。デンマークにプレス工場がひとつあるんだけど、そこはちょっと高いので、安く作るにはハンブルグの工場にするとか。

樋口:なるほど。

芳垣:そのハンブルグだったり、どこそこのプレスは、こういう特色があるとか値段はいくらだとか、そういう事を作ってる人はみんな知っているんですよ。今回の音はこんな感じだからここでプレスしようっていうふうに作っているみたいですよ。

樋口:クラブ系もそんな感じで、ジャズもあるんですね。

芳垣:重量盤はここだったらいくらでプレスしてくれるとか。なんかそんな話ばっかりミュージシャンがしてるんですよ。

 

ヨーロッパでの評判は、本当に良かった

樋口:オルケスタ・リブレはヨーロッパにも行ったんですもんね。

芳垣:そうなんですよ。そういうふうにレコードとかも作っているデンマークのレーベルの連中が、コペンハーゲン・ジャズフェスティバルのオーガナイザーと知り合いで、出演することになりました。コペンハーゲン・ジャズフェスティバルっていうのは、日本の色んなジャズフェスを、たぶん10倍くらい大きくしたようなものです。

鈴木:結構でかいっですね。

芳垣:もう街中どこでもやってるんですよ。

樋口:何日くらいやってるんですか?

芳垣:えっとねえ、だいたい2週間。

鈴木:すごい規模だなあ。

芳垣:で、せっかく行くんだから、頑張って他の土地でもやってこようと思って、ロンドンのジャズクラブと、パッサウっていう南バイエルンでオーストリアとの国境の近くにある世界遺産みたいな街、あとスイス各所などで演奏しました。

樋口:メンバー全員で行かれたんですよね?

芳垣:全員でいきました。

鈴木:すごいですね(笑)

樋口:リアクションはどうでしたか?

芳垣:評判は本当に良かったですね。お客さんがほんとすごく盛り上がってくれて。

鈴木:それはやっぱり、向こうでお客さんがアンテナを伸ばして、来てくれたっていうことですよね。そういうのって一番難しいじゃないですか。例えばヨーロッパからいいバンドが来ても、日本の人にそれを知らせるのは難しいし。知らないバンドを聴いてもらうっていうのは本当に難しいですよね。そんな中で来てくれたっていうのは、やっぱり素晴らしいことですね。

樋口:ピットインでは、10月29日にライブがありますね。

鈴木:これは、いわゆる、インストのオルケスタ・リブレでの出演です。


芳垣:6月から7月まで、ボーカリスト(柳原陽一郎、おおはた雄一)やピアニストのスガダイロー、タップダンサーといったゲストをいれたバンドという形で駆け抜けてきたので、10月29日は、ヨーロッパでやってきたのと同じような感じで、バンドだけでみっちりとやります。ヨーロッパで新たにやった曲なんかもあるし、歌の人と一緒にやってた曲とか、ダイローを入れてやったエリントンなんかも、バンドだけでやれるようにアレンジしてみたりとか考えています。

鈴木:なるほど、それは面白いですね!

芳垣:ゲストを向け入れての活動も、交互にというか並行してやっていきたいなと思っています。あとは、音楽が中心なんだけど、ちょっと違う分野の人とコラボレーションするっていうっていうような事も、今年は試してみたいなあと思っています。

鈴木:本当にいい意味で、すごいスピードでいろんなことが今動いてる感じがしますね。

芳垣:大変ではあるんですけど、やりがいがすごいあるというか。

鈴木:何か色々できそうなバンドメンバーなんでしょうね。

芳垣:メンバーは本当に面白い人達が集まっています。自分で言うのもなんなんですけど、メンバーを選ぶ目は持ってるなと。(笑)

 


芳垣安洋
芳垣安洋
1959年生まれ。関西のジャズエリアでキャリアをスタートさせ、モダン・チョキチョキズ、ベツニ・ナンモ・クレズマー・オーケストラ、渋さ知らズなどに参加後上京。山下洋輔、坂田明、梅津和時、巻上公一、菊地成孔、オオヤユウスケ、高田漣、小島真由実、浜田真理子、カヒミ・カリィ、UA、原田郁子、Jhon Zorn、Bill Laswellなど様々なミュージシャンと共演。現在、ROVO、大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラ、南博GO THERE、アルタード・ステイツや自己のバンドVincent Atmicus、Emergency!、Orquesta Nudge!Nudge!等のライブ活動の他、蜷川幸雄や文学座などの演劇や、映画の音楽制作も手掛ける。メールスジャズフェスを始めとする欧米のジャズや現代音楽のフェスティバルへの出演や、来日するミュージシャンとの共演も多く、海外ではインプロヴァイザーとしての評価も高い。レーベル「Glamorous」を主宰する。

芳垣安洋 オフィシャル・サイト

うたのかたち ~UTA NO KA・TA・TI

■タイトル:『うたのかたち ~UTA NO KA・TA・TI』
■アーティスト:Orquesta Libre
■レーベル:GLAMOROUS RECORDS / ewe
■型番:EWGL13
■発売日:2012年7月4日
■価格:3,000円(税込)

amazon link


Can't Help Falling In Love~好きにならずにいられない

■タイトル:『Can't Help Falling In Love~好きにならずにいられない』
■アーティスト:Orquesta Libre
■レーベル:GLAMOROUS RECORDS / ewe
■型番:EWGL15
■発売日:2012年7月4日
■価格:2,500円(税込)

amazon link

 

オルケスタ・リブレ ライブ情報
■10/29(月)@PIT INN
昨年末のレコーディングから始まった柳原陽一郎、おおはた雄一らのシンガーとの共同作業、スガダイローやタップダンサーとのコラボレーションでのエリントンサウンドの再構築、などなど様々な試みを一挙に演じた初夏のPit Innでの3daysに始まり、ヨーロッパツアー、フジロックフェス、と結構な勢いで突っ走ってきたオルケスタ・リブレの上半期も一段落という感じです。ヨーロッパツアーの報告も兼ねて、バンドが深化してきたさまを皆さんに見てもらいたい、と気合いを入れてお届けするリブレの素顔です。晩秋のミニツアーへの助走でもあります。乞うご期待ですぞ!!!
芳垣 安洋

■11/26(月)@桜座 (山梨・甲府)

■11/27(火)@TOKUZO (愛知・名古屋)

■11/28(水)@深川江戸資料館 小劇場 (東京・深川)


芳垣安洋 注目ライブ情報
■10/6 (土)@横濱 JAZZ PROMENADE 2012
芳垣安洋 「Duke Elington, Sound of Love」

 

<Orquesta Libre LIVE @ PIT INN>

"TOUCH OF JAZZ"アルバム - dorlisセレクト:TOUCH OF JAZZ

番組「TOUCH OF JAZZ」では、毎回ゲストの方に
自身の「TOUCH OF JAZZした作品=ジャズに触れた作品」をご紹介いただいています。
今回は、シンガーソングライター、dorlisさんのセレクションです。

dorlisさんの音楽にヨーロッパの雰囲気を感じる理由、ここにあったのですね。


【TOUCH OF JAZZアルバム】

Djangology / Django Reinhardt
Djangology


Djangology / Django Reinhardt

録音:1949年
SONY Music Entertainment
製品番号:88697843492

「私がスイング自体に興味をもったのはジャンゴ・ラインハルトの影響なんです。特に彼の代表作でもあるこのアルバムは一番影響を受けました。全編通して鳥肌がずっと止まらなくて。ステファン・グラッペリとの掛け合いもすごいし。
ジャンゴの音楽は音を通してヨーロッパの風が伝わってくるというか、インストなんだけれどヨーロッパの街並みも浮かんでくる立体感みたいなのがあって。これ自分のやりたい世界観だなと思って自分のサウンドにもバイオリンを入れたりとか、ジャンゴのスイング感を取り入れたりして。私の音楽のすごい軸になっていると思います」




Minor Swing - Django Reinhardt & Stéphane Grappelli




□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


【dorlis】

dorlis.JPG

1982年2月23日生まれ。岡山市出身。B型。 幼少の頃からクラシックギターを学び、17歳でストリートで歌い始める。その後、高校をドロップアウト、ヒッチハイクで全国を旅して、ストリートライブを重ねた。フォーキーな弾き語りが多い中、彼女のストリートでのスウィンギーなギターの弾き語りは異彩を放ち、全国各地の路上で、その命を削る歌声は行き交う人々の足を止め、彼女の周りには常に人だかりができた。そして、その旅から戻ってきた彼女が、いつも通り岡山のストリートで歌っている時、偶然にもそこを通りがかった松原憲と出会うことになる。Misia、平井堅、BoA、CrystalKayなど、キラ星のごときアーティストのプロデュースを数多く手がけてきた松原憲が次世代のアーティストと確信。その時のことを松原憲は振り返り「まるで、もう亡くなった人の映像を見ているような不思議な感覚がしたのを今でもハッキリと覚えている。」と、彼女との出会いの衝撃を語っている。そこから、彼女の才能が一気に開花することになる。命を削る歌声、いわゆる弾き語り系のものとは一線を画す、スウィンギーで洗練されたギターワーク、キャッチーなメロディーメイキング、毒と花の同居する詞の世界観、全てが圧倒的なクオリティー。dorlisから紡ぎ出されるスウィンギーポップは、まさに、新世代のストリートミュージック。 そして、2002/12/04デビューシングル「ひとりごとみたいにアイシテタ」発売。あっという間に、全国の各FM局ディレクター、外資系レコード店バイヤーを虜にした。FM局パワープレー15箇所獲得、現在累計出荷枚数は1万枚をゆうに突破。そして、2003/04/09セカンドシングル「マーブルの月」をリリースし、続く三枚目の「24時間世界一周」もデビューシングルを上回るセールスを記録!1stアルバムはオリコンアルバムチャート(インディーズ部門)3位に! そして、ついに2005/01/19。レコード会社11社争奪の上、ビクターエンタテインメントよりsingle「マリポーサ」で、メジャー・デビュー!!2007年はコラボレーション企画"dorlis Walk Around"を実施。SOFFet・大西ユカリ・野宮真貴・須永辰緒・Jazztronik・中田ヤスタカ(capsule)・中塚武・coba・RaggeaDiscoRockersを迎えリリースしたコラボレーション&オリジナルアルバム"swingin'street3"を6月に発売。2012年、デビュー10周年を記念したライブを開催。


dorlis 10th Happy Swing~Grazie di cuore~

デビュー10周年を記念したスペシャル・ライブ決定!
スペシャルゲストに土岐麻子さんを迎えての約2年半ぶりとなるワンマンライブ開催!!
当日はニューシングル(ライブ限定)の販売もあります。

日時:2012年9月16日(日)開場17:30/開演18:30
会場:Music Restaurant La Donna
チケット:前売り3,500円/当日 4,000円 ※いずれも税込・全席指定、ワンオーダー必須

【電話予約】
Music Restaurant La Donna 03-5775-6775(15:30~21:30)※営業日のみ
※お電話でご予約の方は、チケット料金のお振込をお願いいたしております。
【インターネット予約】店舗HPからご予約いただけます。(カード決済)
詳細はこちら


♪dorlis 10th Happy Swing〜Grazie di cuore〜♪ Spot CM




dorlis × 土岐麻子 "Room 305" Music Video



dorlis


dorlis / dorlis

リリース:2012年6月20日
SUPA RECORDS
製品番号:SUPA3

















dorlis Official Blog

アーカイブ