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JJazz.Net Blog Title

2012年12月アーカイブ

bar bossa vol.4:bar bossa

bar bossa


vol.4 - お客様:柳樂光隆さん


いらっしゃいませ。

bar bossaへようこそ。

月の2回目はゲストを迎えて「俺がコンピCDを作るんだったらこうするね」という選曲をしてもらいます。

今日はジャズ評論家の柳樂光隆(なぎら みつたか)さんです。


林(以下H)「いらっしゃいませ。」

柳樂(以下N)「こんばんは。」

H「ではとりあえずお飲物はどうしましょうか。」

N「いつも通り、白ワインをグラスで。あと、ピクルスも下さい。」

H「はい。かしこまりました。でしたら南仏のしっかりしたシャルドネにしますね。あ、そうだ。先日一緒にいらっしゃってた女性が来てましたよ。髪の毛が長い子じゃなくて、メガネのあの子でもなくて、あのボーイッシュな感じの子です。なんか柳樂さんと連絡が取れなくなったって泣いてましたよ。」

N「またそんな。公の場所でそういう冗談はやめて下さい。」

H「すいません(笑)。ところで柳樂さんはジャズ評論家がメインですが、レコード屋さんでも働いてますよね。でも確か東京学芸大学を出てて教員免許も持っているとか。どうしてそんな人生を踏み外してしまったんですか?」

N「レコード屋っていう場所がとにかく好きだったので、もし教師やるとしても、その前に好きな仕事でも一回やってみた方が経験にもなるかなと思って。結局、ずっとレコ屋で働いてます。向いてるかどうか判らないままですけど。」

H「うちのカウンターでサニーデイの方と会って『ファンです』って言ってたのが印象的なんですけど、でも基本はジャズなんですよね。」

N「ええ。ジャズを聴くきっかけは大学の学園祭でドラマーの広瀬潤次さんのライブを見て、ジャズってのは凄い音楽だと思って。で、すぐに当時の彼女(ジャズ研)が教えてくれた近所のジャズ喫茶に行って『ドラムが凄いジャズを聴かせてくれ』って店主に言ったら、山下洋輔と森山威男のアルバムを聴かされて、それで完全に虜に。」

H「ジャズ喫茶。柳樂さんってそうですよね。大御所の評論家とかとも親しいじゃないですか。あれ、不思議なんですけど。」

N「おじさん好きなんでしょうね。基本的に自分より詳しい人の話を聞きたいんで、この人に話を聞いてみたいって思ったら会いに行くんです。刺激もあるんですよね。世代間の認識のズレとかも面白いですしね。知識や経験は伊達じゃないですよ。同世代とつるんでいても得られないことは多いと思います。」

H「具体的にはどんな大御所と?」

N「ケペル木村さんはケペルさんのお店に会いに行って。今では国立のジャズバーNO TRUNKSでイベントも一緒にやっています。中山康樹さんは中山さんのイベントの時に話しかけました。その場で後藤雅洋さんや村井康司さんを紹介していただいて、お二人の音楽評論サイトに加入してしまっています。あとジャズ喫茶四谷いーぐるとか、荻窪ベルベットサンでもイベントをしています。瀬川昌久さんは、僕が雑誌に瀬川さんが監修のCDのレビューを書いたら、読んでくれてて、僕に連絡をくれたんです。バド・パウエルとかと同世代な方のリアルタイムの話とか聞けますからね。高橋健太郎さんはツイッターでなんかのきっかけで話しかけました。でも、未だに僕はただの健太郎ファンですよ。」

H「あの、これ読んでる方でわかんない人は全くわかんない名前ばかりだと思いますが、『俺、タモリとたけしとさんまと友達』って言ってるような感じです。」

N「どの人がタモリですか?(笑) あの、クラブカルチャー以前以後で、ジャズの聴き方とか、ジャズって言う音楽がどういうものであるかのイメージが大きく変わったと思うんです。大きな変化だったので、その分、前後には溝があります。僕は変わる前と変わった後と両方を繋ぎたいんですね。クラブカルチャーってジャズの新たな側面にも光を当てて新しい聴き手を生み出したとは思うんですけど、その一方でそれ以前からあったジャズを遠ざけてしまった。僕は両立出来ないかなと思ってるんです。そういう意味でも、今後も年上の方と一緒に色々やって行きたいなと思っていますし、そろそろ同世代とも何かやりたいよなとは思ってます。あとは、クラブ側の方とも。まぁ、その辺は追々。」

H「なるほど。では曲に行きましょうか。」

N「はい。テーマは『歌にねじ伏せられるために聴くジャズボーカル』です。今回はbar bossaでかからないような類いのうるさい歌モノのジャズ選んでみました。僕はジャズに関しては、凄い演奏にねじ伏せられたいみたいな気持ちがかなりあります。そういう基準でマイルス・デイビスやジョン・コルトレーンを聴くことが多いんですが、そんな基準で普段よく聴いてる歌モノを選びました。実際は20曲くらいすぐに浮かんだので、減らすのが大変でした。ちなみにボサノヴァよりも酒がすすむと思います。」


H「では1曲目は?」

1.Irene Datcher - Attica Blues (Archie Shepp / Attica Blue Big Band)



N「リーダーはArchie Sheppと言うサックス奏者です。ファンクっぽいバンドをバックにIrene Datcherが声を振り絞りながら歌います。ジャズと言うとノイズ交じりの熱い即興演奏の魅力もあるのですが、それと同じ熱気の歌が共存した例はありそうで意外と少ないんですね。これはその素晴らしい例の一つだと思います。ジャズってノイズが大事ですから。」

H「菊地成孔のDCPRGが好きって言っていたし、ファンキーなの好きなんですね。でも『ジャズってノイズが大事』、痺れるフレーズですねえ。では2曲目は?」

2.Dee Dee Bridgewater - Afro Blue (Red Earth)



N「僕が一番好きなボーカリストです。大好きな曲は沢山ありますが、アフリカ録音のこれを選びました。ディーディーは僕がジャズボーカルに求めるものを全て持っている気がします。こういうアフリカのリズムにもいとも簡単に、しかも超楽しそうにノッてしまうリズム感は別格ですね。そして、何を歌っても、スタイリッシュにまとめてしまうセンスも好きですね。ディーディーだけで10曲選べるくらいファンです。」

H「ディーディー・ブリッジウォーター、かっこいいですよね。こういうのかけると女の子にもてそうです。では3曲目は?」

3.Marlena Shaw - Woman Of The Ghetto (Live At Montreux)



N「ソウル寄りのジャズボーカリストではこの方ですね。これはモントルーのライブで、オープニングの観客を煽るパフォーマンスから最高ですね。ここではこれぞ黒人シンガーって感じですが、洗練されたメロウなアルバムとかも作ってて、何でも出来る人なんだと思います。歌で起伏をつけて、10分間全く飽きさせない構成力も素晴らしいです。」

H「あ、なるほど。すごく有名なアルバムを丁寧に聞き込んで『自分だけの1曲』を見つけてくる柳樂さんのスタイルがわかってきました。では4曲目は?」

4.Nina Simone - Vous Etes Seuls Mais Je Desire Etre Avec Vous (Fodder On My Wings)



N「これはニーナ・シモンの重くて深くて淀んだ声がひたすら同じフレーズを繰り返すだけの呪術的な曲で、初めて聴いた時から虜になってしまって、彼女の曲では一番好きな曲です。じわじわと高揚してくるんですよね。ヤバイ音楽を聴いてるなって言う感じがたまらないです。ジャズボーカルで『声』と言えばこの人かなという気がします。あるジャズ喫茶の店主が『ジャズ喫茶やるならニーナ・シモンの似合う店にしたかった』と言っててひどく共感したことがあります。」

H「ほんと黒いの好きなんですね。ニーナ・シモンもこんな黒い曲を... 柳樂さんのイメージが変わって来ました... では5曲目は?」

5.Gregory Porter - 1960 What? (Wisdom)



N「今、世界で最も注目されているジャズボーカリストの一人です。グラミーにも二年連続でノミネートされています。こういういかにも黒人って感じの声と歌唱を聴かせる人が今の時代に出て来たことは驚きでした。これも1970年代かと錯覚してしまうような曲です。『ヘイ!』ってひとこと言うだけで、ワクワクさせられるシンガーと言うのも、久しぶりではないでしょうか。」

H「一時期、ずっとツイートしてましたよね。ちなみに柳樂さんのアカウントは @Elis_ragiNa です。さて6曲目は?」

6.Dee Alexander - Funkier Than A Mosquito's Tweeter (Corey Wilkes「Drop It」)



N「こちらは今一番好きなボーカリストのディー・アレキサンダー。この人も時代錯誤系と言えるかもしれませんね。これはコーニー・ウィルクスと言うトランペッターによるニーナ・シモンの佳曲のカヴァーにゲストボーカルで参加した音源。ここではザラッとした質感の声とソリッドな表現が印象的ですが、おおらかで包容力のあるやさしい歌唱も絶品。一度、生で体感してみたいなとずっと思っています。」

H「あ、そうそう。柳樂さんって前曲といい、こんな感じの新しいアーティストの時代錯誤系(笑)が専門なんだって思ってました。イメージ通りになってきました。では7曲目いきましょうか。」

7.Betty Carter - Sounds (Movin' On) Pt.1 (The American with)



N「例えば、ハードバップやビバップでの演奏者の丁々発止のやり取りや、とめどなく音が溢れ出る即興演奏の魅力をそのまま歌でやってくれているような歌手がベティ・カーターです。『あー、俺、今ジャズ聴いてるわー』ってのを、最も強く感じさせてくれる歌の一つ。延々と即興でスキャットしっぱなし、延々とスウィングしっぱなし。ベティの歌にあわせてバックの演奏が刻々と変わっていくのを意識しながら聴いてみて欲しい一曲。」

H「この曲、かっこいいですね。さすがレコード屋出身ですね。有名なアーティストだしこのジャケ見たことあるけど、こんな曲は知らないなあってのが多いですねえ。8曲目は?」

8.Alberta Hunter - I've Got a Mind to Ramble (Amtrak Blues)



N「82歳にしてジャズボーカリストとして復帰したシンガー、アルバータ・ハンター。1920年代に活躍していた筋金入りのオールドスタイルの婆さんの歌は味わいなんて言葉では到底言い表せない魅力があります。僕はジャズ喫茶で出会って、すぐに虜になりました。何人かの友人にCDをプレゼントしたこともあるくらい好きです。その生涯は本にもなっているので、ご興味のある方はどうぞ。」

H「なるほど。こういう感じがお好きなんですね。やっぱりこの企画良いですねえ。柳樂さん温かい人なんですね。もしかして良い人なんですか?では9曲目を。」

9.Milton Nascimento - San Vicente (Miltons)



N「ミルトン・ナシメントはジャズの人ではないんですが、このアルバムは僕にとっては最高のジャズアルバムです。この曲はミルトンとハービー・ハンコックのピアノとのデュオなんですが、ハンコックが凄すぎて、ジャズの耳でしか聴けません。ここでのハンコックのピアノにはジャズミュージシャンの凄さが凝縮されていると思います。後半のピアノソロに圧倒されてください。そしてこのパフォーマンスを引き出すのはミルトンの声にしか出来なかったことかなと。」

H「これはハンコックですよね。確かにあの当時アメリカジャズサイドとしてはミルトンの音楽に驚いて触発されてこの素晴らしい演奏が出てきたんでしょうね。では最後の曲は?」

10.Ella Fitzgerald - One note Samba



N「ボサノバを一曲。僕の大好きなエラ・フィッツジェラルドの超絶スキャットを。もう笑っちゃうしかないです。力技でねじ伏せられる。でも、エラって何やってもかわいらしいんですよね、声がそもそもかわいらしいし、そしてお茶目。めちゃくちゃ凄いことをやっているんだけど、全てジョイ(joy)に持っていっちゃうっていうか、全てエンターテイメントにしちゃう最高のパフォーマーですね。」

H「エラのボサノバってブラジルサイドには評判悪いんですけど、良いですよね。でもこんなの知りませんでした・・・ では今日はありがとうござ・・・ あれ、まだあるんですか?」

11.Sarah Vaughan - Copacabana (Copacabana)



N「もう一発ボサノヴァを。ジャズ史上最高のボーカリストの一人、サラのブラジル音楽集から。僕はサラのドラ声で歌われるスロウナンバーが好きなんですが、何を歌ってもジャンル関係なくサラ・ボーンの音楽になっちゃうところが魅力ですかね。ここでもサウダージは吹っ飛んで、ジャズとブルースが聴こえちゃう。ジャズを歌うって究極はこういうことなのかもって思ったりします。」

H「サラ・ボサも良いですよね。結構ブラジルサウンドにしているのに何故かこうなっちゃうんですよね。あれ、また何か出してきてますね。」

ボーナストラック
12.Dinah Washington - All Of Me (真夏の夜のジャズ)



N「ダイナ・ワシントンは素晴らしいブルースを歌うジャズシンガーです。彼女の歌も素晴らしいのですが、ここでは映画『真夏の夜のジャズ』の中の映像を見てもらいたいです。特に観客。オシャレな観客が、ダイナの歌にあわせて、身体を揺らしたり、踊ったり、恋人が顔を寄せ合ったり、あまりに素敵な光景にうらやましいやら、喜ばしいやら。ジャズで踊る。その最も美しい瞬間の記録なのかなと。」

H「あらら、2回目からこんなボーナストラックなんて例外を・・・確かにオシャレなんですよねえ。柳樂さんも是非、こんな瞬間を日本で作ってみてください。」




柳樂さん、お忙しい時期にどうもありがとうございました。

ちなみに柳樂さん、ジャズの原稿依頼はお気軽に、だそうです。Elis.ragiNa@gmail.com
こちらの音楽サイトcom-postに参加されています。 http://com-post.jp/

もう今年も終わりですね。
みなさんはどんな年でしたか?
しばらくは日本は大変な時期が続きそうですが、そんな時に楽しめる音楽があると良いですね。
そういう音楽をこちらで紹介したいと思っております。

それでは、また来年こちらのお店でお会いしましょう。
良いお年をお迎え下さい。


bar bossa 林伸次

「bar bossa」アーカイブ
vol.1vol.2vol.3

bar bossa information
林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。

bar bossa
bar bossa
●東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
●TEL/03-5458-4185
●営業時間/月~土
 12:00~15:00 lunch time
 18:00~24:00 bar time
●定休日/日、祝
お店の情報はこちら

夜ジャズミーティング2012:スタッフの声 / FROM STAFF

今回の「夜ジャズ.Net」は年末の恒例企画、「夜ジャズミーティング」です。

お集まり頂いたのは、
須永さんと共にジャズDJ界の黄金の3人といわれる沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)さん、松浦俊夫さん、
そして、夜ジャズクルーのDJ Nicheさん。

yorujazz2012_1_1.jpg

今年は、須永辰緒さんによる一大イベント、「moderno-keep going TOKYO-」や
渋谷のTAMARIBA「The ROOM」が20周年を迎えるなど様々なトピックがありました。

そんな2012年を振り返りつつ、それぞれの年間ベスト3作品を教えて頂くという企画です。

yorujazz2012_2.jpg

今回は史上初、黄金の3人の年間ベストが一致!

番組と共にお楽しみ下さい。

[Text:岡村誠樹]


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【2012年 年間BEST3アルバム】




selected by 須永辰緒


No.1
Black Radio


Black Radio / Robert Glasper Experiment

リリース:2012年2月22日
EMI ミュージック
製品番号:TOCP71225

作り込みの所謂コンポーズの部分とインプロビゼーションの妙、そしてHIP HOP的なサンプリング感覚、これが極めて2012年的で、アルバムの冒頭からかっとばされ、今年はこのアルバムでいいかなと思った程。きっと2012年を代表するアルバムになると思いました。ライブも最高でした。












No.2
Portico Quartet


Portico Quartet / Portico Quartet

リリース:2012年1月22日
ライス・レコード
製品番号:PPR23042

エスビュルン・スヴェンソン・トリオ(E.S.T)亡き後、僕はずっとポストE.S.Tを追いかけているんです。タッチとアプローチは少し違いますが、ようやくそんなイメージのアーティストが現れてきたなと思いました。この作品は、どちらかというと音響/ニューエイジ系の"間"を持ち合わせたサウンドなのですが、非常にセンスが良い。これもまたジャズの醍醐味だと言えると思います。2012年型のジャズとしては最も出色の作品だったと思います。






No.3
FINDING & SEARCHING


FINDING & SEARCHING / marter

リリース:2012年4月12日
Jazzy Sport
製品番号:JSPCDK1006

たまたま流れてきたFMで聴いて、そのまますぐ家に帰ってリフレインされるワードを頼りに探してようやく辿り着いたら、Jazzy Sportからのリリース!とんだ身近な所にすごい作品が潜んでいたなという(笑)、びっくりしました。また、この作品に「inochi」という曲が収録されているんですが、以前この番組にゲスト出演して頂いた時に、この曲のメッセージについて色々聞かせてもらい、震災以降の復興について、改めて思いを新たにしました。








sunagatatsuo.jpg

【須永辰緒 プロフィール】
Sunaga t experience =須永辰緒によるソロ・ユニット含むDJ/プロデューサー。 DJとして東京、大阪でレギュラー・パーティーを主宰 。欧州からアジアまで海外公演も多い。音楽ガイドブック含む著書『最新刊/「須永辰緒"そのレコード、オレが買う"(リットー・ミュージック刊)』も数冊上梓。音楽専門誌はじめ連載執筆 も手がける。MIX CDシリーズ『World Standard』は8作を数え、ライフ・ワークとも言うべきジャズ・コンピレーションアルバム 『須永辰緒の夜ジャズ』は8枚。『夜ジャズ:復刻アナログ 1&2』にも着手した。"SCHEMA"などのレーベルのコンパイルCDや北欧アーティストの日本におけるリリース/招聘なども頻繁に行う。自身のソロ・ユニット"Sunaga t experience"としてはアルバム4作を発表。最新作は「Jazz et Jazz」(ジェネオン・ユニバーサル)。「モーダル・ジャズ・ラヴズ・ディズニー」(avex)「WORLD STANDARD WADA AKIKO」(UNION) 『World Standard 08』(flower)『Moderno~Keep Going Verours,Tokyo 01』 等、多種コンピレーションの 監修やプロデュース・ワークス、海外リミックス作品は延べ150作を超えた。日本で最も忙しいDJ "レコード番長"の動向を各業界が注目している。

須永辰緒 Official Site  




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selected by 松浦俊夫


No.1
Black Radio


Black Radio / Robert Glasper Experiment

リリース:2012年2月22日
EMI ミュージック
製品番号:TOCP71225

再び輝きを取り戻している老舗ジャズ・レーベル、ブルーノートを代表するアーティストの最新作。"ヒップホップ・サイドからのジャズ"、"ジャンルを超えたクロスオーバー"という表現はもはや不要なほど自由にそして進行形で音楽を追究している姿が多くのリスナーに支持されたのではないでしょうか。昨年、東京で行われたコルトレーンへのトリビュート・イベントに飛び入りして"Love Supreme"を演奏したときの姿が今も目に焼き付いています。1月の来日公演も見逃せませんね。








No.2
The God Who Devastates Also Cures (O Deus Que Devasta Mas Tambm Cura)


The God Who Devastates Also Cures (O Deus Que Devasta Mas Tambm Cura) / Lucas Santtana

リリース:2012年10月15日
Mais Um Discos
製品番号:MAIS014CD

2011年のデビュー・アルバム『Sem Nostalgia』でブラジルのモダーン・ミュージックを代表する1人として世界中から注目を集めた、マルチ奏者のLucas Santtanaのセカンド・アルバム。アルゼンチンのJorge Lopez Ruizによる"La Ciudad Vacía"(1971)を彷彿とさせるオーケストラをバックに展開するミディアム・テンポのワルツ・ナンバー"O Deus Que Devasta Mas Também Cura"をはじめとするシネマティックなサウンドに魅了されました。






No.3
JAZZ COLLECTIVE


JAZZ COLLECTIVE / JAZZ COLLECTIVE

リリース:2012年4月18日
OCTAVE/JAZZ COLLECTIVE
製品番号:OTCD2602

今後に期待したいというエールを込めて選びました。クラブで長い活動歴を持つメンバーが集まっているだけにバンド・サウンドだけではなくDJ的なアプローチも試みている姿勢に共感を覚えました。私がスタジオ・セッションをやってみたいと思うバンドの1つです。












matsuuratoshio.jpg

【松浦俊夫 プロフィール】
1990年にUnited Future Organization (U.F.O.)を結成。日本に於けるクラブカルチャー創世記の礎を築く。12年間で5枚のフルアルバムを全世界32ケ国で発売、高い評価を得た。2002年の独立後も精力的に世界中のクラブやフェスティバルでDJを続ける。またJames Brown,Earth Wind&FireからAstor Piazzolla,Gotan Projectまで幅広いジャンルのアーティストのリミックスを手掛ける傍ら、ファッションブランド等のコンピレイションやブティックの音楽の監修も行っている。その世界を舞台に培われた感性とネットワークを駆使し、イベントのプロデュース、コンサルティングや Gilles Peterson,Tomatoなどアーティストのエージェント業務等、その活動は各方面から注目を集めている。インターFM"Tokyo Moon"(日曜24時)、好評オンエア中。。

松浦俊夫 Official Site  




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selected by 沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)


No.1
Black Radio


Black Radio / Robert Glasper Experiment

リリース:2012年2月22日
EMI ミュージック
製品番号:TOCP71225

普通っぽいかなと思いつつも(笑)個人的に一番よく聴いたアルバムなので選んでみました。HIP HOP世代のジャズ、そしてR&Bの影響などもたっぷり感じられるコンテンポラリーな作品。これをJAZZとかHIP HOPとかジャンル分けすること自体おかしいんじゃないのかな。2012年を代表する非常に質の高いブラック・ミュージックとして、個人的にもずっと聴き続けていくアルバムだと思います。








No.2
Solidarity


Solidarity / THE SOULJAZZ ORCHESTRA

リリース:2012年9月20日
Strut
製品番号:STRUT086CD

これまでもアフロビートやスピリチュアルジャズの要素を取り入れたサウンドをきかせてくれていたのですが、今回はそのアフロビートを軸に、中南米の香りの強い、よりワールドミュージック的な展開をみせています。アルバム一枚通して聴くことのできる作品って、1年を通してそんなにないのですが、このアルバムはCDショップで全曲試聴して、どれもはずれがなかった。ジャケットも可愛くて、"全力で作りました"というのが伝わる、アツイ一枚。このアルバムもよく聴きました。






No.3
Solid Black


Solid Black / DJ Mitsu The Beats

リリース:2012年5月23日
Black Jazz
製品番号:SDGBJ1301

オリジナルアルバムではないので、ここで選んで良いのかな?と思いつつも(笑)非常に素晴らしいミックスCDでした。僕BLACK JAZZ RECORDSの作品はアナログで半分ぐらい、CDでは一応全部持っているのですが、「あれこんな曲入ってたかな?」と思うくらいBLACK JAZZの音の聴こえ方が全然違ったというか、流石HIP HOPの人が解釈するジャズってこういう事なんだなと、改めて音楽の聴かせ方というのも考えさせられる一枚でした。クイックミックスだったり、ディレイの聴かせ方など、小気味よく楽曲が展開していく全28 曲。ほんとに聴き応えのある素晴らしいミックスCDでした。






okinoshuya.jpg

【沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE) プロフィール】
DJ/クリエイティヴ・ディレクター/執筆家/世界唯一の選曲評論家。Tokyo Crossover/Jazz Festivalの発起人。そして開店以来、20年で70万人の動員を誇る渋谷The Roomのプロデューサーでもある。Kyoto Jazz Massive名義でリリースした「ECLIPSE」は、英国国営放送BBCラジオZUBBチャートで3週連続No.1の座を獲得。アルバム「Spirit Of The Sun」(COMPOST RECORDS)で全世界デビュー。音楽プロデューサーとして、MONDO GROSSO、MONDAY満ちる、DJ KAWASAKI、SLEEP WALKER、吉澤はじめ、JOYRIDE、ROOT SOULの海外デビューを次々と手掛けて来たが、関わったアルバムの総セールスは400万枚を超えている。この10年間でDJ/アーティストとして世界35ヶ国130都市に招聘されただけでなく、CNNやBILLBOARD等でも取り上げられる、本当の意味で世界標準をクリアできる数少ない日本人DJの一人。2005年には世界初の選曲ガイドブック『DJ 選曲術』を発表し執筆家としても注目を集める。最近では、音楽で空間の価値を変える"サウンド・ブランディング"の第一人者として、映画館、ホテル、銀行、空港の音楽設計を手掛ける。2011年、2枚目のソロ・アルバム「Destiny」をリリース。iTunesダンス・チャートで1位、総合チャートで3位を獲得した。現在、有線放送内D-47チャンネルにて"沖野修也 presents Music in The Room"を監修。Web Magazine"OPENES"にてマンスリー・コンピレーションを連載中。ホームグラウンドのThe Roomでは月例パーティー"SOUND SANCTUARY"のレジデントDJを務めている。


沖野修也 Official Site

沖野修也 Official Blog  




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selected by DJ Niche


No.1
Majenta


Majenta / Jimmy Edgar

リリース:2012年5月16日
P-VINE
製品番号:PCD93541

デトロイト発ドイツ経由の、もうとにかく2012年一番セクシーなアルバムだったのではないでしょうか。DJで参加した夜ジャズ、impro、SPUNKY!、moderno、幾多の夜をこのアルバム、そうですね例えば「Let Yrself Be」「Touch Yr Bodytime」「Switch Switch」はホントよくかけさせて頂きました。Bass Musicをベースに(失礼)、時にスペーシーに、時にエレクトロファンクに、時にドメロウにとコロコロ変わる表情にゾッコン!そして直近ではMACHINEDRUMとのユニットJETSも絶好調ということで、2013年はフェスなどで暴れてくれるはず!今から楽しみです。




No.2
Riff Wrath


Riff Wrath / Julio Bashmore


Futureboogie Recordings

DJ業界にはテイストメーカーという言葉があります。新しいSomething Goodを自ら選別し、世の中に対し提案をし、雰囲気自体を作り変えていく・・・。2012年2月に行われたimpro 7(eleven2周年記念)の明け方に、Gilles Petersonが「It's World Wide Soooound!」というシャウトと共にプレイしたのがJulio BashmoreのWell Wishers。聴いた瞬間にビビッと来ました。とても不思議な感覚。Houseなんだけどキックのリズムが新鮮。そして印象的なシンセリフ。誰もがマネをしたくなるスネアのループ。Magicalな1曲が投下され、僕の中で2012年一つの大きな筋ができました。テイストメーカーGillesがもたらした奇跡の出会いでした。


No.3
Django Django


Django Django / Django Django

リリース:2012年7月25日
ワーナーミュージックジャパン
製品番号:WPCR14549

2012年フジロック初来日出演を果たしたUK出身バンドのDjango Django。Crossover/Eclecticなサウンドが好きなDJ達をも虜にした新しい「ロック」の形。アート・ロックと言われてもジャズ中心に育ってきた自分にはあまり分からないものですが、とにかく体が感じているんです、このサウンドに。エレクトリックかつサイケデリック。フジでは初日の真昼間に出演してましたが、生Wave Formsには興奮したものです。










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【DJ Niche プロフィール】
1999年-2003年までJAZZパーティー「on a clear day」をオーガナイズ。2004年「モダンジャズ入門」@オルガンバーを須永辰緒氏、敷島氏と共に立ち上げ、夜ジャズムーブメントの基礎を築く。現在は、「夜ジャズ」「SPUNKY」「moderno」松浦俊夫氏プロデュースの「impro」にも参加。またプロデュースワークでは、青木カレン「KAREN」「SHINING」のサウンドプロデュースに参加。REMIX作Smooth Operator(DJ Niche&DJ Shinsuke REMIX)を発表し、「JAZZ&FLOWERS」「Karen-EP」といったCDに収録された。その他青木カレン「THE BEAUTIFUL DAY」にてEnglishman in New York(Niche&Shinsuke Remix)を発表。最近では2010年9月発売のRambling Records/iTunes配信作品「大人の休日-Classic Covers」のプロデュースを担当。Ray Tekuramoriと共に制作ユニット「FACTORY」を結成し、7曲を発表。iTunesジャズアルバムチャートで最高1位、総合チャートで最高5位を記録した。また、「JAZZY GAGA」を2011年5月に発売。iTunesジャズアルバムチャートで最高3位を記録。2012年8月、コンピレーション作品「JAZZ UP」を発売。その他、α-STATION(FM京都)のクラブミュージック番組「CLUB α」(火曜24時-25時)にてDJを担当。

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番組内でも話題になった2013年の前代未聞のパーティーがこちら。

The RoomにゆかりのあるDJが100人集まり一曲入魂のプレイ!
要は一人一曲だけ!スゴイ!


【ONE SONG,ONE SOUL The Room 20th Anniversary party special】

ONESONG600.jpg

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僕がプロデュースする渋谷のクラブ改めタマリバ、The Roomの20周年記念パーティーの
スペシャル・ヴァージョンの開催が決定致しました。

The RoomにゆかりのあるDJ100人(ヴォーカリスト/ミュージシャンを含む)
の方に新木場ageHaに一堂に介して頂き、一曲入魂のプレイをお願いします。

この世界初の試みは、ageHaを巨大な"タマリバ化"するものの、単なる老舗小箱の周年パーティーではなく、
この20年のダンス・カルチャー総決算と位置付け、
DJが国内外の音楽シーンに与えて来た影響を再確認する好機であると考えています。

つまり、このイベントを、ダンス・ミュージックやDJプロデュースによるポップスに慣れ親しんだ人、
ひいてはDJの紹介によるあらゆる世代と様々な国の音楽に触れた人々に、
DJの重要性を再度認識して頂ける貴重な機会としたいのです。

沖野修也(The Room プロデューサー/KYOTO JAZZ MASSIVE)

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<概要>
渋谷のクラブ改めタマリバ、The ROOM の 20周年記念パーティのスペシャル・ヴァージョンが開催決定!なんと The Room にゆかりのあるDJ 100人が新木場 ageHa に一同に介し一曲入魂のプレイを披露。この世界初の試みは、DJ カルチャーの一つのハイライトにして、音楽シーンのおける大事件。老舗のコバコ The Room があの ageHa を巨大なタマリバに変える歴史的瞬間をそして、100人の DJ が織りなす前代未聞のして空前絶後の音楽的グラデーションの実現を絶対に見逃してはいけない!

<日時>
2013年2月8日 (金)
Open / Start : 23:00 (Arena 24:00)

<料金>
早割 2500円
12/20(木)~12/25(火) 限定100枚!
*e+にて取扱い

前売 3000円
12/26(水)発売開始~公演前日まで
*各種プレイガイド(e+/ぴあ/LAWSON)/The Roomキャッシャーにて取扱い

当日 4000円


<場所>
ageHa(新木場)(東京都江東区新木場2丁目2-10)


<出演アーティスト 第一弾(50音順/敬称略)>
青野賢一(BEAMS RECORD)/秋吉健太(TokyoWalker)/AMEMIYA KSK/Azumi(Wyolica)/井出靖/エガイツヒロシ/M-Swift/endo nao/OIBON(CHAMP)/大沢伸一/大塚広子(CHAMP)/大貫憲章/大和田格生/OKA(DESTINATION)/小川充/沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)/沖野好洋(KYOTO JAZZ MASSIVE)/OSADASADAO (長田定男)/CALM/果実(Sense Of Groove)/gara(ゆらぎ)/金原千恵子/黒田大介(kickin) /grooveman Spot(Jazzy Sport)/KZA(FORCE OF NATURE) /Kentaro Takizawa/GENTA (ORQUESTA DE LA LUZ) /COMA-CHI(33QUEEN)/櫻井喜次郎/佐々木潤/社長(SOIL&PIMP SESSIONS)/須藤一祐/須永辰緒(sunaga t experience)/Takahiro "matzz" Matsuoka (quasimode)/高宮永徹/竹花英二(JAZZ BROTHERS)/CICCI(Smile Village/スマイラゲン)/Tsuyoshi Sato(BLACK EDITION)/DJ AYUMi/DJ KAWASAKI/DJ KRUSH/DJ KENT(FORCE OF NATURE)/DJ SAZANAMI (BAR SAZANAMI/em)/DJ敷島/DJ JIN (RHYMESTER) /DJ Niche/DJ MARCY(Little Bird)/DJ YAS(KEMURI PRODUCTIONS)/鄭秀和/T.Seki (Sounds Of Blackness)/Tetz Matsuoka/TOWA TEI /TOSHIYUKI GOTO/Naoki Nishida(Jazzy Sport)/中村智昭(Bar Music/MUSICAANOSSA)/中本綾子(Joyride)/246(Nyoro)/ 野崎良太(Jazztronik) /bird/長谷川憲司/はせはじむ/福富幸宏/藤井悟/BRISA/MAKOTO/松浦俊夫/Masaya Fantasista (Jazzy Sport/Physical Sound Sport)/YAGI/山口司(JAZZ BROTHERS)/ 山本左近/Yusuke Ogawa (Universounds)/YUKARI BB(Junorecords)/YOSUKE TOMINAGA(CHAMP)/吉永祐介/Ladi Dadi (Jazzy Sport/Physical Sound Sport)/ROOT SOUL /Ryuhei The Man(Universounds/t.m.w.p.) Wassupski(Jazzy Sport)/Watusi (COLDFEET) /VJ: Katsura Moshino

*第二弾出演者は、近日追加発表致します!


★The Roomプロデューサー 沖野修也によるカウントダウンBlog更新中!
http://ameblo.jp/shuya-okino/


★The Roomスタッフによる、日替わり一曲入魂Blog更新中!
http://ameblo.jp/theroom/


ONE SONG,ONE SOUL The Room 20th Anniversary party special

WHISKY MODE Vol.40ゲスト - MAKOTO:WHISKY MODE

今回の「WHISKY MODE」ゲストはUKのGood Looking Recordsの専属アーティストとしてデビュー、
世界で活躍するDJ/プロデューサー、MAKOTOさん。

世界先行で広まり、逆輸入の形でじわじわと日本でも知られるようになったということもあり、
KAWASAKIさんですら当時、MAKOTOという名前の外国の方だと思っていたそうです。

"日本発のワールドワイドなクリエイティヴ"、
という意味では、今回ピックアップしたウイスキー「響」と共通点がありますね。

この季節にぴったりの飲み方、"ホット響"で乾杯です~。

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Photo by daisuke ishizaka


■今回PICK UPしたウイスキー:響12年■
酒齢12年以上のモルト原酒に、じっくりと時を重ねた原酒の数々をブレンド。
最初にパイナップルやプラム、ラズベリーといった果実香が広がり、
続いて蜂蜜やカスタードクリームのような甘い香りが広がります。

番組ではお湯で割って楽しむ「ホット響」をご紹介。
味もまろやかになり、香りや風味をより感じることができます。何より温まりますよね。


響12年プレゼント:応募はこちらからどうぞ


■MAKOTO × 響12年■
「すごい飲みやすい。ホットにすると、より風味を感じられますね。色んなフレーバーが次から次に出てくる感じ。でもそれだけではなくて甘さとか深みもあって美味しいです。」 by MAKOTO


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Photo by daisuke ishizaka

MAKOTOさんが影響を受けたのは高校生の頃に聴いていたAcid Jazz!
そこからどういう風に世界とつながっていったのか?

詳しくは番組で!MAKOTOさんの生声、レアです。


2011年リリースのアルバム『SOULED OUT 』には、
Paul RandolphやAngela Johnson、そしてRoot Soul等、この番組でもお馴染みの方々が参加。
最新型ソウルともいえる、クラブサウンド満載です。

Paul Randolphをフィーチャーしたこの曲、ソウルフルでかっこいいですー。

【Makoto - Tower Of Love feat. Paul Randolph】


今回番組では、初めてご紹介する飲み方、"ホット響"。

お湯で割ることで、味もまろやかに、香りや風味をより感じることができます。
まさに冬ならではの楽しみ方!

スタジオ内にウイスキーの香りが漂っておりましたよ~。

【美味しく飲むコツ】
1.お湯は80度くらいが最適。グラスはあらかじめ、お湯であたためておく。
2.ウイスキーをグラスの1/3から1/4ほど注ぐ。
3.ウイスキーの倍量、または3倍くらいのお湯を加え軽く混ぜる。


トッピングにはレモンなど柑橘類のほか、シナモンスティックやクローブ、バジルなどのハーブ類、
またジャムやドライアップルなどとも相性が良いそうです。
あたためた濃い牛乳や紅茶でもおいしくつくれるそうですよ~。

季節や気分に合わせて飲み方を変えられるというのもウイスキーの魅力の一つですよね。

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Photo by daisuke ishizaka

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Photo by daisuke ishizaka


KAWASAKIさん風邪気味なのか、少し鼻声。
沢山寄せられるメッセージには、
KAWASAKIさんの美声について触れているものが少なくないだけに、早く治してくださいね~。


番組では皆さんから頂いたメッセージやリクエストもご紹介しています。
抽選でゲストとのサイン入り写真+ウイスキーをプレゼント!
メッセージ&リクエストお待ちしております~。

応募はこちらからどうぞ


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Photo by daisuke ishizaka


番組のfacebookページができました。
収録風景等、facebookページにもたくさん掲載しています。
そちらも是非チェックしてみて下さいね~。

「WHISKY MODE」facebookページ



【響12年の世界観に通じる楽曲】
→「Magic Hour / MAKOTO」
「初めて"響"を飲んだ時、すごく新鮮な感じがしたんです。ウイスキーは昔からあるものなのに。古いけれど新しさもある、そんなイメージで作ったのがまさしくこの曲なんです。」 by MAKOTO


【今回のテーマ「SCENE OF WINTER」に合う楽曲】
→「Skyline / MAKOTO」
「冬は空気が綺麗で澄んでいますが、シンセサイザーをメインにして、そんな冬の空をイメージして作った曲です。」
  by MAKOTO


『SOULED OUT / MAKOTO』

SOULED OUT


SOULED OUT / MAKOTO

リリース:2011年11月5日
selective records
製品番号:YZDI0017

約4年振りとなる新作アルバムではD'N'Bを軸によりミュージカルで洗練されたフューチャー・ソウルを聴かせてくれる。壮大なドラマの幕開けを感じさせるTR-1、2、Paul Randolphをフィーチャーしロッキンでアップリフティングなダンスサウンドを聴かせるTR-3、トーチャード・ソウルのChristian Urichをフィーチャーし80'sブギートラックにフューチャーリスティックな息吹を吹き込んだTR-4、進化したD'N'BサウンドにAngela Johnsonの歌声が見事にハマったTR-5、盟友Root Soulとのコラボで贈る心地良さ最強のモダン・フュージョン・ダンサーTR-13、Cleveland Watkissをフィーチャーした超爽快メロウ・ソウルTR-15等々、全編に渡ってMAKOTOのセンスが炸裂!




makotoA_600.jpg

【MAKOTO プロフィール】
Drum&Bassのミュージカル・サイドを代表するレーベルLTJ BukemのGood Looking Recordsの専属アーティストとして98年にデビュー以来、ソウル、ジャズ感覚溢れる感動的な楽曲を次々に生み出し、これまでに、2枚のアーティストアルバム『Human Elements』(2003年)、『Believe In My Soul』(2007年)、その他 DJ MarkyのInnerground, FabioのCreative Source, DJ ZIncのBingo, London ElektricityのHospital ,CIA, Liquid VなどのUK主要Drum&Bassレーベルより、12インチシングル、EP、リミックス、コンピレーションへの参加などで数々の楽曲を発表している。DJとしては、2枚のミックスCD 『Progeression Sessions 9 - Live in Japan 2003』, 『DJ Marky & Friends Presents Makoto』をこれまでに発表し、世界30カ国、100都市以上を周り、数千、数万のクラウドを歓喜させ、その実⼒を余すところなく証明し続けている。まさに日本を代表し、世界的にもDrum&BassのトップDJ/Producerである。

MAKOTO Official Site


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■quasimodeセレクション■

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quasimodeのメンバーが入れ替わりで登場。
毎回テーマに沿った選曲でウイスキーの似合うシーンを演出してくれます。
今回の担当はドラム・今泉総之輔。


今回のテーマ「SCENE OF WINTER」にちなみ、
冬に合う、アツいけれどクールなジャズナンバーをセレクトしてくれました。

いずれも日本人ジャズミュージシャンの新譜からなのですが、かっこいいいです。


→「Grappa / Takuya Kuroda Sextet」
→「Unit Seven / Matsushima Keiji Quintet」
→「On Green Dolphin Street / Maya Hatch」


冬にオススメのジャズアルバムも教えてくれましたよ~。


【quasimodeニューアルバム NOW ON SALE】

Soul Cookin'


Soul Cookin' / quasimode

リリース:2012年10月3日
EMI ミュージック
製品番号:TOCT-29063

クオシモードの通算6枚目となるオリジナル・アルバム。今回のキーワードは"ソウル・ミーツ・ジャズ"。従来のクオシモードのスタイル"踊れるジャズ"をベースに新しい基軸となるエッセンスを取り入れた意欲作。先に発売されたシングル『Summer Madness feat. 横山剣(クレイジーケンバンド)』でも感じられるソウルフルなサウンドを筆頭に、クールな曲から陽気な曲まで沢山のクオシモード・サウンドが詰まった、バンドとして新たな成長を感じられる1枚。


→quasimode Official Site


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【DJ KAWASAKI 脱貴公子宣言!本領発揮のブラック・ディスコ ミックス!7月25日発売】

Magic


MAGIC ~A COLLECTION OF BLACK DISCO CLASSICS mixed by DJ KAWASAKI

リリース:2012年7月25日
EMI ミュージック
製品番号:TOCP64413

『BLACK & GOLD』をリリースしたDJ KAWASAKIが自らのフェイバリットを旧音源の中から厳選し、ハウスやテクノを通過した感性で聴けるDISCO/DANCE CLASSICSを再評価。今年20周年を迎え、通算70万人の動員を誇る渋谷のクラブ改めタマリバ、THE ROOMの人気パーティーをタイトルに冠し、その来場者からも絶大な人気を誇る楽曲が目白押し。 DISCO/DANCE CLASSICSの名曲+DJ KAWASAKIがカバーした楽曲のオリジナルに加え、DJ KAWASAKIの未発表新曲を収録!



【沖野修也、DJ KAWASAKIがシングルモルトの世界をテーマにセレクトしたコンピレーションCD】

Magic


WHISKY MODE~A COLLECTION OF CLUB JAZZ / CROSSOVER / SOULFUL HOUSE CLASSICS~

リリース:Now On Sale
ewe records
製品番号:EWSP-0001

シングルモルトウイスキー"の世界観をテーマに、沖野修也、そしてDJ KAWASAKIが("クラブ・ジャズ/クロスオーバー・ミュージック"を)セレクトしたコンピレーションCD。JAZZTRONIK、吉澤はじめの楽曲から、沖野修也自身の楽曲もセレクトした、音楽×ウイスキーの至極のコンピレーションアルバム。共通するのはその多様性と、良質な世界観・・・。個性的な表情を見せるシングルモルトとクラブジャズ/クロスオーバーミュージックが共鳴し合うひととき、(家でも外でも楽しめる)新しいライフスタイルを提案します。

コンピレーションCD「WHISKY MODE」特別ページ

DJ KAWASAKI Official Site


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【ONE SONG,ONE SOUL The Room 20th Anniversary party special】

ONESONG600.jpg

<概要>
渋谷のクラブ改めタマリバ、The ROOM の 20周年記念パーティのスペシャル・ヴァージョンが開催決定!なんと The Room にゆかりのあるDJ 100人が新木場 ageHa に一同に介し一曲入魂のプレイを披露。この世界初の試みは、DJ カルチャーの一つのハイライトにして、音楽シーンのおける大事件。老舗のコバコ The Room があの ageHa を巨大なタマリバに変える歴史的瞬間をそして、100人の DJ が織りなす前代未聞のして空前絶後の音楽的グラデーションの実現を絶対に見逃してはいけない!

<日時>
2013年2月8日 (金)
Open / Start : 23:00 (Arena 24:00)

<料金>
早割 2500円
12/20(木)~12/25(火) 限定100枚!
*e+にて取扱い

前売 3000円
12/26(水)発売開始~公演前日まで
*各種プレイガイド(e+/ぴあ/LAWSON)/The Roomキャッシャーにて取扱い

当日 4000円


<場所>
ageHa(新木場)(東京都江東区新木場2丁目2-10)


<出演アーティスト 第一弾(50音順/敬称略)>
青野賢一(BEAMS RECORD)/秋吉健太(TokyoWalker)/AMEMIYA KSK/Azumi(Wyolica)/井出靖/エガイツヒロシ/M-Swift/endo nao/OIBON(CHAMP)/大沢伸一/大塚広子(CHAMP)/大貫憲章/大和田格生/OKA(DESTINATION)/小川充/沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)/沖野好洋(KYOTO JAZZ MASSIVE)/OSADASADAO (長田定男)/CALM/果実(Sense Of Groove)/gara(ゆらぎ)/金原千恵子/黒田大介(kickin) /grooveman Spot(Jazzy Sport)/KZA(FORCE OF NATURE) /Kentaro Takizawa/GENTA (ORQUESTA DE LA LUZ) /COMA-CHI(33QUEEN)/櫻井喜次郎/佐々木潤/社長(SOIL&PIMP SESSIONS)/須藤一祐/須永辰緒(sunaga t experience)/Takahiro "matzz" Matsuoka (quasimode)/高宮永徹/竹花英二(JAZZ BROTHERS)/CICCI(Smile Village/スマイラゲン)/Tsuyoshi Sato(BLACK EDITION)/DJ AYUMi/DJ KAWASAKI/DJ KRUSH/DJ KENT(FORCE OF NATURE)/DJ SAZANAMI (BAR SAZANAMI/em)/DJ敷島/DJ JIN (RHYMESTER) /DJ Niche/DJ MARCY(Little Bird)/DJ YAS(KEMURI PRODUCTIONS)/鄭秀和/T.Seki (Sounds Of Blackness)/Tetz Matsuoka/TOWA TEI /TOSHIYUKI GOTO/Naoki Nishida(Jazzy Sport)/中村智昭(Bar Music/MUSICAANOSSA)/中本綾子(Joyride)/246(Nyoro)/ 野崎良太(Jazztronik) /bird/長谷川憲司/はせはじむ/福富幸宏/藤井悟/BRISA/MAKOTO/松浦俊夫/Masaya Fantasista (Jazzy Sport/Physical Sound Sport)/YAGI/山口司(JAZZ BROTHERS)/ 山本左近/Yusuke Ogawa (Universounds)/YUKARI BB(Junorecords)/YOSUKE TOMINAGA(CHAMP)/吉永祐介/Ladi Dadi (Jazzy Sport/Physical Sound Sport)/ROOT SOUL /Ryuhei The Man(Universounds/t.m.w.p.) Wassupski(Jazzy Sport)/Watusi (COLDFEET) /VJ: Katsura Moshino

*第二弾出演者は、近日追加発表致します!


★The Roomプロデューサー 沖野修也によるカウントダウンBlog更新中!
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★The Roomスタッフによる、日替わり一曲入魂Blog更新中!
http://ameblo.jp/theroom/


ONE SONG,ONE SOUL The Room 20th Anniversary party special



【TEAM WHISKY MODE】
PHOTOGRAPHER : DAISUKE ISHIZAKA
NARRATOR : MAKI SUGIMOTO
ARTIST MANAGEMENT : ERI MORI
PROMOTER : TOSHIHIRO ASAI
DIRECTOR : SATOSHI HIROSHIMA

produced by JJazz.Net

Ayano Robichon Exihibition "常の日々":スタッフの声 / FROM STAFF

JJazz.Netの番組「夜ジャズ.Net」や「Jazz Clock」で毎回素敵な写真を届けてくれているカメラマン、
あやのさんのエキシビジョンが東京・神宮前で開催中です。

彼女の写真は視点や表情がユニークで大好き。いつも新しい写真が届くのを楽しみにしています。

結婚、出産を経験したこともあり、
最近は花や草木を捉えた写真の中に"柔らかさ"みたいなのが溢れているような気がしています。
(実際はどうか知りませんが)

12/28日までなので近くを通りかかった方は是非お立ち寄りください。

僕も近々行きます~。

[岡村誠樹]

ayano_event.JPG


【Ayano Robichon Exihibition "常の日々"】

常の日々の中から感じ撮った一枚。一歩の歩み

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写真を展示します。

場所は神宮前にあるBlock House 3Fです。

昼はBlock House Kitchenとしておやつワッフル
ごはんワッフル、本日の"ブロハ"飯・・・etc を家族
みたいに素敵な人達が提供。

夜は丸山酒場である丸さんが美味しいお酒と
つまみを提供してくれる空間。

そんな場所での開催。有り難き出会いです。
ゆっくり飲みながら食べながら見て頂けたらと思っています。

ドキドキしながら待ってます!

ayano

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<開催期間>
2012年12月10日(月) ~ 2012年12月28日(金)
Open 12:00 - 26:00 at Block House Kitchen & Maruyama Sake Bar


お店が貸切の日、時間帯がありますので時間表を見て来て下さいね。

12/18(火)open 18:00 - close 26:00
12/19(水)open 12:00 - close 16:00
12/20(木)open 12:00 - close 26:00
12/21(金)open 12:00 - close 17:00
12/22(土)open 12:00 - close 17:00
12/23(日)open 12:00 - close 18:00
12/24(月)
12/25(火)open 18:00 - close 26:00
12/26(水)open 12:00 - close 26:00
12/27(木)open 12:00 - close 26:00
12/28(金)open 12:00 - close 26:00


<場所>
BLOCK HOUSE Tel:03-6318-2003

アクセス(東京都渋谷区神宮前6-12-9)


<詳細>
http://blockhouse.jp/293(BLOCK HOUSE)


★Ayano Robichon★
http://ayanotree.tumblr.com/

http://www.facebook.com/ayanotree

bar bossa vol.3:bar bossa

bar bossa


vol.3 - モンドールとクリスマス・ソングのボサノヴァ


いらっしゃいませ。

bar bossaへようこそ。

今日は季節のチーズをオススメしようと思います。

モンドールです。


モンドール


モンドール


フランスとスイスの国境付近のジュラ地方でつくられるチーズですが、冬の間だけにしか生産、販売されないチーズのため、このチーズが街の店頭に並び始めると、フランス人は「あ、もう冬なんだな」と感じるそうです。

モンドールは写真のような丸い木箱に入っていまして、中にエピセアという木の樹皮が敷き詰めてあり、その樹皮の香りがチーズに移り、独特の味わいがします。

bar bossaでは、もうトロトロに熟成した状態のものをスプーンですくってお出ししております。
冬のヨーロッパの味を是非お試しください。


それでは音楽のお話に移りますね。

やっぱりこの時期はクリスマスの音楽ですよね。
お店を始めてから16年間、毎年のように「クリスマス・ソングのボサノヴァってあるんですか?」と質問されます。
最初に言ってしまうと、そんなに数はありません。
理由はやっぱりブラジルは南半球だから、クリスマスの時期は夏真っ盛りだからでしょうか。


5285729752_5834422cf3_z.jpg
©Edmilson Oliveira da Silva

でも、さすがにカトリックの国なのでクリスマスは盛大に祝うようですので、いくつかクリスマスの有名な曲は存在します。

ここでちょっと話はずれるのですが、僕がブラジルに滞在していたとき(2ヶ月間リオに滞在していました)、高校でフランス語の教師をやっているという女の子のお家にお邪魔して、設計会社で働いている女の子の友達を呼んでもらって3人でお茶を飲んだことがあります(ちなみに彼女のお気に入りのCDはシャーデーとケニーG)。そこで「日本人はやっぱりみんな仏教徒なの?」と質問されたので、「一応そういうことになっているけど、お葬式とかの形式だけで、みんながそんなに信じているというわけではないよ」と説明すると「じゃあ、ブラジルのキリスト教と同じような感じね」と言われてびっくりしました。それがブラジル全土の感じなのか、それともお洒落な彼女達の感じなのかはわかりません。

音楽の話に戻ります。

ブラジルでは誰でも知っているクリスマス民謡で、「ボルボレッタ(蝶)」という曲があります。
マリーザ・モンチが歌っているヴァージョンが日本でも有名なので、知っている方も多いかもしれませんね。
ここではナナ・ヴァスコンセロスがパーカッションで参加しています。

marisa monte "borboleta"



「今日はクリスマスの夜です。私は小さくて魅惑的なちょうちょ。私を待ってる誰かを探して、花々を飛び回る」という歌詞です。なんだか南米の夏のクリスマスって感じの曲ですよね。

そして忘れてはならないのがジョアン・ジルベルトの1961年のサードアルバムに収録された「プレゼンチ・ジ・ナタウ(クリスマスのプレゼント)」です。

Joao Gilberto "Presente de natal"



「サンタのおじいさんが素敵なプレゼントをくれたよ。きれいな包装紙に包まれた愛しい君だったんだよ」という歌詞です。こういう歌詞やクリスマスの恋愛事情って世界中どこまで行っても同じなんですね。


「ボサノヴァのクリスマスのCDをプレゼントにしたいから、何かオススメを教えてください」ということも毎年のように聞かれます。
いわゆる完全なボサノヴァではないのですが、このアルバムはオススメですよ。CDだと、パッケージがとても可愛くてプレゼントにも最適です。

Vince Guaraldi Trio - "Christmas Is Coming ("A Charlie Brown Christmas")"



ヴィンス・ガラルディはジャズ・ピアニストでボサノヴァの良いアルバムもたくさん出しているのですが、スヌーピーのアニメのサントラをずっと担当していたことでも有名です。スヌーピーのサントラは、ボサノヴァも入っていて素敵ですよ。是非。

それでは、最後は彼らの演奏で終わりましょう。
ナオミ&ゴローです。
実はギターの伊藤ゴローさんとは、bar bossa開店前から親しくしていただいています。
確かお正月だったのですが、ゴローさんに「開店楽しみだね」と言われながら、bar bossaの天井の白いペンキを塗るのを手伝ってもらったことを思い出します。

naomi & goro "Winter Wonderland"



今年は22日から24日までが3連休になっていますね。
今からパーティの準備や、恋人とのデートの場所探しなんかでワクワクドキドキな時間をお過ごしなのではないでしょうか。
ちなみにbar bossaは本来は祝日はお休みなのですが、12月24日はクリスマスイブなのでさすがに営業いたします。
リアル店の方にも是非お越しください。

それではまた次回、こちらのお店でお待ちしております。
素敵なクリスマスを。


bar bossa 林 伸次


「bar bossa」アーカイブ

vol.1
vol.2


bar bossa information
林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。

bar bossa
bar bossa
●東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
●TEL/03-5458-4185
●営業時間/月~土
 12:00~15:00 lunch time
 18:00~24:00 bar time
●定休日/日、祝
お店の情報はこちら

"TOUCH OF JAZZ"アルバム - 田辺充邦セレクト:TOUCH OF JAZZ

番組「TOUCH OF JAZZ」では、毎回ゲストの方に
自身の「TOUCH OF JAZZした作品=ジャズに触れた作品」をご紹介いただいています。

今回は、ジャズギタリスト、田辺充邦さんのセレクションです。

ジャズ・ギタリストになると心に決めた1枚。
師匠でもある宮之上貴昭さんとの出会いもそうですが、まさにジャズ一期一会ですね。


『MELLOW AROUND / 宮之上貴昭』

「最初に興味を持ったのは、中学生の頃で、ラジオから聴こえたジョー・パスのソロギターでした。ソロギターなのに、ベースもコードもメロディも弾いてるって、びっくりしてしまい、ジャズ凄いな~と。それで学生だった僕は楽器屋さんにジャズギターのお薦めは?と訊いたら、僕の師匠でもある宮の上貴昭さんの『メローアラウンド』を薦められました。このアルバムの中の「ディア・ウェス・モンゴメリー」と言うバラードにノックアウトされて、もうジャズしかないなと!!!ハードロックから一気にジャズに転向しました。(笑)それからは、ウェス、バーニーケッセル、ケニーバレル、etcとジャズジャイアンツを聴きまくりました。このアルバムに出会ってなかったら、ジャズギターリストになっていたかわかりません。1枚のアルバムで人の人生って変わったりするんですね。僕も人の道しるべになれるような、プレイが出来るように、日々,精進したいと思います。」田辺充邦


■タイトル:『MELLOW AROUND』
■アーティスト:宮之上貴昭
1980 発売元キングレコード
宮之上貴昭(g) / 北島直樹(p,ep) / 山口雄三(b,eb) / 坂田稔(ds) / 大井貴司(vib) / 川瀬正人(per) / 多ストリングス・アンサンブル / 上田力(編曲,指揮)
メロウ・アラウンド / シャイニー・スキャンダル / チェック・イット・アウト / レイニー・アフターヌーン / ディア・ウェス・モンゴメリー / サンバ・レオ / ノー・クライ、ノー・エンド


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Bossa Cradle


Bossa Cradle / 田辺商店

リリース:2012年9月12日
F The Music
製品番号:FTM009

人気ジャズ・ギタリスト田辺充邦のソロ・プロジェクト、田辺商店が癒し系ジャズ・アルバムをリリース。妻・平山織絵(チェロ)との息もぴったり。ヒーリング・ジャズ・シリーズ第1弾。 (C)RS












2010アー写.jpg

【田辺充邦】
http://tanabe-mitsukuni.com/

東京都出身 1965年、東京生まれ。10歳からギターを始め、高校時代からジャズに傾倒しジャズギターを宮之上貴昭氏に師事。1985年からプロとしての活動を開始し、1988年に渡米。ニューヨークを中心に多数のミュージシャンとセッションを重ねる。1999年、岸ミツアキ・トリオで、カリフォルニア州・コンコードジャズフェスティバルに出演。 カウントベイシーオーケストラ、ローズマリークルーニー、マンハッタントランスファーなどと同じステージに立つ。阿川泰子/岸ミツアキ/LOVE NOTES等、CD・DVDなどのレコーディングセッションにも数多く参加。 LOVE NOTESではTV番組のアレンジやCMソングの提供、CMにも出演。 PPMのポールストゥーキーとLAでレコーディング。 最近ではテナーサックスのスコットハミルトン、ピアニストノーマンシモンズのツアーとレコーディングに参加。 また教則本の出版や音楽雑誌の試奏レポート等、他分野で活躍。2004年リーダーアルバム、バーニーズチューンをスキップレコード より発売。 ウェス・モンゴメリー、バーニー・ケッセル、フレディ・グリーン、などを敬愛し、ソロギターからビッグバンドのアンサンブルに至るまで、幅広いスタイル をこなすプレイヤーとして定評がある。

アーカイブ