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My First Jazzの最近のブログ記事

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My First Jazz Vol.91-akiko:My First Jazz

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Title : 『Verve Jazz Masters 18』
Artist : Sarah Vaughan


ジャズ・シンガーのakikoです。

私は10代の頃、パンクやニューウェーブ、ロックンロールやジャンプジャイヴ、R&B、そしてスカやロックステディなどを聴いていて、ジャズのジャの字も知りませんでした。
でも16,17歳くらいの時、何を思ったか六本木のwaveというレコードショップへジャズのCDを探しに行ったんです。そして見つけてきたのが、Sarah Vaughan の『Verve Jazz Masters 18』というコンピレーションアルバムでした。コンピレーションなので、ビッグバンドスタイルからコンボ、ライブ録音まで様々なスタイルのSarah Vaughanの歌が収録されていました。

当時、自分はジャズシンガーを目指していたわけでもなく、ジャズに憧れていたわけでもないのですが、普段わりと騒がしいダンスミュージックばかり聴いていたので、ちょっと大人びた音楽を聴きたくなってこのCDを手に取ったのだと思います。
まさか数年後、私が実際にジャズを歌うようになるとは夢にも思っていなかったです。
今の自分の歌唱スタイルがSarah Vaughanの影響を受けているか、というとそんな事もないのですが、最初に聴いたジャズの歌がSarah Vaughanのモダンなスタイルで良かったなと今でも思います。
歌の素晴らしさだけではなく、共演ミュージシャンの素晴らしさ、歌とバンドが会話をしている様子が、ジャズの音楽のひとつの魅力としてこのアルバムに詰まっていると思います。

私にとってのMy First Jazzは、Sarah Vaughan『Verve Jazz Masters 18』でした。


akiko



My First Jazz

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Title : 『Verve Jazz Masters 18』
Artist : Sarah Vaughan
LABEL : Verve Records
RELEASE : 1993年


【SONG LIST】
01. Cherokee
02. September Song
03. Shulie A Bop
04. My Funny Valentine
05. How High The Moon?
06. It Shouldn't Happen To A Dream
07. Linger Awhile
08. Poor Butterfly
09. Just One Of Those Things
10. Lonely Woman
11. Lullaby Of Birdland
12. Say It Isn't So
13. Sometimes I'm Happy
14. All The Things You Are
15. Sassy's Blues
16. Misty




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随一の人気オリジナル曲「I Miss You」がラヴァーズ・レゲエに

デビュー25周年に向けて展開中のセルフカバー企画が好調なakiko。その第4弾シングルは、2004年の発表以来、世界各地で愛され続けてきた名バラード「I Miss You」。今回この人気曲を、[Echo United]を主宰し、キーボード、ドラム、ベースなど数々の楽器を自在に操る森俊也、ネタンダーズやピラニアンズをはじめ数々のアーティストのサポートで知られるギタリスト・塚本功、そしてakikoの三人で新たにセッション。
スカ、ロックステディ、ルーツ...多様なジャマイカ音楽への深い造詣と、互いの音楽的感性が重なり合い、オリジナルとはひと味違う、ラヴァーズ・レゲエとしての「I Miss You」が誕生した。



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【akiko】 
2001年、名門ジャズレーベル「ヴァーヴ」初の日本人女性シンガーとしてユニバーサルミュージックよりデビュー。既存のジャズの枠に捕われない幅広い表現で現在までに24枚のアルバムを発表、国内外で活動を展開する。これまでに「ジャズ・ディスク大賞」や「Billboard Japan Music Award」を始め、数々のミュージックアワードを受賞。 また音楽以外にもファッション方面のコラボレーションやプロデュース、選曲、執筆など活動は多岐に渡り、声を使ったボイス・ワークショップや子供のためのジャズワークショップの他に、アーユルヴェーダワークショップやサウンドメディテーション、ウェルネスリトリートなども開催している。 現在、ジャズのスタンダードをテーマにしたエッセイ集「ジャズを詠む」が好評発売中。2024年公開の映画『徒花-ADABANA-』の音楽監督を務める。来年のデビュー25周年へのカウントダウン企画として、今年6月より12ヶ月連続でデジタルシングルの配信が決定。その他、デジタルシングルや7inchレコードなど、定期的にリリースを続けている。 音楽性やファッション性のみならず、そのライフ・スタイルにも多く支持が集まる。
https://www.akiko-jazz.com

Latest Album

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Title : 『I Miss You』
Artist : akiko
RELEASE : 2025年9月30日
https://akiko.lnk.to/I_Miss_You


【SONG LIST】
01. I Miss You





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My First Jazz Vol.90-曽根麻央:My First Jazz

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Title : 『Play The Blues』
Artist : Ray Bryant Trio


皆さんこんにちは。マルチ・インストゥルメンタリスト、作曲家の曽根麻央です。
My first jazzということで僕の初めてのジャズアルバムをご紹介します。
僕はjazz.net では毎月Disc Reviewのコーナーを持っていて、ちょうど内容が少し被ってしまうのですが、Ray Bryantというピアニストがトリオでレコーディングしたアルバム『Play The Blues』を紹介します。
Ray Bryant はブギウギやストライドだったりという、古くからある土っぽいジャズのスタイルを継承して、コンサートホールで演奏するレベルに洗練・進化させた素晴らしいピアニストです。
彼は特にソロピアノでの活動が有名なのですが、このアルバムではソロピアノのレパートリーをトリオ編成、そしてゲストのハーモニカプレイヤーを加えたカルテット編成で演奏した内容になっています。
「Gotta Travel On」という彼の代表曲、「St. Louis Blues」「Things Ain't What They Used To Be」などのブルースの有名曲が、とても素晴らしい演奏で収録されています。

このアルバムとの出会いは小学3年生の時。地元の柏にお住まいだった元Swing journalの編集長・児山紀芳さんが開催したジャズライブで、メインアクトとしてRay Bryantが出演しました。
力強いグルーヴと、ピアノが揺れるまで引き続けるタッチに魅了され、CDが欲しいと親にねだって買ってもらったものだったと思います。サインも入っています。
親の車で聴いたり、自分のラジカセで聴きながらピアノを合わせて練習した記憶がある、思い出のアルバムです。
ぜひ、聴いてみて下さい。

曽根麻央



My First Jazz

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Title : 『Play The Blues』
Artist : Ray Bryant Trio
LABEL : M & I
RELEASE : 2000年

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【SONG LIST】
01. Gotta Travel On
02. I'm A Just Lucky So&So
03. Slow Freight
04. C Jam Blues
05. Stick With It
06. St. Louis Blues
07. C.C. Rider
08. Please Send Me Someone To Love
09. After Hours
10. Things Ain't What They Used To Be




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― 人生の旋律、愛の組曲。家族と音楽が織りなす、色彩豊かな45分 ―

ジャズピアニスト/作曲家・曽根麻央によるニューアルバム『8つの小品』が、2025年9月10日にリリースされることが決定した。
第一子の誕生という人生の大きな節目に誕生した本作は、家族への愛、日常の輝き、そして音楽への飽くなき探求心をテーマに構成された全8章からなる組曲作品。ジャズとクラシックの垣根を越えた響き、緻密なストリングスとブラスのアレンジ、そして即興性の中に光る深い叙情が魅力だ。



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【曽根麻央】 ピアニスト、作曲家 曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。 2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。 2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。 同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。 2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

Latest Album

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Title : 『8つの小品』
Artist : 曽根麻央
LABEL : ReBorn Wood
RELEASE : 2025年9月10日
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【SONG LIST】
【Songs】
01. Ⅰ. Overture (feat. Ryo Miyachi, Hironori Suzuki)
02. Ⅱ. The Light You'll See
03. Ⅲ. Maria's Eye
04. Ⅳ. When the Angel Cries (feat. May Inoue, Ryo Miyachi, Hironori Suzuki)
05. Ⅴ. Lullaby
06. Ⅵ. Rumba (feat. Kojiro Tokunaga, Ryo Miyachi, Kan)
07. Ⅶ. Love Letter (feat. Edmar Colón)
08. Ⅷ. Finale Part 1 (feat. Kan)
09. Ⅷ. Finale Part 2 (feat. Ryo Miyachi, Hironori Suzuki)

【CD Bonus Track】
10. Waltz for Debby
11. A Song for Jobim
12. Lullaby (Piano Solo ver.)





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My First Jazz Vol.89-林正樹:My First Jazz

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Title : 『At The Montreux Jazz Festival』
Artist : Bill Evans


ピアニストの林正樹です。
自分は、ピアノのお稽古を小学校二年生の時に早々と辞めてしまいました。その後、徐々にピアノを「遊びの道具」として触れてゆくようになり、、、それは、自分の好きな曲をピアノで弾くという極めてシンプルな事でした。


中学時代はいろんな音楽に出会いました。洋楽も聴くようになって、ハードロック、メタルなども好きでした。
そんな中で、エルトン・ジョンを好きになりました。たくさん聴き込んで、彼のピアノを真似したり、弾き語りをしてみたり。。そんなエルトンジョンのライブアルバムにピアノソロの曲があって、それを聴いていると「ジャズ」という音楽を聴いてみようかなという気にさせてもらいました。


高校一年生のとき、近所の図書館に行って何枚かジャズのCDを借りてきた中の一枚 『Bill Evans At The Montreux Jazz Festival』。この中に収録されている「Someday My Prince Will Come」が僕の運命を変えました。
知っている曲のはずなのに、全く聴いたことのないピアノ。。本当に痺れました。音楽を聴いて稲妻に打たれたような感覚、衝撃を受けたのは初めてでしたし、その後もほとんどない経験かもしれません。それだけ自分にとって衝撃的で、ジャズを始めると決意した瞬間でした。


今 Bill Evansを聴いてもたくさんの発見がありますし、大好きな、尊敬するジャズピアニストです。


林正樹



My First Jazz

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Title : 『At The Montreux Jazz Festival』
Artist : Bill Evans
LABEL : Verve Records
RELEASE : 1968年


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【SONG LIST】
01. One For Helen
02. A Sleeping Bee
03. Mother Of Earl
04. Nardis
05. I Loves You Porgy
06. The Touch Of Your Lips
07. Embraceable You
08. Someday My Prince Will Come
09. Walkin' Up




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マリンバ・パーカッション奏者・相川瞳と、ピアニスト・林正樹による初のDuo作品

相川瞳の作曲家としての瑞々しい感性と、『音』『色』『かたち』という多層的な要素のアンサンブルとが響き合う、鮮やかな一枚。美しく極上のサウンドは聴く者の耳を包み込み、『音楽』の生まれる今この瞬間の喜びを体感させてくれる。




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納涼 はやし祭り 2DAYS 公園通りクラシックス 今年も開催!


【日時】
2025年8月29日(金)開場18:30 開演19:00
2025年8月30日(土)開場16:30 開演17:00


【出演】
DAY1 --- 8月29日(金)
間を奏でる:林正樹(pf) 堀米綾(irish harp) 磯部舞子(vn) 小林武文(per)
相川瞳&林正樹DUO


DAY2 --- 8月30日(土)
間を奏でる
藤本一馬&林正樹DUO


【場所】
公園通りクラシックス
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町19-5
東京山手教会B1F
http://koendoriclassics.com/


【チケット】
DAY1 5,000円(当日5,500円)
DAY2 5,500円(当日 6,000円)




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【林正樹】 ピアニスト、作曲家 自作曲を中心とするソロでの演奏や、「林正樹グループ」「間を奏でる」などの自己のプロジェクトの他、小野リサ、椎名林檎、LEO、マレー飛鳥、藤本一馬など様々な音楽家とアコースティックな演奏活動を行なっている。 「Banksia Trio」「菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール」などのグループにも在籍中。 多種多様な音楽的要素を内包した、独自の諧謔を孕んだ静的なソングライティングと繊細な演奏が高次で融合するスタイルは、国内外で高い評価を獲得している。最近ではNHK大河ドラマ「べらぼう」「光る君へ」、NHK朝ドラ「虎に翼」などのレコーディングにも参加。 作曲家としても2021年公開の映画「すばらしき世界」(監督、脚本:西川美和、主演:役所広司)の音楽を担当し、第76回毎日映画コンクール音楽賞を受賞。 http://www.c-a-s-net.co.jp/masaki/




Latest Album

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Title : 『Ten To Sen』
Artist : 相川瞳・林正樹
LABEL : 相川瞳
RELEASE : 2025年7月30日
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【SONG LIST】
01. Marigold
02. Ambiguous
03. Empty Cages
04. Pulsating
05. Translucent
06. Ten To Sen
07. 紅碧
08. At the Boundary Between Green and Blue
09. 童話で書かれた生態系
10. 日日是好日





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My First Jazz Vol.88-草田一駿:My First Jazz

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Title : 『Piano For Nuria』
Artist : Tete Montoliu Trio


皆さん、こんにちは。ピアニストの草田一駿です。
私の初めてのジャズアルバムは、Tete Montoliu(テテ・モントリュー)Trioの、『Piano For Nuria』です。
このアルバムは、私が大学生の時たまたまサブスクで音楽を探していたときに出会ったアルバムで、Teteが演奏するスタンダードナンバーの「Speak Low」を聴くや否や、すっかりその煌びやかな演奏に心奪われてしまいました。
コロナ渦で緊急事態宣言が出されなかなか外出ができない時に、彼のピアノをコピーして演奏していました。今の私自身の音楽に多大な影響を与えてくれた音楽家のひとりです。


Tete Montoliu は、スペイン出身の盲目のピアニストとして知られ、Lionel Hampton(vib)や Roland Kirk(sax)、Charlie Mariano(sax) といったジャズジャイアンツとの共演でも有名です。
ベースにPeter Trunk、ドラムにAlbert Heathが参加しており、Tete Montoliuのピアノトリオとしての活動を再評価する上でとても重要な作品になっているのではないかと思います。


私がTeteのピアノスタイルに夢中な理由の一つは、彼が曲のテーマを非常にわかりやすく弾くところです。聴いてすぐに「あの曲かな?」と思えます。しかしアドリブ部分になるとある種の狂気とも言えるくらいの、彼にしか出せない個性が炸裂しています。その対比がとても魅力的なんです。
このアルバムに収録されているスタンダードナンバーの「Alone Together」や「Stable Mates」などを聴いてもらえると、わかっていただけるのではないでしょうか。
ぜひ、皆様にもTeteの独特なピアノスタイルを楽しんでもらえると嬉しいです。


草田一駿



My First Jazz

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Title : 『Piano For Nuria』
Artist : Tete Montoliu Trio
LABEL : SABA
RELEASE : 1968年



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【SONG LIST】
01. Blues For Nuria
02. Tranquillogy
03. Alone Together
04. Speak Low
05. Visca L'Ampurda
06. I Surrender Dear
07. Stable Mates




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感情が溢れ出るエモーショナル・ジャズを展開するピアニスト、草田一駿、3年ぶりのセカンド・アルバムをReBorn Woodから発売!


クラシックピアノを基盤に持ちながら、ジャズやロックの影響を受け、独自の音楽世界を築いてきた彼の最新作が、リボーンウッドより発表される。本作は、ベーシスト 宮地遼、ドラマー 井口なつみ とのトリオ編成による作品。繊細なタッチと大胆な即興が交錯するピアノ、厚みのあるベースライン、リズミカルで鮮やかなドラムが織りなす、自由でありながら緻密なアンサンブルが特徴だ。
『Trionfi』 というタイトルが示すのは「勝利」「祝祭」といった意味。音楽が持つ喜びや熱量が、リスナーの感情を揺さぶるエネルギーとなり、新たな音の旅へと誘う。これまでフジロックフェスティバルへの出演や、ジャズ・クラシック・ポップスを横断する多彩な活動を続けてきた草田が、さらなる進化を遂げた一枚。



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【草田一駿】 ピアニスト、作・編曲家 1999年広島県生まれ。5歳よりクラシックピアノを始める。13歳よりジャズやロック等を聴き始め同時に作曲も始める。Seiko Summer Jazz Camp 2016にてBest Composition and Arrangement Award 受賞。2020、2021年に2年連続でフジロックフェスティバルに出演。2022年6月、Playwrightより1st アルバム「Flumina」をリリース、9月に東京・丸の内コットンクラブを含む初の全国7ヶ所リリースツアーを開催。2025年5月、Reborn Woodよりピアノトリオとしての1st アルバム「Trionfi」をリリース。その他著名アーティストとの共演やサポート、レコーディング、CM音楽制作など精力的な音楽活動を行っている。





Latest Album

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Title : 『Trionfi』
Artist : 草田一駿
LABEL : ReBorn Wood
RELEASE : 2025年5月14日

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【SONG LIST】
01. Reincarnation
02. Memento Mori
03. Stargazer
04. Whirlwind
05. Metamorphosis
06. Unfocused
07. Michi
08. Nightingale





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My First Jazz Vol.87-守屋純子:My First Jazz

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Title : 『Basie-Straight Ahead』
Artist : Count Basie


皆さまこんにちは。ジャズピアニストの守屋純子です。
私がジャズに出会ったきっかけは、高校3年生の時に四ツ谷のジャズ喫茶「いーぐる」に勤めている女性にたまたま出会って、彼女にいーぐるに連れて行ってもらった事がきっかけです。
その彼女が「守屋さん、早稲田大学に入学するのであれば、絶対にジャズをやったほうがいいよ。」と言ってくれました。それで早稲田大学では、名門ビッグバンド、ハイ・ソサエティ・オーケストラに所属しました。このハイ・ソサエティ・オーケストラで初めて演奏したジャズの曲が『Basie-Straight Ahead』の中の「The Queen Bee」だったんですね。

1968年発表の『Basie-Straight Ahead』は、Count Basie と Sammy Nestico が初めて組んだアルバムで、これはもう学生バンドにとってはバイブルと言われているアルバムです。私も学生時代、このアルバムのほとんどの曲を演奏しました。
「The Queen Bee」の優雅さ、「Magic Flea」の爽快さ、「Fun Time」のあたたかさ、「Lonely Street」の美しさなど、ジャズ、ビッグバンドの楽しさと魅力のすべてがぎゅっと凝縮されて詰まっているアルバムだと思います。

私は6/25に守屋純子オーケストラ、7枚目のCD『Moving Onward』を発表します。
こうやって未だにビッグバンドを続けているのもこのアルバムが原点になっているのではないかと思います。

このアルバムを全て作編曲している Sammy Nestico は、たった一度だけ、しかも旭川にだけ来日したことがあります。
私はとても幸運なことにその数日間、彼と行動することが出来ました。
その時、彼の書く作編曲そのものの、謙虚で優しく、思いやりがあり、温かい人柄に触れて
"良いメロディを書くためには、良い人間にならなければならない" ということを強く悟りました。

守屋純子



My First Jazz

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Title : 『Basie-Straight Ahead』
Artist : Count Basie
LABEL : Dot Records
RELEASE : 1968年



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【SONG LIST】
01.Basie - Straight Ahead
02.It's Oh, So Nice
03.Lonely Street
04.Fun Time
05.Magic Flea
06.Switch In Time
07.Hay Burner
08.That Warm Feeling
09.The Queen Bee




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ジャズの分野で最も権威のある米国セロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で優勝を果たすなど、輝かしい実績を持つピアニスト/作・編曲家の守屋純子。
今年で結成27周年を迎える日本ジャズ界屈指のアンサンブル、守屋純子オーケストラが新作『Moving Onward』をリリース!
7曲のオリジナルと、定番スタンダード「Moon River」「Embraceable You」、クラシックに題材をとった「Golliwog's Cakewalk」から成る、バラエティーに富んだ11曲を収録。
Michel Petruccianiに捧げた「Michel」、"令和のThe Sidewinder"とも言える「Soulful,Mr.Morgan」、三浦按針の人生をジャズで描写した「Anjin,the Pilot」と、"tribute" をテーマとした意欲的な作品です。


守屋純子オーケストラ Moving Onward Release Live at COTTON CLUB
2025 6.25 wed.
[1st.show] open 4:00pm / start 5:00pm
[2nd.show] open 7:00pm / start 8:00pm
https://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/junko-moriya-orchestra/



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【守屋純子】 ピアニスト、作・編曲家 早稲田大学ハイソサエティーオーケストラでジャズを始め、ニューヨークのマンハッタン音楽院修士課程修了。アメリカ・ヨーロッパ各地で演奏活動を行う。 2000年より、"守屋純子オーケストラ"が芸術文化振興基金の助成対象事業となり、毎年定期公演を行っている。2004年、自己のカルテットでインド公演。 2005年に CD"Points Of Departure"が、第18回ミュージック・ペンクラブ賞を受賞する。同年9月、ジャズでは最も権威のあるセロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で、東洋人としてまた女性として初優勝の栄誉に輝き、ワシントンのケネディーセンターでの授賞式に招聘されて受賞曲を演奏し、日米で話題を呼ぶ。 2008年 9月、米"モンタレージャズフェスティバル"に自己のカルテットで出演、その後、サンフランシスコ・ロサンゼルスでも公演を行う。2008・09年フランス・ツアー。2014-16年、毎年オーストラリア・パースにてビッグバンド指導。2014年より2019年まで、7回にわたり、ロシア・サンクトペテルブルク、ウラジオストクで公演。 これまでに9枚のリーダーCD(内6枚はビッグバンド作品)を発表。2018年7月、安土桃山時代の画伯<長谷川等伯>を題材としたジャズ組曲を収録した最新ビッグバンド作<Art In Motion>を発表する。 教育活動にも熱心で、 "山野ビッグバンドコンテスト""浅草ジャズコンテスト""ヤマハエレクトーンコンクール"等の審査員や、全国の小中高生のためのビッグバンドの指導、講演なども行なっている。2013年以降は、米国・モンタレー、オーストラリア・パースなど、海外でも学生を指導している。昭和音楽大学・尚美学園大学非常勤講師。早稲田大学エクステンションセンター講師。 守屋純子オフィシャル・サイト




Latest Album

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Title : 『Moving Onward』
Artist : 守屋純子オーケストラ
LABEL : Spiral
RELEASE : 2025年6月25日

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【SONG LIST】
01.Soulful Mr. Morgan
02.A New Step
03.Moving Onward
04.Michel
05.Golliwog's Cakewalk
06.Anjin, the Pilot
07.Future & Hope
08.Moon River
09.For Kyoko
10.Blues For Hayabusa2
11.Embraceable You





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My First Jazz Vol.86-寺久保伶矢:My First Jazz

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Title : 『The Quintet』
Artist : V.S.O.P.


皆さん初めまして。音楽家・トランぺッターの寺久保伶矢です。
My First Jazz、今回皆さんにご紹介するアルバムは、V.S.O.P.クインテットの『The Quintet』です。
僕が11歳か12歳の頃、、小学6年生の時に出会ったアルバムです。
もともと僕は Freddie Hubbard が大好きで、その関連の作品をたくさん探していた時に出会いました。


このアルバムを最初に聴いた時の感動は今でも忘れません。
一曲目が始まって一分足らずで、なぜかわからないですが急に涙が出たのを覚えています。
今もなお、その時の感情を大切にしています。


音楽を聴いて涙を流す、、、感動的なイントロがあるわけでもなく、悲しい曲でもなく、
一曲目からめちゃくちゃかっこいいんです。かっこよくて、迫力のあまり涙を流した経験はこの時が初めてです。


僕は今年の5/14にファーストアルバムをリリースしたのですが
そういった自分の作品や自分のライブなどで、その時の感動を届けられるような演奏が自分の中の一つの目標でもあります。


アルバムの中で一番聴いてほしいのは、一番最後に収録されている Freddie Hubbard の曲「Byrdlike」です。
めちゃくちゃテンポが速いんです。今まで聴いたことがないくらい速くて、、小学生の頃に沢山練習しました。
そんな思い出のアルバムです。


寺久保伶矢



My First Jazz

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Title : 『The Quintet』
Artist : V.S.O.P.
LABEL : Columbia
RELEASE : 1977年



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【SONG LIST】
01.One Of A Kind
02.Third Plane
03.Jessica
04.Lawra
05.Darts
06.Dolores
07.Little Waltz
08.Byrdlike




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大注目の音楽家/トランペッター、寺久保伶矢が放つ新世代プロジェクト、待望の1stアルバム!!

"Reiya The P.A.V.E."待望の1stアルバム !!さらさ、NAGAN SEVER、寺久保エレナが参加!しなやかでエモーショナルなトーン、躍動するグルーヴ、そして自身のヴォーカルフィーチャーした表現が、新たな音楽の可能性を切り拓く。リードシングル「Fly me / I Can?t Help It」では"NAGAN SERVER"を迎え、流れるようなビートとともに、寺久保のトランペットが自由自在に響き渡る。シンガーソングライター"さらさ"を迎えた「光の果実」では、まどろむ朝の光のような優しくも力強い輝きを放つメロディとともにトランペットがそっと寄り添う。"Amenami"では、NYで活躍するアルトサックス奏者であり、従姉でもある寺久保エレナ がゲスト参加。アルトサックスとトランペットが交錯し、深みのある対話を生み出している。唯一無二のサウンドが生み出す、ジャズの新境地。伝統を受け継ぎながら、未来へと羽ばたく音楽がここにある。






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寺久保伶矢 
2001年8月4日生まれ、北海道出身の音楽家。トランペッターとしての活動のほかに、作曲家、ヴォーカリスト、プロデューサーなど活動は多岐に渡る。
寺久保伶矢率いる"幻日と奇抜な新時代"を体現する同世代プロジェクト「Reiya The P.A.V.E.」では歌とトランペットを担当。2025年5月14日に1st album 「Reiya The P.A.V.E.」をリリース。自己の活動の他に、O-PNG(HOME)と結成されたテクノユニット「Block Corporation」や、NAGAN SERVER、TAIHEI(Suchmos / 賽)、松浦千昇(賽 / SHAG)、Junya(D.A.N.)とのクルー「N.S. DANCEMBLE」、ヨルシカなどのサポートメンバーとしての活動などシーン選ばず精力的に活躍の幅を広げている。
Java Jazz Festival 2019、Fuji Rock Festival 2023、Montreux Jazz Festival Japan 2024出演などに出演。2025年8月30日(土)に表参道WALL&WALLにて1st Album Release ONEMAN LIVEの開催が決定。
https://reiya-terakubo.com/



Latest Album

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Title : 『REIYA THE P.A.V.E.』
Artist : 寺久保伶矢
LABEL : Octave
RELEASE : 2025年5月14日

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【SONG LIST】
01.Anticipation
02.In this freedom
03.光の果実 (feat. さらさ)
04.MN's dilemma
05.AMENAMI (feat. 寺久保エレナ)
06.Fly me / I can't help it (feat, NAGAN SERVER)
07.Lucky Cookie (Jam ver.)
08.Birth (Live short ver.)






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My First Jazz Vol.85-Takeshi Kurihara:My First Jazz

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Title : 『Soul Station』
Artist : Hank Mobley


サックス奏者、コンポーザーの栗原 健です。
はじめてのジャズアルバムという言葉を聞いて真っ先に思い浮かんだのが、Hank Mobleyの『Soul Station』です。
僕は高校生の頃に同級生とロカビリーやリズム&ブルースのバンドをやりたくてバンドを始めました。ライブでは髪型をリーゼントにして踊りながらサックスを吹く、そんな遊び方が演奏のスタートでした。
サックスをやっていくうちに、ジャズにも興味を持つようになり、音色を意識し始めたときに出会ったのがこのアルバムでした。


この Hank Mobleyの『Soul Station』には、気持ちがざわつくような「If I Should Lose You」、なんて優しくあたたかくも儚い気持ちにさせられる「Remember」などが入っています。
曲や演奏もめちゃくちゃかっこいいのですが、何といってもサックスの音色!これにやられました。柔らかくふわっとした音に纏っている・・・触れるような部分があって、その表面は少しチリチリとザラついていて・・そして音の核にはしっかり芯があって。
当時18.19歳ほどだったと思いますが、これまでに聴いてきたサックスの音色とは全く違っていて、なんていい音なんだろうとやられてしまったんです。


このアルバムでは他にも、美しいハーモニーの中をずっと疾走していくような「This I Dig Of You」や、マイナーブルースの「Dig Dis」。全部いいんですよね。
メンバーも素晴らしく、1960年当時の最強メンバーともいえる、ピアノは Wynton Kelly、ベースは Paul Chambers、ドラムは Art Blakey が参加しています。
テナーサックスの Hank Mobleyが、このスーパースター達を率いて皆とてもいい演奏をするんです。


それから、ジャケットのアートワークがかっこいい! Hank Mobleyが着ている似たようなセーターを探したり、サックスを片手で掲げ上げたりしていましたね(笑)。いい思い出です。
こんな名盤に出会えたことが、僕のサックスとの距離や角度を変えてくれました。皆さんにこのアルバムを紹介できることはとても嬉しいです。聴いてみてください。


Takeshi Kurihara



My First Jazz

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Title : 『Soul Station』
Artist : Hank Mobley
LABEL : Blue Note
RELEASE : 1960年



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【SONG LIST】
01.Remember
02.This I Dig Of You
03.Dig Dis
04.Split Feelin's
05.Soul Station
06.If I Should Lose You




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新たな音の風景を描いたTakeshi Kuriharaの新作「KLAMAUK」が配信リリース!

Takeshi Kuriharaソロアルバムの2作目。作曲、演奏、録音、ミキシング、カバーアートに至るまで全て本人が手がけている。
ただそこにある、置き物のような音楽をテーマに制作した今回のアルバム。前作 『In The Mirror』ではSaxとエフェクターでサウンドを探求していたが、本作ではSax本来の音色を大切にしている。
アルバム中、唯一のコラボ曲である"Little Ghost (feat. Ayana)"は、現在ロンドンで活躍中のシンガー・Ayana/彩菜をフィーチャリングした美しい楽曲。世界のいたるところに棲む精霊のようなものを感じる、あたたかさがある楽曲に仕上がっている。






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Takeshi Kurihara / 栗原 健 (Saxophone, Machines) 
中学生の頃、50年代の黒人音楽やロカビリーに憧れて土手でサックスを吹き始める。即興と電子楽器を組み合わせたSOLOの他、SOIL&"PIMP"SESSIONS, KYOTO JAZZ SEXTET, 清春などに参加し国内外で演奏。太くアーシーな音色が好評を博している。Saxophoneと機械で新たな音像を探求中。
2025/2/26 2nd ソロアルバム "KLAMAUK" をリリース。
https://linktr.ee/takeshikurihara



Latest Album

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Title : 『KLAMAUK』
Artist : Takeshi Kurihara
LABEL : FRIENDSHIP.
RELEASE : 2025年2月26日


【SONG LIST】
01.Second Harvest
02.NIKO
03.KLAMAUK
04.Pathos
05.Gate
06.Yellow Flowers
07.Running Light
08.Fluff
09.Now Loading
10.morning notes
11.Little Ghost (feat. Ayana)
12.Light and Shadow





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My First Jazz Vol.84-纐纈之雅代:My First Jazz

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Title : 『Organic Music Society』
Artist : Don Cherry


皆さんこんにちは。サックス奏者の纐纈之雅代です。

私のおすすめジャズアルバムは、Don Cherryの『Organic Music Society』。1972年、スウェーデンのレーベルCaprice から発売されたものです。
このアルバムに出会ったきっかけは、私は Ornette Colemanというサックス奏者を好んでよく聴いていて、彼のアルトに絶妙なバランスで絡み合う Don Cherryの存在に興味を持ちました。彼のリーダー作品を探るうちにこの作品に出会いました。
私はもともと、16,17歳の頃から民族音楽や伝統儀式など人間の根源的な音楽に興味があったので、このアルバムがすんなりと心に入ってきました。
Don Cherryは、Ornette Coleman、Albert AylerらとN.Y.で活動しながらも自分自身の音楽を創造し続けるための豊かな場所を求めてスウェーデンに移住しました。このアルバムはその頃の集大成の作品です。
「N.Y.ではその日の食事を得るために演奏していて、サバイバルな厳しい生活だった。常に創造し、売り出す必要があった」と述べています。

スウェーデンに移住したDon Cherryは、自然と一体となりました。世界の民族音楽や、根源的な音に立ち返って霊性の高い、平和で愛に満ちた演奏をこのアルバムでは聴くことができます。
私は Don Cherryのこのような音楽への姿勢に共感する部分がたくさんあります。また、彼のバンドリーダーとしての在り方に心惹かれるものがあります。
ジャズ、で多く聴かれがちな誰か一人が場を支配する類のものではなく、全員が伸び伸びと、歓喜に満ち溢れ祝福された演奏をしています。
私のバンドサウンドの理想がここにあります。

最後に、アルバムジャケットはDon Cherryの妻によって描かれています。
太陽、木々、山々、ダンスする女性、笛を吹く人、鳥、象、ラクダ、アヒル、、、などを見ているだけで穏やかで温かいハッピーな気持ちになります。


纐纈之雅代



My First Jazz

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Title : 『Organic Music Society』
Artist : Don Cherry
LABEL : Caprice Records
RELEASE : 1972年



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【SONG LIST】
01.North Brazilian Ceremonial Hymn
02.Elixir
03.Manusha Raga Kamboji
04.Relativity Suite, Pt. 1
05.Relativity Suite, Pt. 2
06.Terry's Tune
07.Hope
08.The Creator Has a Master Plan
09.Sidhartha
10.Utopia & Visions
11.Bra Joe from Kilimanjaro
12.Terry's Tune
13.Resa




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サックス奏者 纐纈之雅代率いる新ユニット「如意ン棒」がアルバムリリース!

唯一無二の存在として音楽シーンに輝く"インディのクイーン" 纐纈之雅代(2024年10月より名義を纐纈雅代から改名)。前作のリーダーアルバム『Band of Eden』はジャズの聖地・新宿PitInnで行われた熱狂を取り込んだライヴレコーディングであったが、最新アルバム『如意ン棒~ぜんぶ、流れ星のせい~』では日本屈指の名スタジオ、キング関口台スタジオを舞台に、前作にも増して趣深く、また4人の情念を爆発させた賜物が超新星の如く誕生した。日本の気鋭ミュージシャンたちを次々と紹介するジャズ・レーベルSomethin' Coolから待望のリリース。今作は、日夜多忙を極める潮田雄一(ギター)、落合康介(ベース,馬頭琴)、宮坂遼太郎(パーカッション)と、初めて顔を合わせた4人が一切のリハーサルを介さずに臨んだ模様をライヴ収録。ジャズ・スタンダード2曲「セントルイス・ブルース」「ロンリー・ウーマン」、纐纈オリジナル6曲、集団即興2曲。これが「如意ン棒」の "ジャズを超えたジャズ" オルタナ・ジャズだ。






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纐纈之雅代(Masayo Koketsu) 
幼少期より2人の姉と共に、ピアノを弾き、歌を歌い、クラシック、歌謡曲、ロックなど、音楽に親しみながら暮らす。15歳でチャーリー・パーカーのレコードに出会い、ジャズのフィーリング、音色の奥深さ、普遍さに衝撃を受けて、以来、音とは?自己とは?死とは?生きるとは?愛とは?魂とは?の果てしない旅が始まる。国内外の様々なアーティストと即興演奏を重ねながら、現在にいたる。
http://masayokoketsu.com/



Latest Album

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Title : 『如意ン棒~ぜんぶ、流れ星のせい~』
Artist : 纐纈之雅代
LABEL : SOMETHIN'COOL
RELEASE : 2025年1月22日

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【SONG LIST】
01.St. Louis Blues
02.如意ン棒OUT
03.あやめ
04.Lonely Woman
05.煩悩という名の扉
06.ひかりのぼくら
07.へび使いごっこ
08.如意ン棒IN
09.月と海
10.Beatnik





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My First Jazz Vol.83-治田七海:My First Jazz

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Title : 『Mingus Ah Um』
Artist : Charles Mingus


ジャズ・トロンボーン奏者の治田七海です。

私のMy First Jazz、おすすめのジャズアルバムは、Charles Mingus のアルバム『Mingus Ah Um』です。
これは私が中学生の頃に先輩に連れていってもらった早稲田にあるナッティというジャズ喫茶で流れていて知ったアルバムです。
その喫茶店は私語厳禁で、爆音でジャズがかかっているという昔ながらのジャズを楽しむお店でした。そんな爆音で流れるミンガスの音楽に、私は全身の血が吹き立つのを感じて腰が抜けそうになりまして、一気に魅力に取り込まれました。
それまでのジャズのサウンドをベースに置きつつ、彼の音楽を前面に押し出してこんなにも新しいサウンドを創ることができるのかと、ひどく驚いたのを覚えています。
一曲の中で数えきれないほどの出来事が起こっているのに、決して雑多に聴こえない、オルガナイズされたミンガスの音楽。そして彼のリーダーシップには脱帽です。
また、ユニソンの美しさやトロンボーンの楽器の可能性を教えてくれたのもこのアルバムです。
「Fables Of Faubus」という曲は、彼が人種差別に反対してそれを表明するためにレコーディングして発表した曲だそうです。音楽の持つ力を信じて、音楽を通して、間違っていることを間違っていると表現したミンガスはかっこいいなと思います。
いたるところに散らばる彼のセンスと美しい作曲とアレンジ、そしてバンドサウンドをぜひ皆さんにも楽しんでいただきたいです!


治田七海



My First Jazz

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Title : 『Mingus Ah Um』
Artist : Charles Mingus
LABEL : Columbia
RELEASE : 1959年



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【SONG LIST】
01.Better Git It In Your Soul
02.Goodbye Pork Pie Hat
03.Boogie Stop Shuffle
04.Self-Portrait In Three Colors
05.Open Letter To Duke
06.Bird Calls
07.Fables Of Faubus
08.Pussy Cat Dues
09.Jelly Roll




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ジャズ界期待の新星トロンボーン奏者 治田七海 待望のアメリカ・デビュー作!

17歳でSeiko Summer Jazz Camp最優秀賞に輝いた札幌出身の治田七海はコロナが収束した2023年にMichigan State University に特待生として留学。それからわずか1年半の間に今や全米が注目するトロンボーン奏者として数々のコンテストに優勝するなど大活躍をしている。その彼女がいよいよアメリカ・デビューを飾る。






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治田七海 
2001年生まれ、北海道出身。8歳の時、通っていた小学校の金管バンドでトロンボーンに出会う。中学生になると札幌を中心にライヴ活動をスタート。17歳で「Seiko Summer Jazz Camp 2019」に参加し、Most Outstanding Student Award(最優秀賞)を受賞する。2022年11月、1st作品『II』(MUSIC STYLIST)でアルバム・デビュー。2023年夏から、ミシガン州立大学に特待生として留学。ヤマハ・ヤング・パフォーミング・アーティスト賞、ミシガン・ジャズ・フェスティバル賞、カール・フォンタナ・ジャズ・トロンボーン・ソリスト・コンペティション優勝、そしてカイ・ワインディング・ジャズ・トロンボーン・アンサンブル・コンペティションで優勝したディーズ率いるアンサンブルの一員としての栄誉を獲得し続けている。 現在は大学生活とともにミシガン州を拠点にライヴ活動を精力的に展開している。
https://ameblo.jp/atomu-08-28/



Latest Album

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Title : 『The Vibe』
Artist : 治田七海
LABEL : Spice of Life
RELEASE : 2025年2月28日

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【SONG LIST】
01.Girlie's World
02.The Vibe
03.Algonquin
04.Toshi
05.Sister Rosa
06.Easy Money
07.Heartstrings
08.How It Goes
09.Jamerson's Lullaby
10.Woodpecker
11.Unchained Melody





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My First Jazz Vol.82-北川潔:My First Jazz

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Title : 『Full House』
Artist : Wes Montgomery


ジャズ・ベーシストの北川潔です。

僕が初めて出会ったジャズ・アルバムは、Wes Montgomery のライブアルバム『Full House』です。
メンバーは、Wes Montgomery(Guitar)、Johnny Griffin(Tenor Saxophone)、Wynton Kelly(Piano)、Paul Chambers(Bass)、Jimmy Cobb(Drums)というオールスターのバンドのライブアルバムです。

このレコードを買うきっかけは、高校3年生当時。僕はロックバンドを組んでいました。そのバンドのギタリスト、、Jeff Beck が大好きなギター小僧が、突如として George Benson のギタープレイにはまりまして。
その頃『Breezin'』というクロスオーバーのハシりのようなアルバムが出た頃。彼はそのアルバムに夢中になって、ロックからクロスオーバージャズに方向転換していったんですね。
その彼に「北川きけ~。めちゃいいぞ~。」と言われて聴き、お洒落で素敵だなと思って、その頃からジャズに興味を持ち始めました。
そして雑誌で George Benson が影響を受けたのが Wes Montgomery というギタリストだと知り「誰やねん」というところからアルバムを買って聴いてみようと。それで買ったレコードがこの作品です。

初めて聴いた印象としては、なんじゃらほい、さっぱりわからん、でした。特にベースが録音環境的にモコモコしていて、何をやっているかさっぱり分からず。ロック大好き高校生の自分にはとても地味な音楽という印象でした。
大学でベースを始めて、ジャズにどっぷり浸かるようになってからは、隅々まで聴こえてくるようになりました。

最近はサブスクなどでもコンプリート版が聴けるようです。
ジャズの醍醐味、臨場感がとても良く捉えられた良いアルバムだと思いますので、チャンスがあれば聴いてみてください。


北川潔



My First Jazz

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Title : 『Full House』
Artist : Wes Montgomery
LABEL : Riverside Records
RELEASE : 1962年



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【SONG LIST】
01.Full House
02.I've Grown Accustomed To Her Face
03.Blue 'N' Boogie
04.Cariba
05.Come Rain Or Come Shine
06.S.O.S.




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NY在住ジャズベーシスト北川潔、初のアナログ盤を二作同時発売!

ジャズピアニスト、ケニー・バロンのレギュラーメンバーとして、1988年に渡米して以来、ジャズの聖地ニューヨークの第一線で活躍し続けるベーシスト北川潔。
かねてよりCDでは売切れ状態となっていた2017年『Turning Point』と2020年『Spring Night』の二作品のアナログ盤を2025年2月19日(水)にリリース。
二作ともピアニスト片倉真由子、ドラマー石若駿と日本ジャズ界が誇る二人を迎え、至高のストレート・アヘッド・ジャズを聴かせる。






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北川潔   
1958年12月5日大阪生まれ。関西学院大学在学中よりベースを始め、関西のライブハウスに出演。1988年10月NYに移住。Blue Noteのアフターアワーズジャムセッションで当時ハウスバンドをしていたThe Harper Brothersと知り合い、89年同グループに参加、9月老舗ジャズクラブThe Village Vanguardに出演、その演奏はアルバム"Remembrance:Live At The Village Vanguard"としてリリースされる。
1993年、Tommy Flanagan TrioでNYのクラブに出演。同年Jimmy Heath Quartet及びKenny Garrett Trioに参加。 翌年にはKenny Barron Trioにも参加する。その後,Andy Bey Group, Terell Stafford Quartet, 小曽根真トリオ, Ben Riley's Monk Legacy Septetなどで活動。2008年及び2012年にはMaria Schneider OrchestraのメンバーとしてJazz Standardでのサンクスギビングウィーク公演に参加する。
リーダーアルバムはKenny BarronとBrian Bladeとのトリオで"Ancestry" "Prayer""Live in Japan" "Live at Tsutenkaku (DVD)", Danny GrissettとBrian Bladeとのトリオで"I'm Still Here"をいずれも澤野工房よりリリースしている。現在、Kenny Barron Trio/Quintet, Jon Faddis Quartet, Michael Rodriguez Quintetなどのレギュラーベーシストとして活動中。NYブルックリン在住。



Latest Album

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Title : 『Turning Point』
Artist : 北川潔
LABEL : Kamnabi Records
RELEASE : 2025年2月19日


【SONG LIST】
SIDE A
A1, Linden Blvd
A2, Pocono's Delight
A3, Thought #3
A4, Zero Gravity

SIDE B
B1, Turning Point
B2, Thought #4
B3, Backlash
B4, Summer Mist

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Title : 『Spring Night』
Artist : 北川潔
LABEL : Kamnabi Records
RELEASE : 2025年2月19日


【SONG LIST】
SIDE A
A1, Thought #5
A2, Wishy-Washy
A3, Believe It or Not
A4, Spring Night

SIDE B
B1, You Know What
B2, Cross the Line
B3, Forgiveness
B4, Thought #6





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