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JJazz.Net Blog Title

2013年1月アーカイブ

NISSAN PRESENTS JAZZJAPAN AWARD 2012開催決定:ライブ情報 / LIVE INFO

昨年に続き、今年も「NISSAN PRESENTS JAZZJAPAN AWARD」が開催されます。

これは、昨年リリース/開催された候補の中から、
ジャズ・ファンの心を躍らせ、ジャズの発展に寄与した各賞を選定。
2月23日(土)、日産グローバル本社ギャラリーにて、
その授賞式、そして受賞4アーティストによるフリーライブが行われます。

入場は無料。
ラインナップを見ても分かる通り、世代を超えたジャズを楽しめそうですよ~。


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【NISSAN PRESENTS JAZZJAPAN AWARD 2012】

昨年よりスタートしましたニッサン・プレゼンツ・ジャズジャパン・アワードの第2回(2012年度)受賞アルバム/イベント/特別賞が決定致しました。2012年1月1日より12月31日にリリース/開催された候補から,ジャズ・ファンの心を躍らせ,ジャズの発展に寄与した各賞を選定。授賞式を2月23日(土)午後1時より,横浜・日産自動車グローバル本社ギャラリーにて開催します。また,本年も本アワード受賞4アーティストによるフリー・ライヴを同ギャラリーにて行います。


<日時>
■「JAZZJAPAN AWARD 2012」授賞式
2013年2月23日(土)13:00~

■「JAZZJAPAN AWARD LIVE!」
2013年2月23日(土)14:30~
※都合によりライヴ出演者が変更になる場合がございます。ご了承ください。
※ライヴ観覧はオール・スタンディングとなります。
※同日13:00より《ニッサン・プレゼンツ・ジャズジャパン・アワード 2012》授賞式を
同じ会場で開催しております。こちらの観覧も可能ですのでぜひお立ち寄りください。


<出演予定アーティスト>(出演順)
■ボブ・ジェームス(p)
■挟間美帆(cond,p) m_unit[牛山玲名(vln),沖増菜摘(vln),角谷奈緒子(vla),島津由美(vc),齋藤たかし(ds)]
■横濱JAZZ PROMENADE ALL-STARS[類家心平(tp),向井滋春(tb),井上淑彦(ts),板橋文夫(p),古野光昭(b),守新治(ds)]
■J.A.M[丈青(p),秋田ゴールドマン(b),みどりん(ds)]

<場所>
日産グローバル本社ギャラリー
JR・京急線「横浜駅」中央通路から東口に進み徒歩7分(はまみらいウォーク先)
みなとみらい線「新高島駅」より徒歩5分(3番出口)


<お問い合わせ>
JAZZJAPAN TEL:03-5512-3381  
http://www.jazzjapan.co.jp/

詳細(JAZZ JAPANサイト)

渡辺香津美 ジャズ回帰プロジェクト @ モーション・ブルー・ヨコハマ:ライブ情報 / LIVE INFO

JJazz.Netでもお馴染み、日本が誇るギタリスト、渡辺香津美。

2008年より続けてきた"JAZZ回帰プロジェクト"名義でモーション・ブルー・ヨコハマのステージに登場。
円熟味溢れるプレイを是非生で体感してください。


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【渡辺香津美 ジャズ回帰プロジェクト】

1970年代から、フュージョン、ジャズ、ロック、クラシックを自在に駆け巡るそのプレイで、国内外の音楽シーンにその名を残してきたギタリスト、渡辺香津美。彼が、2008年より続けてきた"JAZZ回帰プロジェクト"名義でモーション・ブルー・ヨコハマのステージに戻ってくる。これは、フュージョン、クラシック、舞台や映画など多彩な仕事を持っていた時期に、一度自身の原点である"ジャズ"へ帰ることを目的に結成されたトリオ・プロジェクト。翌年に発表したアルバム『ジャズ・インプレッション』は、スタンダードなジャズや自身のオリジナルを香津美流にアレンジした内容で、コアなファンとジャズ・ファンの双方から絶賛された。近年もクラシック・ギターのソロによる『ギター・ルネッサンス V』、エレクトリック色の強い『トリコロール』など、なお衰えぬ創作意欲でシーンを賑わせる渡辺。名実ともに日本が世界に誇るトップ・ギタリストがモーション・ブルーのステージでどのような奇跡を起こすのか、伝説の一夜を見逃す手はない。


<日時>
2013年3月2日(土曜日)
1st open_4:00pm / showtime_5:30pm
2nd open_7:00pm / showtime_8:30pm
※入替制の公演となります。
※午後3時より店頭にて入場整理券を発行致します。


<出演>
渡辺香津美(g)、井上陽介(b)、大槻"KALTA"英宣(ds)


<場所>
モーション・ブルー・ヨコハマ
(横浜市中区新港一丁目1番2号 横浜赤レンガ倉庫2号館3F)


<料金>
自由席 ¥4,500(税込)


<予約&お問い合わせ>
お電話でのご予約をご希望の方は、下記の番号へご連絡ください。

モーション・ブルー・ヨコハマ TEL 045-226-1919(11:00am~10:00pm)
インターネット予約  http://www.motionblue.co.jp

詳細(モーション・ブルー・ヨコハマ)

渡辺香津美オフィシャル・サイト

モーション・ブルー・ヨコハマ

bar bossa vol.6:bar bossa

bar bossa


vol.6 - お客様:松原繁久さん「冬の朝に聴きたい音楽」


いらっしゃいませ。

月の後半はゲストを迎えて、「俺がコンピCDを作るんだったらこうするね」という趣旨の選曲をしてもらいます。

今回は現在京都にお住まいの松原繁久さんにいらっしゃっていただきました。

林(以下H)「いらっしゃいませ。あれ、今日は奥様と。新婚ほやほやなんですよね。」

松原(以下M)「ええ。僕は東京には92年から丸9年間過ごしたんですけど、妻は関西の人間なので今回は東京の僕の好きなお店を紹介して回ろうかなと思って。」

H「素敵ですね。あ、奥様。初めまして。なんだか『松原さんって中学高校とずっと友達だったかもしれない人』って勝手に僕が思ってまして。今日はこんなお願いをしてしまいました。さて、お飲物はどうしましょうか?」

M「ヴァージンモヒートをお願い致します。飲めない自分が初めて林さんに作って頂いた想い出の一杯です。」

H「ちなみにこの『ヴァージンなんとか』ってノン・アルコール・カクテルのことなんです。色んな事情でアルコールが飲めないことってあると思うのですが、オレンジジュースとかコーラって頼むよりもこう注文した方がスマートですよね。さて、松原さんといえばもうすごいレコード・コレクターとして有名なのですが、どんな音楽体験をしてきたか教えてもらえますか?」

M「あの、中、高、大学生と周りに音楽好きがいなかったので、ひたすら一人で集めました。だいたい学生の頃なんて知識もないので、好きなミュージシャンが音楽雑誌で薦めるレコードをただひたすら。キース・リチャーズ、清志郎と仲井戸麗市、ポール・ウェラー、小西康陽・・」

H「え、結構ロックなんですね。僕はてっきり高校生の頃からジャズ喫茶に行って西海岸とかを聞いてたんだと思ってました。」

M「そんなことないです。音楽に関心を持ったのは寺尾聰や稲垣潤一等の日本のAORからですね。彼らのバックの井上鑑や林立夫、山木秀夫等からユーミン、はっぴいえんど周辺、山下達郎とかを聞いて。京都で大学生になってからストーンズを皮切りに英米のロックとブルースを集め出しました。今でも一番好きなのはジミ・ヘンドリックスです。」

H「え、ジミヘンが一番なんですか...」

M「大学生の時に『POP INZ』で、小西康陽さんが200枚のレコードを紹介してて。ロック、ジャズ、サントラ、歌謡曲、ブラジルとか。これが自分の音楽人生の決定的指針となりました。それからは、ありとあらゆる音楽ジャンルに手を出しています。その次のビックバンは『ムジカ・ロコムンド』との出会いです。この本をきっかけにディモンシュの堀内さんや小山さん、ケペル木村さん達に色々なレコードを教えて頂いて、さらに今まで聴いていた以外のジャンルの音楽にも興味が湧きました。」

H「あの、そこまでお好きなのに音楽の仕事をしようとは思わなかったんですか?」

M「レコード会社に入社したかったんですけど、募集が限られていて。レコード会社を関係会社に持つ会社に入ろうと考えて某電機メーカーに入社したのですが、レコード会社の方に行くには辞めてから行くとの話を聞いて、止めました。」

H「なるほど。じゃあ今の音楽状況で何か思うことってありますか?」

M「レコード会社やメディアが持っているべき、アーチストを売り出す情熱が失われていると感じる事が多いです。ただ昔も今も、自分が本当に好きなミュージシャンには時間がかかっても、かならずたどり着くものだという盲信のもとにレコード探しをしていますので、音楽を聴く事が、生きていると同じ意味を持つ人間がいるという情熱を音楽業界全体に感じて欲しいです。」

H「ホントそうですね。さて選曲に移りましょうか。」

M「はい。『冬の朝に聴きたい音楽』がテーマです。布団から起き上がるのが厳しい冬。まだ冷え切った部屋の空気の中で、ボリュームを絞って夜が明け始めた東の空を眺めながら、ぼんやりと聴きたい音楽を選びました。」

リチャード・ナット「Bish's Hideaway」



M「自分にとってハワイとは長い事片岡義男が描いたハワイであり、久保田真琴が奏でたハワイであり、要するに架空の都市としてのハワイでした。昨年初めてハワイを訪れて、初めてギャビーやテンダー・リーフが頭でなく身体で理解出来たような気がしました。リチャード・ナットのこのアルバムはハワイという範疇ではくくれない、人生に1度会えるかどうかの1枚です。」

H「なるほど。自分の中で架空の都市として描いていた世界が現実として繋がる瞬間ですよね。わかります。次は?」

ニック・ドレイク「river man」



M「冬と聞いて思い浮かぶミュージシャンと言えば、チェット・ベイカーとニック・ドレイク。ニック・ドレイクを聴くと思い出すのが村上春樹の『1973年のピンボール』に出てくるピンボールマシンを揃えた冷凍倉庫の描写。形あるものはいつか消えてしまうけれど、いつまでも消えないものがあると信じさせてくれるアーティストです。」

H「冬。ニックドレイク。ピンボールマシンの冷凍倉庫。もう説明いらないですね。わかる人だけついてきてもらいましょう。次は?」

三輪二郎「家出っ娘」



M「2年前、梅田タワーに置いてあったインディー系の音楽雑誌に載っていた彼の風貌に惹かれました。豊田道倫がプロデュースした2nd『レモンサワー』は日本のSSW(シンガー・ソング・ライター)名盤。ギターの鳴りが半端ないです。どの歌から見えてくる景色も心揺さぶらせてくれます。」

H「すいません。勉強不足で全然知らないアーティストです。なんかすごく衝撃的な歌ですね。」

オクノ修「自転車にのって」



M「京都でコーヒーと云えば、イノダか六曜社というのは、昔も今も変わってない気がします。地下店のマスターの修さんが歌う人だと教えてもらったのはディモンシュの堀内さんでした。京都に住むと自転車が便利だと感じる毎日。修さんのこの曲は勝手に京都のイメージソングと解釈しています。」

H「そんな方がいるんですね。京都らしい喫茶店文化を感じる素敵な曲ですね。」

the young group「14」



M「昔、ロカリテというカフェが北堀江にあった頃、店でよく流れていて知ったアルバム。もっと彼らを知ろうとネットで検索した時に、吉祥寺のカフェmoiの岩間さんが彼らの事を書かれたブログを見つけました。音楽について書かれた文章で一番感動した内容の一つでした。音楽の出会い以上に感動する出会いでした。」

H「あの、このバンドの2人と僕すごく仲良くて、ヴォーカルの木之下くんはうちの店の前でtrefleっていうお花屋さんやってるってご存知ですか?」

M「いえ。今初めて知りました。」

H「2人は下北沢のデルモニコスっていうバーのカウンターで出会って『ムースヒル(伊藤ゴローのソロプロジェクト)最高だよね』って意気投合してバンド始めたんです。ちなみに松原さんの永遠のアイドルが彼らの曲を歌うっていう話もあったみたいですよ。次は?」

塚本功と石井マサユキ「what's going on」



M「渋谷系と呼ばれる音楽が街を席巻していた時代の終わり頃にthe changというバンドが素晴らしいアルバムを残していました。何故売れなかったのか理解出来ない程素敵なバンドでした。今でもTICAやgabby&lopezで心奮わせるギターを弾く石井マサユキさんと、日本で一番カッコいいギターを弾く塚本功さん。素晴らしい。」

H「石井マサユキさんカッコイイですよね。でもこんなの知りませんでした。確かに素晴らしいですね。次は?」

スライ&ザ・フアミリー・ストーン「IN TIME」



M「スライの「Flesh」は今迄に一番聴きまくったブラックミュージック。『Stand』や『暴動』も素晴らしいけれど、このアルバムでスライが辿りついた音に一番心揺さぶられます。40年も前の音の筈なのに全く古びない音楽。ディアンジェロ辺りがスライの後を継ぐ音楽を作って欲しいと願っています。」

H「スライ、絶対にお好きなんだろうなって思ってました。やあでもこの曲ですか。これ見て心の中で松原さんに握手した男子、多そうですね。次は?」

マイケル・フランクス「When The Cookie Jar Is Empty」



M「マイケル・フランクスで一番『冬』を感じるアルバムが『Burchfield Nines』。個人的には彼のアルバムの中で一番好きです。数年前から、大晦日に実家で聴く最後の音楽はこのアルバムかポール・サイモンの『恋人と別れる50の方法』となっています。どちらもいいアルバムです。」

H「AORは何か一曲来るだろうとは思ってたのですが、なるほどこれですか。松原さんって独特の黒っぽい感覚がお好きなんですね。やっぱりこの企画面白いですね。次は?」

ともさかりえ「木蓮のクリーム」



M「90年代のアイドルポップスの名盤『むらさき』。古内東子や鈴木祥子、具島直子等に交じって椎名林檎の2曲が出色。椎名林檎の歌謡曲作家としての素晴らしさを感じます。ともさかりえの歌がまた最高。ブックオフで500円で見つけたら買う価値あります。」

H「今ちょっとくらくらしてます。高校で同じクラスだったら『松原、オマエ10曲のうちの1曲がこれかよ』って僕が言って『林、オマエこれがわかんないとダメだよ。センスないよ』って言い合ってそうですね。えと、次は?」

ホドリゴ・ホドリゲス「Cry me a river」



M「ヴォーカル物の中で自分が一番好きなアルバムがホドリゴの『fake standards』。古今東西のスタンダードナンバーを歌ったアルバムの中でも、最高のカバー集だと思います。特に好きなのが『cry me a river』。ジュリー・ロンドンが有名ですが、個人的にこの曲の最高のカバーだと。」

H「あれ、これ奥様も好きなアルバムですよね。2人で冬の日曜日の朝に布団を出ないでこれを聴くって素敵そうですね。『どっちが先に布団から出てコーヒーを淹れるかジャンケンしよう』とか言って。新婚良いなあ。」

M「林さん、飛ばしすぎです。」




松原さん、お忙しい時期にどうもありがとうございました。松原さんは「ヘッドホン美女部」とか関西方面のカフェ情報とか、独特の視点のツイッターをされています。チェックしてみてはいかがでしょうか。
@matu_freedom

あっという間にお正月気分もなくなり、2月のヴァレンタインデーの話題なんかが始まりだしましたね。月日が流れるのってどんどん早くなっているような気がします。

それではまたこちらのお店でお待ちしております。


bar bossa 林 伸次


「bar bossa」アーカイブ

vol.1 ・vol.2 ・vol.3 ・vol.4 ・vol.5


bar bossa information
林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。

bar bossa
bar bossa
●東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
●TEL/03-5458-4185
●営業時間/月~土
 12:00~15:00 lunch time
 18:00~24:00 bar time
●定休日/日、祝
お店の情報はこちら

守屋純子オーケストラ2013年定期公演:ライブ情報 / LIVE INFO

ジャズの分野では最も権威のあるセロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で優勝するなど、
輝かしい実績を持つピアニスト/作・編曲家の守屋純子。

彼女が率いる「守屋純子オーケストラ」は
今や日本を代表するビッグバンドとして知られ、毎年定期公演を行っています。

2012年-13年はギル・エバンス、スタン・ケントン、ウッディー・ハーマンの生誕100周年ということで、
今回の定期公演のテーマは"Dedicate To Legendary Arrangers(偉大なる編曲家に捧ぐ)"。

サミー・ネスティコや昨年末初来日を果たしたマリア・シュナイダー、
そして2011年12月に惜しくも亡くなったボブ・ブルックマイヤー等を取り上げ、
彼女ならではのアレンジで聴かせてくれます。


あまり観ることのできないビッグバンドの演奏。
大人数のアンサンブルならではの、楽しくてワクワクするようなダイナミックな音楽を
この機会に是非お楽しみ下さい。


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【守屋純子オーケストラ2013年定期公演】
-Dedicate To Legendary Arrangers(偉大なる編曲家に捧ぐ-

<コンサートに向けてのメッセージ>
「ビッグバンドにとってアレンジは最も大切な要素で、それによって楽曲全体の響きが決まります。2012年-13年はギル・エバンス、スタン・ケントン、ウッディー・ハーマン、が生誕100周年の迎える節目の年。私も原点に立ち返り、新旧のアレンジ・スタイルを私なりの形で踏襲した新作を発表します。米寿を迎えた今も、意欲作を発表し続けるサミー・ネスティコ、2012年12月に初来日するマリア・シュナイダー、2011年12月に惜しくも亡くなったボブ・ブルックマイヤー・・・等を取り上げる予定です。さくらホールは、音響効果の素晴らしい新しいホールで、昨年も大好評でした。ここでしか聴けない音に、ぜひご期待ください。」 守屋純子


<日時>
2013年2月22日(金曜日)
18:00開場、19:00開演


<出演>
リズム:守屋純子(P, Arr)、納浩一(B)、大坂昌彦 (Drs)、岡部洋一(Perc)
サックス:近藤和彦(AS, SS, FL)、緑川英徳(AS)、小池修(TS)、アンディー・ウルフ(TS)、宮本大路(BS)
トランペット:エリック・ミヤシロ、木幡光邦、奥村晶、岡崎好朗
トロンボーン:片岡雄三、佐藤春樹、東條あづさ、山城純子(B- TB)

<場所>
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷駅より徒歩5分)

<料金>
一般:4500円(税込)学生:3000円(税込)
チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、CNプレイガイドなどで発売中。

<問合せ>
サンライズプロモーション東京 0570-00-3337

オンライン購入(サンライズプロモーション東京)


【守屋純子】(ピアニスト/作・編曲家)

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5歳からピアノを始め、早稲田大学「ハイソサエティーオーケストラ」でジャズを始める。卒業後渡米して、1993年ニューヨークのマンハッタン音学院の大学院卒業。2005年5月にオーケストラによる 「Points Of Departure」発表。2005年度ミュージック・ペンクラブ大賞(邦人ジャズアルバム部門)に選出される。2005年9月、2005年度セロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で、東洋人初、女性としても初の優勝の栄誉に輝く。2006年12月、ルディー・ヴァン・ゲルダーの録音によりCD「Playground」発表。2008年 9月、米「モンタレージャズフェスティバル」に自己のカルテットで出演、その後、サンフランシスコ・ロサンザルスでも公演。11月にはパリを中心としたフランス・ツアーを行う。2009年1月にオーケストラによる「Grooving Forward」発表。2月にジャズに関するエッセイ集「なぜ牛丼屋でジャズがかかっているの?」(かもがわ出版)を発売。2010年1月、ショーン・スミス(B)、ビル・スチュワート(DRS)とのピアノトリオによるCD「Three And Four」発表。現在、都内のジャズクラブ・ジャズフェスティバル・コンサート・FM番組等を中心に活動中。また、尚美学園大学・昭和音楽大学・山野楽器等で後輩の指導にあたる他、「山野ビッグバンドコンテスト」「浅草ジャズコンテスト」等の審査員や、小中高生のためのビッグバンドの指導なども行なっている。また、「Jazz Life」「Jazz Japan」等の専門誌や一般誌において執筆活動もしている。


守屋純子オフィシャル・サイト

WHISKY MODE Vol.41ゲスト - DJ Fumiya(RIP SLYME):WHISKY MODE

2013年度最初の更新となりました今回の「WHISKY MODE」
ゲストはRIP SLYMEでお馴染み、DJ Fumiyaさん。

昨年末に行われた、六本木ヒルズ・カフェでの
ザ・マッカラン ファインオークのイベントで初めてご一緒したお二人。

2人とも大好きだというザ・マッカラン ファインオークがとりもつ縁、
再会を祝してまずはハイボールで乾杯です~。

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Photo by daisuke ishizaka


■今回PICK UPしたウイスキー:ザ・マッカラン ファインオーク12年■

スコットランドの名門「ザ・マッカラン蒸溜所」がおくるマッカランの新シリーズ!
マッカランの特徴である"シェリー樽原酒"をはじめ、3種類の異なる樽で熟成させた原酒を絶妙なバランスでバッティング。シェリー樽"由来の華やかさを残しつつ、ライトでスムーズな飲み口です。また、ハイボールにすると一層華やかさが引き立ちます。

ザ・マッカラン ファインオーク12年プレゼント:応募はこちらからどうぞ


■DJ Fumiya × ザ・マッカラン ファインオーク12年■
「美味しいです。口当たりが柔らかくて本当に飲みやすいですよね。後味がとても滑らか。」 by DJ Fumiya


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Photo by daisuke ishizaka


これが香りをより一層引き立てるアトマイザー。
香水のようにグラスのふちにシュッと。

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Photo by daisuke ishizaka


個々でも大活躍中のRIP SLYME。
Fumiyaさんも昨年11月に待望の1st ソロ・アルバム『Beats for Daddy』をリリース!

公私ともにお世話になっているという
TOWA TEIさんにアドバイスをもらい出来上がったこの作品は、
HIP HOPに捉われない最新のクラブミュージックが満載。

参加ゲストも、Mummy-D(RHYMESTER)、RYO-Z(RIP SLYME)&黒沢かずこ(森三中)、
鎮座ドープネス、バクバクドキン&ナガシマトモコ(orange pekoe)、
Trippple Nippples/DIPLO、他、同世代を中心とした個性派揃いのラインナップです。


ザ・マッカラン ファインオークのイベントでも、
最高のフリースタイルを聴かせてくれた鎮座DOPENESSとのこの曲、耳に残ります。


【DJ Fumiya - JYANAI? feat. 鎮座DOPENESS】


DJの名前を冠する二人が揃ったということで、後半は"DJ 対談"。
FumiyaさんのDJスタイルについてお伺いしました。

2人が意気投合した"DJあるある"とは?


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Photo by daisuke ishizaka


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Photo by daisuke ishizaka

Fumiyaさん只今ボトルにサイン中~。


番組では皆さんから頂いたメッセージやリクエストもご紹介しています。
抽選でゲストとのサイン入り写真+ウイスキーをプレゼント!
メッセージ&リクエストお待ちしております~。

応募はこちらからどうぞ


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Photo by daisuke ishizaka


番組のfacebookページができました。
収録風景等、facebookページにもたくさん掲載しています。
そちらも是非チェックしてみて下さいね~。

「WHISKY MODE」facebookページ



【ザ・マッカラン ファインオーク12年の世界観に通じる楽曲】
→「JYANAI? feat. 鎮座DOPENESS / DJ Fumiya」
「先日のザ・マッカラン ファインオークのイベントでも一緒に出演した鎮座DOPENESSをフィーチャーした曲です。彼の声と、少し歪んだギターとのなんともいえないマッチングが良い感じで、ザ・マッカラン ファインオークにも合うと思います。」 by DJ Fumiya


【今回のテーマ「A Better Space」に合う楽曲】
→「TOKYO LOVE STORY feat.奇妙礼太郎 / DJ Fumiya」
「奇妙礼太郎さんの声がとても好きで、彼の歌声を聴いているととても良い気持ちになるんです。ということで、ニューアルバム『Beats for Daddy』で参加してもらったこの曲を選んでみました。」
  by DJ Fumiya


『Beats for Daddy / DJ Fumiya』

Beats for Daddy


Beats for Daddy / DJ Fumiya

リリース:2012年11月7日
ワーナーミュージック・ジャパン
製品番号:WPCL11224

国内屈指のトラックメーカーDJ Fumiyaが、HIP HOPに捉われない2012年のクラブミュージックを大展開!今作のモチーフは"Beats for Daddy"。父親世代となった自分達世代のためのCLUB MUSICという独自のコンセプトの下、様々なジャンル、テイストの楽曲が揃った1枚のアルバムにまとめあげた作品!参加アーティストも、宇多丸(RHYMESTER)、Mummy-D(RHYMESTER)、鎮座ドープネス、RYO-Z(RIP SLYME)&黒沢かずこ(森三中)、ナガシマトモコ(orange pekoe)など同世代アーティストを中心に、バラエティに富んだ個性派揃いのラインナップ!RIP SLYMEという枠を飛び越え、ソロ・アーティストとしての存在感を余りなく表現した進化し続けるDJ Fumiyaの最高傑作!!






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【DJ Fumiya プロフィール】
14歳でDJを始め、クラブで開催されたDJバトル優勝を機に、数々のアーティストのツアーやレコーディングに参加する。18歳でRIP SLYMEに加入、2001年にメジャーデビュー。02年発表のアルバム『TOKYO CLASSIC』は日本のヒップホップ初のミリオンセールスを記録。これまでに「One」「楽園ベイベー」「熱帯夜」など、数々のヒット曲を放っている。RIP SLYMEでは、ヒップホップはもちろん、ロック、ソウル、ジャズ、ラテン、ハウス、ドラムンベースなど、世界中のありとあらゆるダンスミュージックを飲み込んだトラック作りで異才ぶりを発揮。他アーティストのプロデュース、楽曲提供、リミックス制作も多く、これまでにbird、AYUSE KOZUE、LITTLE、HALCALI、KOHEI JAPAN、真心ブラザーズ、YO-KING、Fantastic Plastic Machine、Mr.Childrenなどの作品に参加。08年2月リリースの布袋寅泰のアルバム『GUITARHYTHM V』にも共同作曲という形で一曲参加を果たした。現在はクラブイベントなどで積極的にDJプレイ。主にエレクトロハウス、バイレファンキ、ドラムンベースなどをスピンしている

DJ Fumiya『Beats for Daddy』特設サイト Site

DJ Fumiya facebook


RIP SLYME Official Site


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■quasimodeセレクション■

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quasimodeのメンバーが入れ替わりで登場。
毎回テーマに沿った選曲でウイスキーの似合うシーンを演出してくれます。
今回の担当はベース・須長和広。


今回のテーマ「A Better Space」にちなみ、
冬にまったりと楽しめるナンバーをセレクトしてくれました。
須長さんのリラックスタイムも教えてくれましたよ~。


ジャズからソウル、クラブミュージックへとつながる心地よい選曲をお楽しみ下さい。


→「bouncin' with bud / bud powell trio 」
→「So Long, So Wrong / Betty Wright & The Roots」
→「Hanazono / JAZZANOVA」



【quasimodeニューアルバム NOW ON SALE】

Soul Cookin'


Soul Cookin' / quasimode

リリース:2012年10月3日
EMI ミュージック
製品番号:TOCT-29063

クオシモードの通算6枚目となるオリジナル・アルバム。今回のキーワードは"ソウル・ミーツ・ジャズ"。従来のクオシモードのスタイル"踊れるジャズ"をベースに新しい基軸となるエッセンスを取り入れた意欲作。先に発売されたシングル『Summer Madness feat. 横山剣(クレイジーケンバンド)』でも感じられるソウルフルなサウンドを筆頭に、クールな曲から陽気な曲まで沢山のクオシモード・サウンドが詰まった、バンドとして新たな成長を感じられる1枚。






【quasimode、COMA-CHIをゲストに迎えて大阪、名古屋、東京の3都市でライヴ!】

quasimodeが、歌とラップを自在に操る女性シンガー・ソングライターのCOMA-CHIを迎えて、大阪、名古屋、東京の各都市でライヴを行ないます。これまで数多くのシンガーやプレイヤー、更にはヒューマン・ビートボクサーともステージを共にして来たquasimode。しかし、実はquasimodeのサウンドに『RAP』が乗る事は、未だありません。そんなquasimodeが、満を持してスペシャルゲストとしてお迎えするのが、COMA-CHIさん!
女性ラッパーというだけでも、その存在自体がまだまだ少ない中、歌とラップを自在に操りシーンの重要人物として君臨しているCOMA-CHIさんとのスペシャルなコラボ・ライヴが実現しました!2013年の初始動となる大阪、名古屋、東京の各都市を代表するジャズ・クラブにて繰り広げられるアツいライヴです。

<公演概要>

quasimode Live! Special Guest COMA-CHI
2013.02.22. FRI
Billboard Live Osaka(梅田)
大阪市北区梅田2-2-22 ハービスプラザ ENT B2F
06-6342-7722

1st Stage
Open : 17:30 Start : 18:30
2nd Stage
Open : 20:30 Start : 21:30

Charge
サービスエリア:¥6,500
カジュアルエリア:¥5,000

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2013.03.01. FRI
Nagoya Blue Note(名古屋)
名古屋市中区錦3-22-20 ダイテックサカエビル B2F
052-961-6311

1st Stage
Open : 17:30 Start : 18:30
2nd Stage
Open : 20:30 Start : 21:15

Charge : ¥6,000
グルメプラン:¥8,000

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2013.03.03. Sun
Billboard Live Tokyo(六本木)
港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガーデンテラス4F
03-3405-1133

1st Stage
Open : 15:30 Start : 16:30
2nd Stage
Open : 18:30 Start : 19:30

Charge
サービスエリア:¥6,500
カジュアルエリア:¥4,500

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→quasimode Official Site


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【DJ KAWASAKI 脱貴公子宣言!本領発揮のブラック・ディスコ ミックス!7月25日発売】

Magic


MAGIC ~A COLLECTION OF BLACK DISCO CLASSICS mixed by DJ KAWASAKI

リリース:2012年7月25日
EMI ミュージック
製品番号:TOCP64413

『BLACK & GOLD』をリリースしたDJ KAWASAKIが自らのフェイバリットを旧音源の中から厳選し、ハウスやテクノを通過した感性で聴けるDISCO/DANCE CLASSICSを再評価。今年20周年を迎え、通算70万人の動員を誇る渋谷のクラブ改めタマリバ、THE ROOMの人気パーティーをタイトルに冠し、その来場者からも絶大な人気を誇る楽曲が目白押し。 DISCO/DANCE CLASSICSの名曲+DJ KAWASAKIがカバーした楽曲のオリジナルに加え、DJ KAWASAKIの未発表新曲を収録!



【沖野修也、DJ KAWASAKIがシングルモルトの世界をテーマにセレクトしたコンピレーションCD】

Magic


WHISKY MODE~A COLLECTION OF CLUB JAZZ / CROSSOVER / SOULFUL HOUSE CLASSICS~

リリース:Now On Sale
ewe records
製品番号:EWSP-0001

シングルモルトウイスキー"の世界観をテーマに、沖野修也、そしてDJ KAWASAKIが("クラブ・ジャズ/クロスオーバー・ミュージック"を)セレクトしたコンピレーションCD。JAZZTRONIK、吉澤はじめの楽曲から、沖野修也自身の楽曲もセレクトした、音楽×ウイスキーの至極のコンピレーションアルバム。共通するのはその多様性と、良質な世界観・・・。個性的な表情を見せるシングルモルトとクラブジャズ/クロスオーバーミュージックが共鳴し合うひととき、(家でも外でも楽しめる)新しいライフスタイルを提案します。

コンピレーションCD「WHISKY MODE」特別ページ

DJ KAWASAKI Official Site


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【ONE SONG,ONE SOUL The Room 20th Anniversary party special】

ONESONG600.jpg

<概要>
渋谷のクラブ改めタマリバ、The ROOM の 20周年記念パーティのスペシャル・ヴァージョンが開催決定!なんと The Room にゆかりのあるDJ 100人が新木場 ageHa に一同に介し一曲入魂のプレイを披露。この世界初の試みは、DJ カルチャーの一つのハイライトにして、音楽シーンのおける大事件。老舗のコバコ The Room があの ageHa を巨大なタマリバに変える歴史的瞬間をそして、100人の DJ が織りなす前代未聞のして空前絶後の音楽的グラデーションの実現を絶対に見逃してはいけない!

<日時>
2013年2月8日 (金)
Open / Start : 23:00 (Arena 24:00)

<料金>
早割 2500円
12/20(木)~12/25(火) 限定100枚!
*e+にて取扱い

前売 3000円
12/26(水)発売開始~公演前日まで
*各種プレイガイド(e+/ぴあ/LAWSON)/The Roomキャッシャーにて取扱い

当日 4000円


<場所>
ageHa(新木場)(東京都江東区新木場2丁目2-10)


<出演アーティスト 第一弾(50音順/敬称略)>
青野賢一(BEAMS RECORD)/秋吉健太(TokyoWalker)/AMEMIYA KSK/Azumi(Wyolica)/井出靖/エガイツヒロシ/M-Swift/endo nao/OIBON(CHAMP)/大沢伸一/大塚広子(CHAMP)/大貫憲章/大和田格生/OKA(DESTINATION)/小川充/沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)/沖野好洋(KYOTO JAZZ MASSIVE)/OSADASADAO (長田定男)/CALM/果実(Sense Of Groove)/gara(ゆらぎ)/金原千恵子/黒田大介(kickin) /grooveman Spot(Jazzy Sport)/KZA(FORCE OF NATURE) /Kentaro Takizawa/GENTA (ORQUESTA DE LA LUZ) /COMA-CHI(33QUEEN)/櫻井喜次郎/佐々木潤/社長(SOIL&PIMP SESSIONS)/須藤一祐/須永辰緒(sunaga t experience)/Takahiro "matzz" Matsuoka (quasimode)/高宮永徹/竹花英二(JAZZ BROTHERS)/CICCI(Smile Village/スマイラゲン)/Tsuyoshi Sato(BLACK EDITION)/DJ AYUMi/DJ KAWASAKI/DJ KRUSH/DJ KENT(FORCE OF NATURE)/DJ SAZANAMI (BAR SAZANAMI/em)/DJ敷島/DJ JIN (RHYMESTER) /DJ Niche/DJ MARCY(Little Bird)/DJ YAS(KEMURI PRODUCTIONS)/鄭秀和/T.Seki (Sounds Of Blackness)/Tetz Matsuoka/TOWA TEI /TOSHIYUKI GOTO/Naoki Nishida(Jazzy Sport)/中村智昭(Bar Music/MUSICAANOSSA)/中本綾子(Joyride)/246(Nyoro)/ 野崎良太(Jazztronik) /bird/長谷川憲司/はせはじむ/福富幸宏/藤井悟/BRISA/MAKOTO/松浦俊夫/Masaya Fantasista (Jazzy Sport/Physical Sound Sport)/YAGI/山口司(JAZZ BROTHERS)/ 山本左近/Yusuke Ogawa (Universounds)/YUKARI BB(Junorecords)/YOSUKE TOMINAGA(CHAMP)/吉永祐介/Ladi Dadi (Jazzy Sport/Physical Sound Sport)/ROOT SOUL /Ryuhei The Man(Universounds/t.m.w.p.) Wassupski(Jazzy Sport)/Watusi (COLDFEET) /VJ: Katsura Moshino

第二弾出演者はこちら。

Ai Yagisawa(desart front)、Odoroyo,Fish(Switch Over)、KICCIO(Walkers)、KENJI TAKIMI(Crue-L/Being Borings)、クボタタケシ、小林径(Routine Jazz)、Junya Shimizu (Infinity Sence)、Shin(Middle Of Nowere)、Takeru John Otoguro(BLOCK FM)、DJ SANCON、DJ SUWA AKIRA(瘋癲/Beat Tricks)、DJ Cbtek!(LEF!!!CREW!!!/em)、DJ NORI、Niwa(desart front)、野宮真貴、Hiroking、mic.b a.k.a 73PIKE SET、本嶋たく(Lieason)、谷中敦(Tokyo Ska Paradice Orchestra)、吉澤はじめ、Loli Fine(COLD FEET)


★The Roomプロデューサー 沖野修也によるカウントダウンBlog更新中!
http://ameblo.jp/shuya-okino/


★The Roomスタッフによる、日替わり一曲入魂Blog更新中!
http://ameblo.jp/theroom/


ONE SONG,ONE SOUL The Room 20th Anniversary party special



【TEAM WHISKY MODE】
PHOTOGRAPHER : DAISUKE ISHIZAKA
NARRATOR : MAKI SUGIMOTO
ARTIST MANAGEMENT : ERI MORI
PROMOTER : TOSHIHIRO ASAI
DIRECTOR : SATOSHI HIROSHIMA

produced by JJazz.Net

Manami Morita "When Skies Are Grey" Release Tour 2013:ライブ情報 / LIVE INFO

「報道ステーション」のオープニング曲を手掛けるNY在住のジャズ・ピアニスト、Manami Morita(マナミ モリタ)。
昨年リリースのアルバム『When Skies Are Grey』を引っさげてのJAPAN TOURが間もなくスタート!
NYでのレコーディング・メンバー(カルテット)もやってきます。

2/1(金)の埼玉公演は、母校である与野東中学校ポップコーン・サウンズ・オーケストラのために、
新曲(ビッグバンド・アレンジ)を提供、Manami Morita自ら指揮を執る第1部、
そしてManami Morita Quartetによる第2部の2部構成にてお届けするスペシャルな内容。

最新形の彼女の演奏を是非体感してください。


manami_flyer_2013_omote.jpg


【Manami Morita "When Skies Are Grey" Release Tour 2013】

「報道ステーション」のOP曲"I am"で知られるManami Moritaの新作アルバム"When Skies Are Grey"のリリース・ツアー。NYでのレコーディング・メンバー(カルテット)で来日!

【メンバー】
Manami Morita (pf)
Jeremy Vovcsko (a.sax)
Zak Croxall (b)
Keita Ogawa (ds/perc)
Guest:牧山純子 (vln) ※東京、大阪
Guest:NAOTO (vln) ※名古屋

【ツアー詳細】

【東京・渋谷】
1/24(木) @JZ Brat(東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2F)

Guest:牧山純子(vln)
1st:OPEN 17:30 START 19:30
2nd:OPEN 21:00 START 21:30
(小規模入替制)
Music Charge ¥3,800 (1ST or 2nd のみ) / ¥4,800 (1st & 2nd通し)
問合せJZ Brat 03-5728-0168
http://www.jzbrat.com/


【愛知・名古屋】
1/25(金) @名古屋ブルーノート(愛知県名古屋市中区錦3-22-20ダイテックサカエB1F)

Guest:NAOTO (vln)
1st:OPEN 17:30 START 18:30
2nd:OPEN 20:30 START 21:15
Music Charge ¥5,500
問合せ 名古屋ブルーノート 052-961-6311
http://www.nagoya-bluenote.com


【大阪】
1/26(土) @Mister Kelly's(大阪府大阪市北区曽根崎新地2-4-1ホテルビスタプレミオ堂島1F)

Guest:牧山純子(vln)
OPEN18:00 1st 19:30/ 2nd 21:15
Music Charge前売¥4,200 当日¥4,500 2stages/入替なし
※(1ドリンク、1フード)オーダー制になります。
問合せ Mister Kelly's 06-6342-5821
http://www2.revn.jp/mk/pub/pc/schedule.php


【福岡】
1/27(日) @Brooklyn Parlor HAKATA(福岡県福岡市博多区下川端町3-1 博多リバレイン1F)

SOUTHBOUND & Brooklyn Parlor presents
Manami Morita Japan Tour 福岡公演
supported by muchcolor
OPEN 19:30 START 21:00
Music Charge前売¥4,000 当日¥4,500 (1ドリンクオーダー)
チケットぴあ ... Pコード:187-232 / tel : 0570-02-9999
ローソンチケット... Lコード:82885 / tel : 0570-084-008
*限定110席
*未就学児童入場不可
問合せSOUTHBOUND.Inc 092-283-1314
info@southbound.co.jp
協力Ocean Field
後援 九州朝日放送


【広島】
1/28(月) @Cafe&Jazz Speak Low(広島県広島市中区紙屋町2-3-23 ARK BLD B1F)

OPEN18:00 START19:00
Music Charge ¥5,000 カウンター¥4,500 (飲食別途)
問合せ Speak Low 082-545-3960
http://www.cafe-jazz-speaklow.com/


【福島・いわき】
1/30(水) @club SONIC iwaki(福島県いわき市平大工町9-2)

OPEN 18:30 START19:00 2stages/入替なし
Music Charge \3,000(ドリンク代別途)
問合せ:クラブソニックいわき 0246-35-1199
http://www.sonic-project.com/~sonic-iwaki/index.html


【埼玉】
2/1(金) @彩の国さいたま芸術劇場小ホール(埼玉県さいたま市中央区上峰3-15-1)
~Tour Final with special guest PSO~
母校である与野東中学校ポップコーンサウンズオーケストラのために新曲(ビッグバンド・アレンジ)を提供、Manami Morita自ら指揮を執る第1部、そしてNYから来日するManami Morita Quartetによる第2部の2部構成にてお届けいたします。
第1部 与野東中学校ポップコーンサウンズオーケストラ 指揮Manami Morita
第2部Manami Morita Quartet from NY
OPEN 18:00 START19:00
Music Charge 大人 前売¥3,000 当日¥3,500
中学生以下 前売¥2,000 当日¥2,500
問合せ ランブリング・レコーズ 03-5738-9517
チケット販売 Confetti (カンフェティ)
        予約後すぐに、お近くのセブン-イレブンでチケットを受け取れます。
        代金はチケット受け取りの際にセブン-イレブンでお支払いいただきます。
        <カンフェティチケットセンター>
        0120-240-540(受付時間 10~18時)
【PC用予約フォームのアドレス】
http://www.confetti-web.com/ticket/ticket.aspx?G=ma00ta52&S=130201


【東京・木場】特別出演
2/2(土) @EARTH +(東京都江東区木場3-18-17)

「霞町音楽会第4回」 http://kasumicho.soundfinder.jp/
OPEN17:30 START18:00
Music Charge 大人 前売¥3,800 当日¥4,500
大学生 前売¥2,000 当日¥2,500
高校生 前売¥1,500 当日¥2,000
出演者:中村まり、Manami Morita、樽木栄一郎
問合せ・チケット予約:サウンドファインダー info@soundfinder.jp
※Manami Moritaはソロでの出演になります。




When Skies are Grey


When Skies are Grey / Manami Morita

リリース:2012年11月7日
Rambling Records
製品番号:RBCP-2659

曇りの日の後には、きっと素敵な青空がやってくる。 テレビ朝日系「報道ステーション」のテーマ曲を手掛ける、NY在住のジャズ・ピアニスト、マナミ・モリタ待望のニュー・アルバムは、今までのピアノ・トリオから、トランペット、バイオリン、チェロなどを取り入れた、素敵な仲間たちと作った心温まる一枚。










【Manami Morita】(ピアニスト)

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1984年生まれ。幼少よりクラシック音楽に触れつつ、ミシェル・カミロ、ミシェル・ペトルチアーニ、パット・メセニー、小曽根真から影響を受け、ジャズに目覚め、独学でジャズを会得。上智大学外国語学部英語学科入学後、2005年には名門バークリーに留学。在学中から既に欧米の有名コンペで数々の賞を獲得し、エスペランサ・スポルディングやホーザ・パッソスと共演を果たす。卒業後、自主制作アルバム「COLORS」が、大手レコード店で記録的なセールスとなる。国内盤をリリース時には、来日ライブを果たし、2010年春に行われた全国ツアーも大好評となり、2ndアルバム「For You」をリリース。2011年4月にはテレビ朝日系「報道ステーション」のテーマ曲を手掛け、続く「ドラゴンクエスト」や「ファイナル・ファンタジー」の黄金スタッフが結集した名作RPG「クロノ・クロス」のアレンジ楽曲を提供し話題になっている。また、2011年秋から始まった「報道ステーションSUNDAY」のオープニングも担当。そして、2012年秋には、3rdアルバム『When Skies are Grey』をリリース。今最も注目されているジャズ・ピアニスト。


Manami Morita オフィシャル・サイト

[Jazz Today] 寺尾紗穂 ロングインタビュー(聞き手:ジョー長岡):インタビュー / INTERVIEW

女性シンガーソングライターの寺尾紗穂のインタビューをお届けする。
聞き手は、JJazz.Net番組ナビゲーターでシンガーソングライターのジョー長岡。

事のきっかけは、ジョーさんがシンガーソングライターとして尊敬している寺尾さんのワンマンライブを企画したことだった。
寺尾さんのソロ弾き語りを収録し、番組で紹介したいと思っていた僕にとってもまたとない機会だった。

寺尾さんとジョーさんの間には、不思議な繋がりがある。
ライブの開催日、「12月16日」をめぐる繋がりだ。
詳しくは、以下のリンクをたどって欲しい。

http://d.hatena.ne.jp/onbinpa/20121130/1354288320

紆余曲折ありながらも、事は実現する。
ライブの模様は、2013年1月9日から約1ヶ月間掲載の番組「Jazz Today」で聴ける。
幸いにも「骨壷」も紹介することができた。

色々なタイミングが咬み合って実現した公演と、番組とインタビュー。
寺尾紗穂の音楽のバックグラウンドも感じてください。


[Text:樋口亨]



寺尾紗穂 ロングインタビュー(聞き手:ジョー長岡)


寺尾紗穂1 © Fuminari Yoshitsugu


~はじめに~

[ジョー長岡(以下J)] ソノリウムでのライブは2回目になるんですね。

[寺尾紗穂(以下S)] そうです。

[J] どういう場所ですか。「拍手が大きく聞こえる」という話をライブ中にされていました。

[S] そうですね。すごく気持ちよく演奏できる場所です。

[J] リハーサルでPAがまだ入ってない時、ピアノの響きが凄かった。天井から音の粒が降ってくるような。

[S] 人が入ってないと特に。

[J] 寺尾さんのライブ前の表情を初めて見たのですが、全く緊張しないというようなお話をしていましたね。ライブにはどういう気持ちで臨んでいますか。心がけていることなどあれば。

[S] 歌詞が飛んでしまうことがあるんで、歌詞のことを考えています。頭の中で再現している。

[J] ピアノの譜面立てに置いてるノートは?

[S] あれはね、この曲はちょっと見ないと駄目だなっていうのがあれば置いておくのと、あとは曲順なんです。曲順と、ここでどんなこと話そうかっていうメモ。曲順書いとかないと、次は...といって1分くらい止まっちゃったりする。

[J] そうか。じゃあ基本は、歌詞は見ていないんですね。

[S] 見ていないです。

[J] 僕はてっきり、寺尾さんは歌詞を見ながら歌う人なんだなと、ずっと思っていました。

[S] みんなそう思っていると思います。

[J] 歌詞がどうしても出てこない時は、どうしていますか。

[S] 出てこない時、あんまり止まっちゃう時は最初からやり直したりとか。子供を産んでから練習量がどうしても減ってしまって、それをイメージトレーニングで補っています。そのやり方がよくわかんなかった頃、練習量が減って不安だけが増していった頃が、ミスが多かったですね。

[J] イメージトレーニングっていうのはどんな風に。

[S] 自転車に乗りながら、とか。

[J] 曲順はいつ決めますか。

[S] だいたい当日かな。早いときは前日。

[J] 曲順を決める上で、大事にしていることはありますか。

[S] 会場に入ってみて感じることとか、そこに来るまでにあった出来事とか、そういうことで決めることがありますね。共演者の方のお話にちなんで、自分の準備していた曲を変えることもあります。

[J] 弾き語りだと、それが可能ですよね。

[S] そうですね、一人だと。



寺尾紗穂2 © Fuminari Yoshitsugu


~子供の頃~

[J] 今回のライブでは、寺尾さんの歌や音楽のルーツの話がいくつか聞けました。それにまつわる曲の披露もあって、とてもラジオ的な時間だったと思います。更に深くお聞きしたい。寺尾さん、子供の時はどんな感じでしたか。自己分析すると。

[S] そうですね、なんだろう、周りとはズレていた気がします。幼稚園の頃かな、ジェニーちゃん人形で遊ぶことが流行ってましたけど、私は興味なくって、木登りとかのほうが、よかったです。

[J] 木登り(笑)。男の子と遊ぶ方が多い感じかな。

[S] 小学校に入るとそうでしたね、サッカーとか。でも、ドッチボールは嫌いでした。ドッチボールが流行ってた頃は、ひとり教室に残って金魚を眺めたりしていました。

[J] ドッチボール、どうして嫌いだったんですか。

[S] なんでだろう... あの、追いつめられる感じ、嫌いだった。当たると痛いし(笑)。屋上で相撲するのが流行ってた時期があって、その相撲には参加してた。

[J] 相撲ですか...(笑) そういう女の子いたなぁ。

[S] あと、理科の解剖がすごく嫌で。フナだったと思うんですけど。殺すのはいいけど、その後、それを捨てるというのがどうしても納得がいかなくて。例えば家庭科で魚料理に生かすとかしてくれればよかったのに。

[J] 給食で出す、とかね。

[S] そう。殺して捨ててしまうということが、絶対受け入れられなくて、「私はやりません」と泣いて、教室に残ってました。

[J] いつの話ですか。

[S] 小学校5年生の時かな。

[J] 他にも、許せなかったことありますか。

[S] 許せなかったこと...衝撃的だったことは、小学校4年生だったかな、母親から聞いたんですが、関東大震災の時に朝鮮人が沢山殺されたという話を聞いた。なんでそんな理不尽な、訳のわからないことが過去に起きているんだろう、とショックでした。休み時間に当時一番仲の良い友達呼び出して、こんなことが起きてるんだよと、言ったりして。それはそれで終わるんですけど、その時に抱いた違和感、何故そんなことが起きてるんだろうと、それは後になって、戦争のこととかと繋がっていくんですけど。その時が、歴史に対する興味というかその核になる部分、その種が撒かれた時だったかな。

[J] その頃の許せなかったことって、その人の他者や世界に対する認識と深く繋がっていると思う。嫌なものは嫌っていう、もう理屈ではない感覚ですよね。

[S] うん。あと、幼稚園の頃からの友達で、小学校も一緒だった子で朝鮮人の子がいたんですね。その子は結構我儘な感じの子で周りから好かれていなかったんですが、小学生になって名前のことで、クラスでからかわれていました。私すっかり忘れていたんですけど、当時許せなくて、先生に告げ口したらしいんですよ。名前のことでからかわれてるって。そういう、おかしいでしょってことに小さい頃から敏感だった気がします。後々になって、高校生の時かな、その子から急に、私と話がしたいと電話がかかってきた。小学校の途中で転校して以来会ってなかったんですけど、中学に入って名前を変えた話などを打ち明けてくれました。

[J] ピアノはいつから始めましたか。

[S] 幼稚園の時にヤマハの音楽教室に通い始めて、教室ではピアノも習ったけど、歌中心だったかな。その後、個人の先生に移りました。その先生がとてもやさしくて、それがピアノを長く続けられた理由かなと。最初厳しいと、嫌になっちゃうから。

[J] よく聞く話なんですど、個人の先生との相性ひとつで、ピアノが嫌いになったり、音楽そのものから離れてしまう人というのがいます。馬鹿みたいな話。

[S] 本当にもったいない。うちにも、好き嫌いがはっきりしている長女がいて、よさそうな先生がいるから、少し前にピアノを習わせに行ったんですけど、あの先生嫌だと言って、今は行ってないです。

[J] 僕も寺尾さんと同じ道程を辿ってて、幼稚園の時ヤマハ、その後個人のピアノの先生に付きましたけど、本当に先生に恵まれたと思っているんです。今自分が音楽を続けていることにとても大きく関係している。

[S] そうですよね。ジョーさんは全体的に、先生に恵まれましたか。

[J] 僕ですか。僕は、いいのと悪いのとありましたね(笑)。さっきの許せない話だと、小学校4年生の時の担任とは、クラスのある制度を巡って対立しました。僕は絶対におかしいと思ったので、それを先生に言ったら、逆に目を付けられた。転校してすぐのことで、校内で完全に孤立したことがあります。けど5年生になると、野生児みたいな若い男の先生が担任になって、学校行くのが俄然面白くなった。波がありましたね。

[S] 私も思い出した(笑)! 家庭科の先生でね、調理実習でサンドイッチとか作ると、ある生徒に向かって、あなたは太ってるからちょっとでいいわね、みたいな物言いをする先生がいた。その発言はおかしいでしょと、そう思った子何人かと当時の担任の先生に告げ口して、謝ってもらいました。担任の先生が間に入って、頑張ってくれた。

[J] よかったですね。僕はその小4の担任とは、結局和解しなかった。

[S] 担任の先生、重要ですよね。面白いです、先生の話(笑)。小学校の音楽の先生がとてもよくて、教科書をほとんど使わない、先生がいいと思った合唱曲を、授業でたくさん使う先生だった。合唱が好きだった私に、「杉並ぞうれっしゃ合唱団」を勧めてくれたりしました。当時歌うのが好きだった4、5人が、それに参加して公会堂で歌ったりしてました。歌うことは本当に好きだった。

[J] 話がさらに遡りますけど、幼い頃のテープが残っていると、聞きました(笑)。

[S] それは母が録音していたんですけど、3歳くらいの頃、勝手に歌を作って歌ってるんです。

[J] ひとりで?

[S] そう、ひとりで。

[J] それ保存しといてくださいね。いつか聞いてみたい。

[S] どこいったかな...(笑)

[J] ライブでは、合唱から独唱にいたるきっかけになる曲を披露しました。「Caro Mio Ben」。とても好評でした。

[S] ありがとうございます。

[J] クラッシックや合唱の世界から、ポピュラーミュージックへの道程をお聞きしたいです。お父様がSugar Babeの元ベーシスト、寺尾次郎さん。お父様の影響は何かありましたか。

[S] どうなんだろうな...。私、小学生の頃からドリカムが好きで、ワンダーランドにも何度か行ってるんですよ。そういうものも並行して聞いていたわけです、すごく狭い世界でしたけど。中学に入ってからはミュージカル部に入って、自分で作曲もしていたんで、うーん...。

[J] お父様が、SugarBabeの二代目のベーシストだと知るのは、いつでしたか。

[S] 楽器をやってたんだよって話を聞いたのは 5、6歳だったかな。家に次郎人形という、ファンの人が作った人形があったんですよ、ベースを肩から提げてる(笑)。それで、父が楽器を弾く人だということは、幼い時から知っていました。だけど実際、楽器は見たことないし、父とは小学校に入る頃には別居していました。父との一番最初の思い出は、字幕で使うタイプライターを触らせてもらったことかな(寺尾次郎さんは、フランス映画の字幕翻訳家でもある)。

[J] 所謂タイプライターですね、ワープロの前の。

[S] そうです。ただ家には、父が参加したサンプル盤がありました。竹内まりやさんとか、大貫妙子さんの作品。きっちりと揃っていたわけではなく、ぽつぽつとあって、そういうのは聞いていました、中学の頃です。竹内さんのはよく聞いてましたね、不倫の曲が多かった。

[J] 寺尾さんは、弾き語りのピアニストとして、とても個性的なピアノを弾く人だと、僕は思ってるんです。そのスタイルは独自に作っていったものですか。

[S] ジャズの要素が入ってるのは、大学に入ってジャズ研にトライしたことが関係していると思う。結局挫折したんですが。ただ、それだけかっていうとそうでもなくて。中学の時にミュージカルでの作曲をやってた時から、ジャズっぽい曲っていうのがあった。その時は、「ジャズ」という意識はないんですけど、見に来ていただいた先輩から「寺尾さんってジャズのコード鳴ってるけど、勉強してるの?」って聞かれて初めて、あっこれそうなんだって。つまり耳から入ってる映画音楽などが、自然に曲の中に出てきてる感じだと思うんです。だから、ちゃんと勉強してないんです(笑)。

[J] 挫折って...どんな風に挫折したんですか。

[S] ジャズ研ってなると、ひとりで完結することがあまりなくて、基本的に皆でセッションなんです。セッションになると、ピアニストは左手をほとんど抜かなきゃならない。それが全然できなくて。つまり、ピアノを弾くとなると、左手がベースの役割をするってのが、私の中で固定化されてました。そこのビートを自分で感じないと、弾けなかったんです、ピアノが。どうしても、ベースと重なるところを弾いてしまう。

[J] クラッシック出身の人の癖かもしれない。

[S] うん。

[J] でも弾き語りで演奏する上では、大事な部分かと。

[S] そこがないと成立しない。

[J] 寺尾さんの弾くベースラインが、とても個性的だなと思っていました、なるほど。

[S] セッションはしたいんだけど、できない... それで、ジャズは無理だなぁ、と。



寺尾紗穂3 © Fuminari Yoshitsugu


~ソングライティング~

[J] ライブ中のいろんなお話の中で僕にとって一番衝撃だったのが、一年間普通に生活していると、10曲くらいは自然に曲ができると言ってたことです(笑)。

[S] (笑)

[J] 曲作りについて聞きたいんですが、どんな風に作曲してますか。

[S] 降りてきたものを、キャッチして、まとめる。それだけです。ずっとやり方は変わってません。

[J] どんな時に降りてきますか。

[S] バラバラですけど、自転車に乗ってる時、お風呂に入ってる時、子供たちと遊んでいる時とか。あ、きたきた、みたいな。

[J] 音楽に向き合っていない時、ですよね。

[S] 詩が先にある時は、ピアノの前に座って、待つ感じになりますけど。それ以外はピアの前ではないですね。

[J] 降りてくると、どうします?

[S] とりあえずコードを書き取って、詩を書いて。忘れそうな時は、メロディの音譜を書いて。録音できそうな時はICレコーダーで。

[J] ライブでは、去年できた未発表の曲を何曲か聞けました。どれも素晴らしかった。

[S] ありがとうございます。ジョーさんは、どれが一番好きですか。

[J] 「愛よ届け」かな。歌詞が好きです。曲の一部が降りてきて、すぐにまとまりますか。

[S] 割とすぐですね。時間がかかるものは、それ以上進まないことが多い。

[J] 寺尾さんが、ソングライターとして大事にしていること、もし言葉にできるなら教えてほしい。

[S] 私の中からはどうしても、軽いものってのが出てこない。どうしても、どこか重苦しいもの、深いもの、鋭いもの、そこの世界に触れた時に、自分の創造の原動力が動き始める。だから軽い詩、楽しい詩をもらって、作れって言われれば、作れるのかもしれないけど、自分の中から自然に出てくるものとしては、軽やかなものは出てこない。

[J] 本当は、軽やかなものも作りたいという欲が、逆に寺尾さんの中にあるのかな。

[S] アルバムのバランスっていうのを、いつも気にはしているんです。最近、津守美世ちゃんが詩を書かなくなってしまったので(津守さんは彫刻家でもある。)、これからは誰か他の人の詩で、バランスを取っていくのかもしれない。

[J] 抽象的な質問かもしれませんが、あえて。寺尾さんにとって、いい曲、いい歌ってどういうものですか。

[S] ベースとメロディだけで、充分に成立するもの。それがいい曲だと思います。

[J] 去年の青山でのライブで、共演した「ふちがみとふなと」さんのことを、寺尾さんが紹介していた言葉ですね。

[S] そう。あれがすべてだと思う。つまり、それで成立するっていうのは、曲の足腰が強いってこと。

[J] 寺尾さんのピアノの、ベースの印象が強いこととも繋がる。

[S] うん。それに加えることとして、コード感はやっぱり大事かな。どれだけ綺麗な衣装を着せてあげられるか。

[J] 歌詞に関しては、どうですか。

[S] そうですね。人が共感できる歌詞というのが、一般的にはいい歌詞なのかなとは思うんです。でも。共感できなくても、そこに現れているものに大きく揺さぶられる、揺さぶることができたら、別の意味でいい歌詞と言えるのかもしれない。そこに表出してくる強さとか、怖さも含めて。

[J] 共感できるまでに、時間がかかるものってありますよ。

[S] 受け入れるまでに、ね。



寺尾紗穂4 © Fuminari Yoshitsugu


~青い夜のさよなら~

[J] 昨年 6月に「青い夜のさよなら」をリリースされました。寺尾さんにとって、いろんな意味で挑戦的な作品だったと思うのですが、リリースから半年経って、どんな反響があって、今どんなことを思っていますか。

[S] この時期なんで、Twitterなどで 2012年のベストアルバムに挙げてくださる人がいます。これまでの作品と比べて、より広く届いたんじゃないかと思います。思ってた以上にコラボが作品を面白くしてくれた感じがあります。反響という意味では、前は掲示板に長い感想を書いてくれる人がいたんですが、今は皆Twitterじゃないですか。文章が短くなってそれは寂しいかな(笑)。HPのリニューアルを予定してるんですが、掲示板は残そうかなと思ってるんです、時代遅れなのかなと思いつつ。

[J] 僕の勝手な印象ですが、「青い夜のさよなら」は、最初エキセントリックな感触がありました。半年聞いてると、これはこういう作品として、しっくり僕の中で落ち着いてます。それと、今回のライブではっきりしたんだけど、寺尾さんにとっての「弾き語り」が、あのアルバムの存在で、一段と際立った気がする。

[S] うん。

[J] ライブで、アルバムの曲「追想」「ロバと少年」「富士山」「時よ止まれ」をやりました。弾き語りで聞くと、やっぱり印象が全然違う。寺尾さん独特のタイム感、グルーヴ、淡い色合いなどが、はっきりと出てくる。リスナーとしては、そこはすごく面白いところです。

[S] なるほど、そうですね。ジョーさんが、今回はピアノオンリーで、と言わなかったら前回同様、後半はドラムを入れようかと思ってたんですよ。だからいい機会をもらったな、と。


『青い夜のさよなら』寺尾紗穂
青い夜のさよなら

■タイトル:『青い夜のさよなら』
■アーティスト:寺尾紗穂
■発売日:2012年6月6日
■レーベル:ミディ
■価格:3,150円(税込)


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寺尾紗穂5 © Fuminari Yoshitsugu


~さいごに~

[J] いつも 5~6年先のことを考えていると、ライブの中で語っていました。5~6年前を振り返って、自分が思ってたような自分になっていますか。

[S] うん、そうですね。

[J] 今から 5~6年先のことは、どんな風に思っていますか。

[S] 多分いい感じになってるんじゃないですかね(笑)。ここ 1~2年、人との出会いに本当に恵まれていて。長くタッグを組めそうな人と出会えてる。人脈ってどんどん増えるだけじゃないですか。そういうものを大切にしていくと、幸せに歌い続けていけるんじゃないかなと思います。

[J] 今回の番組を聞いてくれている方々にメッセージを。

[S] ジャズを聴いてる方にとって、私はどうなんだろう...ジャズ挫折者だし(笑)。

[J] JJazz.Net は、どんどんその枠を広げて、ジャズだけにこだわってないですし。僕は寺尾さんの歌詞を是非味わって聞いてほしいな。

[S] うん。それと、ライブになかなかな来れない、地方の方に聞いてほしい。

[J] 2013年はどんな年にしたいですか。

[S] 以前からやってはいましたが、ようやく去年あたりから、地方からライブの依頼が多数来るようになってきたので、いろんな所に行きたいです。2月は仙台に行きます。そういう意味で届き始めたのかな、と。

[J] ご活躍を心から願っています。今日はありがとうございました。

[S] ありがとうございました。

(2012年12月28日 下高井戸ポエムにて)




寺尾紗穂
寺尾紗穂
11月7日生れ 酉年 東京出身
大学時代に結成したバンドThousands Birdies' Legsでボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。
2007年ピアノ弾き語りによるメジャーデビューアルバム「御身」が各方面で話題 になり,坂本龍一や大貫妙子らからも賛辞が寄せられる。
大林信彦監督作品「転校生 さよならあなた」の主題歌を担当した他、 CM、エッセイの分野でも活躍中。


ジョー長岡
ジョー長岡
演劇や舞踏の活動を経て、2000年より独自の歌世界を構築。シンガーソングライター。世界中の音楽と日本語の心地よい融合、力強く可愛らしい音楽をめざす。JJazz.Netでは「温故知新」「Jazz Today」でナビゲーターを務める。

bar bossa vol.5:bar bossa

bar bossa


vol.5 - ゲヴェルツトラミネールと1960年代当時のブラジルのボサノヴァ女性シンガー特集


いらっしゃいませ。

bar bossaへようこそ。
今日は新年第一回目ということもあり、ちょっと華やかなイメージのワインをオススメいたします。

アルザス地方のゲヴェルツトラミネールというワインです。


ゲヴェルツトラミネール


ゲヴェルツトラミネール


あ、今、ヨーロッパの歴史にも詳しく言語にも精通しているインテリの方は「あれ?」って気がつきましたよね。そうですね。アルザス地方はドイツの領土だったこともあるので、ドイツワインによく使われる品種を使っています。このゲヴェルツトラミネールという言葉はブドウの品種の名前なのですが、元々ドイツ語の名前をフランス語読みしているというわけなんですね。

さて、ゲヴェルツトラミネールの品種の特徴はバラやライチの香りがするというものです。「ブドウなのにバラやライチの香り?」と疑われるかもしれませんね。本当なんです。是非、一度試しに飲みに来てくださいね。


それでは音楽の話に移ります。
お店でよく受ける質問の一つに「小野リサをよく聞くんだけど、他に女性ヴォーカルのオススメありますか?」という質問です。
もちろん、オススメの女性ヴォーカル、たくさんいますよ。これは結構たくさんいるので3回に分けて紹介しますね。
では1回目は「1960年代当時のブラジルのボサノヴァ女性シンガー特集」です。


1人目はもちろんナラ・レオンでしょう。彼女の家は裕福で彼女の大きなマンションに集まった若い音楽家達がボサノヴァを支えたと言われています。ボサノヴァ用語で言うところの「ボサノヴァのゆりかご、ナラ・レオンのアパート」ですね。では、そんな彼女の曲を聞いてみましょう。曲は「マリア・ジョアンナ」という可愛いナラらしい曲です。画像が彼女の60年代から80年代のファッションやスタイルが楽しめる動画になってます。


Nara Leão "Maria Joana"



2人目はみなさんご存知のアストラッド・ジルベルトです。ジョアン・ジルベルトの最初の奥様ですね。実はよく間違われるのですが、ジョアンの娘のベベウ・ジルベルトはアストラッドの娘ではありません。ジョアンがアストラッドと離婚して2番目に結婚したミウーシャの娘です。では、アストラッドの代表曲、「おいしい水」を珍しい動画のヴァージョンで聞いてください。

Astrud Gilberto "Agua de Beber"



3人目はシルヴィア・テリスです。彼女はボサノヴァ前夜から活躍していた本格的シンガーです。ちょうどボサノヴァの時代がやってきて、彼女は上手く時代の波に乗れたんですね。でも彼女はアメリカ・デビューをはたした後、1966年に33才の若さで突然交通事故死します。曲はボサノヴァ・スタンダード「もし遅かったらごめんね」。1960年当時のブラジルのテレビ番組の映像です。

Sylvia Telles "Se é Tarde, Me Perdoa"



4人目はワンダ・サーです。彼女は金髪で海が似合ってハスキー・ヴォイスでとボサノヴァのイメージそのもののシンガーです。ワンダはいわゆるクラスで一番人気の女の子的存在で、メネスカルやデオダート、テノーリオといった当時一番の若手達を従えたアルバムを出してその後アメリカに渡りました。動画はそのアルバムからたっぷり聞けるのを選んでみました。このワンダの真似してギターを引きずって砂浜を歩く女の子が今でも世界中にいます。

Wanda Sa "E Vem O Sol - Encontro - So Me Fez Bem - Mar Azul - Tamben Quem Mandou"



5人目はドリス・モンテイロを紹介します。ドリスもシルヴィア同様にボサノヴァ誕生前夜からブラジル芸能界で活躍していた女性ヴォーカルです。シルヴィアと違うところはドリスは完全にボサノヴァの波には乗ってしまわずにその時期にあわせてスタイルを上手く変えていきます。ですのでシルヴィアのような悲劇にもあわず70年~80年代以降も現役で可愛いアルバムをたくさん発表しています。曲は「ムダンド・ジ・コンヴェルサ」をお聞き下さい。

Doris Monteiro "Mudando de Conversa"



さて、新年が始まりましたね。
今年の目標は決めましたか?
「今年こそダイエットだったんだけどもうダメ」なんて方もいるのではないでしょうか。
あせらずゆっくりと。ちょっと立ち止まりたい時はワインでも飲みながらボサノヴァでも聞いてください。

それではまたこちらのお店でお待ちしております。


bar bossa 林 伸次


「bar bossa」アーカイブ

vol.1 ・vol.2 ・vol.3 ・vol.4


bar bossa information
林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。

bar bossa
bar bossa
●東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
●TEL/03-5458-4185
●営業時間/月~土
 12:00~15:00 lunch time
 18:00~24:00 bar time
●定休日/日、祝
お店の情報はこちら

Ayano Robichon Exihibition "空 想 思":スタッフの声 / FROM STAFF

JJazz.Netの番組「夜ジャズ.Net」や「Jazz Clock」で毎回素敵な写真を届けてくれているカメラマン、
あやのさんの新たなエキシビジョンが昨年末に続き、東京・神宮前で1/10(木)から開催されます。

年末にランチがてらふらりと立ち寄ったら、あやのさん本人がおりまして(笑)、
期間中はお子さんと共に、頻繁にお店に顔をだされているようです。
(フランス人の旦那さまとのお子さん、めちゃんこ可愛い!!)

写真を展示しているBlock Houseはお昼はランチ、夜はお酒を楽しめます。
とてもアット・ホームな雰囲気なのでついつい長居したくなる心地良いスペース。
ランチがてら是非お立ち寄りください。

[JJazz.Net 岡村誠樹]

Ayano Exhibi Jan 2013-for web .jpeg


【Ayano Robichon Exihibition "空 想 思"】

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写真を展示します。

場所は神宮前にあるBlock House 3Fです。

昼はBlock House Kitchenとしておやつワッフル
ごはんワッフル、本日の"ブロハ"飯・・・etc を家族
みたいに素敵な人達が提供。

夜は丸山酒場である丸さんが美味しいお酒と
つまみを提供してくれる空間。

そんな場所での開催。有り難き出会いです。
ゆっくり飲みながら食べながら見て頂けたらと思っています。

ドキドキしながら待ってます!

ayano

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<開催期間>
2013年1月10日(木) ~ 2013年1月23日(水)
Open 12:00 - 26:00 at Block House Kitchen & Maruyama Sake Bar


お店が貸切の日・時間帯、また営業時間の変更等ありますのでご了承ください。

1/10(木)open 12:00 - close 26:00
1/11(金)open 12:00 - close 26:00
1/12(土)open 12:00 - close 17:00
1/13(日)open 12:00 - close 18:00
1/14(月)open 12:00 - close 26:00
1/15(火)open 12:00 - close 26:00
1/16(水)open 12:00 - close 26:00
1/17(木)open 12:00 - close 26:00
1/18(金)open 12:00 - close 26:00
1/19(土)open 12:00 - 夜は貸切?
1/20(日)open 12:00 - close 18:00
1/21(月)open 18:00 - close 26:00
1/22(火)open 12:00 - close 26:00
1/23(水)open 12:00 - close 26:00

<場所>
BLOCK HOUSE Tel:03-6318-2003

アクセス(東京都渋谷区神宮前6-12-9)


<詳細>
http://blockhouse.jp/293(BLOCK HOUSE)


★Ayano Robichon★
http://ayanotree.tumblr.com/

http://www.facebook.com/ayanotree

"TOUCH OF JAZZ"アルバム - Kenichiro Nishiharaセレクト:TOUCH OF JAZZ

ジャズへの入り口となるような、そんな、"ジャズ"を感じて頂く番組
「TOUCH OF JAZZ」では、毎回ゲストの方に
自身の「TOUCH OF JAZZした作品=ジャズに触れた作品」をご紹介いただいています。

今回は新作をリリースされたばかり、DJ/プロデューサーのKenichiro Nishiharaさんのセレクションです。

今のサウンドにつながるルーツともいえる90年代のJAZZ×HIP HOPサウンド。
「当時、"JAZZ"というタイトルが付くものは取りあえず買っていた」、というのすごく分かります(笑)。



『A New Type Of Jazz / DJ Smash Presents Jazz Not Jazz Massive』

dj smash_jazznotjazzmassive.jpg


「僕がレコードを探し始めた90年代の頃は今みたいにインターネットがあまり普及していなくて、NYやヨーロッパの情報がなかなか手に入らなかったんです。そんな時に興味をもったのがDJ Smash。彼の作品は全て買うというような時代がありました。1990年代はJazzy Hip Hopみたいに、ジャズとクラブ音楽が融合したものが結構あって、タイトルに"JAZZ"って入っていたものは必ず買うみたいな(笑)ことがあって、その中の一枚でもあります 。今僕がやってる音楽のルーツもこの辺りにあるのかもしれません。」Kenichiro Nishihara


■タイトル:『A New Type Of Jazz』
■アーティスト:DJ Smash Presents Jazz Not Jazz Massive
【1994 New Breed】

1.New Type Of Jazz
2.Jazz For Ya Foot
3.T.S.O.J. (The Sound Of Jazz)
4.Monday Night
5.Now What?
6.Makin' Love, Makin' Music
7.Racial Facial
8.Moove Y'all
9.Still Makin' It


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Illuminus


Illuminus / Kenichiro Nishihara

リリース:2012年12月21日
Unprivate Acoustics
製品番号:UPRC010

ジャジー・エレクトロニカサウンド ESNO 名義での活動や、日常空間をスタイリッシュに彩る「Folklove」プロジェクトなど、積極的なリリースを続ける彼が、約3年ぶりのオリジナルアルバム『Illuminus』を完成させた。今やジャジーヒップホップの代表格アルバムである過去2作を踏襲しながらも、あたらしい感覚に満ちている切なくも甘い上質なノスタルジックビーツ。決して「美しい」だけでは語れない哀愁グルーヴを絶妙なバランスで保つ、他になし得ないサンプリングセンス。時にスピリチュアルジャズを聴いているような高揚感と、ジャズへの愛を感じさせる生演奏。今を生きる多くの人の記憶にアクセスする、押しつけのない格別なリラックスタイム。不思議な引力に惹かれる、まぎれもない"JAZZY HIPHOP"の最新形。






Kenichiro Nishihara - Illuminus [official digest]





KenichiroNishihara_600.jpg


【Kenichiro Nishihara】
http://unprivate.jp/

作曲家・選曲家・プロデューサー。音楽レーベル・プロダクション "UNPRIVATE ACOUSTICS" 主催。
ファッションを中心に幅広い分野の音楽で選曲・作曲・プロデュースを手掛け、2008年には1stアルバム『Humming Jazz』、2010年には2ndアルバム『LIFE』を発表。Folkloveシリーズや企業ブランドとのタイアップ企画、またコンピレーションへの楽曲提供やアーティストのプロデュースなど多岐に渡る作品・プロジェクトで手腕を振るっている。心地よさを追求したジャジーでスムースなサウンド、ピアノをフィーチャーしたメロディーセンスは日本国内のみならず世界的に強く支持され、多くの作品がヒットチャートをにぎわしている。

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