今年もDOS ORIENTALESがやってくる!!
ウルグアイ出身の世界的ピアニスト、ウーゴ・ファトルーソと
日本を代表するパーカッショニストのヤヒロ トモヒロによるDUO。
ここ数年、毎年ライブを観ていますが、躍動的でイマジネーション溢れる演奏は、
音楽が本来持つ自由さや楽しさに溢れ、毎年この来日公演を楽しみにしています。
個人的に、昨年の新宿ピットインでのライブは観客との間に一体感が生まれたベストライブの一つだったし、
DOS ORIENTALES初の韓国公演を観に行けたのも印象深い出来事でした。
そして何より高齢にもかかわらず、日本が好きで毎年全国津々浦々まわってくれるウーゴ。
これって本当に貴重なことだと思っています。
今年は世界的に活躍する南米ミュージシャン、
ダニエル・マサ(b)とマルティン・イバルブル(dr)の二人を加えたグループ、
「エクスプレッソ・オリエンタル/Expreso Oriental」としての来日ツアーもあります。
アフロ・ウルグアイのリズムによる、スリリングな演奏楽しみです。
DOS ORIENTALESとExpreso Orientalによる来日公演、
お近くに来られた際は是非足をお運びください。
[Text:岡村誠樹]
DOS ORIENTALES Japan Tour 2013
二人の出会いは1986年南米を代表する女性シンガー、ジョイスがきっかけとなる。1995年、日本にて初共演、2007年11月ドス・オリエンタレスを結成、以来毎年日本ツアーを展開する。'08年「DOS ORIENTALES」、'11年「Orienta」の2作を発表。'12年3月国際交流基金助成事業で南米ツアーを実施し次元の異なるエネルギーが聴衆を魅了する。10月韓国の音楽祭でも大きな話題となる。'12年1作目「DOS ORIENTALES」は、ラテン版グラミー賞ラテンジャズ部門6位に続き、南米のグラフィティ賞ジャズ部門最優秀賞を獲得する。同年8月、小澤征爾氏総監督、サイトウ・キネン・フェスティバル松本にドス・オリエンタレス公演と打楽器ワークショップで出演、好評を博す。'13年春、南米13公演実施。ウルグアイ独自の黒人系音楽カンドンベ、ラテン音楽からジャズに至るあらゆる音楽要素を繰り出しつつ、独創的な音楽世界を展開、最小の編成でありながら緊張感あふれる演奏が世界的に評価されている。
■DOS ORIENTALES Japan Tour 2013 SCHEDULE■
8/25(日) 富山・福野 スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド 2013
マリアナ・バラフ・ミーツ・ドス・オリエンタレス
スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド実行委員会 TEL(0763)22-1125
8/28(水) 神奈川・川崎 ミューザ川崎シンフォニーホール
MUZAランチタイムコンサート/ MUZAナイトコンサート TEL 044-520-0200
8/30(金) 山形・川西 ライブスペース Jam TEL 0238-42-4533
8/31(土) 山形・山形 Bar FRANK YAMABRA:bossacur@ma.catvy.ne.jp
9/3(火) 北海道・札幌 くう TEL 011-616-7713
9/4(水) 北海道・旭川 じゃずそば放哉 TEL 0166-85-6911
9/5(木) 北海道・釧路 BAR BROS TEL 0154-24-3323
9/8(日) 北海道・新ひだか町 蓬莱音楽館 問/幌村 090-8901-8946
9/11(水) 静岡・磐田 茶寮 Zappa TEL 0538-35-8758
9/12(木) 三重・四日市 LIVE CAFE FULL HOUSE TEL 059-352-4977
9/13(金) 兵庫・神戸 旧グッケンハイム邸 TEL 078-220-3924
9/14(土) 山口 「山口ゆらめき回廊」(国宝五重塔の前) 山口市観光課 TEL 083-934-2810
9/15(日) 愛媛 松山市総合福祉センター 問/オフィスツツミ 090-1170-3960
9/16(月・祝) 徳島 bar txalaparta TEL 088-652-8908
9/19(木) 和歌山 カフェリエール 問/和歌山音楽愛好会フォルテ 073-422-4225
9/20(金) 岡山 ルネスホール 問/エマノン・ミュージック 藤原 090-3636-4621
9/21(土) 山口 Cafe de DADA TEL 083-925-6843
9/23(月・祝) 大阪 umeda ALWAYS TEL 06-6809-6696
9/27(金) 東京 新宿ピットイン TEL 03-3354-2024 *ゲスト:Gio Guido(g)
9/28(土) 千葉 カフェ リリコ 080-5080-1150
10/25(金) 愛知・名古屋 千種文化小劇場 問/有限会社キャンプ TEL 052-831-4462
10/26(土) 愛知・名古屋 千種文化小劇場 問/有限会社キャンプ TEL 052-831-4462
*ヤヒロトモヒロのみ出演
Expreso Oriental Japan Tour 2013
おなじみ南米の天才ウーゴ・ファトルーソと日本の奇才ヤヒロトモヒロのDUO、ドス・オリエンタレスは、二人の情熱的なアプローチにより、このたび世界的に活躍する南米ミュージシャン、ダニエル・マサ(ジャヴァン、ルイス・サリナス、タタ・グィネス、カルロス・アギーレやトニーニョ・オルタらと活動)とウルグアイの名ドラマー、マルティン・イバルブル(ウーゴの弟(故)オスヴァルドにドラムを師事、ハイメ・ロス、フリエッタ・ラダ等のレギュラーメンバーをつとめる)をメンバーに加え、世界最強のスーパーバンドが実現した。4人のユニット名は「エクスプレッソ・オリエンタル/Expreso Oriental」、10月日本デビュー!日本・南米で実績のあるドス・オリエンタレスの凄腕メンバーにウルグアイ出身の精鋭音楽家が加わり、アフロ・ウルグアイのリズムなど、スピード感溢れるスリリングな演奏をお届けします。
■Expreso Oriental Japan Tour 2013 SCHEDULE■
10/3(木)韓国 The 10th Jarasum Int'l Jazz Festival 2013
open 10:00 Expreso Oriental 14:30~15:20
10/6(日)青森・八戸 茶屋 東門 問合/そーるぶらんちカフェ TEL 0178-46-5137
10/8(火)山形・置賜 川西町フレンドリープラザ TEL 0238-46-3311
10/11(金)東京・表参道 CAY TEL 03-3498-5790 *ゲスト:Gio Guido(g)
10/12(土)神奈川・横浜 横濱ジャズプロムナード
ランドマークホール 問合/実行委員会事務局 TEL 045-221-0213
10/16(水)広島 Live Juke TEL 082-249-1930
10/17(木)熊本 レストランバーキープ TEL 096-355-1001 *ゲスト:ペペ伊藤g
10/18(金)福岡 Livehouse & Club PEACE TEL 092-741-5405 *ゲスト:ペペ伊藤g
10/19(土)大分・佐伯 エクスプレッソオリエンタル~日本&ウルグアイ音楽文化交流コンサート~
問合/ 090-4777-0359(金田)
10/20(日) 大分・佐伯 打楽器のパーカッション・ワークショップ 講師:ヤヒロトモヒロ
10/23(水)香川・三豊 三豊市市民交流センター 問合/音まつり実行委員会 TEL 0875-56-6001
ウーゴ・ファトルーソ 最新作
■タイトル:『Canciones Sin Fin』
■アーティスト:ウーゴ・ファトルーソ Hugo Fattoruso
■発売日:2013年9月1日
(8/23から会場限定で先行販売)
KaiYa Project, JAPAN、Distributor :AHORA Corporation
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■DOS ORIENTALES■
写真 : 石田昌隆/Masataka Ishida
【ウーゴ・ファトルーソ Hugo Fattoruso】(ピアノ、ヴォーカル、アコーディオン)
1943年モンテビデオ生まれ、5歳の時からアコーディオンを始め、9歳からピアノを学ぶ。1956年から父、弟と共にトリオで演奏、その後トラディショナル・ジャズのベーシストとして活躍した後、1964年、ビートルズの影響を受けたロス・シェイカーズを結成、アルゼンチンで多数のレコードを発売、南米地域で大きな人気を獲得する。1970年、弟とともに渡米、盟友リンゴ・シールマンと共にフュージョン・バンド「OPA」を結成、アイルト・モレイラらとの共演や、2枚の単独アルバムも残した。1982年ブラジルへ移住、ミルトン・ナシメント、ジェラルド・アゼヴェード、ジョイス、トニーニョ・オルタ、ジャヴァンらと共演。さらにその後再度のアメリカ移住を経て、2000年に新生トリオ・ファットルーソを結成、現在に至る。並行してウルグアイの黒人音楽カンドンベを演奏する太鼓の名手3人とウーゴによる「レイ・タンボール」(これまでに3枚のアルバムを発表)やピアノ・ソロなどでも活動、ウルグアイの国民的人気歌手ハイメ・ロスのツアーにも随時参加している。ここ数年は毎年のように日本を訪れており、2007年秋にヤヒロトモヒロとのドゥオ・ツアーを実施、以降毎年日本ツアーに招かれる。2008年CD「ドス・オリエンタレス」リリーウ(後年アルゼンチンとウルグアイにて発売)。同年夏にはグラストン・ガリッツアとの共演でトリオ・ファトルーソとして来日。2009年、金子飛鳥率いる飛鳥ストリングスとのアルバム「Encuentro」リリース。2010年は、松田美緒とのアルバム「フロール・クリオージャ」リリース。同メンバーはヤヒロトモヒロとともに8月の国際交流基金主催・南米ツアーに抜擢され、秋のドス・オリエンタレスでのツアー後に白寿ホールで開催された南米公演の帰国公演に招かれた。2010年アルバム"Café y Bar Ciencia Fictiona"はアルゼンチンで権威ある音楽大賞「ガルデル賞」ジャズ部門で最優秀賞を受賞。2013年、ソロ作品「Canciones sin fin」、レイ・タンボールとの「Rey Tambor no Brasil」リリース予定。
→ウーゴ・ファトルーソmyspace
【ヤヒロ トモヒロ】(パーカッション)
少年時代の10年間をカナリア諸島、グラン・カナリアのラスパルマスで育ち、そこでドラムパ-カッションを始めた異色の打楽器奏者。帰国後1980年プロ・デビュー。以来、山下洋輔、向井滋春、渡辺香津美、板橋文夫、梅津和時ら、多くのジャズ界を代表するミュ-ジシャンとの共演の他、伝説のアフロファンクバンド「じゃがたら」や「エスケン&ホットボンボンズ」のレギュラ-サポ-トを務める。また、久石譲、小野リサ、吉田美奈子、大貫妙子、さだまさし、加藤登紀子、cobaなどのコンサートやツアーに参加。2007年、「武満徹トリビュートコンサート」で、oba、渡辺香津美、鈴木大介とともにワシントンDCのジョン・F・ケネディ・センターに招かれ、2010年、同メンバーでサイトウキネンフェスティバル松本(2012年ドス・オリエンタレスで出演し3年連続となる)や米・ニューヨーク カーネギー・ホールに出演。インターナショナルな感性と確かでしなやかな音楽性は多くのアーティストに愛され、ジャズ、ロック,ポップス、南米音楽等、ジャンルの枠を超えた幅広いフィ-ルドで活動。同時に、ジョアン・ドナート、トニ-ニョ・オルタ、ジョイスなどの海外ア-ティストとの交流も深く、ウーゴ・ファトルーソを初め、毎年海外のアーティストを招き日本ツアーを展開している。現在のレギュラー活動は、GAIA CUATRO、Unforsaken Uncles、室内楽団「八向山」、ビスコイット・グローボ、Okamoto Island等、多々あり、国内外で活躍している。
→ヤヒロ トモヒロweb site
→ヤヒロ トモヒロ Blog
【ダニエル・マサ Daniel Maza】(ベース)
1959年ウルグアイに生まれる。1979年にはアルゼンチンに移住、その後、世界的に知られているアルゼンチンのギタリスト、ルイス・サリナスらから声がかかり活躍する。さらにマイアミ・サルサの第1人者として君臨するウィリー・チリーノ、キューバの歴史に残るパーカッショニスト、タタ・グィネスや大御所チャンギートなどと様々な国の数多くの音楽フェスティバルに出演、ブラジルの偉大なアーティスト、ジャヴァンとも共演を果たしている。またウーゴ・ファットルーソ・トリオのベースもこなし、日本でもおなじみのトニーニョ・オルタ、キューバが生んだサルサの女王セリア・クルース、メルセデス・ソーサの後継者と言われているリリアナ・エレーロvo、ダニ-ロ・ペレスpf、ニコラス・ペイトンtp、ベテラン・コンガ奏者レイ・バレットらと共演、日本でもいま注目を集めているカルロス・アギーレのセッションにも参加する。その存在感溢れるベース・プレイで新旧ラテングルーヴの第一線で活躍している
→ダニエル・マサ facebook
【マルティン・イバルブル Martín Ibarburu】(ドラム)
1975年1月15日、モンテビデオの音楽一家に生まれる。ウルグアイの音楽シーンを代表するアンドレ・イバルブル(ベース)、ニコラス・イバルブル(ギター)を兄弟にもつ。オスヴァルド・ファトルーソ(「Los Shakers、OPA、Trio Fattoruso、Fatto-Maza-Fattoでも知られる南米を代表するウルグアイの名ドラマー)にドラムに師事、モンテビデオ音楽学院にて打楽器を学ぶ。現在、ハイメ・ロス、ピテゥフォ・ロンバルド、フリエッタ・ラ-ダ等、ウルグアイの著名なアーティストのドラムを務める。2002年ワールドカップのイベントでハイメ・ロスと、2006年にはアルゼンチンのポップシンガー、ワアナ・モリーナと2度の来日を果たしている。