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My First Jazzの最近のブログ記事

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My First Jazz Vol.52-Kan Sano:My First Jazz

Title : 『Monk's Music』
Artist : Thelonious Monk

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「僕の初めてのジャズアルバムはずばり、セロニアス・モンクの『Monk's Music』です。

このアルバムを初めて聴いたのは高校1年生の時。それ以前は日本のポップスだったりビートルズみたいな洋楽のロックだったり 、割とポップスを聴いていたんですけれども、ピアノを結構弾くようになって、もっと上達したい、もっとアドリブができるようになりたい、もっとコードを覚えたい、という気持ちが強くなりジャズに興味を持ち始めました。

ただ周りにジャズを聴いている人はほぼおらず、何を聴いたらいいのか全く分からなくて。それで地元の CD ショップに行ったらジャズのコーナーにフリーペーパーのカタログが置いてあり、そこにモダンジャズの"名盤" 、"巨匠"といわれているようなアーティストがいっぱい紹介されていて、そこに載っていたのがマイルス・デイビスやジョン・コルトレーン、 ビル・エヴァンス、セロニアス・モンク、ソニー・ロリンズなどでした。

実を言うと僕は最初にマイルス・デイビスに興味を持っていて『Bags' Groove』というアルバムを買ったのですが、よく分からなくて。なんだこの地味な音楽はと思ったんです。今聴くとかっこいいんですけど、当時は全く分からなくて。それで、もう1枚買ってみようと思い、そのカタログに載っていた『MONKS MUSIC』を 買いました。

セロニアス・モンクってジャズ・レジェンドの中でも異端児と言うか、かなり個性的で変わった人で ピアノの音色とか弾き方とか あんまり他にいないタイプですよね 。ジャケットもおしゃれで他のジャズのアルバムと違っていてそこがかっこいいなと思いました。

このアルバムから1曲選ぶとすれば2曲目の『Well, You Needn't』です。

当時僕は MD でこのアルバムをよく聴いてたんです。 高校に向かう通学中によく聴いていたので、このアルバムを聴くと今だによくその時のことを思い出します。

だから僕にとって本当にジャズの原体験と言うか、自分にとってのジャズのベースになっている、そんな作品です。」

Kan Sano


My First Jazz

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Title : 『Monk's Music』
Artist : Thelonious Monk
LABEL : Riverside Records
発売年 : 1957年



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【SONG LIST】
01.Abide With Me
02.Well, You Needn't
03.Ruby, My Dear
04.Off Minor
05.Epistrophy
06.Crepuscule With Nellie








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Kan Sano
キーボーディスト/プロデューサー。
バークリー音楽大学ピアノ専攻ジャズ作曲科卒業。
ビートミュージックシーンを牽引する存在である一方、ジャズとクラシックを融合したような独自のスタイルでピアノ一本の即興演奏もおこなう。バンドセットのライブではトランペット、ベース、ドラムも演奏し、会場を熱狂させる。
リリースした楽曲「On My Way Home」「DT pt.2」「Sit At The Piano」それぞれの再生回数が1,000万回を突破。日本人音楽家としての存在を確立する中、イギリスの名門レーベル Decca Recordsから日本人として初リリース。また、Tom Mischが「Kan Sanoのファンだ」と公言し、自らの日本・韓国公演のオープニングアクトに指名するなど国内外で活躍。
さらに、プロデューサー、キーボーディスト、リミキサーとして、Chara、UA、平井堅、絢香、m-flo等、多数のアーティストのライブやレコーディングへも参加、CM音楽や劇伴も数多く担当している。
"Kan Sano" の名は、様々なシーンに破竹の勢いで浸透中。







Latest Album

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Title : 『Tokyo State Of Mind』
Artist : Kan Sano
LABEL : origami PRODUCTIONS
NO : OPCA-1051
RELEASE : 2022.4.27



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【SONG LIST】
01. I MA feat.dosii
02. image
03. Tokyo State Of Mind
04. 逃飛行レコード (98bpm)
05. My One And Only Piano
06. いかれたBaby
07. Play Date feat.ともさかりえ
08. Make It Better
09. Good Sign
10. Natsume
11. おやすみ





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【KKBOX Podcast「My First Jazz」】
JJazz.Netとの連動によるオリジナルコンテンツ。
ジャズ・ミュージシャン本人の音声コメントをお届けしています。
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なかでも世界最大数を誇るC-POPを取り揃えているアジア大手の音楽聴き放題サービス。
2022年より日本でも音声コンテンツ/ポッドキャストの提供がスタート!


My First Jazz Vol.51-AIRI:My First Jazz

Title : 『Come Away With Me』
Artist : Norah Jones

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「私のはじめてのジャズアルバムはNorah Jonesの『Come Away With Me』です。

最初にこのアルバムを聴いたのは私が高校生の時でした。今で言うストリーミングサイトの、いわゆるプレイリストのような当時CDショップによくあった洋楽コンピレーション・アルバムの中で偶然このノラジョーンズの声を聞いてとっても惹かれたのは今も覚えてます。

そこから洋楽そしてJAZZに徐々にどっぷりハマるわけですので今振り返ればまさに"運命の出会い"でした。

とりわけお気に入りの1曲はNorah Jonesの弾き語りがとても魅力の「Nearness of you」です。
当時歌の教室に通っていたんですがクラシックやソルフェージュが苦手だった生徒の私が唯一好きな歌を発表会で歌っていいとなったときに選んだのがこの「Nearness of you」でした。 
ノラ・ジョーンズがオリジナルとともに収録したこの曲ですが、その時はこれがジャズスタンダードナンバーであると言うことも知らずに歌っていました。そんなことも思い出深い1曲です。

ポップアルバムにしてアコースティックでフォークで、ブルースとジャズのエッセンスが盛り込まれていて。。。いつの時代に聴いてもNorah Jonesの歌声が染み渡る素敵なアルバムです。

すでに21世紀を代表する名盤と言える作品ですが、リリースから今年で20周年記念だそうですね!!!
秋には久しぶりの来日公演もあると言うことで。

この「My first jazz」を思い出しながら、アルバムの魅力を再発見できました。」

AIRI


My First Jazz

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Title : 『Come Away With Me』
Artist : Norah Jones
LABEL : Blue Note
発売年 : 2002年



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【SONG LIST】
01.Don't Know Why
02.Seven Years
03.Cold Cold Heart
04.Feelin' the Same Way
05.Come Away With Me
06.Shoot the Moon
07.Turn Me On
08.Lonestar
09.I've Got to See You Again
10.Painter Song
11.OneFlight Down
12.Nightingale
13.The Long Day Is Over
14.The Nearness of You








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AIRI(vocal)
幼少期からピアノやバイオリンを通して音楽に親しみ過ごす。
18歳の時に聴いたビリー・ホリディ、サラ・ヴォーン、カーメン・マクレエといったシンガーに心酔しジャズに開眼。
2019年12月、初のミニアルバム「Airi is Her Name」、2020にはフルアルバム「i」をプロデューサーに塩田哲嗣氏を迎え全国リリース。幅広い音楽ファンに向けて自身の考えるジャズの世界観を歌に乗せ伝えている。
2022年秋には期待のニューアルバムのリリースを初となるセルフプロデュースで予定している。
またシンガーとして活動する一方で、その幅広い音楽性を生かしDJ、音楽セレクターとしての顔も持つ。ジャジーとされるサウンドを様々なジャンルに織り交ぜ、独自の視点で空間を意識したプレイを持ち味としている。
2022年秋、新譜アルバムリリース予定。







Latest Album

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Title : 『self-portrait』
Artist : AIRI
LABEL : Steelpan Records
NO : SPR0012
RELEASE : 2021.6.30



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【SONG LIST】
01. Blue Moon
02. Corcovado
03. No Moon at All
04. Everything Happens to Me
05. Here There and Everywhere
06. Star Eyes
07. Only Trust Your Heart
08. Dandelion





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My First Jazz Vol.50-類家心平:My First Jazz

Title : 『Steamin' With The Miles Davis Quintet』
Artist : The Miles Davis Quintet

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「僕の初めてのジャズアルバムは、マイルス・デイヴィスの『スティーミン』というアルバムでした。

これは高校生くらいの頃に出会ったんですけども、ちょうどその頃、少年漫画ばかり読んでいた少年がファッション雑誌なんかも読むようになっていて、その中にチェット・ベイカーの写真が載っていて凄くかっこいいなと思いました。

僕は小学校からブラスバンドをやっており、中学・高校とずっとトランペットを吹いていましたがイメージがそこで大きく変わり、こんなかっこいいトランペッターがいるんだなと認識しました。その雑誌の記事には、チェット・ベイカーは、マイルス・デイヴィスというトランペッターのスタイルに憧れて自分もトランペットを吹いているというようなことが書いてありました。

そこでマイルス・デイヴィスの音楽を聴きたいと思い、近くのCDショップに探しにいったのですが、その時たまたまそのショップでPrestigeレーベルのセールをやっていたんです。その中で『スティーミン』というアルバムが目に入り、マイルスが煙草に火をつけているジャケットがかっこいいなと思いそれを買って帰りました。

吹奏楽部に入っていたのでジャズっぽい音楽、例えばグレンミラーの音楽だとか、「茶色の小瓶」、「SING SING SING」などは演奏していましたが、それとはまた違った格好良さがあり、トランペットもすごくフィーチャーされてて「こんな音楽があるんだ!」と、とても衝撃を受けたのを憶えています。
またトランペットの先につけるミュートというものがあるのですが、それもマイルスは多用し、すごく特徴的な演奏をしていてそれも格好良いなと思いました。

そこからジャズにのめり込んでいくのですが、ライナーノーツを読むと、『スティーミン』の他にも『ワーキン』『リラクシン』『クッキン』と4部作になっていると書いてあり、そのあとこの4部作を全て購入しました。

本当にこの4枚はすごく聴きました。今聴いても新しい発見がある素晴らしい内容のアルバムで僕のバイブルとして今でも自分の中で大切なものになっています。」

類家心平


My First Jazz

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Title : 『Steamin' With The Miles Davis Quintet』
Artist : The Miles Davis Quintet
LABEL : Prestige
発売年 : 1961年



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【SONG LIST】
01.Surrey With The Fringe On Top
02.Salt Peanuts
03.Something I Dreamed Last Night
04.Diane
05.Well You Needn't
06.When I Fall In Love





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類家心平(trumpet)

1976年4月27日、青森県八戸市生まれ。
10歳の頃にブラスバンドでトランペットに出会う。 高校生の時にマイルスデイヴィスの音楽に触れジャズに開眼する。 高校卒業後、海上自衛隊音楽隊で6年間トランペットを担当。

自衛隊退職後2004年にSony Jazzからジャム・バンド・グループ「urb」のメンバーとしてメジャー・デビュー。タイ国際ジャズフェスティバルに出演するなど注目を集める。
「urb」の活動休止後に自身のユニット「類家心平 4 piece band」を主宰。 ファースト・アルバム「DISTORTED GRACE」を2009年にリリース。2作目「Sector b」を菊地成孔氏のプロデュースで2011年にリリース。その後、メンバーチェンジを経て「RS5pb(類家心平 5 piece band)」となり 2013年に T5Jazz Records よりライヴ盤「4 AM」をリリース。 2016年にはRS5pbとしての2ndアルバム「UNDA」をリリース。 2018年 には中国・深センにて開催される「OCT-LOFT Jazz Festival」に出演。集まった中国の多くの若者をそのサウンドで熱狂させた。2020年にはバンド名を冠にした3枚目となるアルバム「RS5pb」をリリース。
その他、カルテットによるアコースティックジャズのライヴ演奏を収めたアルバム「Lady's Blues」を2019年にリリース。都内老舗ジャズクラブ「Body & Soul」にてライヴレコーディングされたものである。
「RS5pb」のピアニストでもある中嶋錠二と二人組のユニット「N40°」では2014年にAPPLO SOUNDSよりアルバムをリリース。現在でも演奏活動を定期的に行ないライフワークとして活動している。

JAZZをテーマにしたアニメ「坂道のアポロン」では劇中のトランペットの演奏を担当。後に作られた実写版映画でも淳兄役のトランペット演奏を担当している。その他「菊地成孔ダブセクテット」「DCPRG」、元「ビート・クルセイダース」のケイタイモ率いる「WUJA BIN BIN」や「LUNA SEA」のギタリストSUGIZOが率いるユニットにも参加。星野源や藤原さくら等のアーティストのレコーディングにも参加している。山下洋輔、板橋文夫、森山威男、鈴木勲などベテラン・ジャズ・ミュージシャンとの共演も多数。

類家心平 Official






Latest Album

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Title : 『Duo』
Artist : 類家心平 / 中嶋錠二
LABEL : コアポート
NO : RPOL10012
RELEASE : 2022.5.18



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【SONG LIST】
01. Blue Midnight (ポール・モチアン)
02. Amarilla Flor (ルイス・アルベルト・スピネッタ)
03. Boplicity (マイルス・デイヴィス/ギル・エヴァンス)
04. Plus Fort Que Nous (ピエール・バルー/フランシス・レイ)
05. Ambergris (類家心平)
06. Dear (類家心平)
07. Bye Bye Bkackbird (スタンダード)
08. Luiza (A.Cジョビン)
09. Vida (類家心平)
10. Suiren (荒木真)
11. In A Sentimental Mood (デューク・エリントン)


My First Jazz Vol.49-松本茜:My First Jazz

Title : 『We Get Requests』
Artist : The Oscar Peterson Trio

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「当時小学生だった私が、ジャズに強い憧れを抱いた一枚です。、とにかく楽しい気持ちにさせてくれる音楽に心を奪われました。

フレージングやリズムなど何も知らない状態だったので、「得体のしれないワクワクするもの」の秘密を知りたいという思いがこの世界に足を踏み入れるきっかけとなりました。「同じことを弾けたら、少しは何かがわかるかもしれない」と、自宅のCDデッキの前に陣取り、覚えるまで何度も繰り返し聞いていた記憶が蘇ります。

オスカー・ピーターソンといえば超絶技巧のピアニストですが、高い構成力やアレンジも聞きどころ。「酒とバラの日々」の冒頭たった2音だけで、一気に華やかで品のある世界観に引き込まれます。レイ・ブラウン、エド・シグペンとのトリオのアンサンブルは一糸乱れず、「スイングするとは一体どういうことか」という永遠の命題のヒントがそこにある気がします。

どんな音楽がやりたいか、聞きに来てくれたお客さんにどんな表情で帰ってもらいたいか、全てこの一枚からはじまりました。
今このアルバムを聞くと、当時ジャズの魅力を沢山教えてくれた人達との出会いまでも懐かしく思い出されます。

「いつか周りの人をこんなふうに楽しい気持ちにしたい」という私の夢に繋がったアルバムです 。」

松本茜


My First Jazz

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Title : 『We Get Requests』
Artist : The Oscar Peterson Trio
LABEL : Verve Records
発売年 : 1964年



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【SONG LIST】
01.Quiet Nights Of Quiet Stars (Corcovado)
02.The Days Of Wine & Roses
03.My One And Only Love
04.People
05.Have You Met Miss Jones?
06.You Look Good To Me
07.The Girl From Ipanema
08.D. & E.
09.Time And Again
10.Goodbye J.D.





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松本茜(Piano)

鳥取県出身。2008年コロムビアレコードからメジャーデビュー。

現在都内を中心に自身のピアノトリオで活動する他、浜崎航meets松本茜TRIO"BigCatch"、山田穣(as)、多田誠司(as)、古野光昭(b)、佐藤達哉(ts)(敬称略)等、日本を代表するジャズプレイヤーのバンドで活躍。またNYにてNatReeves(b),JoeFarnsworth(ds),PeterWashington(b),GeneJackson(ds)らとアルバムを制作。3rdアルバム"MemoriesOfYou"がイタリアのウェブマガジン『JazzConvention』で紹介される。パリで行われたJazzInJapanに中川英二郎(tb)カルテットで参加。

ライブ活動の傍ら、キリン生茶、清水建設のCMなどでの演奏も担当。第1回倉吉天女音楽祭出場、グランプリ受賞。第23回浅草ジャズコンテスト・ソロプレーヤー部門にて金賞受賞。出光音楽賞ノミネート。2018年より、とっとりふるさと大使を務める。

松本茜 Official





Latest Album

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Title : 『LITTLE GIRL BLUE』
Artist : 松本茜
LABEL : コンセプトレコーズ
NO : CR14
RELEASE : 2022.3.23



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【SONG LIST】
01.Little Girl Blue
02.Sophisticated Lady
03.Laurentide Waltz
04.Spring Is Here
05.For Heaven's Sake
06.Too Late Now
07.My Romance
08.Sugar Ray
09.Hymn To Freedom


My First Jazz Vol.48-金子雄太:My First Jazz

Title : 『Eddy Louiss Trio』
Artist : Eddy Louiss Trio

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「フランスのオルガニスト故Eddy Louissのデビュー盤。一曲目のNardisからぶっ飛びます。その後も、終始何かが乗り移ったようなトリオ演奏で、ある種の狂気のようなものすら感じます。オルガンという楽器にはこのような表現力も有るのか!と思わされました。

オルガン、特にハモンドオルガンを弾いている一人として僕が手本にしているのは、Larry YoungとElvin Jonesのコンビネーション、Chester Thompsonのファンクネス、Dr. Lonnie Smithのサウンドメイキング、そしてこのEddy Louissの狂気です。

ジャズオルガンのレジェンド達はどんどん故人となって行きますが、彼等の音源はいつまでも、人生の何倍もの年月を経てもこうやって遺って行く事でしょうね。僕も時々これらの『教科書』から闘魂を注入して貰っています。初めの衝撃から全く色褪せる事は無いです。正直な演奏家の音は時を超えると思います 。」

金子雄太

My First Jazz

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Title : 『Eddy Louiss Trio』
Artist : Eddy Louiss Trio
LABEL : Cy Records
発売年 : 1973年



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【SONG LIST】
01.No Smoking
02.You've Changed
03.Don't Want Nothin'
04.Nardis
05.Blue Tempo
06.Groovin' Hight





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金子雄太

東京都在住神奈川県出身。日本を代表するオルガニスト。1996年渡米をきっかけにハモンドオルガン研究を本格的に始め、ジャズオルガン奏者として活動。レスリースピーカーを使用した演奏に軸を置き、ハモンドオルガン演奏の普及に力を注いでいる。

オルガンユニット〝AQUAPIT〟で3枚のアルバムをリリースする他、akiko、アン・サリー、綾戸智恵、大野雄二、江藤良人、伊藤大輔、bird、平井堅、矢野沙織、大澤誉志幸、畠山美由紀等の作品に参加、ツアーサポート等を行う。

金子雄太 facebook

My First Jazz Vol.47-田中菜緒子:My First Jazz

Title : 『Kelly Blue』
Artist : Wynton Kelly

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「クラシックの音楽大学に通っていて、ほとんどJAZZに触れたことがなく、CDショップに行って何もわからずいくつか手に取った中で記憶に残っている1枚がWynton Kellyの『Kelly Blue』です。

"このかっこいい音楽がJAZZか"と感激したのを覚えています。
そんなJAZZの香りを出せるミュージシャンを目指しています 。」

田中菜緒子

My First Jazz

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Title : 『Kelly Blue』
Artist : Wynton Kelly
LABEL : Riverside Records
発売年 : 1959年



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【SONG LIST】
01.Kelly Blue
02.Softly, As In A Morning Sunrise
03.Green Dolphin Street
04.Willow Weep For Me
05.Keep It Moving
06.Old Clothes





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田中菜緒子

福岡県久留米市生まれ。
Jazz Pianist, Keyboard Player, Composer

幼少よりクラシックピアノを習い、ヤマハJOCにて活躍。様々なコンクールで賞を受賞。桐朋学園大学ピアノ科に進学し、在学中には、ブルガリア国際コンクールで1位を受賞。また、 桐朋学園大学卒業生の九州代表として、アクロス福岡シンフォニーホールで行われた卒業演奏会に出演。 卒業後、JAZZの勉強を始める。

2009年、Proteanを結成。都内を中心にライブ活動を開始。 1stアルバム『Protean』をリリース。

2013年9月〜2014年6月
自身のトリオで上海、台湾公演を成功させ、活動の場を海外まで広げる。
『Naoko Tanaka Jazz Standard Trio Live in Shang-Hai 2013』をリリース。

2015年リーダーアルバム『MEMORIES』をリリース。久留米ふるさと大使に就任。

2017年にキングレコードのネイティヴ DSD11.2MHzの超高音質録音による"ハイレゾ・ビューティー・ジャズ・シリーズ"よりメジャー初のスタンダード作品 『I Fall In Love Too Easily』をリリース。

2018年3月 地元久留米が詰まったアルバム『Home』をリリース。
レコーディングも久留米シティプラザ・Cボックスで行う。ジャズでアレンジした久留米出身のアーティストの曲と久留米への想いを表現したオリジナル曲をソロで演奏。アルバムのジャケットのデザイン、スタッフ、すべてがオール久留米で完成。

2018年12月8日 アクロス福岡シンフォニーホールで、九州交響楽団と『ラプソディ・イン・ブルー』を共演。

2019年久留米シティプラザ ・グランドホールで開催された福岡インターナショナル バレエフェスティバル ガラコンサートに出演。

2019年 ジャズユニット「村田中」で、キングレコードより、ハイレゾ・ビューティー・ジャズ・シリーズ 2枚目となるアルバム『SCHOOL OF JAZZ』をリリース。

また、POPSの分野では、GRAYのTERU&TAKUROミニライブでサポートメンバーとしてピアノで参加。桜井和寿(Mr.Children)、GAKU-MC、C&Kなど、多くのライブやレコーディングにキーボードプレイヤーとして参加。ジャンルを超え幅広く活動を続けている。

田中菜緒子 Official





Latest Album

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Title : 『Appreciation』
Artist : 田中菜緒子
LABEL : naop record
NO : NT0405
RELEASE : 2022.3.9



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【SONG LIST】
01.Hydrangea Flower
02.Monk's Birthday
03.M.T.
04.Appreciation
05.Aries
06.mine mine
07.A New Day
08.strength
09.konomichi


My First Jazz Vol.46-駒野逸美:My First Jazz

Title : 『Thinking About You』
Artist : Frank Rosolino

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「ジャズを勉強して間もない頃に見つけたこのアルバム。
初めてのFrank Rosolino、しかも2枚組。どんなCDか思い切って買ってみたところ当時の私に革命といいますか、トロンボーンカルテットでこんなジャズがあったんだ...!と衝撃だった事を覚えています。

ギタートリオ+トロンボーンの4人によって紡ぎ出されるサウンドが、まるで宇宙を浮遊している様で、静かに着実に内なるパッションを重なり合わせていく、そのインタープレイを聴いて私は一瞬でこのCDの虜になっていました。

まだジャズの事を何も知らない大学生になりたての私が聴いて好きになったので、音楽そのものが私の心に直に響いたのかなと思います。今も原点に帰りたい時に聴き直しますが、何度聞いても新鮮で、私が今までで最も影響を受けたアルバム。そして、これからも一生かけて憧れ続けるアルバムでしょう。」

駒野逸美

My First Jazz

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Title : 『Thinking About You』
Artist : Frank Rosolino
LABEL : Sackville Recordings
発売年 : 1984年



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【SONG LIST】
01.Sweet And Lovely
02.Who Can I Turn To
03.Round Midnight
04.I Thought About You





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駒野逸美 こまのいつみ(trombone)

1988年1月23日生まれ。 千葉県白井市出身。小学校ではCornetを吹き、中学校入学と共にTromboneを始める。尚美学園大学Jazz&Popsコースにて西山健治氏に師事。在学中にもライブやセッションに参加する。 2010年3月 尚美学園大学 芸術情報学部 音楽表現学科 J&Pコースを卒業。

今までに、Aaron Choulai Quintet、Mike Price Big Band、大山日出男セクステット、中路英明2Trombone、菊地成孔ダブセプテット、小杉敏カルテット、木村由紀夫スタンダードクインテット、原田イサムカルテット、Simon Cosgrove TokyoJazz7、内堀勝ビッグバンド、寺屋ナオグループ、村田中クインテット、三木俊雄フロントページオーケストラ、南青山6丁目楽団、などのグループで、都内を中心とするライブに参加。 2010年10月Aaron Choulai Quintetでオーストラリアのツアーに参加。2012年5月には香港でのSummer Jazz Festivalに参加。 2011年12月浅草JAZZコンテストでは駒野逸美Quartetでグランプリを受賞。2014年11月には、上杉優との2TbユニットThe BonBonesにて1stアルバムをリリース。 2016年10月スイスの2トロンボーン グループTwobonesに、上杉優と駒野逸美の2人でスイスツアーに参加。スイス各地9箇所でコンサートを行う。 翌年2017年7月TheBonBonesにて2ndアルバム"Celebration"をリリース。 2019年10月Allen Hermann(tb)氏との2トロンボーンで日本ツアーを行う。2020年2月ツアー中に録音したCD"A Beautiful Thing"をリリース。 2019年11月スイスのTwobonesのPaul Haag(tb)、Danilo Moccia(tb)2人をお呼びし今度は日本でツアーを行う。2020年7月"The Bon Bones meets Twobones"をリリース。

現在自己のカルテットにて都内を中心に活動中。
昭和音楽大学、ルーツ音楽院、山野楽器にてJazzTromboneの講師を務める。

駒野逸美 Official





Latest Album

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Title : 『Nearest and Dearest』
Artist : 駒野逸美カルテット
LABEL : SOMETHIN' COOL
NO : SCOL1060
RELEASE : 2021.12.15



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【SONG LIST】
01.Kayu Raja
02.Lemon Balm
03.Duke Ellington's Sound of Love
04.Le Buisson Ardent
05.Dear Sumi
06.In the Mind
07.Chikuzenni Dilemma
08.I Hear a Rhapsody
09.Pauly
10.はなのおか

My First Jazz Vol.45-市野元彦:My First Jazz

Title : 『Eden』
Artist : Everything But The Girl

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「ジャズのアルバムではないのですが、初めて"ジャズ"テイストの音楽に触れた一枚です。Everything But The Girlのファーストアルバム。

姉がレンタル屋だか友達だかにLPを借りて来てカセットテープにダビングしたものを聴かせてくれて、ジャジーなインスト曲でアルバムが始まるのが洒落ているなーと繰り返し聴いていました。マイナーセブンス・フラットファイブ(というコード)を初めて耳にしたアルバムかも知れない。その後ジャズに興味を持って色々と聴き始めたのでした。

ちなみにその10年後ぐらいにCD盤を入手して初めて分かったのですが、実はジャジーなインスト曲で始まるのはLPのB面で、私が聴いていたテープには何故だかA面B面が逆にダビングしてあったのでした。つまりインストはアルバムの中盤だった、ということでイメージがガラッと変わってしまいました。昭和エピソード、、、。」

市野元彦


市野元彦 Official



My First Jazz

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Title : 『Eden』
Artist : Everything But The Girl
LABEL : Blanco Y Negro
発売年 : 1984年



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【SONG LIST】
01.Each And Every One
02.Bittersweet
03.Tender Blue
04.Another Bridge
05.The Spice Of Life
06.The Dustbowl
07.Crabwalk
08.Even So
09.Frost And Fire
10.Fascination
11.I Must Confess
12.Soft Touch



My First Jazz Vol.44-織原良次:My First Jazz

Title : 『The Birthday Concert』
Artist : Jaco Pastorius

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「"最初に触れたジャズアルバムを自身の思い出とともに"とのことですが、正確な最初のジャズとの接触はMarcus Millerの『Live &More』 になります。
が、後述の流れで能動的な接触、という意味でこのアルバムを選ばせていただきました。

ジャズの定義にもよりますが、広義、そして自分にとっての、という観点の内容になります。
明らかにジャズ、という意味で初めて心から感動したものはVictor Feldmanの「The Arrival of Victor Feldman」のScott LaFaroのプレイでした。



話を本題に戻します。
1980年生まれの私がベースを始めたのは高校生の頃。当時はハードロックやメタルを愛聴していて、MR.BIGのBilly Sheehanに夢中でした。高校三年生の時に友人から借りたMarcus Millerの『Live &More』 が広義的JAZZとの遭遇でした。この時の私は...この音楽に全く興味が持てなかったのです!

貸主である友人は「マーカス・ミラーを聴いて興味が湧かないなら、ジャコ・パストリアスを聴いてみたらいいのでは?」と助言してくれました。1997年頃ですね。同じ時期にBilly Sheehanと John Myung (Dream Theater)が表紙の中古の「Player」誌を購入したところ、ジャコ・パストリアスが特集されていたのです。

おお、これが噂のジャコ・パストリアスか...と。この「Player」誌は95年のもので、当時の新譜だったのが 今回紹介する『バースデイ・コンサート(The Birthday Concert)/ジャコ・パストリアス』です。今思えば、この時の特集は81年に録音された未発表音源として95年に発売されたこの作品のプロモーションの一環だったのです。

現在の私はジャコ・パストリアスの熱狂的な愛好家です。ジャコ・パストリアスの活動の時系列を把握していない当時の私はなにも考えずにこの時新譜として扱われていたこのライブ盤を購入しました。

初めて聴く、ジャコ・パストリアスの音です。
緊張と共に再生しました。

...

何も感じなかったんです!!

ビリー・シーンの方がずっとかっこいいじゃないか。
と。

続けてファーストアルバム「ジャコ・パストリアスの肖像」を購入しました。

ジャコ・パストリアスにまつわるインタビューなどを読んでも、世界中のあらゆる世代のベーシストがこのファーストアルバムの一曲目に収録されている「Donna Lee」を聴いた感想を語っています。

「雷に打たれるような衝撃だった」
「アメイジング」
「エレクトリックベースから出ているトーンだとは信じられない」
「ベースを新しい次元に高めたのだ」
「世界中のベーシストがベースケースを閉じる音が聞こえたよ」
などなど...

CDをプレイヤーに置いて、その衝撃を味わおうと...再生しました。

...

世界中のベーシストの脳天に堕ちた衝撃はわたしには全く訪れませんでした。

ショックでした。
全く感動しませんでした。
関心すら...生まれませんでした。

何回聴いてもわからない。

...

その数年後、熱烈なジャコ・パストリアスのファンになる訳ですが、
初めての出会いは...
感受する力がないことへの失望が強烈に印象に残っています。」
織原良次

織原良次 Official


2021年12月7日(火)発売『VIRTUAL SILENCE』
ジャズボーカル西村知恵とフレットレスベース奏者織原良次によるデュオユニット、Virtual Silence。
ギタリスト井上銘とドラマー本田珠也を迎え、既存の文脈から解き放たれた表現がここに産まれた。ヴァーチャル・サイレンス。
'今'を描くドキュメント。






My First Jazz

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Title : 『The Birthday Concert』
Artist : Jaco Pastorius
LABEL : Warner Bros. Records
発売年 : 1995年



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【SONG LIST】
01.Soul Intro / The Chicken
02.Continuum
03.Invitation
04.Three Views Of A Secret
05.Liberty City
06.Punk Jazz
07.Happy Birthday
08.Reza
09.Domingo
10.Band Intros
11.Amerika



My First Jazz Vol.43-西山瞳:My First Jazz

Title : 『Now He Sings, Now He Sobs』
Artist : Chick Corea ‎

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「子供の頃からクラシック・ピアノを学んでいて、高校2年で挫折してやめ、ヘヴィメタルを聴くようになり、1年ほどピアノを全く弾いていませんでした。
アルバイトもしていて、ちょっと一瞬金銭的な余裕が出てきたところ、「何かジャズでも聴いてみるか」と思って手に取ったのがこのアルバム。帯に「名盤」と書いていたし、チック・コリアの名前ぐらいは聞いたことがあったからです。

子どもの頃から父親がジャズが好きで、よく家や車でジャズが流れてはいましたが、管楽器主体のもの、マイルスのマラソン・セッションのあたりなどで、あまりピアノの印象がなかったんです。そういうジャズしか知らなかったので、初めて触れるピアノ・トリオに興奮しました。

ピアノのジャズって、こんなに格好良くてソリッドで刺激的なものなのかと。アルバムを通して、とにかく何が起こっているかわからない。そのわからなさが格好良い。そんな感じで、当時の私にとって刺激物でした。

また、同時に買った『Undercurrent』ビル・エバンスで、内省的で繊細で情緒的なジャズに触れ、この2枚がきっかけでピアノに再度取り組むこととなり、現在に至ります。」西山瞳

西山瞳 Official









My First Jazz

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Title : 『Now He Sings, Now He Sobs』
Artist : Chick Corea ‎
LABEL : Solid State Records
発売年 : 1968年



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【SONG LIST】
01.Steps - What Was
02.Matrix
03.Now He Sings - Now He Sobs
04.Now He Beats The Drum - Now He Stops
05.The Law Of Falling And Catching Up





My First Jazz

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Title : 『Undercurrent』
Artist : Bill Evans / Jim Hall
LABEL : Cool Jazz
発売年 : 1962年



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【SONG LIST】
01.My Funny Valentine
02.I Hear A Rhapsody
03.Dream Gypsy
04.Romain
05.Skating In Central Park
06.Darn That Dream


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