Title : 『Burton For Certain / 雨の日と月曜日は』
Artist : ANN BURTON
「控えめな歌唱、センスとソウルを感じさせるヴォーカルのフレージング、奥行きのある声、彼女の人生を滲み出しているような暖かくそしてメランコリックな歌声。バンドのアレンジも素敵です。」
畠山美由紀
●畠山美由紀Official
【Ann Burton / Rainy Days And Mondays】
【畠山美由紀 / 愛はただここにある 】
Title : 『Burton For Certain / 雨の日と月曜日は』
Artist : ANN BURTON
「控えめな歌唱、センスとソウルを感じさせるヴォーカルのフレージング、奥行きのある声、彼女の人生を滲み出しているような暖かくそしてメランコリックな歌声。バンドのアレンジも素敵です。」
畠山美由紀
●畠山美由紀Official
【Ann Burton / Rainy Days And Mondays】
【畠山美由紀 / 愛はただここにある 】
Title : 『The Köln Concert』
Artist : Keith Jarrett
「高校生の時に父が聴かせてくれたもので、静寂に響く魂のこもった音と息づかいに引き込まれました。
ちょうど担任の先生がこのケルンコンサートを完コピして弾いてたくらいキース好きだった人で、キースが好きだって言ったら、お前はジャズが合ってるんじゃない?と。その時バイトを始めたレストランでジャズの生演奏を聞いたのもあって、ジャズってなんだろう、私もやってみたいな、と思い、それがジャズへの道の第一歩になりました。
その後ピーターソンやウィントン・ケリー、エバンス、マイルス、コルトレーンなど衝撃を受けたものは数知れないですが、何かあるとここに帰ってきている気がします。」
栗林すみれ
●栗林すみれOfficial
【Keith Jarrett - THE KÖLN CONCERT】
Title : 『Trio Sud』
Artist : Sylvain Luc
「鎌倉にあるJAZZ CLUB DAPHNEが、JAZZという音楽との出会い。でも、アルバムとなるとフランス人のギタリストSylvain Lucの『Trio Sud』かなと思う。大学でJAZZ研に入って、鎌倉ダフネ以外に、自分の生活圏でJAZZライブハウスはないものかと想い、モーションブルー横浜に初めてライブを観に行ったんです。その時に休憩時間に流れていたのがこのアルバムだったんですよね。 この時は彼のギターの音色と、グルーブ感と、楽曲に心を鷲掴みされた感があって、すぐに調べて買いました。
JazzもだけどBrazilっぽさも感じるアルバムで、飽きない。
今考えると、私のアルバムのプロデュースを1枚目のデビューの時から3枚目までギタリスト平岡遊一郎さんにお願いしていることにも繋がるのかもしれない。新プロジェクトitelluもギターカルテットだし。(笑)JAZZシンガーとしてデビューする前からやっているポップスバンドDa Luaもギター、ベース、ボーカルのトリオ!今気づきました。
とはいえ、やりたいことが多過ぎて、これから私の活動がどんな風に広がって行くかは未知数ですが、今のところ私の声は、ギターと混ざるようにできている気がするんです。
それはもしかしたら初期にSylvain Lucに出会ったからかもしれない(言い過ぎ)。」
市川愛
●市川愛Official
【Sylvain Luc - Jordu】
Title : 『Live!』
Artist : Pat Martino
「タバコを吸うマルティーノが写るこのジャケットが凄くかっこいいなと思いました。この人一体どんな音楽をやるんだろうなと。
自分がジャズに夢中になるきっかけとなった一枚です。ジャケットのイメージ通り、70年代という混沌とした時代の渦巻くエネルギーが凝縮されている一枚だと思います。はじめてジャズの曲のコピーにチャレンジしたのがこのアルバムに収録されている『Sunny』でした。マルティーノの異常なまでの集中力とストイックな意志の強さ。もはやそれが彼にとってはナチュラルな状態なのかもしれませんが、音楽家として自分の精神的な核を見失いそうになった時に、このアルバムはいつも僕の背中を押してくれます。
高校生の頃、母が早い時間から並んでくれて最前列で観たコットンクラブでのライブ体験は、いまだに大きな衝撃として心の中にあります。終演後、自分のレスポールを持って行ってサインをお願いしました。とても丁寧に、そしてはっきりとした力強い字でサインしてくれ、更に「この上からスプレーでコーティングしなさい。そしたら消えないよ。」と、優しくて強い握手とともに言ってくれました。彼の演奏とサイン、そして握手が全て通じているように感じて、高校生ながらジャズはその人となりを凄く感じやすい音楽だなと感じました。
この道に進もうと確信させてくれた、自分にとってはかけがえのない大切な思い出です。」
井上銘
●井上銘Official
【Pat Martino - Live! - - Sunny】
My First Jazz |
![]() Title : 『Live!』 |
Title : 『Meets the Rhythm Section』
Artist : Art Pepper
「私は幼い頃から父の影響でジャズに触れていましたが、自らの意思で学びだしたのは高校生の頃からです。その時の師匠が「ジャズサックスをやりたいならまずこれらを聴きなさい」とアルトサックス界を代表するレジェンド達のアルバムを5〜6枚貸して下さって、とにかく無我夢中で聴きました。
その中にあった1枚がこれです。「これぞ私が目指すアルトサックスの音だ!」と一瞬で心に突き刺さったのがアート・ペッパーの奏でる音色でした。彼のなんとも言えない乾いた温かみのある音色、歌心溢れるプレイが、高校生だった私の心にすっと自然に入ってきたのを覚えています。
今でもこのアルバムを聴くとホッと安心する反面、初心に返って気持ちがピリッとします。私が自分の音を形成していくにあたって、1番大きな影響を受けているアーティストです。流れに身を任せ、自分が心地よいと感じる音楽を聴こうと思うとやはりアートペッパーが聴きたくなります。
このアルバムは私が目指す音色を明確にしてくれた特別なアルバムです。」
纐纈歩美
●纐纈歩美Official
【Art Pepper (Usa, 1957) - Art Pepper Meets the Rhythm Section】
ジャズスタンダードをお送りしているJJazz.Netの人気番組「温故知新」初のリアルイベントが決定!
アルトサックス奏者、纐纈歩美さんを迎え、時代を超え愛されるジャズスタンダードのみを演奏します。
【纐纈歩美 plays Standards -JJazz.Net温故知新スペシャル-】
【日時】
2018 9.17(月・祝)
[1st]
開場15:00 開演16:15
[2nd]
開場18:15 開演19:30
【場所】
JZ Brat
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2階
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Title : 『THE TRIO VOL.1』
Artist : Hampton Hawes
「実家に母親のハンプトン・ホーズのコレクションがあり、毎日聴くのが日課のようになっていましたが、中でも聴いたのがこの1枚です。恐らく、ジャズピアニストを志す直接のきっかけになった1枚だと思います。
「どうしてこの音楽は聴いているとこんなに気持ちがいいんだろう」と思った記憶があります。その頃はもちろんジャズのアーティキュレーションやフレージングなど何も知りませんでしたから、本当に私の本能に働きかけてくれた音楽です。この人のタッチやニュアンスが高校生だった私に強烈な印象を与えてくれたおかげで、今でも私のジャズに対する美学はこのCDにあります。様々なジャズを聴いていますが、やっぱり私はこの音楽に戻って来ます。
余談ですが、母親に「お母さん、私はハンプトン・ホーズというピアニストがとても好き」と言ったらとても嬉しそうな顔をして「あら!そうなの。じゃあきっとこの人も好きになるね」と言って懐からフィニアス・ニューボーンのCDを出されたのを憶えています。こうしてますますジャズにのめり込んでいきました。」
片倉真由子
●片倉真由子Official
【Hampton Hawes Trio / I Got Rhythm】
Title : 『quiet kenny』
Artist : Kenny Dorham
「このアルバムとの出会いは高校2年生の時。ちょうどその頃マイルスを聴いてジャズに目覚めて、先輩に勧められて新宿のディスクユニオンのジャズ館に行ったんです。するとこのアルバムがトランペットコーナーの上に飾られていて。凄いシンプルなジャケットなんだけど、色合いといい文字フォントといい、ダークで陰鬱な力の抜けたこの佇まいにジャズを感じてしまったんですよね。それで、廉価なOJC盤を買って、家に帰ってレコードの前で正座して聴きましたよ(笑)
そしたら1曲目。シンバルのレガートだけで入ってくるの、チンチンチンチンって8分の6拍子の感じで、それにベースラインが入ってきて。当時高校生の僕にとって8分の6拍子とかよくわかってなかったけど(笑)。するとメロディーがきて、これどうなっちゃうの?って思っていたら、途中決めでバシッとあってから4ビートが始まるの。うわこれかっこいい!って。すっかりやられちゃったんですよね。
特に好きなのは「ALONE TOGETHER」っていうジャズバラード。録音の空気感もダークでスモーキーな感じ。音楽って高揚させる、ハッピーにさせるものだというけれど、僕はジャズに関しては静けさとか哀愁とかダウナーで陰鬱なものの方が好きなんですよね。この曲はまさしくそういうテンションでこれこそジャズだなって。こういうフィーリングが僕にとって逃れられない、まぎれも無くジャズのルーツなんです。」
島裕介
●島裕介Official
【Kenny Dorham Quartet - Lotus Blossom】
Title : 『MUSIC』
Artist : Michel Petrucciani
「Michel Petruccianiの"Music"は、私の今までの音楽人生で最も影響を受けた作品のひとつです。高校1年生の夏、当時Petrucciani氏を知らなかった私に、師匠であるユキ・アリマサ先生は『君は絶対彼を気に入るよ』と言い、まずは"Music"を聴くよう薦めてくれました。
小さな頃から、本当に素晴らしい様々なアーティストさん、ピアニストさんを聴いてきて『すごいなぁ...』と思ったことは数え切れない程ありました。ですが、彼の音楽に触れた瞬間まず思ったことは、『こんな音楽を奏でる人は、どんな人だろう』でした。音を聴いて『会いたい』と思うその感覚が、生まれて初めてだったのです。そして、私の中でその感覚は、当時からものすごく大切なものでした。
それからは、彼の音楽を漁る日々でした。少しでも触れたくて近づきたくて、聴きすぎて、彼の奏でたアドリブも今ではかなり弾けるようになりました。Petruccini氏には、音のすみずみまで、彼特有の意思のようなものがあると思います。テクニックや知識はもちろんですが、伝えたい気持ち、今しかだせない想いが「もうわかったよ」ってくらい、ビシビシ伝わってきます。最高にJAZZだと思う。
今でも彼の音楽から学び、自分がどんなピアニスト、アーティスト、人間になりたいか、いつも道しるべをしてくれます。もう大好き。ありがとう。やっぱりライヴを経験できなかったことが、死ぬほど悔しいなぁ。」
桑原あい
●Ai Kuwabara Official
【Michel Petrucciani - Looking Up】
『E.S.P / Miles Davis』
「小6か中1の頃のクリスマスプレゼントでした。初めてのマイルススタジオ盤との出会いがこの『E.S.P』。自分的に凄く新しく聴こえたジャズでした。一時期、毎日の目覚ましミュージックにもしていたほど。
メンバー一人一人の演奏を細かく聴く楽しみを覚えたのもこのアルバム。ドラマーのトニー・ウィリアムスは当時は18歳くらいでしょうか。12、13歳の僕は、18歳になったらこのトニーくらい叩けるようになりたいなぁと目標にもしていました。いつのまにかどんどん僕も歳を重ねて、現在年下のトニーにまた色んなことを教えてもらっている今日この頃です。
録り音も凄く好きで、奏者みんなが気持ち良く演奏してる気がします。
ちなみに、クリスマスプレゼントは同時に『キリマンジャロの娘』というアルバムも入っていました。マイルスを好きになったきっかけでもあるアルバム達です。」
石若駿
■タイトル:『E.S.P.』
■アーティスト:Miles Davis
■発売年:1965年