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bar bossa vol.57

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vol.57 - お客様:小栗誠史さん(ウサギノフクシュウ)


【テーマ:音楽と文学】



いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

今回は鎌倉で「ウサギノフクシュウ」という古書店を経営されている小栗誠史さんをお迎えしました。


林;いらっしゃいませ。早速ですがお飲物はどういたしましょうか?


小栗;バーに来ておいてなんですが下戸なもので。ノンアルコールで何かオススメをお願いできますか?


林;それではフーゴというエルダーフラワーとミントとライムを使ったカクテルのアルコールなしにしますね。


小栗;はい。


林;小栗さん、お生まれは?


小栗;1976年、生まれも育ちも栃木県の宇都宮です。


林;宇都宮ですか、良いところですよね。小さい頃は音楽は?


小栗;小学生の頃は音楽とはまったく無縁で、ずっとサッカーに明け暮れていました。


林;え、サッカーですか。意外です。初めて買ったレコードは?


小栗;初めて買ったレコードは、というかカセットテープだったんですけど、TMネットワークです。アニメ『シティーハンター』の影響だと思います。岡村靖幸に反応できなかったのが悔やまれます。


林;なるほど。『シティハンター』からTMネットワークなんですね。中学に入ってどうでしたか?


小栗;中学に入るとやたらと海外志向の女の子がいて、そのコの影響で洋楽を聴くようになりました。言われるがままに雑誌『IN ROCK』をときどき買って読んだりしながら。だからアイドルよりというか、たとえば当時のイギリスではマンチェスター・サウンドがブームでしたが、それを尻目にEMFなんかを聴いていましたね。「テクノ+ロック+ヒップホップ!」という謳い文句に煽られて、なんのことだか訳も分からずに。不思議と今だに聴いてますね。


林;女の子の影響っていうのが小栗さんらしいですね。


小栗;今とは違って中学生の頃は地方にいると情報がとにかく極端に少なくて。ラジオを聴こうにもFMはノイズ混じり。だから情報は雑誌かテレビが頼りでした。


林;僕も地方出身者なのでわかります。


小栗;中2のときに『iD-JAPAN』が創刊されました。本屋で見つけたときはかなり興奮したのを覚えています。雑誌好きになったきっかけでもあるんですけど、音楽から映画、カルチャー、ファッションまで網羅されていて、毎月隅か ら隅まで読みました。


林;中2で『iD-JAPAN』ってマセてますね。『iD-JAPAN』は宇都宮の小栗さんをどうしましたか?


小栗;するとまたヒップホップという言葉が出てくるわけです。東京にはクラブというところがあって、そこではヒップホップで踊るのがかっこいいらしい、とか。ちなみに当時は「ダンス甲子園」の全盛期でもあったのでその波に乗ってダンスもやりました。「おお、これがヒップホップか!」と。実際にはニュージャックスウィングだったりしたんですけど(笑)。あと、後にJRのCMでブレイクするZOOが出ていた深夜番組『Club DADA』で曲を覚えてCDを買いに行ったりしていました。GUYとか。あ、やっぱりニュージャックスウィング(笑)。


林;ニュージャックスウィング、カッコ良かったですよね。


小栗;地元にはWAVEと新星堂があったんですけど、この頃の輸入盤CDはまだ縦長の紙のケースに入ってレコード棚に陳列されていて、国内版にはないその紙ケースに惹かれたのもあり、輸入盤を置いていたWAVEに通っていました。さすがにもうケースは捨ててしまいましたけれど。


林;あの紙ケースに惹かれるというのがなんか小栗さんらしいです...


小栗;『グラミー賞』や『アメリカン・ミュージック・アワード』は毎回見ていましたが、それで確かLL・クール・Jのライブパフォーマンスを観て「これがラップか!ヒップホップか!」と衝撃を受けました。ヒップホップについてもだんだんとわかってきて、ラップ、DJ、ダンス、グラフィティの4大要素からなる、音楽を含めた複合的 なカルチャーなんだということがわかり、さらにのめり込みました。参考書はもっぱら『BLACK MUSIC REVIEW』。その頃にスパイク・リーの映画『DO THE LIGHT THING』を観たこともあって、音楽だけでなくブラック・カルチャーに興味を持つようになりました。


林;あの映画、僕もハマりました。


小栗;高校に入ると周りに音楽好きが増えて、いろいろ情報交換ができるようになりました。ニューウェーブやインダストリアルなんかを聴いてるのもいて非常にショックでしたね。アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンを呪文のように唱えるのが一部で流行ったりしました。未だに聴いたことはないんですけれど(笑)。


林;わかります(笑)。


小栗;その頃ヒップホップと並行してよく聴いていたのはアシッド・ジャズですね。ブラン・ニュー・ヘヴィーズや、ちょうどジャミロクワイがデビューした時期です。インコグニート、ガリアーノ、ヤング・ディサイプルズなど 、トーキン・ラウドのアーティストもよく聴きました。しかしこの時期いちばんの出会いはア・トライブ・コールド・クエストですね。3枚目がでた頃です。やっぱりヒップホップって不良の音楽じゃないですか。ところがぼく自身は不良とはほど遠いわけです。彼らはルックスも怖くはないし、ラップの内容も知的だったりコミカルだったりして「ワルくなくてもいいんだ!」と。


林;「ワルくなくてもいいんだ!」って...


小栗;高校を卒業するのと同時に東京に出てくるわけですが、最初の一年間は浪人して大学受験をするという名目だったので、親の手前大人しくしていました。それでもレコード屋にはよく行ってましたけれど。そして浪人生活を無事に1年で終えて大学に入ると、レコード屋通いに拍車がかかります。足繁く通ったのは渋谷のいわゆる「宇田川レコード村」で、シスコ、マンハッタン、DMRを回遊して、時々ZESTを覗きつつ、財布が許す限りヒップホップの12インチを買ってました。DJでもないのに2枚買いしたり(笑)。それから『ULTIMATE BREAKS & BEATS』を教科書代わりに少しずつヒップホップのサンプリングネタを買うようになり、ストーンズやモンキーズ、ルー・リードなど、黒人以外の音楽もネタに使われていることを知り、聴く音楽の幅が一気に広がりました。


林;おお、すごく正しいパターンですね。


小栗;フリー・ソウルのブームもあって、60~70年代の音楽をジャンルレスにいろいろと。その頃、カエターノ・ヴェローゾとガル・コスタの『DOMINGO』に出会い、ブラジル音楽も聴くようになりました。最初はボサノヴァから、徐々にサンバ、ソウル、ロック、と。ブラジル音楽にはそれまで聴いてきた音楽のエッセンスが、ヒップホップでさえ、すべて集約されていて「なんて貪欲な国なんだ!」とずいぶんのめり込みました。


林;小栗さんの場合、根っ子がヒップホップっていうのがすごく大きそうですね。大学の時に今の仕事に影響がある何かはありましたか?


小栗;環境的な変化としては、大学3年のときにリブロ池袋店でアルバイトを始めました。バイト仲間にはなぜかバンドマンが多かったですね。これが今に繋がるかどうかは業態が異なるので微妙なところですが、書店業界、ひいては出版業界の現状を流通面から知ることができたのは貴重だったと思います。大学卒業後は1年ほどリブロでバイトを続けた後、縁あって雑貨店をチェーン展開している会社に2001年2月に就職して、2014年3月までお世話になりました。


林;そうなんですか。伝説のリブロ池袋店でバイトされたんですね。


小栗;そして大学4年のとき、美術作家の永井宏さんと出会います。永井さんは80年代に雑誌『BRUTUS』で編集者として音楽ページを作ったり、フォークシンガーの中川五郎さんとバンド活動を行ったりしていた人で、一部のマニアの間ではNRBQを日本で初めて文章にした人としても知られています。出会った当時、永井さんは『12Wat er Stories Magazine』という雑誌の編集長をしながら文章を通して表現するワークショップを主催していました。ワークショップはその編集部で行われていたので、編集者志望でもあったぼくは下心を持ちつつ通うようになりました。その下心が叶うことはありませんでしたけれど(笑)。


林;編集者志望だったんですね。全然、今からでも「ウサギノフクシュウ出版」ありなんじゃないですか。


小栗;永井さんは基本的にはフォークの人なんですが、ギャビン・ブライアーズやペンギン・カフェ・オーケストラは永井さんから教わりましたし、スフィアン・スティーブンスなんかもかなり早くから聴いていました。60年代からずっと、リアルタイムで音楽を聴き続けている人でした。ぼくは黒人音楽を中心に聴いてきたわけですが、永井さんと出会ってからはフォークやシンガー・ソング・ライター中心の聴き方にガラっと変わるくらい 影響を受けました。


林;そういう大人に出会うのって本当に人生に良いですよね。


小栗;その永井さんが亡くなられたのが2011年4月のことでした。生前、葉山・一色海岸のアトリエを改装して本屋にするという計画があって、ぼくはその手伝いをしていました。残念ながら永井さんには本屋の完成をお見せできなかったのですが、ぼくも含めた有志で期間限定ながらオープンしようということになりました。それが『一色海岸書店』です。約2ヶ月間という短い期間でしたが、この経験を通して自分の店を持ちたいという気持ちが強くなりました。40歳 を数年後に控えて、本屋をやるなら今しかないと思い、2014年に会社を辞めました。その時点で具体的な計画はまだ白紙状態で、今思えばかなり無謀でしたね。


林;え、会社を辞めた時点は白紙状態ってすごい無謀...


小栗;物件探しから始めるわけですが、イメージしていたのは東横線沿線の、学芸大学を中心としたエリアでした。以前住んでいたこともあり愛着と土地勘もあったので。ところがいざ店舗物件を探してみると住宅地だからか思いのほか商業物件が少ないんですね。これは完全にリサーチ不足でした。出てくるのは駅から遠かったり個人では借りられないような家賃の物件ばかり。そんな中、ふとした縁でHADEN BOOKSの林下さんと出会い、2,3ヶ月の間物件探しをしながらお店のお手伝いをさせていただきました。HADEN BOOKSへ行ったことがある方はご存知かと思うんですけれど、林下さんの接客ってものすごく丁寧でお客様に寄り添っているんです。短い期間でしたがその姿勢を近くで見られたことは、接客経験がなかったぼくにはとても貴重な時間でした。


林;林下さんの接客って本当にすごいですよね。で、どうなりましたか?


小栗;結局、学芸大学周辺では物件が見つからず鎌倉に店を出すことになるんですが、これもまた縁というか。友人が鎌倉でsahanというお茶とごはんの店をやっているんですけれど、そこには飲食スペースとは別にギャラリースペースがあったんです。sahanでごはんを食べながら物件探しが難航しているという話をしていたら「じゃあ、ギャラリーで本屋やってみる?」と提案してくれたんです。鎌倉に店を出すということはまったく考えていなかったので一度は断りました。でも 後ろ髪を引かれるものがあり、友人に相談したりしているうちにだんだん鎌倉という場所が現実的に思えてきました。本屋で買った本を読みながらsahanでコーヒーを飲んで、というのもいいんじゃないかと。


林;なるほど。


小栗;結果的には鎌倉でよかったと思っています。本屋として考えると5坪という広さは物足りないんですが、その分来店してくださった方を大事にして、1冊ずつ丁寧に販売しようと。オープン当初はそのさじ加減がわからずに来店されたお客様みんなに話しかけていたので、今考えるとちょっと鬱陶しかったかなと思います。現在はもうちょっと距離を保つというか、お客様の様子を伺いつつお声がけさせていただいています。


林;距離間、難しいですよね。店名の由来は?


小栗;店名のことは今でもよく質問されます。漢字をあてると「兎の復讐」なんですけれど 、これは永井宏さんの著書のタイトルからいただきました。ブローティガンの『芝生の復讐』という詩集へのオマージュとして書いた詩のタイトルです。永井さんと一緒に店名を考えたかったのですがそれが叶わなくなってしまったので。"復讐"と聞くと物騒なイメージですが、もう1冊『優雅な生活が最高の復讐である』というタイトルの本があり、この言葉はスペインの諺でもあるんですけど、デジタル化が進む時代の中で敢えて古本を売るという行為はちょっとした復讐行為なんじゃないかと思えて。この3冊が店のアイデンティティになっています。


林;おお、『優雅な生活が最高の復讐である』もコンセプトに入ってましたか。では、これみんなに聞いているのですが、これからの音楽はどうなると思いますか?


小栗;最近はまたレコードがブームなんですね。さらにカセットテープまで。ぼく自身は物質的な世代なので、音楽を手にいれる手段としてはレコードが好きです。でも聴くとなるとデータ化してiPhoneに取り込んでいるわけです。だったら最初からデータ配信で入手するのがいちばん手間もかからずにスマートなんですけれど、それにはまだ少し抵抗があります。CDですら最近やっと抵抗がなくなったばかりなので。しかしこれは慣れの問題かなとも思います。デジタル化はますますいろんな分野で進むでしょうし。でも一方でアナログなものというのは、本もそうですけれど、これからも残っていくとは思っています。相対的に価値を高めながら。また、それが自分の役割だとも思っています。レコードや本っていうのは背伸びの道具だと思うんです。学生とか若い世代の人たちにレコードで音楽を聴いたり本を読むことがかっこいいんだと思ってもらえたらと。


林;なるほど。それでは今後の計画なんかを教えていただけますか?


小栗;2014年の6月にオープンしてからそろそろ2年になります。これ までも朗読会や作家さんを招いての展示などを行っていましたが、3年目はより積極的にイベントを行っていけたらと思います。書評など原稿の依頼も承りますのでよろしくお願いします(笑)。


林;これを読んでいる編集者さん、是非! さて、みんなが待っている選曲に移りますが、テーマは?


小栗;テーマは「音楽と文学」です。読書時間を彩ってくれる音楽を外国文学の作家になぞらえてみました。強引なところは暖かい目で見ていただけるとありがたいです(笑)。


01. 月の光 - 冨田勲

小栗;シンセの鬼才がアレンジしたドビュッシーの代表曲、あまりにも心地よすぎる浮遊感はサン=テグジュペリ的スペースオペラ風味。

林;なるほど。富田勲のこれがサン=テグジュベリですか。こんな感じで続くわけですね。期待大です!


02. マ・メール・ロワ - 坂本龍一

小栗;ひばり児童合唱団のコーラスが硬質なシンセの音色に無垢な響きを添える、どこに向かっても出口の見えないブラッドベリ的迷宮世界。

林;おお、これとブラッドベリ! なるほどです。


03. Teodoro Anzellotti - Petite Ouverture A Danser

小栗;イタリア生まれのアコーディオン奏者・テオドロ・アンゼロッティが演奏するサティの佳曲は良質な、レイモンド・カーヴァーの短編小説のような味わい。

林;へえ。このアコーディオン奏者、知りませんでした。この「間」がなんとなくカーヴァー的ですね。


04. Al Cantor - Federico Arreseygor

小栗;コンテンポラリー・フォルクローレ・シーンで活躍するピアニスト、フェデリコ・アレセイゴルの演奏するたゆたうような旋律は、サリンジャーの描いた永遠の少年、ホールデン・コールフィールドのみずみずしさ。

林;あ、そういえば以前、このアーティストのCDを扱っているNRTの成田さんと来店されたことがありましたね。フェデリコ・アレセイゴル、良いですよねえ。これと、ホールデン・コールフィールド!


05. Toninho Ferragutti - Trilha feita a lápis

小栗;ドミンギーニョスの後継者と言われるブラジル人アコーディオン奏者、トニーニョ・フェハグッチ。ダンスカンパニーから依頼された楽曲を発展させて制作されたコンテンポラリー色の濃い1曲は、ヘミングウェイが描いたパリの日々に訪れる黄昏。

林;僕、この人、このアルバム大好きなんです。うーん、これとヘミングウェイのパリ! 小栗さん、素敵です。ほんと、そんな感じですね。


06. Kronos Quartet - Peace Piece

小栗;初めから弦楽四重奏のために書かれたといってもいいくらい堂に入った演奏は、例えるなら狂気をはらんだフィッツジェラルド的静謐さ。

林;うわ、確かに、「初めから弦楽四重奏のために書かれたといってもいい」って言葉、納得です。これが、フィッツジェラルド! 小栗さん、今回の選曲、個人的にツボに入りまくりです!


07: Gavin Bryars - The Sinking Of The Titanic

小栗;タイタニック号の甲板上で演奏し続けていた楽団員たち、彼らが最後に演奏していた賛美歌。深く海の底へと沈みゆく船のイメージが誘う、カフカ的物語の深部。

林;おお、ギャビン・ブライヤーズのこれがカフカ! うわああ。


08: Piano Phase - Steve Reich

小栗;2台のピアノで同時に演奏を始めた12音からなる音列。一方が速度を上げていくことで生じる、ズレがもたらす緊張感と揺らぎ。そして連想されるのはアメリカ大陸を東から西へ、西から東へとさまよった放浪の作家、ケルアック。

林;ライヒとケルアック、イメージだけで考えるとすごく遠い感じがしますが、音を聞くと確かにすごく同じ世界です。うわあ。小栗さんすごいです。


09: Lou Reed- Street Hassle

小栗;タイトルを直訳すれば『街のいざこざ』。陰翳と知性を内包した都市に生きる、人間の暗部を覗き込むような詩世界が彷彿とさせるのはピンチョン世界的物語。

林;ルーリードのこれとピンチョン! カッコいい!


10: Blue Monk - Terry Adams & Steve Ferguson

小栗;NRBQのテリー・アダムスと初代ギタリスト、スティーブ・ファーガソンによるセロニアス・モンクのカバー。ヴォネガットが綴る物語のようにシニカルとユーモアに溢れたギターとピアノの軽快なアンンサンブル。

林;NRBQは名前だけ知ってたのですが、こんな最近の演奏があるんですね。小栗さん、すごくいろんなの聞いていますね。これにヴォネガット。なるほど。


小栗さん、今回は本当にお忙しいところどうもありがとうございました。
ヒップホップの話から始まり、音楽と文学をあわせた選曲、新鮮でした! 
みなさん、鎌倉にお立ち寄りの際は是非、ウサギノフクシュウさんへ。良いお店ですよ。

ウサギノフクシュウ公式HP
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ゴールデンウイーク、真っ只中ですね。あっという間に初夏がそこまで来ている陽ざしです。
みなさん、本を片手に音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。
それではまたこちらのお店でお待ちしております。


bar bossa 林伸次


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【林 伸次 近著】

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東京・渋谷で20年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けている林さんだから知っているここだけの話。


「bar bossa」アーカイブ

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bar bossa information
林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。

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