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bar bossa vol.63

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vol.63 - お客様:花田勝暁さん(LATINA)


【テーマ:前向きに生きようと思えた個人的な10曲】



いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

今月はLATINAの編集長、花田勝暁さんをゲストに向かえました。


林;こんばんは。まずお飲物はどうしましょうか?


花田;季節のフルーツのカクテルをお願いできますか。


林;かしこまりました。では今は梨の新高があるのでそれにしますね。


花田;お願いします。


林;それでは早速ですがお生まれと小さい頃の簡単な音楽環境みたいなものを教えてもらえますか。


花田;青森県の五所川原市というところで、1982年に生まれました。姉が2人いるのですが、姉たちが習っていたので、小学校に上がったくらいからピアノを習っていました。近所にピアノ教室をやっている先生がいたんですが、習い始める時に約束してもらったのは、発表会には出なくていいよねってことでした。もうその頃にはすでに人前に出るのが嫌だったんですね。性格って変わらないですね。


林;(笑)初めて買ったCDは何ですか?


花田;父がCDコンポを買ってきたので、自分でCDを買おうと思って初めてお小遣いで買ったのは、ウッチャンナンチャンの番組で結成されたユニットのシングルCDでした。小学校3年生か4年生の頃です。あんまり発展しない話で申し訳ないくらいですが。


林;確かにうまくリアクションが返せない選択ですね。他はどういうのを聴いてましたか?


花田;長女とは5歳離れているんですが、長女は音楽が好きで、長女の聴いているものを一緒に聴いていました。最初はヒット・チャートのポップスであまり覚えていないですが、僕が小学校高学年の時に、長女が小沢健二を中心に渋谷系にはまりだして、そこからは僕ものめり込んで音楽を聴くようになりました。渋谷系のアーティストのインタビューで海外のアーティストの名前がよく出てくるので、同時代の洋楽を聴くようになりました。小6の時に最初に買った洋楽雑誌は、今でも手元にあります。


林;なるほど。お姉さんが77年生まれということはちょうど渋谷系ど真ん中ですね。花田さん、ちょっと趣味が年齢より上だなあと思っていたら、そういう経緯があるんですね。中学に入ってどうなりましたか?


花田;中学校に上がったくらいに、ピアノ教室をやめて、ギター教室に通って、ギターを習い始めました。ギターを弾くというのでバンドに誘われたりもしましたが、当時、ディスコガイド本片手に、古い洋楽名盤を取り寄せて聴くという中学生で、やりたい曲が違うので、結局バンドをやることはありませんでした。それは高校生になってもそうでした。でも、宅録には興味があって、カセットのMTRとか録音できるMDプレイヤーを買って、録音したりはしていました。


林;あ、ピアノ以外にギターも習ったんですね。


花田;中学生の時にクロスビートとロッキンオンを愛読して、スタジオボイスを買っては内容はよくわからないけどずっと眺めていました。高校生の時はロッキンオン、ロッキンオンジャパン、ミュージック・マガジンを読んでいました。


林;中学でそれはマセてますね。どのあたりを聴いてました?


花田;中高校生の時に、古い名盤じゃなくて、リアルタイムに聞いていたのは、ブリティッシュ・ポップ/グランジからシカゴ音響派/コーネリアス・フィッシュマンズという感じです。でもやっぱり古いものの方が好きで、ビートルズ、ビーチボーイズ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドがヒーローでした。これらの音楽を自分がほぼ聴かなくなる日が来るとは思わなかったです。当時、自分自身の宅録音源のユニット名(笑)には「banana&apples」と名付けていて(ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのあのジャケと、ビートルズのレーベルのこと)、1stアルバムのタイトルは『ピーチ』(ビーチボーイズのビーチから)にしようと決めていました。


林;(笑)音楽のことがわからない人だと、すごく「果物好き」だと思われちゃいますね。高校はどうでしたか?


花田;進路についてというか、大学で何を勉強するかということは、本当にすごく真剣に悩んで。ぼくは本当に田舎で育って、そうすると、東京にこんなに沢山の仕事があるってことは全然知らずに育つんです。

親は、田舎でも普通に存在する医者とか教師とかになってほしいという感じで、なるべく可能性も潰さない為に高校で文理選択で理系を選んでいたりした自分もいたんですが、悩んで悩んで、当時好きなレコーディング・エンジニアがいたり、シカゴ音響派の全盛期だったりして、「ぼくはレコーディング・エンジニアになりたい」と思って、音響設計学科という珍しい学科を受験しました。楽に入れるところではないんですが、勉強は真面目にしていたので、模試の判定とか学校の先生や数学塾の先生からは通ると思われていたんですが、本番に弱くて受験に失敗しました。

それで、当時、2番目の姉が住んでいた京都に行って、1年間真面目に浪人して、模試の成績では受かりそうだったんですが、また本番に弱くて失敗して、後期で滑り止めで受けた同じ学部の情報系の学科に入りました。


林;レコーディング・エンジニア志望が情報系の学科に入ったんですね。


花田;そういう大学だったので、パソコンで打ち込みで音楽を作るサークルがあって、そこに入って自分1人で完結するスタイルで音楽を作って、サークルの発表会で発表したりしていました。学内のイベントの音楽とか作ってました。エレクトロニカとか、フォークトロニカを聞いていて、そんな真似事を。VOCALOIDとかがが出始める前でした。すごくはまっていましたが、ブラジルに留学することにして、研修にかかる時間も多くなって、イベント用に頼まれて作るだけになっていきました。


林;おっとブラジルが突然、登場しましたね。その辺りを詳しく教えてもらえますか?


花田;まず、ブラジル音楽との出会いですが、高3の時です。当時、カエターノ・ヴェローゾやマリーザ・モンチのアルバムが、愛読していたミュージック・マガジンで高い評価を得ていたり、好きだったシカゴ音響派の人たちが影響を受けた音楽家としてブラジルの音楽家の名前を挙げていて、興味を持ちました。


林;なるほど。


花田;当時それぞれ最新作だったカエターノ『リーヴロ』とマリーザの『アモール、アイ・ラヴ・ユー』は本当によく聴いていて、通学のバスの中でウォークマンで聞きながら、一緒に乗っている人に、どうにかこのアルバムを聴いてもらいたいなあと思っていました。「人間スピーカーになりたい」って思っていました。ブラジル音楽との出会いは、サンバやボサノヴァではなく、ロックの延長上で聴き始めたMPBでした。


林;あ、僕もMPBからです。


花田;そういうわけで、大学生になってからもブラジル音楽も沢山聴いていた中で、ブラジルに1年間インターン留学できる制度のポスターを見かけたんです。高校の英語の先生が「20歳までに留学した方がいい」って言っていた言葉が気にかかっていたのと、英語圏以外に留学したいなあという思いがあったので、ブラジルに行くのもいいなと思いました。応募して、研修を経てブラジルのリオに行きました。学校ではポルトガル語を勉強してないですし、研修での語学研修の割合も少ないので、言葉は、ほぼ上達しない状況で出発しました。初めての海外経験がリオでの1年間だったんですが、そこでとても新鮮な経験ばかりしました。


林;うわー、すごいですね。


花田;リオでの生活のことをブログとかSNSに書いていたんですが、当時からラティーナに寄稿されていた佐々木俊広さんというライターの方がリオに来ている時に、コパカバーナのホーダ・ヂ・サンバを見ている時に偶然知り合って、佐々木さんが僕やそのブログのことを、当時ラティーナで編集とブラジル担当をしていた船津亮平さんに伝えてくださったことが、ラティーナで働かせてもらえることにつながりました。


林;そんなきっかけですか。それは面白いですね。


花田;留学から戻って大学4年生の春でしたが、その年の秋には東京に部屋を借りて福岡から東京に引っ越して、ラティーナでアルバイトして働いていました。

「20歳までに留学した方がいい」って言っていた先生の真意としては、語学の面で上達が違うからって意味だったのかと思いますが、ぼくがブラジルに行って得た経験って何だったんでしょう。その後の進路にあまりにも大きな影響があるので...。


林;ブラジルって人の人生を変えますね。


花田;語学についての面だけでも、何語でもいいですが、日本語以外の言語で情報を得られるって、プラスなことだと思います。精神的な面でも、離れた国のことを寂しく思ったり、離れた国の人が気にかけてくれたりするってことで、人生が多層的にもなるかもしれません。ここではないところに、自分の思い出の場所や人があるってことが、人生に悪い影響を与えるってことはないと思います。日本以外でも生きられると思うと、日本の生活で弱ってしまった時にも、踏ん張ってみようと思えるじゃないでしょうか。


林;ああ、それは素敵な考え方ですね。ここではないところに、別の自分の場所があるって確かに人生を豊かにします。さて、これはみんなに聞いているのですが、これからの音楽はどうなると思いますか? 


花田;ぼくは、音楽業界が良かった時というのを知らない世代なんです...。望みとしては、ぼく自身は90年代のワールド・ミュージック・ブームっていうものは体験してはいないですが、「ワールド・ミュージック」を聴いているってことが、また、素敵なライフスタイルの姿であるって状況が戻ってくればいいなと思っています。自分の文章ではブラジル音楽を紹介することが圧倒的に多いですが、ブラジル音楽に限らず、世界各地の音楽を聴くことがもっと普通のことになってほしいと思っています。


林;本当にそうですね。お仕事期待しております。これからはどうされるご予定ですか? 


花田;あまり予定という予定もないですが、ラティーナの編集をしている限り、より良い音楽雑誌を目指して、頑張りたいと思っています。ぼくはやっぱり、世界中から色んな才能がどんどん登場する「ワールド・ミュージック」が今後も一番面白い音楽の1つであり続けると思っていて。さっきも言いましたが、「ワールド・ミュージック」を聞いていることがもっと普通のことになって、ラティーナを読んでいることも、もっと普通のことになればいいなあと思います。あと、仕事と離れたところでは、博士論文を完成させたいのが目下の目標です。


林;なんだか花田さんらしい真面目なご予定ですね。それでは選曲に移りましょうか。テーマは何でしょうか?


花田;「前向きに生きようと思えた個人的な10曲」です。


林;前向きに生きようと思えた曲ですか。楽しみですね。


01. Nick Drake(ニック・ドレイク)「Time Has Told Me」(1970)

花田;26歳で夭折したイギリスの天才シンガーソングライターの残した歌に、音楽を本格的に聴き始めてすぐに出会い、この歌はそれから10余年自分の心の支えとなったんでした。「〜〜時がぼくにこうも教えてくれた/これ以上求めていけない/ぼくらの大海原も/いつかそのうち岸辺に辿り着ける//だからぼくは自分がほんとうになりたくないものへと/自分自身を追い込むような生き方をやめることにしよう/自分がほんとうは愛したくないものを/愛さざるをえなくなるような生き方をやめることにしよう〜〜」という歌詞です。


林;ニック・ドレイクが1曲目ですか。ラティーナ読者は驚いてそうですが、花田さん、お好きそうですね。


02. Joy Division(ジョイ・ディビジョン)「Love Will Tear Us Apart」(1988)

花田;人生で一番繰り返しクリップを見た曲なのではないかと思います。PVが特別なんかすごいわけじゃないんですが、ヴォーカルのイアン・カーティスに見入ってしまって。当時、ロッキング・オンの渋谷陽一さんのやっている「ミュージック・サテライト」というBSのテレビ番組があって、それを姉がいつも録画してくれていてその中で紹介されたこの曲のクリップを、中学生時代繰り返し繰り返し見ていました。ブラーとかオアシスのPVが流れる中で、とりわけこの曲がすごく引っかりました。曲の内容は、愛がまた2人を引き裂くってことで、中学生には全く無縁の内容なんですが。イアン・カーティスも23歳で夭折してしまったミュージシャンです。


林;中学生の時にジョイ・ディヴィジョンにはまったっていうのも青森では浮いていたのではと想像します。今度、お姉さんの話を聞かせてください(笑)。


03. Robert Wyatt(ロバート・ワイアット)「Free Will and Testament」(1997)

花田;ソフト・マシーンのドラマー兼ヴォーカリストだったのが、事故によりドラマーとしての生命は絶たれたが、その後は、独特の魅力を持ったヴォーカルスタイルのシンガーソングライターとして活動しているロバート・ワイアット。彼の作品は後追いでも集めて、広く触れましたが、リリース時に聴いたこのアルバムが、ぼくにとって一番聴いたアルバムとなりました。「自由意志および遺言」というタイトルの曲で、今読み返しても、歌詞の意味は不可解な部分が多いですが、この澄んだ歌声に耳を澄ましている時間は、とても特別な時間でした。


林;こういう選曲だとロバート・ワイアットももちろんお好きそうですね。今回の花田さんの選曲を聞いて、「ラティーナ、買ってみようかな」って感じている人、多そうです。


04. Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)「Sunday Morning」

花田;ヴェルヴェッツ関連から何か選ばないと嘘のような気がしたので1曲選びます。ビートルズと、ビーチ・ボーイズと、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドは、思春期の僕にとっての教科書で、とりわけヴェルヴェット・アンダーグラウンドに憧れていました。テレビジョンやギャラクシー500だとか、ヴェルヴェッツに影響を受けたヴェルヴェッツ・チルドレンの音楽も大好きでした。


林;こういう音楽の世界観って誰も指摘しないけど、天才ルー・リードがある日突然この世界に描いたすごい感覚だと思います。


05. Caetano Veloso(カエターノ・ヴェローゾ)「Força Estranha」(2011)

花田;タイトルは「奇妙な力」と訳せばいいんでしょうか。人から人へ命が受け継がれている様を歌った歌だと思っています。3.11の後、何の力もない自分と向き合いながら、この曲を聴いて、どうにか力を振り絞っていました。オリジナルは、カエターノ・ヴェローゾではなく、ホベルト・カルロスです。


林;カエターノは何か選ぶとは想像していたのですが、こういう曲なんですね。「力」、不思議な言葉ですが、強い言葉です。


06. Gonzaguinha (ゴンザギーニャ)「O que é, o que é (Viver e não ter a vergonha de ser feliz」(1982)

花田;「人生は美しい」と歌う人生讃歌のサンバ名曲です。「永遠に学び続けることの美しさ(A beleza de ser um eterno aprendiz)」というフレーズがあるのですが、「見習い(aprendiz)」という単語が、一番好きなポルトガル語です。自分の生まれた年の歌だけれど、ブラジルのサンバ系のコンサートでは、今現在、アンコールで最も歌われる回数が多い曲の1つなのではないかと思います。


林;うわ、またまた花田さんらしい言葉を。そうですね。僕たちはずっと学び続けるべきですね。


07: Saigenji「風の轍」(2008)

花田;どんなにダメな人生だったとしても、そういうのを全部含めて肯定してくれる歌で、何度も助けられました。「〜〜生かされている、すべてに//深く息を吸い込んで/風の歌を感じただけ/この奇跡をぼくはずっと守っていく//少しずつでも進んでゆける それがわかった/もう迷わない/なぜならぼくは息をしている/重ねた日々は無駄じゃなかった/なぜならここにいるから」という歌詞ですが、「息をしているだけでそれでいいじゃない」ってことに、この歌を聴くと納得してしまいます。Saigenjiさんには、この歌で紅白に出て欲しいと願ってやみません。


林;紅白にというのすごくわかります。大晦日に、日本語を話す色んな人たちに聞いてほしい歌ですね。


08: ラブクライ(Labcry)「Brave And Strong」(2001)

花田;2000年くらいから関西の「うたもの」バンドが全国的に注目されて、ぼくも羅針盤や空気公団や、このラブクライが大好きになりました。そのブームの時期が、ちょうど京都で浪人生をやっていた1年に重なり、関西のうたものバンドのライブを見られる機会もたくさんありました。羅針盤や空気公団やラブクライの歌には、優しさに溢れた歌がたくさんありました。


林;ああ、京都時代って1年ではありながら花田さんにとって日本の独特の関西文化に触れる時期だったんですね。青森から京都に行くとかなりカルチャーショックでしたでしょうね。


09: 中島ノブユキ「その一歩を踏み出す」(2015)

花田;どんな一歩を踏み出すのも臆病なぼくですが、本当に動けなくなっている時にこの曲を聴くと、何とか一歩前に踏み出そうと思えてしてしまう。音楽の不思議な力を感じる曲です。一体どこからこの説得力のある音楽が生まれてくるのか。中島さんの神秘です。


林;美しいですね。本当に音楽の力強さを感じてしまいます。音楽がこの世界にあって良かったって実感します。


10: 伊藤志宏 3 cello variation 「ペンギンは蝶の夢を見る」(2014)

花田;夢の中で飛ぶことと、実際に飛ぶこと。どちらが価値のあることなのだろうかと考えることがあります。お金を出せは宇宙に行ける日もそう遠くはないようです。伊藤志宏さんには「ペンギンは飛べない」という名曲もあるのですが、飛ぶことを夢見ながら海を泳ぎ続けるペンギンは、とても幸せなんじゃないかと思うのです。


林;今、わかりました。花田さん、ラティーナも論文も大切かと思いますが、自分のための文章を書きましょう。詩でしょうか小説でしょうか。その花田さんの世界観を表現する日を待ってます。

花田さん、お忙しいところどうもありがとうございました。音楽を届けるお仕事の今後、期待しております。


花田勝暁 twitter

ラティーナ公式HP


さて、カボチャ祭りも終わり、いよいよ年末となりましたね。そろそろ2016年を振り返る特集をメディアの人たちも動き出すころですね。忙しい時期ですが、良い音楽をきいて楽しんでくださいね。
それではまた来月もこちらのお店でお待ちしております。

bar bossa 林伸次


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■Bar bossa林さんが選曲したコンピレーションアルバムが11/16リリース!

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■タイトル:『Happiness Played In The Bar -バーで聴く幸せ- compiled by bar bossa』
■アーティスト:V.A
■発売日:2016年11月16日
■レーベル: ユニバーサル ミュージック
■品番:UICZ-1646

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【収録曲】
1.Blossom Dearie / It Might As Well Be Spring
2.Bill Evans / Soiree
3.Paul Desmond / Emily
4.Bill Evans Trio / Elegia
5.Quincy Jones and His Orchestra / Dreamsville
6.Gerry Mulligan / Night Lights
7.Vince Guaraldi Trio / Great Pumpkin Waltz
8.Cal Tjader / Just Friends
9.Shirley Scott/Can't Get Over The Bossa Nova
10.Blossom Dearie / Give Him The Ooh-La-La
11.Burt Bacharach / I'll Never Fall In Love Again
12.NICK De CARO and orchestra / I'M GONNA MAKE YOU LOVE ME
13.Blossom Dearie / Sweet Surprise
14.Beach Boys / Caroline No
15.Burt Bacharach / Alfie
16.Milton Nascimento / Catavento
17.Earl Klugh / The April Fools
18.Danilo Perez/Another Autumn


【林 伸次 近著】

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■タイトル:『バーのマスターは「おかわり」をすすめない 飲食店経営がいつだってこんなに楽しい理由』
■著者:林 伸次
■発売日:2016年9月9日
■出版社: DU BOOKS
■金額:¥1,728 単行本

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「このビール、ぬるいんだけど」とお客さまに言われたら、あなたならどう対応しますか?
その都度悩んで、自ら回答を見つけてきた渋谷のバーのマスターの約20年。
楽しく経営を続けられたのには理由がある!

「バーの重たい扉の向こうには、お客さま、店主、お酒......その他たくさんの物語が詰まっています。ぜひ、あなたもその物語に参加してみてください。」
――本文より


「bar bossa」アーカイブ

vol.1 「モニカ・サウマーゾ」 ・vol.2 高木洋介 ・vol.3 「クリスマス・ソングのボサノヴァ」 ・vol.4 柳樂光隆 ・vol.5 「1960年代当時のブラジルのボサノヴァ女性シンガー特集」 ・vol.6 松原繁久 ・vol.7 「1970年代から1980年代までのブラジルのボサノヴァ女性シンガー特集」 ・vol.8 中村ムネユキ ・vol.9 「現代のブラジルのボサノヴァ女性シンガー特集」 ・vol.10 江利川侑介 ・vol.11 「エレンコ・レーベル」 ・vol.12 田仲昌之 ・vol.13 「ルミアール・ヂスコス」 ・vol.14 定成寛 ・vol.15 寺田俊彦 ・vol.16 白尾嘉規 ・vol.17 「畠山美由紀『rain falls』 プロデューサー中島ノブユキ インタビュー」 ・vol.18 山本勇樹 ・vol.19 「ジノンさん ルシッド・フォールについて」 ・vol.20 大場俊輔 ・vol.21 「ブラジル人と演奏しているアメリカのジャズ・ミュージシャン特集」 ・vol.22 武藤サツキ ・vol.23 「Lucid Fall (The Best of)」 ・vol.24 筒井奈々 ・vol.25 「THE PIANO ERA2013」 ・vol.26 山上周平 ・vol.27 ジノン ・vol.28 東野龍一郎 ・vol.29 林伸次 ・vol.30 中村智昭 ・vol.31 齊藤外志雄 ・vol.32 染谷大陽 ・vol.33 稲葉昌太 ・vol.34 小嶋佐和子 ・vol.35 石郷岡学 ・vol.36 原田雅之 ・vol.37 松本研二 ・vol.38 塚田耕司 ・vol.39 岩間洋介 ・vol.40 中村信彦&真理子 ・vol.41 白尾嘉規 ・vol.42 田仲昌之 ・vol.43 山本勇樹 ・vol.44 新川忠 ・vol.45 川嶋繁良 ・vol.46 田村示音 ・vol.47 山崎雄康 ・vol.48 上川大助 ・vol.49 町田和宏 ・vol.50 林下英治 ・vol.51 シュート・アロー ・vol.52 高橋悠 ・vol.53 沼田学 ・vol.54 庄野雄治 ・vol.55 山本のりこ ・vol.56 渡部徹 ・vol.57 小栗誠史 ・vol.58 相澤歩 ・vol.59 土田義周 ・vol.60 榎本善一郎 ・vol.61 町田洋子 ・vol.62 影山敏彦


bar bossa information
林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。

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